イベント/月光舞う蝶

Last-modified: 2012-01-02 (月) 19:58:53

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


月光舞う蝶

  • 耳の院にいる霧雨魔理沙に話し掛けると発生

耳の院にて

ウィンダス。
耳の院を散策していると、どこかで見たことがある少女の姿を見かけた。

 

「ブツブツ……どうしたもんかなぁ……ブツブツ」

 

気になって声をかけてみる。振り向いたその姿はサポシ…魔理沙そのまんまだった。
「ん、ここじゃ見かけない顔だな。冒険者か何かか?」
まぁ、そんなもん。
「じゃあ場数には慣れているってことか。丁度いいのぜ。……なぁ、あんた。頼みがあるんだけど」
何か用かな?
「魔法の触媒で、ある生き物の鱗粉が欲しいんだけど、その生き物がちと手強くてな。手伝ってほしいのぜ」
手強い生き物…
「ああ、『月光蝶』っていうやつなんだが、魔法があまり効かないから中々倒せなくて困ってたんだ」
月光蝶というと、このターンXすごいよぉ!的な?「……ターンX? 装備かなにかか?」ごめんなさい、忘れてください。

 

「まぁ、そんな訳で、月光蝶の鱗粉集めを手伝ってほしいのぜ。頼むよ、只働きだけはさせないからさ」
ほむ……

月光蝶

夜。
古き森の夜は飛び交う蛍の明かりが幻想的な雰囲気を演出する。
静謐な空気を漂わせるそこはどこかの聖域を思わせた。
その聖域を通る人影がふたつ。

 

「月光蝶の生息圏まで、あともうすぐだぜ」
結局、耳の院にて遭遇した少女……霧雨魔理沙の頼みを引き受けることになった。
魔理沙の話によれば、件の蝶はこの森に生息しているというが……

 

「いた!」
魔理沙の声を聞き、そして思わず息を呑む。
目の前の視界には朽ち果てた石橋の跡があり、その上に鳥とも蝶ともつかぬ巨大生物が翅を休めていた。

 

月光に似た美しい光を全身から放つ神秘的な生き物。
これが月光蝶であるか。

 

「綺麗だろ? ……実際に近寄るとそうも言ってられないけどな」
どういうことか、そう訊ねる前に答えがきた。

 

こちらの姿に気付いた月光蝶が翅から光をビームのように飛ばしてきたのだ。
光は主人公の頬を通りすぎ、数秒後、背後で小さな爆音が響いた。

 

「あの蝶モドキ、大人しそうな形してる癖に、そこら辺のモンスターが可愛らしく思えるくらい攻撃的なんだぜ!」
だから鱗粉採るだけなのに、わざわざ打ち落とさなきゃいけない、と魔理沙が苦々しく言葉を漏らす。

 

月光蝶が羽ばたき、月を背に浮かび上がった。
……そして、翅を目一杯に広げ攻撃態勢をとる。

 
  • VS.月光蝶
    ♪Dark Sun Gwyndolin
    月光蝶である!
    耐久性は低いが常に飛行状態にあるので近接攻撃は当たりづらい、またMNDが高めなので魔法も通りにくい、と面倒な相手。
    ただし弓矢や銃といった間接武器なら空を飛ぶ月光蝶相手にも攻撃が命中しやすく、またダメージも普通に通る。
    近接武器を使い手の場合は3ターンごとに地面に着地して翅を休め、完全に無防備になるのでそこを狙おう。この場合、魔法も通りやすくなる。
    ただし着地から2ターン後に月光蝶は全体にアサルトアーマー高威力の魔法攻撃を放ち、飛行状態に戻ってしまう。
    攻撃が当たるからと調子に乗っていると痛い目を見るので注意。
    射撃武器で戦うなら通常通りで構わないが、近接戦メインで戦う場合は翅休めするまでTPを溜め、月光蝶が翅を休めたら強力な攻撃を一気にたたき込もう。
 

「いやー助かったぜ! お陰で月光蝶の鱗粉が大分取れた」
場所は戻り、耳の院。
主人公の目の前にはほくほく顔の魔理沙の姿がある。月光蝶を倒し、念願の鱗粉を思う存分採れてご機嫌なようだ。

 

ちなみに主人公達に倒された月光蝶だが暫く地面に倒れ付していたが、魔理沙が鱗粉を採り終わった途端に翅を羽ばたかせて森の奥へと姿を消してしまった。

 

「少し悪いことしたなぁ、ウン。攻撃してきたのはあっちが先だけど。
……まぁ、それは置いてだ」
そう言って魔理沙は物を横にずらすジェスチャーをする。
「取り敢えず手伝ってもらった礼はしなきゃな。ほらっ」

 

そういって魔理沙は帽子の中から幾つかの瓶を取り出し、こちらに渡した。……なんだこれ。
「私自作の爆弾」
ばっ…!?
「威力は保証するぜ。性悪なヤグードを焼き鳥にするくらいは派手だ」
あ、危ないなぁ……。
「ま、次にまた何かあったらその時も頼むよ」

 
報酬
マジックボム×5