シナリオ/アイィ?ドルマスターのイベント
これからが彼女の始まり
[ネ実市自然公園]
- ???
- おーい、そこの君!
- ???
- そう、君だよ君!
まぁ、こっちへ来なさい。 - ???
- ほう、何といい面構えだ。ティンと来た!
君のような人材を求めていたんだ。 - ???
- 我が社では……おっと、すまない。
私はこういう者なんだが──……
>男から名刺を受け取った。
>名刺には『株式会社765プロダクション 代表取締役社長 高木順二朗』と書いてある…
- 高木社長
- 我が社では今、新たなアイドル候補生を募集していてね。
社員総出で毎日オーディションやスカウトに明け暮れていたんだが…… - 高木社長
- 中々ティン!と来る娘に会えず、どうしたものかと途方に暮れていたのだよ。
……で、ちょうどよくそこに君が通りかかった、という訳だ。 - 高木社長
- ……うむ。やはりいい顔をしている。
君ならトップアイドルになることだって夢ではないだろう。 - 高木社長
- 是非とも君を、我が社のアイドル候補生として迎え入れたい!
……勿論、無理強いをするつもりはない。 - 高木社長
- もしも君が、夢中になれる何かを見つけたい……そう思っているのなら、
名刺に書いてある住所を訪ねてくれたまえ。 - 高木社長
- 我が765プロは、いつでも君を待っているぞー!
>そう言って、男は去っていった……
>手元に残された男の名刺を、じっと眺める。
>私はその名刺を──
……アイドル、か。
あまりにも唐突すぎて何が何だかわからないけれど……とりあえず、話を聞くくらいはしてもいいかもしれない。
そう考えた私は、服のポケットに名刺を突っ込み、一先ず帰路につくことにした──
──とてもじゃないが、私にアイドルなんて務まるとは思えない。
高木氏には悪いが、今回は縁がなかったということで諦めて貰うことにしよう。
私は近くに置いてあったゴミ箱に名刺を捨て、帰路についた。