シナリオ/世界移動シナリオ-異空幸福追求編のイベント。
裏切りの真意を探れ
- ラストレイヴン編やサークシティ編などを進めて、彼らとの交流を済ませている&エルダーと佐山の関係が悪化していない場合
「貸し一つだね。……ああ来てくれたか。片手間で済まないが、楽にしていてくれ」
複数の資料を山積みにしたデスク、そこでエルダーと佐山が資料と格闘している。
「以前、BOSに所属し、機動兵器部隊を率いていた男が居る」
「が、ある日突然、そいつが多数の技術情報を手土産に、敵対組織に転がり込んだ。
……まあ知ってるよな、こいつだ」
こちらがバーテックスと交流があったことは、特に話していなかった筈。
だが知ってて黙認していたのなら、理由があるのだろうと思い、言葉を待つ。
バーテックスへと穏便に接触、あらゆる手段を以って彼――エヴァンジェの真意を探りたい」
「ちょいと妙な事が重なり過ぎてな。
まず、奴が着服した技術情報の内容。機動兵器関連の技術はまあ解るんだが……。
キューブにログを復旧させたら、医療関連にも手を付けようと試みた形跡があってな。
しかも結局それを何かに記録した形跡は無いと来た」
まして、「手を引っ込める」というのが解らない。
見てきたなら解るだろう。彼らの戦力は日々拡充され、そろそろ戦術次第で我々の脅威となり得る。
が、未だ目立った行動はも無ければ、大々的な反抗作戦を準備している訳でも無い」
その先頭に、常にあの男……エヴァンジェの姿があった事も。
エルダーやアドラー等は兎も角、私を放置プレイとは良い度胸をしているね?」
「今日はスルーしとく。
第三に……アンノウンについても知っているな?」
サークシティ地下へ直接、閉鎖された地下道を使って侵入、物資を強奪している不届き者。
と言ったら驚くかね?」
驚いた。
只の裏切りとして安直に粛清するのは、要らぬ火種になるのでは無いかと私は思うのだよ」
「しかし、かといって裏切り者を何時までも泳がしているのも、組織として示しが付かない、
ってトコで佐山と平行線だったんだ。
そんな時に、お前のバーテックスとのコネの情報が入った」
「ああ、情報元はいつものチクリ魔アドラー君だ」
「面白い件だ、と勧誘はしておこう」
佐山の言う事は良く解る。
成る程、確かに込み入った事情だ。立ち回るのは困難を極めるだろう。
だが上手く事を成せば――一石二鳥などと言わず多くの事が丸く収まるのだから。
ただ、このイベントによりBOSとバーテックスが表立った対立を控えるようになり、
ラストレイヴン編及びサークシティの攻略が容易になる。
さらに、BOSとバーテックスの和解フラグの一つでもある。