RS2
【アバロン宮殿】にいる青服を着た帝国の官僚。【皇帝】に対し様々な情報の提供を行ってくれる。
要するにモブキャラだが、【バレンヌ帝国兵】と同じくロマサガ2のゲーム進行において欠かせない名脇役。
しかし呼び名が明確に定まっておらず、特にゲーム内では一切呼称がないため、プレイヤー間での呼び方もまちまち。
公式に使われているのは「参謀」*1、「情報官」*2。
帝国の収入、財政、戦闘回数(リマスター版のみ)を教えてくれるほか、帝都以外で何かしらの事件が発生している場合はその出来事について簡単に教えてくれる。
帝都以外では、【ティファール】にも【宝石鉱山】を管理する参謀が出現する。
【冥術研究所】でも参謀の色違い(黒)の人物が【冥術】を教えてくれるが、正体は不明。
【カンバーランド】の大臣【サイフリート】も参謀の色違い(ピンク)。
RS2R
「文官」名義になった(本作では台詞表示に名前欄があるため、ゲーム中で明記される)。
なお、【帝国記】やデータロード画面のあらすじなどでは「情報官」という呼び方もされる。
原作と同じ青色の服に身を包んでいるが、緑色の服装をしたカンバーランド王国の文官もおり、カンバーランドを制圧していると【アバロン】に出張しにくる。
フルボイス化に伴い皇帝のセリフが大幅に減ってしまった都合上、原作版で皇帝のセリフだったものを文官が発言する場面も少なくない。
分かりやすい例でいえば術研究所などの施設の提案や、【運河要塞解放】を【キャット】に協力してもらった際の褒美を与える場面(「抜け目ないな」という発言まで彼が行う)。
それ以外で印象的なのは、最終皇帝の代で【コムルーン火山大爆発】の件で引責辞任しようとしていたところを懸命に説得するイベントが追加されていることだろう。
なかなか条件的に見られないイベントであるが、文官好きであれば必見といえるイベント。皇帝より有能といわれることも。
ただ、タームの餌食にされる場面もリアルに描かれているので苦手な人は注意しておこう。
その他、本作のエンディングのラストシーンでラスボス戦に参加したパーティメンバーが元皇帝を迎えに来る場面があるが、この時パーティメンバーが最終皇帝のみ(ラストバトルで最終皇帝以外が全員死亡した場合も含む)だった場合、なんと文官が迎えに来るというサプライズが発生する。
つまり、エンディングの大トリを飾るという大役を担う立場となり得るのである。
こちらも普通にやってるとまず見ることはできない上特にセリフがあるわけでもないが、既に皇帝ではない彼(彼女)に今も仕えている事が分かると共に、皇帝にとってなくてはならない存在だったことを改めて認識させられるシーンである。
単に誰も迎えに来ない状況だと締まりが悪いから宛がわれただけと言ってはいけない