因果の調停者

Last-modified: 2024-04-06 (土) 17:23:03

シナリオ/軋む世界、捻じ曲がる因果のイベント。
グランドフィナーレ終了後、新しくプレイを始めると発生。

 

ある日主人公達の家に来訪者が来た。実にいやらしい笑みを浮かべた男だ。
「どうもどうも初めましてダールと申します。以後お見知りおきを」
…用件は?
「突然ですが、東風谷早苗という方はご存知ですかな?」
俺のクラスの同級生だけど?
「そうですか、いや、彼女は大変素晴らしい力をお持ちだ。
どうでしょう?彼女を説得するために、是非我々にお貸し願いたいのですが」
悪いがその手のは全部断ることにしている、帰ってくれ。
「…まあそうでしょうなあ、しかし必ずあなたは我々に力を貸すことになる。またお会いしましょう。
 これは名刺替わりです、では御機嫌よう」
そう言い放ちチラシを置いてダールは主人公の家から出て行こうとした。
その時、突然謎の男が現れダールの顔を鷲掴みにした。
「うぐっ!?」
ハッハー なんてことだ。ここにも因果が入り込んでいるなんてね」
な…なんだお前は!?
「しっかりしてくれよ~東風谷早苗なんて子、君のクラスにいるはずないだろう」
そ…そうだ、早苗は確か二学期から来るはず、あれ?なんで二学期って…というか、早苗って誰だ?
「おっかしい~な~どこに因果流入の要素が…
 おお、なんてこった。君からそれを返してもらうのを忘れていたなんて!!」
ん、これ?何だこの機械?
「それは因果スカウター。これがどんなものか…知りたい?」
ああ
教えてあげな~い …もう君には必要のないものさ」
って、いつの間に奪ったんだ!?
「しかしね~最後の最後にボクがポカミスをして、また君と会うハメになるなんて…
 なんて予想外で面白いんだ!!」
「むぐぐ」
「ああ…そういえば君もいたんだね。役割を終えたのに舞台に居座るなんて
 見苦しいだけ…では、ばははーい」
そう言うや否やダールが一瞬で消失した。
「これで彼はあるべき世界へ帰ったし、ボクの役割もオ・ワ・リ」
思い出した、お前は…
「そう、ボクは…因果の調停者

「そう怖い顔をしないでくれ、君をどうこうするつもりはないよ
 さて、これからの面白くもつまらない三年間、存分に楽しみたまえ
 アイラビュ~
と彼は颯爽と扉から外へと出て行った。
ふと足元をみると、メッセージカードとともに大きな袋がおいてあった。
『因果流入を君たちなりに解決して、ボクを楽しませてくれた礼だ。ぷれぜんとふぉ~ゆ~
…まったく、最後までふざけた奴だったな。

 
軋む世界、捻じ曲がる因果
THE END
 
''ENDING No. 0423「平穏な世界、真直な因果」''