【フレア】

Last-modified: 2025-10-11 (土) 03:09:22

概要

GB・DS作品に登場するFF由来の【魔法】の一つ。【魔法の書】バージョンとして【フレアの書】も存在する。
主に超高温の爆発と閃光で攻撃する大魔法とされ、初期作品ではWSC版サガ1のフレーバーテキストに書かれているように核エネルギーの魔法という設定もあった。そのため一部の海外版FFでは『NUKE』という名称になっている作品も存在する。
 
本家FFシリーズでは、初代FF1でこそ攻撃魔法の中で最高位の無属性全体魔法というポジションだったが、その後の作品では単体攻撃専門になったり、【メテオ】やアルテマといった更なる高位魔法が登場したり、システムの都合で一般の属性魔法に追い抜かされたりと立場があまり安定しなくなる。
対して、こちらでは基本的に「最強の無属性全体魔法」であったFF1の頃のフレアをベースとしているため、魔法系攻撃手段の中でも特に高威力かつ貴重な無属性全体攻撃とされることが多く、本家に比べて高めの地位で安定している。
また、DS版サガ2では【連携】による派生形としていくつかのフレア系上位魔法も登場したが、そのうち【ニューフレア】【アルティメットフレア】はFFシリーズには無いサガ独自の派生形である。
 
なお、DS版サガ2・3では、後にサガ独自の術体系の中で生まれた最高位魔法である【クリムゾンフレア】との共演も果たした。
しかし、両作品でのクリフレは【ファイア】【ファイアの書】から派生する火属性魔法の最上位という位置付けであり、残念ながらフレア系との直接の繋がりは存在しない。

サガ1

テキストかくゆうごうで だいばくはつを おこす
系統回数AP属性範囲効果
魔法攻撃38/6-全体-

【リッチ】【アスタロート】といった高位モンスターが覚える他、敵サイドでは【アシュラ】やラスボスの【かみ】が使う。
フレアの書とはエフェクトが若干異なり、こちらは爆風のみが起こる。
特に神の切り札というイメージが強く、HPが減った戦闘終盤に放ってくるほか、こちらが逃げようとした場合やなかなか一定のダメージを与えられない場合は規定ターンにぶっ放してくる(【かみ】を参照)。
真の塔で一旦外に出ようとすると帰り道で強敵にエンカウントしまくることといい、神は興覚めなことをされるのが嫌いなようだ。

サガ2

特殊能力

レベル系統回数AP属性範囲成長効果
10魔法攻撃
遠隔攻撃
510魔法敵全体魔力-

【エスパー】が覚える最強の全体攻撃魔法だが、【フレアの書】の方が火力・使用回数ともに勝っている。
最高火力を出したければ魔法書の方だし、普段使う用としては【サイコブラスト】の方が使い勝手が良いかもしれない。
モンスターでは【アスタロート】(悪魔系)、【リッチ】(骸骨系)、【タイタニア】(妖精系)とLv11の3種、そして【はにわ】が使える。
【アポロン】が使うのは後述の別タイプのフレア。

アポロン専用

系統回数AP属性範囲成長効果
魔法攻撃58魔法敵全体魔力-

サガ2DS

テキスト世界をほろぼす力を持つ究極の全体魔法
レベル系統回数AP属性範囲成長効果継承
10魔法攻撃510-敵全体魔力--

今回は【アポロン】もこのフレアを使ってくるようになった。
ほかにも【いじわるな妖精】など使い手がかなり増えている。
【全てを破壊するもの】に使われると、半端な魔力では最大HPから一撃死させられる。
こちらが使った場合、使用回数の少なさは当然だが、【サイコブラスト】に比べて連携が圧倒的に繫がらない。

サガ3

レベル系統価格MP分類威力属性対象効果
8黒魔法2500036魔法攻撃270-敵全-

【モズマの町】でのみ販売されている。
購入以外の入手方法は存在しない。
 
【バイオ】【ホーリー】の上位魔法であり、耐性を考慮せずに使用することができる。
特にホーリーには、同じ店で同価格で販売されているにもかかわらず攻撃力だけ勝っている。
一方、更なる威力で無属性全体攻撃を行える古魔法【アシュラ】が登場したことにより、こちらでも最強魔法の座を奪われることになってしまった。
とはいえ、あちらは個数限定の魔法石を消費する上、その都合で【ボルボック】打倒以前は1つしか入手できないため、2つ目を入手するまでの繋ぎとして購入するのも良い。
また単純に「個数無制限に入手できる、耐性無視の全体攻撃手段」ということで、【エスパー】以外の仲間(除【ロボット】)にも持たせ、アシュラと組み合わせてザコ退治に活用することもできる。

サガ3DS

タイプ連携範囲属性威力習得アイテム(使用回数)速度成長効果
古魔法/魔法攻撃敵全体魔法±0古の魔法辞典(1)、永久の魔法辞典(1)C-
タイプ連携範囲属性威力対応能力(使用回数)速度成長効果
魔法攻撃敵全体魔法+20古/1・2(昇)--

GB版では【黒魔法】の最高位というFF風の扱いであったが、今回は魔法体系の刷新により【古魔法】の中に組みなおされた。
フレア系の派生魔法は削除され、連携昇華の【アシュラ】が直接の上位魔法となった。
味方サイドはモンスターの特殊能力として習得できず、エスパー等が魔法辞典を経由した場合のみ使用できる。
 
古系の中では最下級に位置付けられるが、古魔法の威力はアシュラを除き一律85(武器性能85+技補正0)となっており、特別弱いわけでもない。
そもそもAP倍率85という性能そのものが本作最高峰であり、これ以上の倍率は【七支斬】(85)・【明王不動剣】(87)・【グランドスラム】(パンデモニウムで86)・【天地崩壊】(90)・そしてアシュラ(105)の5種類しかなく、しかもコスト1という軽さ・全体という広さ・連携可という取り回しを併せ持つのはこの技のみ。
そのうえ【魔法属性】以外に余計な属性を持たない全体攻撃であり、複数種の敵が混じるパーティが相手でも面倒なことを考えずに一掃できるため、古魔法の中でも特に使用機会が多くなるだろう。
(むしろ、極悪コスパを飲んだ上で熟練度と属性強化を積んだり弱点を突いたりといった特化運用をしなければ、基礎威力がフレアと同等の属性付き高位古魔法の出番はないともいえるが)
ただし、古系魔法辞典自体のは耐久度上限が低く、リチャージ代もクラウドの町で売られている水晶並みなので安くないことには留意したい。
一見手軽だからと言って雑魚戦を全部これで済ませようとすると流石にコスパが気になってくるため、適宜基本の属性魔法とも使い分けたい。
 
使用回数の少なさは、ほかの魔法辞典と比べれば少ないが、連携前提なら武器と比べても実は悪くない回数を使える。
武器の場合は連携前提だと最低でもコスト2の技が必要なので、武器でいうところの使用回数60に相当する継戦能力はある。
ただ、それ以上に強さが目立ち、かつ非常に便利であるため、単純に使える回数以上に消耗しやすい印象は否めないため、雑魚戦とボス戦を通しで使うつもりなら予備も抱えておくといい。
 
もう1つの強みは、全体攻撃ゆえに【魔法反射】の影響を受けないという、GBシリーズ伝統の様式を受け継いでいること。これが道中で使いやすい理由の1つでもある。
【性悪ピクシー】【性悪シルフ】の意地悪コンビや、【船長】【艦長】【艇長】【提督】の酒盛りカルテットのようにボス戦でも厄介な組み合わせはあるため、魔力に優れたメンバーがいるならそういう意味でも活躍が大いに期待できる。

SEB

             性能       効果
モンスター技
敵専用
BP4対象敵単命中-リザーブ解除
ガード不可
威力54属性速度0
参照知・集連範5

【はにわ】系の技に。こちらのガードは貫通する癖に相手には行動前ガードがついている。余程熱耐性を固めているのでなければ体力の半分は確実に持っていかれる恐ろしい技。
属性やリザーブ解除の都合ガード不可の【インタラプト技】【カウンター技】で攻めることも出来ない。
逆に勝てるかどうかギリギリのパーティだとフレアを多用されないだけで楽になる。【再挑戦】を連発して運に任せるのははにわに限らず多くの強敵に有効。
元々FF系の魔法は、初代サガシリーズのキャラクターのみが扱える特権的な要素があるため、こちら側は吸収して使えない。

ISEC

カテゴリ分類効果
基本行動敵全:威力32~160
特殊能力敵全:威力37

RSU

体術技

系統タイプ距離接触行動順範囲属性威力BPLP効果
体術技攻撃間接-敵全体B13~10--
習得スタイルSS[伝説の出現]はにわ

体術技特殊タイプ(知)

系統タイプ距離接触行動順範囲属性威力BPLP効果
体術技攻撃間接-敵全体B13~10-※体術技特殊タイプ(知)
習得スタイルS[あたらしきかみ]アポロン、S[めがみ、でいいわよ!]めがみ