【クィーンの復讐】

Last-modified: 2025-08-16 (土) 01:49:08

RS2

【最終皇帝】限定イベントの一つ。「女王アリの復讐」名義。
新たなタームの女王である【リアルクィーン】を倒すのが目的であるが、このイベントの大きな特徴は条件を満たすと特にイベント開始の合図などはなくひっそりと発生して徐々に進行するという点。
詳細は後述するが、途中でこのイベントの発生に気付く機会がほとんどないため初見では大抵気付かないまま最終段階に至ることになる。
 
具体的なイベントの開始条件は

  1. 【最終皇帝登場】開始
  2. 【白アリ軍団の襲来】【クィーン】を撃破

の両方を満たして【玉座】に座ること。
 
なお、【皇帝継承】時に最終皇帝は玉座から立ち上がるような動きをするが、そのまま再度玉座に座らなければこの時点ではイベント開始にならない。
一方で、皇帝継承後に毎回玉座に座って「【ふー】」するタイプのプレイヤーであればこの時点でイベントが開始することが多い。
 
ちなみに、イベントさえ開始すれば【アバロン】【地下墓地】の墓石が動かせるようになっている。
墓の中はタームの巣穴になっており、奥にはかつてサバンナの【白アリの巣】の深部にあったような巨大な繭が見える。最深部でリアルクィーンを撃破すればイベントクリアとなる。

イベントの進行度

イベントが開始した後は、戦闘回数をトリガーとして徐々にイベントが進行していく。

戦闘回数概要
0回地下にリアルクィーン出現
2回地下墓地内部の入り口までタームが出現
6回地下墓地までタームが出現
12回シーフギルドメンバーと話すとタームバトラーになる
14回下水道までタームが出現
18回下水道に繋がっている万屋の主人がタームになる
24回以降玉座に座ると家臣がタームバトラーになりアバロン全体がタームに占領される

地下から徐々に侵食されていくが、最終段階までは宮殿や街中でイベントの進行を察することのできる場面はなく、運良く【シーフギルド】【万屋】に訪れた際に異常事態を察知できる可能性がある程度である。
そして、最終段階で玉座に座ると【タームバトラー】に乗っ取られた参謀が出現し戦闘となる*1。その後はアバロン全域でタームが闊歩するようになりアバロンから出ることができなくなる。
宿屋や自室での宿泊も不可となってしまい、休みたければ【シーフの隠れ家】のベッドを利用するしかないが、こちらも特段ヒントがあるわけではないので気付きにくい。
そして、【冥術研究所】と上記のベッドを除いて全ての施設が利用不可。
仲間キャラクターですら話しかけるとタームに変化して襲いかかってくるため仲間の補充も基本的に不可で、例外は【新市街地区】を作っている場合の【ネレイド】【モール】のみ。
どうやらネレイドは水の中にいて被害を免れたようで、モールはタームの特性を知っているため被害を受けなかったようである。みんなに教えておいてくれよ……
道中の昆虫シンボルはタームバトラー+昆虫系のタッグ、タームに変化して襲われた場合はその人数分のタームバトラーが出現する。後者の場合は退却もできない。
 
イベント発生直後であればリアルクィーンの周辺にしかタームが存在しないためほとんど戦闘せずに決着をつけてしまうこともできるが、地下墓地や下水道に訪れる機会が無い事やイベント発生のヒントが特にないことなどから普通にプレイしていると大抵は最終段階に至ってしまう。
そして最終段階になるとクリアするまで逃げ場がなく施設利用も不可、というかなり厳しい状況下に置かれる。
シーフギルドなら訪れる可能性はあるがシーフギルドに異変が生じるのはイベント開始後12回以上戦闘した場合で、ここから最終段階に至るまでの間にタイミングよく訪れる可能性はほとんどないと言っていい。
現実的なのは万屋の主人のターム化に出くわすくらいだろうが、この段階でショップ利用する可能性もあまりないだろう。
 
【最終決戦へ】を発生させるためには最終皇帝即位後クリアまでに玉座に座る必要があり、また字幕イベントを経由すれば必ず玉座に座らされるため玉座に座らずにやり過ごすことも難しい。
イベント発生条件さえ知っていれば玉座に座って即地下へ向かえば楽勝なのだが、そもそもゲーム中で発生条件が分かるような情報がない。
 
イベント終了後はアバロンは元に戻っており、犠牲になったはずの市民や仲間達も何事も無かったかのように生き返っている。*2
なお、【技道場】がまだ出現していない状態で本イベントが最終段階になった場合はイベントクリア後に出現する。

RS2R

イベント名は「クィーンの復讐」名義になった。
 
概ね原作版と同様のイベント展開であるが、最終段階に陥った際に寄生された人々に話しかけると背中を突き破ってタームバトラーが這い出てくるというなかなかにグロテスクな描写になっている。
流石に這い出る瞬間は黒一色のシルエットになっているが、こういった描写が苦手な人は注意したい。
 
大まかな違いは以下のとおり。

  • 状況の進行に要する戦闘回数が勝利回数になっておりさらに若干増加している
    • なお、何故か【下水道】での戦闘では加算されないという報告が上がっている。要検証。
  • 巣穴が墓ではなく墓地の奥の穴から入るようになっており最終皇帝が即位した段階で行けるようになっているが、玉座に一回座ってイベントを発生させなければリアルクィーンは出現しない。
  • イベントの発生条件が「クィーンの撃破」ではなく「サバンナ制圧」になっている。*3
  • シティシーフや雑貨店の主人がタームになっているのを目撃するとアリが出現していることを文官に報告できるようになった。これが発生すると巣の探索を示すイベントマーカーが表示され、マーカーに従えば大惨事は回避可能。
    • アリの侵攻自体は通常通り進んでおり、最終段階で玉座に座った時の展開も同じ。この場合、皇帝はアリの存在を把握しているはずなのに「どうした!?」とすっとぼけているかのような場面になる。
  • シティシーフは原作通り【ほ ほぎー】【あ あくー】とボイス付きで喋りながらアリにやられる。それ以外のクラスは無言のまま。ムービーは文官の時とアングルが変わっており青い粘液が飛び散るだけになっている。
    • ただし、特殊な事例ではあるが【アバロンの泥棒猫】が進行中にクィーンの復讐が発生した場合、またはシティシーフ加入に失敗している場合は一定回数戦闘を重ねた段階でシーフギルドが無人になる【キャット】【運河要塞】に待機状態の場合、戦闘を重ねても運河要塞からいなくならない。だが、この場合は文官への報告イベントが雑貨店で目撃するまで発生しなくなる点に注意。
      • なお、【運河要塞解放】を残していてリアルクィーンを倒すより先に協力ルートでクリアした場合、シーフギルドを訪れると先程まで何事も無かったはずのシティシーフ達が苦しんでおり話しかけるとやはり死亡してしまう。
      • ディープワン討伐ルートのアバロンの泥棒猫が進行途中ならギルドが無人になっている都合上リアルクィーンを倒すまで進行できないが、逆にこちらならまだ加入していないためシティシーフの生存が確定する
  • イベント発生時に特にアナウンスがないのは原作同様だが、最終段階になるとワールドマップにイベント名が表示され玉座にイベントマーカーが出現し座るように促してくる。逆に言えば、この時点で玉座に座らなければイベントは発生せずに済む。
    • 本作では字幕イベント時に年代ジャンプを挟まなかった時の再開場所が玉座の真上ではなくなっているため、イベントマーカーさえ無視すればイベント自体の回避は容易。
    • 七英雄の6体目を倒して【最終決戦へ】のイベントが発生する際は玉座に座って文官の報告を受けることになるが、このときに最終段階になっていてもアリ出現イベントは発生せずそのままリアルクィーンを倒さずにラスボスを倒してゲームクリアが可能で、クリア後は【ドレッドクィーン】も普通に出現する。
  • イベントの最終段階になり文官がターム化した後で、宮殿1Fに降りると【インペリアルガード】に寄生したタームに襲われるが、この時インペリアルガードは強制的に死亡してしまい、世代が交代する。
    • インペリアルガードが未加入またはパーティメンバーにいる場合は代わりに一般の帝国兵が犠牲になる。
    • このイベントが発生すると、たとえリアルクィーン討伐後に加入したとしてもインペリアルガードは以後マップに登場しなくなる。
  • 原作と異なり、アバロンからワールドマップに出る事自体は出来る。ただしファストトラベルが封印されているので結局他の地域に行けない事に変わりはない。
    • 城内や市街のほとんどの施設も使えなくなるのは原作同様だが城下町の酒場のマスターはどういうわけか無事であり、アリ襲撃中もここで自由にパーティ編成が可能になっている。しかも特殊台詞も一切なく、なんなら一服も可能。飲んどる場合か
    • 城下町の酒場のマスター以外では雑貨屋の店主も残っているが、話しかけるとアリにやられるのは変わらない。なお、下水道側からは話しかけられない。
    • また、城内の自室のベッドが普段通り利用可能になっており、セーブポイントも機能している。
  • アリ退治が完了すると何事もなかったように街中が元に戻っていた原作とは異なり、今回はタームバトラーに食い破られた仲間は本当に死亡してしまい、強制的に世代交代するようになった。
    • ただし、苦しんでいる状態のまま話しかけずに放置してリアルクィーンを倒せば死なずに済む。親玉を倒したことで寄生していたタームも活動を停止したのだろうか?*4
    • さらに上記の酒場のマスターに頼めばタームに食い破られる寸前のはずの仲間を普通にパーティに加入させられる。もちろん、加入中は元気に戦闘してくれる。
    • 新市街地区が廃止されたためネレイドとモールの特殊台詞は聞けなくなったが、その分アバロンに滞在していないクラスも多く犠牲になるクラスは実は結構限られていたりする。*5

本作でも、開始条件を満たして玉座に座った段階で下水道へ向かえば楽にイベントをクリアすることができる。
初見プレイでは玉座のイベントマークに気づいて座る→発生と言う流れになるだろうが、周回プレイでは無視してしまっても構わない。
原作版ではこのイベントの限定品だった【アバロンの聖衣】も量産品になってしまっている。
一応、本作ではリアルクィーン撃破の功績が【歴代皇帝】の項目に記載されるので年表埋めにこだわる場合は注意。
 
実は本作ではこのイベントに気づける機会がいくつか用意されており、【せんせい探し】を進めている場合下水道に1個取れていない宝箱があることが分かるため、定期的に下水道をチェックしていればアリの発生にいち早く気付きやすい。
また、【帝国試験】【帝国雑学王 頂上決定戦】で「アバロンの地下に登場するタームを従えたボスは?」といった具合にタームの出現と出現場所のダブルネタばらしをしてくれる。ただし条件的に最終皇帝が即位する前に出現させるのはやや難しいが。


*1 リマスター版ではこの時に参謀が「地下から…」と辞世の句を言い残してくれるため、目的地が分かりやすくなった
*2 そもそもイベント中でもマップを切り替えただけでアリの餌食にされたはずの人物が復活していたりするが
*3 モールの増える条件も同様
*4 サバンナのクィーン撃破時に繭とともに周囲の卵も石化する描写があるが、同じタイミングで当時の皇帝に卵を寄生させている上、苦しんでいるキャラも寄生状態ということになるのでどうにも仕組みは不明。
*5 例えば普段は【カンバーランド】にいる【ホーリーオーダー】は難を逃れているので対象外の一方で、【ヤウダ】からアバロンに移り住んだ【忍者】はアリの餌食になってしまう。【陰陽師】はリマスター版と異なり、【ツキジマ】の港に滞在しているため大丈夫。