ルート概要
すきま妖怪の式の式、黒猫の式神少女、橙の攻略。
10年後の未来の彼女は保護者の八雲藍に対して、軽い反抗期を迎えていた。
そして反抗期の中、彼女をある夢をひっそりと胸中に抱える。
『八雲の姓が欲しい』
本人にとってはささやかで、それでも大きな夢を。
出現条件
- ファイナル幼稚園に初期から存在。藍と交流を持つか他の園児と絡めば連鎖的に彼女とも交流する。
- 未来で幼稚園組共通ルートに進み、フリーシナリオまで行けば成長した橙と出会えるようになる。
フレリスト登録条件(戦闘参加)
- 橙本人の好感度が30以上・藍の好感度60以上でフレリス登録可能。
ルート攻略
- √への突入の事前準備として、八雲藍との関係を良好にしておこう。
橙の為なら学園長すらディスるくらい橙を溺愛している彼女は橙を攻略する際には大きな壁となって立ち塞がってくる。
キャラ項目にも書いてあるが、攻略対象外の、幼稚園児時代の橙が懐いてくるだけで粘着する有様である。現代で粘着を解除していないと、未来でも粘着してくる。
- 粘着を解除する方法としては、橙と並行して藍の好感度or友好度を70以上まで上げておき、「こいつなら少しの間くらい橙を任せても良い」と思えるくらいの信頼を勝ち取ること。
もしくは学園長である八雲紫に粘着されている旨を訴えること。
どちらかの方法を取れば藍は粘着を止める。
- 後者のほうが簡単だが、その場合は藍の好感度が大きく下がってしまうので前者の方を薦めたい。
彼女との関係が良好か否かによって橙を攻略する際に難易度が違ってくるだろう。
- 10年前は藍と紫と同じ住居で一緒に住んでいたそうだが、201⑨の未来の橙は妖怪の山にある「マヨヒガ」という猫屋敷に住んでいる。
現代での好感度が高ければ「狭いけど、一人くらいなら泊めておけるよ?」とマヨヒガをHPに設定でき、承諾すれば橙の√に入る。
園児組の中でも懐きやすい部類なので、条件の達成は非常に易しい。
ちなみに現代で藍の信頼を得ていない場合、色々と面倒なことになる。そりゃあ、一人暮らしの女子高校生の家にお世話になる訳だし…
序盤
- マヨヒガのお世話になった翌日の早朝、PCは誰かの言い争う声で眼を覚ます。
何事かと散策すると、玄関で橙と藍が口論している姿を目撃することになる。そして二人もPCに気がつく。
前述の藍の信頼を得ていない場合、色々と面倒なことになるというのはこれ。
現代で粘着を阻止していたり、信頼を得ているなら複雑そうに尋ねられるだけで済むが、そうでない場合は怒髪天の様な勢いで詰問を受ける。
どちらにせよ橙は「PCは関係ない」と慌てながら主張して、藍を追い返してしまう。
- 唖然とするPCに、橙は謝り申し訳なさそうに事情を語る。
ある程度自立できるようになっても溺愛され続ける現状から、軽い反抗期に陥っているようだ。
自分の主人であり、心から愛してくれる藍の事は大好きだし、式神としての格から尊敬もしている。
幼いころはまだよかった。でも、成長した今ではその愛情が重く感じてしまう。
橙はそう考えていたが、藍はそうではなかった。……ちょっとだけ親馬鹿が過ぎたのである。
しかし、先程の剣幕の原因はそれだけではないようだが……
- 不安こそ残るが、今は橙との交流を深めよう。
- ただ、口論の際に藍が激怒していた場合、事あるごとに10年後の藍の粘着を受けてしまうことに注意。
好感度が極端に低いと白面モードに変化。更に10年後という事もあってステータスも現代よりパワーアップしている。
非常に強いが、戦闘の回避自体は可能。普通に逃亡できるし「油揚げ」を所持していれば、いっこ消費して戦闘から確実に逃走できる。
一番良いのが「橙に対して下心を持っていない」ことを理解してもらい、戦意を解いてもらうことだが、こればかりはPCのカルマの高さで証明するしかない。 - 交流を続けているうちに、橙から心中を打ち明けられる。
想うが故に、藍は橙を過剰なほど庇護する。
そんな過保護な藍に少しだけ辟易していたが、ふと思ってしまった。
九尾と化け猫という種族の差があるとはいえ、計算能力も、妖力も、不足している。それはある程度自覚している。
それでも敬愛する主人の後ろにいるのではなく、肩を並べられるように在りたい。
だが……その頼りなさが主の過度な親馬鹿に繋がっているのでは?
そう思ってしまったのだ。
それからというもの、橙は自立することを内心に心掛ける様になった。
一人暮らしもそれが理由だ。
自分の跳ねっ返りの様な行動こそが藍を一番心配させているのではないだろうか?
- PCに本心を打ち明けて悩む橙。
どうすればいいか迷う彼女を励すと、どこからともなく紫が姿を現した。
「はーい。お土産のマタタビー」
そう言って高級そうな紙袋を渡すと、
「雛鳥は何れ巣を発ち、親鳥も何れ子離れを自覚するものです。
ふふ、藍にもそんな時が来たのかしらねぇ」
「紫様は……」
ならば、その悩みを解く解も自ずと理解している筈……そうではないかしら?」
「……そう、ですね」
……二人きりだからって橙にヘンなことしちゃいけませんよ?」
ははは一体何を言ってるんだろうね?この学園長は。 - 学園長が姿を消すと、橙は静かに呟いた。
「……藍様に、認めてもらいたい。一人でも大丈夫だって」
中盤
終盤
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カナヅチを克服しよう
- 橙と藍の好感度が高いと、夏頃に藍から「橙のカナヅチ」について相談される。
相談に応じると、藍と一緒に橙のカナヅチを改善することになる。
本人が苦手意識を持っている以上、泳ぎがうまくなる筈がない。まずは水への苦手意識をなんとかしなくては……。
例にもれず橙も嫌がるが「泳げるようになれば河で魚を獲れるようになる」と言って発破を掛けると、少しやる気を見せる。
更に「世の中には実際に泳いで魚を捕まえる猫*1がいる」と言うと対抗心を燃やし、カナヅチ克服を決意する。
本人が乗気になればあとは子供用のビニールのプールで水に対して慣れされたり、実際に魚をプールの中に入れて捕まえる練習をしたり、少しづつ水への苦手意識を克服させよう。
何度も繰り返せば、苦手意識が薄れ、抵抗感がなくなる。ここまで行けば成功である
ちなみにこの時に競泳用水着、その上に白衣を装備した藍様の姿が見れる。実際に泳ぐ訳ではなく橙を見守るポジだが、藍様が好きな人は必見。