シナリオ/世界移動シナリオ-Shoot the Bullet編のイベント
BYE^2 BYDO
バイド殲滅ミッション「オペレーション・ラストダンス」が遂に発令。
同時にバクテリアンとベルサーの主要戦力も動き出したとの情報が入り、戦局は佳境を迎える。
バイドの中枢が潜む異層次元への跳躍に向かう全R戦闘機。
彼らの前にバクテリアンとベルサーの艦隊が姿を表した。
迎撃態勢に入る地球勢力だが、シーマも戦闘に介入し戦況は混迷を極める。
Chapter: 01
- STAGE:「地獄開戦」
- ステージ名:混戦宙域
ステージボス:惑星破壊兵器 ザブトム 惑星破壊兵器完成型 オージザブトム
同行可能な僚機:所属組織のメンバー
遂に「オペレーション・ラストダンス」が発令した。
異層次元へ向かう彼らを待ちうけていたモノ。
バイドを利用していたのは、我々だけではなかった。
―元Team R-TYPE技術者の回顧録―
三者三様が入り混じる戦闘宙域のステージ。
シーマ、ベルサー、バクテリアン……前方から背後から背景奥から、ありとあらゆる勢力が襲いかかってくる。
敵の波に押しつぶされないように立ち位置に気をつけよう。
ステージを進むとバクテリアンの艦隊が特攻し、そして艦首からボスが出現する。
ボス:惑星破壊兵器 ザブトム
A級バイド・ドブケラドプスの死骸を利用・改造して生みだされた兵器。
第二次バイドミッションの交戦記録でも同様の個体が確認されているが、この個体はバクテリアンによって改造されたもので、更なる強化を施されている。しかし未だ開発途上の状態で、未完成のまま戦地へ投入された。
面影こそほとんどないがドブケラドプスと同じ種であり、腹部にあるコアが弱点。しかしコアは硬いカバーに覆われており、貫通属性のない攻撃ではカバーが開いた瞬間しかダメージを与えることが出来ない。攻撃面では弾を撒き散らす、頭部から誘導レーザー、弱点のコアから圧縮レーザーを発射する他、尻尾による薙ぎ払いを行ってくる。尻尾は突然背後から襲いかかるように動くので初見ではミスしやすい。
なお頭部に攻撃を加えるとフェイスカバーが壊れドブケラドプスの頭部が露わになる。頭部を破壊しても本体にダメージはないが、誘導レーザーを撃たなくなる。
1.これまでのステージリザルトで初めて獲得したSランクの取得数が10以上
2.僚機を同行していない
3.ボスに辿り着くまでノーコンティニュー、ノーミス
これらを満たしたうえでボス戦まで到達すると、戦闘するボスの内容が変化する。
隠しボス:惑星破壊兵器完成型 オージザブトム
惑星破壊兵器ザブトムの最終進化系。ザブトムに手足が生え、更に大型の鎌を装備している。
バクテリアン側が魔改造に魔改造を重ねた結果、攻撃面、防御面が徹底強化され、更には機動性すらも得た。
その装甲は攻撃のほとんどを受け付けず、唯一弱点といえる胸部装甲のコアからは対消滅兵器の連続射撃を放ち、寄せ付ける隙を見せない。また、高い機動力を以て接近可能な相手に対しても所持する大鎌で対処可能と、あらゆる面において死角がない。
某TFVのラスボス並の大立ち回りを見せながら、肩書きに見合った激烈な攻撃を仕掛けてくる。
ザブトム同様、胸部装甲の奥に隠されたコアが弱点だが、開くタイミングが僅かな上にそれまでの攻撃が非常に激しい。とにかく大ボスが霞む強さを見せてくださる。
どれくらいかというと、某エスプガルーダ2の憎悪に満ちたセセリくらい……。
泥沼の混戦へと陥る戦場。
『Destroy Them All!』
バクテリアンの代頭を認めた「天使」が撃滅を謳い、戦場を駆ける。
シルバーホークが鉄の海洋生物を相手に、宇宙を飛ぶ。
R戦闘機が次元跳躍を阻む機械の群れに、波動の光を浴びせかける。
『拷問だ、とにかく拷問にかけろ!』
各々が奮戦するも、しかし意味不明な言動が飛ぶほど現場の様相は混沌としていた。
だが混乱の中、戦場の流れが変わった。
突如現れたVasteel-Orginal……R-101"GRAND FINALE"(グランドフィナーレ)が火線を潜り抜け、単身異層次元へと跳躍したのだ。
――それを操作するのは自身の全機能をR戦闘機に移植したGuardianであった。
Chapter: BYDO
- STAGE:「Last Dance」
- ステージ名:琥珀色の宇宙
ステージボス:「バイド」
同行可能な僚機:なし
今の繁栄の先にあるものが
滅びの未来だとしたら
わたしは、何をすればいい
―Guardianの自我領域の残滓より―
自機はR-101"GRAND FINALE"に強制的に固定される。
「R's library」で使えるものとは異なり、フォースレーザーの切り替えが自由に可能、最初からフォースとビット完備、波動砲のチャージ時間が超短縮……と、ただでさえチートな究極互換機が更に強化されている。Vasteel技術の塊を移植するだけでここまで違うものだろうか。
異層次元の内部では、琥珀色の宇宙空間をひたすら突き進む。
雑魚が大量に出現するが、ここまで来れる実力なら決して難しいものではない筈だ。
ひたすら、バイドの中枢を目指そう。
ボス:「バイド」
The Justice Ray part3
不気味に脈打つバイドの中枢。全てのバイドの攻撃衝動を引き起こす根源。
ギガ波動砲をフルチャージしようが、フォース以外の攻撃が一切通用しない。
フォースを撃ち込むと、そのままフォースを取りこまれる。この段階になったら波動砲をチャージしよう。
攻撃を避けながら点滅するフォース目掛けて波動砲を発射。
フォースに波動砲を何回も当てると、フォースごとバイドが大爆発を起こし、戦闘が終了する。
BLAST OFF AND STRIKE THE EVIL BYDO CORE!!
バイドの中枢が膨張し、大爆発を起こす。
爆発の衝撃を間近から受け、R-101が琥珀色の宇宙を大きく舞う。
爆風とその衝撃を至近距離から直接受けた為か、白銀の機体はボロボロになっていた。
先のバイド中枢との戦闘での機体の酷使もある。この状態では帰還など到底不可能だろう。
だが、それで構わなかった。
Guardianは辛うじて生きている亜空間ネットワークを通じてメッセージを送る。
この異層次元の向こうで戦っている人々へ届くかどうかわからない。
それでも、伝えなくてはならない。
…………。
Last Letter
秘密時空組織に所属する戦乙女。
伝説の銀の鷹の乗り手。
バイドの葬り手たるR-TYPER。
戦場にて絢爛舞踏と舞う彼らは亜空間ネットワークを介し、
自らの耳目を通じてその言葉を聞き取った。
I am cyborg humanity.Cyborg animals.Cyborg flowers.A cyboeg world.And my name is Guardian[Creator/Human], lessen to me.
そのメッセージ、異層次元に突入したR-101から転送された音声プログラム、
「Last Letter」と題されたそれは、戦場中のネットワークに等しく伝播した。
かつて冥王星外部にて発見された[Vasteel-Orginal]=[R-101"GRAND FINALE"]は人類に多くの影響を与えました0/1相転移炉 モノポール 超伝導体 時空ポテンシャル 凍結理論……並行宇宙、その住人達との繋がりそれまでヒトが知りえなかった膨大な数の超技術のそれぞれは、今在る世界を構成するために不可欠なものでしたですが、Vasteelがもたらす全ての技術が最良の方向に作用する訳ではありません「Circulate-Death」を初めとした、人命に対する歪んだ機構過剰といえる兵器の乱造。それは、ほんの少しの過ちで自らを滅ぼしかねないものでしたそして、進みすぎた技術が生み出してしまったもの[BYDO]サタニック・ラプソディーは[BYDO]に汚染された[R-9A“ARROW-HEAD”]を媒介に引き起こされそしてサタニック・ラプソディーにおいて[BYDO]の根絶に失敗した原因は[BYDO/中枢]を滅ぼした際に四散したフォースの破片が宇宙に飛び散ったことでした[BYDO]の存在がフォースを発端とする「BYDO Technology」をもたらしたように何度[BYDO]を滅ぼそうとも、遺された「BYDO Technology」の存在が再度[BYDO]の再来を招くでしょう危険な「Vasteel Technology」と「BYDO Technology」の存在は、再び人類を殺戮と破壊に巻き込む要因となるその事実は人類の守護者であるわたしにとって、致命的なストレスに感じられますわたしは、それを理解しているつもりです[創造主/ヒト]よ、あなた達もその事に気付いているのではないでしょうか……?[THIIMA]と呼ばれる存在の来訪がそれを示している筈です[BYDO/中枢]は消滅しましたですが、最早わたしの手に届かない「BYDO Technology」は……
メッセージを送るGuardianの視覚素子に激しいノイズがかかる。
それはR-101が受けた損傷がGuardianの身に奥深く根付いていることの証明であった。
構わない。Guardianは、全機能をLast Letterへと傾注する。
わたしは、自らと共に、わたしが管理する、危険な「Vasteel Technology」の総てを廃棄しますどうか、滅びへ至らぬ世界を……[BYDO]の根絶を望むならば……もう、二度と人類が[BYDO]に関わることの無いようどうか……フォースを、「BYDO Technolog」に封印を
伝えるべき事。自身が危惧していた全ては伝えた。
後は人類が判断し、行ってくれる。
自身に遺された事は最後の役割を行うだけだ。
Guardianは自身の全機能の停止を行った。
最優の性能を持つ自身の性能を証明するように、適確にそれは行われる。
やがて、機能の大半が廃棄されたその時。
ノイズが走る視野領域に、ある光景が目まぐるしく表示された。
海。空。宇宙。
そして、青い惑星。
地球。
視覚素子の捉える光景が、蒼を湛える星のスクリーンショットで固定される。
自身を生み出し、自身が守護する存在、人類が棲む星。
表示させる指示を出した覚えはない。
Guardianが自覚せずに表示した光景だった。
ふと、Guardianの内部領域にノイズが生じた。
似たようなノイズがGuardianに発生したことは、今までの過去に何度かある。
Guardianの記憶領域に依れば、それは製作者に、自身の性能を褒められた時に発生したものだった。
あの時は、それが一体何なのかはGuardianにはわからなかった。
だから、Guardianは製作者に尋ねた。
[製作者/ヒト]よ。わたしが抱えているこのノイズは、一体何なのでしょう
これは、致命的なErrorなのでしょうか
製作者は微笑んで言った。
『Guardian。それはね、人間でいうなら「嬉しい」という感情なの』と。
嬉しい。感情。人間。
……感情。
今発生したノイズを「感情」というのならば、それは過去に発生したどれにも該当しなかった。
だから、Guardianは今抱いている「感情」がどんなものなのかわからない。
それでも、この新しい「感情」を最後に形に表したくて。
Guardian,「Satuki rin-00」は愛する人類に最後のメッセージを送る。
[Creator/Human]May fortune be with you
走馬灯のようにGuardianの刺客領域に表示された地球が乱れる。
やがて全てが黒に閉ざされた。
そしてGuardianは、
初めて得た感情に身を委ねる様に――自身の全てを停止させた。
Guardianが人類に向けて託した最後のメッセージ。
コンソールから見える地球の姿。
それらを見た人々は、自らの手を止めていた。
「天使」達が。
シルバーホーク乗り達が。
R戦闘機乗り達が。
前線にて指揮を取っていた地球軍の提督を初めとする指揮官が。
先程から究極互換機の技術継承に心血を注いでいたTeam R-TYPEが。
人類と侵略者に対して、激しい戦意と敵意を見せていた筈のシーマすらも。
コンソールの画面が元が戻っても、静寂は続いた。
Guardianの言葉に各々が内心に思うは何か。窺い知れ様もない。
実際に固まっていたのは2秒もない。しかし永聖の瞬間の様に感じられた。
そして、憎悪に昂る叫びが静寂を切り裂いた。
無意識からの思索を撃ち破り、異層次元から、醜い肉の塊が溢れだす。
悪意に満ちた肉塊が、叫びを上げて時空の歪みから這い出る。
バイド。
26世紀の人類が作り上げ、我々に向けて放逐した人工の悪魔。
ヒトの技術と狂気が生み出した、終わらない悪夢。
その中枢を失った肉塊が、喪失の訴えを叫んでいた。
R戦闘機乗り達は、目の前で蠢く悪意の残骸へと静かに視線を向ける。
⇒そっと目を閉じる……そして開く。
全てのR戦闘機のフォースがバイドへと一斉に撃ち込まれた。
100を越えるフォースが全身に突き刺さり、バイドが聞くに堪えない叫びを上げる。
とあるR戦闘機乗りはその光景を見つめながら、愛機に掛けられたリミッターを解除した。
ファイナル波動砲。
「オペレーション・ラストダンス」の発令にあたって、全てのR戦闘機に取り付けられた、
バイドを葬る為の最後の手段。それを放つ為の引き金に指をかけた。
ふと周りを見れば、全ての機体が波動エネルギーの光を機体に宿している。
不思議な事があるものだ。誰も彼も同じことを考えている。笑いが込み上げ、しかし波動砲の発射を行う。
ここまで来て、躊躇うことは何もない。
誰もが怒りを謳いあげ、最後の引き金を引いた。
それは一瞬のことだ。
ファイナル波動砲が、R戦闘機達が放つ光の洪水が、悪意を跡形もなく呑みこむ。
視界が白一色に染まり、長い時間をかけて少しづつ白が薄まってゆく。
光が消えた先には、何もなかった。
フォースも、バイドも。
そこには、漆黒の宇宙が渦巻いているだけだった。
- クリア報酬
- トレジャー:Last Letter
究極互換機 R-99"LAST DANCER"(ラスト・ダンサー)の使用が可能になる。
但し、究極互換機以外の99機のR戦闘機の開発が必須条件。
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