シナリオ/世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編/元ネタ解説

Last-modified: 2023-06-19 (月) 23:21:05

元ネタ解説

シナリオ/世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編の元ネタ解説ページです。
元ネタ以外にそのネタを入れた裏事情やボツエピソードも追記していいよ!
後は矛盾解消のための後付け設定もね!
ちょっとぐらいネタにまみれてもいいと思うが、原典元だけはきっちり入れよう。
※不足していたり誤っていたりする不具合がある可能性があるので適宜加筆修正をお願いいたします※

全般

概ねは「ARMORED CORE for Answer」の世界観を下地にしている。
シナリオ後半の管理者との戦いは「ARMORED CORE 3」や「ARMORED CORE 3 Silent Line」を意識しているが、「人類を管理(しようと)する存在」との戦いはACシリーズの多くに見受けられる展開でもある。

イベント

シナリオミッション

  • お茶会
    ACfaの一部ミッション間で挟まれるボイスチャットの通称。初回プレイでは見ることができず、2週目以降に挟まれる。
    当シナリオでは顔を合わせて普通に「お茶会」をしているが、原作のfaで行われているのはお茶会とは程遠い、剣呑な腹の探り合いである。
    ちなみに、PoS編のお茶会の中でシナリオに絡むものは「お茶会」、本筋から外れたギャグ回めいたものを「お茶番回」として区分している。
  • 疑似ネクスト・ホークアイ撃破
    「ARMORED CORE V」チャプター05における主任戦を踏襲している。
    遠距離から絶えず発射されるオーバードウェポンを回避しながら主任に接近し、撃破する内容で、これをVOBで強襲し、撃破する内容に置き換えたもの。
    ちなみにミッションの最中にVOBが故障するアクシデントがあるが、ACfaのHARDモードでは頻繁にVOBが故障する。手配した輩や整備班に説教してもし足りないくらい。
  • パラダイス・オブ・ステイン
    ARMORED CORE Paradise of Stain編におけるラストミッション。
    最初のAC戦は「ARMORED CORE 4」終盤のミッション「MARCHE AU SUPPLICE」とゲーム「DARK SOUL」の四人の公王戦を、管理者の破壊は初代ACとAC3SLの管理者の台詞を、最後のABYSS WALKER戦は「ARMORED CORE V」ストーリーミッションのチャプター09をそれぞれ意識している。
     
    このイベントと世界移動シナリオの題名はACVのラスボス戦などで流れる「Stain」が由来。
    直前のイベントを含め、リアル事情や時間をブン投げて遮二無二書いたので、書き終えた瞬間に燃え付きた記憶がある。

EXミッション

  • ミミル軍港襲撃
    元ネタは「ARMORED CORE for Answer」の「ミミル軍港襲撃」に「ミミル軍港脱出支援」の要素を加えたもの。
    「ミミル軍港襲撃」は駐留している部隊を指定時間内に殲滅するミッションで、弾薬費が全て無料である。
    原作ではドックに「スティグロ」がいたが、PoS編では後のミッションで既に「スティグロ」が登場していたため、一時的に別の場所に移したと設定した。原作だと撃破しても後のミッションで普通に登場するが
    「ミミル軍港脱出支援」はインテリオル艦隊の旗艦「ティターン」のミミル軍港脱出を支援するというもの。
    ドック到達後から脱出までの敵の登場の仕方はそこを意識した。
    脱出の途中のイクリプスは書籍「アーマード・コア A NEW ORDER of “NEXT”」のイクリプスの紹介ページに掲載されている画像が元ネタ。内容はイクリプスがミミル軍港と思われる渓谷を飛行しているというもの。
    これを見た筆者が「もしイクリプスがここに登場していたらかなり厄介だったんじゃなかろうか」
    という妄想をし追加した。
    実際fAのイクリプスの出現ミッションは非常に広い場所なので、死角に回り込んであっさり倒すことが可能。
    だがPoS編でも「HUGE MISSILE」を使えばあっさり撃墜すると書いてしまった。すまぬ、イクリプス
     
    余談だが当初はお空との共同ミッションの予定であり、お空とお燐、当時記述が無かった古明地姉妹を絡めたミッションを考えていたが、色々考えた結果魔理沙を主人公と絡めたい、「HUGE MISSILE」入手イベントも作りたいと思い作成することに。霊夢と魔理沙の掛け合いを書いている時は楽しかったし、うまく後付けもできた(と思う)。
  • 未踏査地区調査
    元ネタは「ARMORED CORE2 ANOTHER AGE」の「未踏査地区最終調査」から。
    前々作のラスボスだったナインボール・セラフが隠しボスとして登場するミッション。前々作よりも手強くなっており、ボヤっとしていると瞬殺されてしまう。
    なお、イベントで登場するナインボール・セラフは「Another Century's Episode:R」に登場するもの。
    ゲーム中に出てくるセラフはお世辞にも強いとは言い難い*1が、プレイヤーが操作した途端、ACシリーズに出ようものなら阿鼻叫喚間違いなしの鬼性能を体感できる。
  • セントエルモ撃破所属不明戦艦撃破
    元ネタは「ARMORED CORE V」のEXミッションに登場する「St Elmo」から。
    それまでACシリーズでは艦艇=雑魚という方程式が成り立ってしまっていたが、セントエルモはそんな常識を粉砕せんばかりの重武装(タンクすら硬直どころか後退させるCIWS、連装ミサイル、超衝撃の主砲、一撃必殺のヒュージミサイル)を備え、そして先輩たちの無念を晴らさんとばかりに大暴れ。結果として多くの雇われをスクラップへと変えた。
    …が、正面と真後ろにほとんどの火器の死角が存在し、それを発見されたことで対処が容易になってしまった。
    アップデートで強化が施され、さらに火力が上がったが、若干シビアになったものの安置は存在していたりする。
  • 大型超弩級戦艦破壊
    直接的な元ネタはACではなく、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」から、夏の期間限定海域「南方海域強襲偵察!」の最終エリア「敵大型超弩級戦艦を叩け!」より。
    破壊目標として登場する「Ad/ABYSSAL QUEEN」はその大ボスである「南方棲戦姫」を意識している。報酬で入手するオーバードウェポン「YAMATO」は書籍「アーマード・コアV 公式設定資料集 -the FACT-」の没オーバードウェポン集にて紹介された「大和」から。
    元ネタの「南方海域強襲偵察!」でも、地獄のような超高難易度の最終エリアをクリアすることで艦娘「大和」が手に入った。
    戦艦大和に酷似した兵器の内部に敵が格納されていたのは、南方棲戦姫を撃破することで大和が入手できることから、それを逆に「大和を倒した途端、中から禍々しい敵が出てきたらどうだろう」と考えたから。
    南方棲戦姫のデザインが艦娘の大和のデザインを踏襲していることも理由の一つ。
  • アルテリア・カーパルス占拠
    元ネタは「ARMORED CORE for Answer」の「アルテリア・カーパルス占拠」より。
    原作ではクレイドル03を撃墜した主人公とオールドキングを抹殺するために
    インテリオル・ユニオンが偽の依頼を主人公に出して、アルテリア・カーパルスに誘き寄せた後カラード上位陣により抹殺させようとしたというシリーズ伝統の騙して悪いがミッション。
    PoS編でもそこを意識した。
    ただし主人公がクレイドルを撃墜するような暴挙に出るとは思えなかったこと。
    PoS編は希望を感じさせる終わり方をしていたのにバッドエンドのような展開にするのはいかがなものかと考えたことから、カラード上位陣の機体と戦い方を真似た擬似ネクストとの戦闘にした。
    途中で所属不明ネクストが橋を渡って出現するところは「アルテリア・カーパルス襲撃」の敵増援ノブリス・オブリージュが登場するときのオマージュ。
     
    当初はアリスが登場し、主人公・霊夢と絡む予定だった。しかし、監視されているアリスがそう簡単にここに来れるはずがないと考え、変更。結局登場せず現在のような展開になった。
  • ミリテス残党部隊撃破
    PoS編における騙して悪いがミッション
    元ネタは「ARMORED CORE LAST RAVEN」の「所属不明部隊撃破」。
    エヴァンジェとともに所属不明部隊と戦闘するが、途中でエヴァンジェが敵対するというミッション。
    この中でエヴァンジェの主人公の力を試すような言動から、紫が主人公の力を試そうとして戦闘を仕掛けるとした。他の部分はほぼオリジナル。
      
    騙して悪いがは基本的に企業やレイヴンがプレイヤーを抹殺するために行う場合がほとんどであり、「所属不明部隊撃破」のエヴァンジェのようにプレイヤーの力を試す目的で実行されるのは極めて稀な例である。
     
    以下、本シナリオの裏設定。
    ミリテスがコロニー襲撃を企んだ理由は、管理者との一大決戦のドサクサに紛れて地下遺跡から巨大兵器などの持ち出しに成功。そして企業が疲弊した今の状況であれば、これを使って脅せば交渉に応じるはずと強気になって、今回の行動に出た。だが、末端の構成員の一部がこれ以上世界に混乱を起こすことを止めるべきと考え、企業連に情報をリーク。巨大兵器に関する情報がブリーフィングに無かったのは、それらの情報はミリテス指導部他一部の者しか知らず、企業連に漏らした情報の中に入っていなかったため。
    紫はこの襲撃を利用することを考え主人公の到着前にハイエンドACに搭乗した藍、橙とともに残党部隊に奇襲をかけ殲滅。その後主人公との戦いを控えた紫と他の任務を行っていて腕が落ちていた橙の代わりに藍が巨大兵器と対峙、辛くもこれを撃破した。

Another Story

  • Dream is floating in the sky -夢は空に浮いている-
    元ネタは特に無いが、バッガモナンの最後はFF12を下地にしている(もっとも、原作通りならまだ生きているが…)。
    ヴァンの味方がなぜフレアなのかと言うと、バルフレアから。フランドールも考えたが、流石に接点が思い浮かばなかった。
    書くにあたって、ヴァンが今回のような殺伐な世界に放り込まれたらどのような考えを持つだろうと考え、ヴァンの憧れである空賊に代わるような職業も、明確な復讐相手もいないため、原作より鬱屈しているだろうと思い至り、イベント内で本人も思っていることだが、(自分で書いておいて何だが)ヴァンに傭兵という生き方は性に合わないだろうと、このような結果になった。
    メインストーリー中、ヴァンの出番は全く無かったので割りと好きにさせてもらった。

OMAKE

  • DRAK'sお茶会
    制作のきっかけは元DRAKメンバー同士の会話シーンを作りたい、設定でアリスがやや後ろ向きな感じに思えたので前に進ませる決意をさせたいと考えたことの二つ。
    当初は鈴仙の代わりに小町が出る予定だったが、同じミグラントである魔理沙と話させる内容が被る、アリス以外にも企業サイドのキャラが欲しいとの理由から急遽出演させた。だが正直筆者の技量が無いため魔理沙がミグラントであることを活かせなかったのが残念である。
    AMS適正の人工付与についてはPoS編の八雲紫の設定兼ね合いもあり国家解体戦争時に行っていたことにしたが、書籍「アーマード・コア A NEW ORDER of “NEXT”」のジョージ・オニールの台詞から推測すると、原作では遅くともfAのチャプター4以降に実現したのが濃厚で国家解体戦争時には行われてた可能性は低いと思われる。
    なおVDのアーカイブを見てフロム脳が刺激された結果、少々加筆した。
    余談だが鈴仙の名前が長すぎるためどうしようか悩んだ記憶がある。色々考えた結果、「優曇華」をUと省略しさらに名前の始まり部分を赤字にした。…後に永夜抄においても同じような省略の仕方がされていたので筆者のオリジナルというわけではなかった。
  • 博麗神社跡地
    当初は霊夢と紫を適当に絡ませる程度でしかも霊夢の後見人であることを明かすつもりはなかった。
    VDのアーカイブを見てフロム脳が刺激された結果、オーメルの老人達のたくらみを潰し、同時に霊夢にとって多少なりとも救いとなる展開を書こうと思い大幅に改編した。
    内容も老人達が「ファンタズム・ビーイング計画」を実行しようとしていたが紫がオーメルに濡れ衣を着せてそれを阻止するというものに変更。正直に言うと書いている最中に筆者自身も策略と言うには程遠いひどい策だと思っていた。だが加筆・修正に当たりPoS編を再チェックしてエンディング後のオーメルの状況を確認してみると…
  1. 所属リンクス2名が出奔。ついでに新兵器もパクられる
  2. 上記の出奔によりオーメルの所属リンクスが一人もいない。*2
  3. 独立傭兵雇うにしても、「西行寺家」「トランシルヴァニア」など上位リンクスが所属する組織と仲が悪い
  4. 老人達とアディ・ネイサンなどの穏健派が対立してることが示唆されている
  5. B.F.Fやトーラスなど対立してる企業が健在。特にB.F.Fは所属リンクスが一人も死亡していない
  6. オイスの暗躍でネクスト技術者・オーメル通常軍の一部が離反
  7. 残った戦力も本編の騒乱で減少
  8. 極めつけに本シナリオの全ての元凶はオーメル……
     
    これもうオーメル涙目なんてレベルじゃねーぞ
     
    「でも、こんだけひどいなら、意外とごり押しでいけるんじゃね」と考えた結果、オーメルがさらに涙目な状況になった。
    描写はできなかったが、紫以外にも汚忍や独立傭兵組織、ラインアーク、バーテックス他様々な組織、そしてPoS編に登場した各キャラ達の他、力を失った神、悪魔、妖怪達が協力して各分野からオーメルを追い詰めたのだろう。
     
    なお原作ACfAでは老人たちはオーメルだけでなくインテリオルユニオンやGAグループにもいると思われるが、
    PoS編ではオーメルの者しか出てきていない。
    DRAK戦役で少なからず命を落とし、残った者も世界の情勢から判断して身を引いた者もいたのかもしれない。
     
    紫が霊夢に後見人であることを明かすことにしたのは、全てを明かす時、紫を赤の他人であると霊夢が認識していると紫の言うことを信じないのではと考えたため。
    もちろん作者がゆかれいむを好きだと言うのも大いにあるが…
    それにしても所属リンクスに見限られるわ新技術は流出するわ、あらぬ濡れ衣を着せられるわとPoS編のオーメルは本当に不憫である。だが、ACVDに至るまでにやらかしたことを鑑みると同情の余地はまったく無い
     
    それと霊夢の出した答え
    何が何でも生きようとあがき続ける
    そして、世界がどうなるのかを見届ける
    …それだけよ
    それがあの戦いを引き起こした私の義務だと思うし
    …私もこの世界がこれからどうなるか見てみたいわ
    は筆者のオリジナル…ではなく初代ACの管理者撃破後の台詞
    「生き抜くが良い、レイヴン。我らとお前、どちらが果たして正しかったのか。
    お前にはそれを知る権利と義務がある。」
    を元に改変したもの。
     
    紫の「第二次オーメル戦争の無血の勝利を」の台詞は東方儚月抄の彼女自身の台詞から。
    書き終わった後に紫がミリテスの連中倒してることに気がついたが、儚月抄でもカラスがおもっくそ泡吹いて死んでたのに無血勝利を宣言してたから別に問題ないかと思い、そのままにした。とはいえ、人死んでるっぽいのにあの台詞はまずいので霊夢にツッコミをいれさせたが。
     
    ちなみに八雲藍が出てきた理由は藍が妖夢に過去の出来事を語るというストーリーを構想していたのでちょっとでも登場させたいと思ったため。AMS適正が存在するのはその名残である。
     
    紫が主人公を餌にしたことに対して霊夢が怒っていなかった理由は、紫が何故主人公を襲撃したのかという理由を知りたいという好奇心が強く紫の話に引き込まれていたこと。何より主人公の力を信頼していたので主人公が死ぬとは考えていなかったため。
    その後の会話で餌にされたことを思い出すも、紫に自分たちのやったことが少しでも報われたことを慰められたこともあり、そこまで強く非難することができず物を請求するだけにした。
    展開上説明する機会がなかったのでここで書きます。
     
    完全に余談であるが、当初は霊夢にとって救いになる話を書いていたのだが、途中からアリスにとっても救いとなる展開となった。これは書いてる途中に「アリスが母に直談判するって展開もありかな」と思いついてその内容を追加したため。書き終わった後にアリスにとっても救いになったのではと初めて思った。PoS編のアリスのキャラ設定を初めて読んだとき、物悲しくなったことを覚えている。その後偶然とはいえアリスを救う展開を書けたのは少々感慨深い。 

ARMORED CORE Vulture of Stain

  • "CHAOS-LOT INTERCEPTION"
    元ネタはACではなく、「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」の荒野乱戦から。
    シナリオの流れもそれを意識した。
    長丁場のためVのストーリーミッション同様補給可能とした。
  • "VERDICT DAY"
    ARMORED CORE Vulture of Stainのラストミッション。
    元ネタは「ARMORED CORE VERDICT DAY」の「MISSION:10 "MECHANIZED MEMORIES"」のN-WGIX/vに特別出撃版の要素を組み込んだもの。
    それぞれ第二形態が「"MECHANIZED MEMORIES"」のもの第一形態と第三形態は「特別出撃版」のN-WGIX/vの行動パターンである。
    攻略方法も原作同様。第三形態ではレーザーブレードの威力が低下しているが、原作ではTE特化でないと即死する威力である。
    第二形態撃破後の「AI-J」の台詞は"MECHANIZED MEMORIES"の死神部隊リーダーJの台詞と4のリンクス「ジョシュア・オブライエン」の台詞を混ぜたもの。
    原作では二人の関係は明言されていないが、ホワイト・グリントに似た大型機動兵器と台詞、そしてVDのアーカイブの「Phantasma Being #1&#2」など接点が暗に存在することを匂わせている。
     
    「雇われ」とネクストを戦わせたいと考えたが、さすがに本物のネクストだと勝てないと考え、「N-WGIX/v」を登場させた。
  • "VIOLENCE THAT BURNS EVERYTHING UP"
    タイトル名は「全てを焼き尽くす暴力」を英訳したものそのまんまである。
    ARMORED CORE Vulture of Stainの作者様へ
    今回は作者様との異なる構想のラストミッションを勝手に投稿しまして大変申し訳ありませんでした。
    後、作者様と同じ方かどうかは分かりませんが、ピクシーの台詞を再編集していただいた方もありがとうございました。
    読んでいて楽しかったです。私ではあそこまでうまい台詞回しを考えることができなかったので…。

組織

  • アライアンス
    「ARMORED CORE LAST RAVEN」に登場する組織。
    前作「ARMORED CORE NEXUS」のED後、辛うじて生き残った企業が自分達の支配の安定化を目的として同盟を結んで設立した組織。当シナリオでは「企業連」という4系企業の企業連合体があるため、アライアンスは彼らの下位組織のような立ち位置となっている。
    実動部隊のリーダーがバーテックスのスパイだったり、中盤で本部が管理者のネクストに襲われて壊滅状態に追い込まれたりと、扱い自体はよろしいものではない。
  • バーテックス
    アライアンス同様、ACLRに登場する組織。
    ACNXの惨劇から生き残ったレイヴンの一部が組織した武装勢力。表向きは「アライアンスの打倒とレイヴンによる新たな秩序の創出」を目的としているが、首魁ジャック・Oの真の目的は「パルヴァライザー」と「インターネサイン」なる旧世代の兵器を破壊すること。彼は目的達成の為に優れた戦闘能力を保有するレイヴンを探し求めていた。
    PoS編でも企業連と敵対しているが、真正面から事を起こさずに水面下で暗躍・GAグループ資本の援助を持つ辺り、その立ち場はACfaのORCA旅団に近い。
    真の目的が「進化する未確認兵器の根絶」なのはACLRのバーテックスと共通。
  • 武装勢力「DRAK」
    組織構成というか、メンバーは何れも博霊LSである。
    余談だが、名前は喧嘩チーム「DRAK」が由来なのだが、このシナリオが頻繁に編集されていた当時はよくDARKと間違えられていた。リフレシュをリフレシュと間違えるのと同じくらいの頻度で。

キャラクター

リンクス

  • ファイン・ドリーム
    PoS編の霊夢。
    元ネタはACfaのオペレーター「セレン・ヘイズ」から。
    セレン・ヘイズは偽名であり、以前の名前は「霞スミカ」。セレンは「澄んだ」、ヘイズは「霞」という意味で、以前の名前と繋がりのある名前となっている。
    そこから元ネタに倣って、博麗霊夢の一部を取り、「麗か」のファイン、「夢」のドリームでファイン・ドリームとした。
    キャラ付けは霊夢+スミちゃん+ロザリィをイメージ。
  • Unknown
    PoS編のブロントさん。
    元ネタは「ARMORED CORE 4」の主人公である「アナトリアの傭兵」。
    ヒロインとその故郷を守るために、ボロボロになるまで戦い続けるものの、最後の最後に報われない目に遭う。
    勝ち目のない絶望的な戦いに挑んだACNX主人公ほどではないが、かなりハードラックな主人公。
     
    ACfaでは「Unknown」名義で彼らしき人物*3がホワイト・グリントのリンクスとして登場している。
    オープニングムービーでは大立ち回りを見せているが、ゲーム序盤の終わり頃に途中退場してしまうため、ストーリーの本筋に絡むことはない。
     
    当シナリオでは途中退場にはならず、ストーリーもそこまで大きく出張る訳ではないが、最終ミッションまで度々関わる。
  • ルーミア・イェルネフェルト
    PoS編のルーミア。
    元ネタはAC4、faの登場人物「フィオナ・イェルネフェルト」から。
    AC4におけるヒロインで、ACfaでホワイト・グリントのリンクスを務めている。
  • 汚い忍者
    立ち位置はACfaのオッツダルヴァ、マクシミリアン・テルミドールに近いが、それ以上にオリジナル要素が強い。
    実は何度かシナリオ中での死亡を考えたのだが、一時の盛り上げの為にキャラを切り捨てることに悩んだり*4別の人が書いた過去話の壮絶さを見て「ああ、コイツ殺しても死なないや(死ぬ瞬間が思いつかない)」と思ったので、シナリオを通してカロンブライブやエイリーク先生ばりに死なないキャラを意識した。
     
    過去話において彼が生きることが辛くとも生に意地汚く執着して見せるようになったのは執筆当時に鬱展開に定評がある某運命アニメ某むせることに定評のあるアニメにハマっていたのが原因。
    キャラクター的には東方面倒鉄シリーズのPP編東方面倒鉄・スティンガー役兼MoA編東方例外汚・主人公役の汚い忍者の影響があった。
     
    シナリオ中で稀に主任を意識したセリフ回しが見受けられるが、これは脳内CVをACVにおいて主任役を演じた焼け野原ひろしこと藤原啓治氏で考えていたため。
    フランドールから足が臭いと言われるものこの辺りが理由。
  • オイス・サブリメン
    PoS編の野獣。
    名前は東方野獣尻における「おいすー^^」の掛け声と劇中で彼が装備したサブリガからと推測。
    極最初期に「獣を操るように彼のサポートを行い、ネタとメタに溢れる発言で彼と漫才を繰り広げる。」という抽象的な詳細で書かれていたのでそこから設定を広げていった結果、野獣がメタ発言に定評のあることから「第4の壁が透けて見える」天才肌となり、
    最終的には「オーメルからの離反、ネクスト技術者・オーメル通常軍の一部の吸収に成功」「バーテックスと合流後ジャック・Oの指示の下で暗躍、独立勢力のリンクス多数を囲い込み、人脈を駆使してオーメル内を諜報」と政治面・戦略面において七面六臂の活躍を見せる頭脳チートキャラと化した経緯を持つ。
    完全に余談であるが、後日執筆されたゆかりん関連のミッションを見た際、オーメル所属時はある意味共通の敵をも持つ彼女の協力を受けてオーメル離脱を潤滑に成功、そして彼女のライールの提供筋はオーメルのネクスト技術者を多数懐柔・吸収していた彼らの線、というフロム脳が加速した。
  • ジャルジー・ウォーターブリッジ
    PoS編の水橋パルスィ。
    ジャルジーはフランス語で嫉妬の意味、姓もフランス語にしようと思ったが、ぱっと見もはや誰だかわからなくなるために英語でそのまま"水橋"という名前になった。フランス系アメリカ人の血筋、という設定。
    元ネタはfaのリンクス、リザイアとその乗機ルーラー。乗機の「レヴィアタン」の名は2代目あんなものことACNX・LRに登場する大型兵器「リビアタン」より拝借。共に同じ嫉妬の悪魔の名前である。
  • セフィロス
    設定を見るに、ACfaの二代目破壊天使「ジェラルド・ジェンドリン」が元ネタだと思われる。
    使い辛いことこの上ない羽レーザーを片方積んでいる点は、ゲーム的にもセフィロスのキャラ的にも上手いこと合致していると思う。
    ただ、ローゼンタールの主力リンクスが傘下企業のお抱えなのは、ローゼンタールの体面的に気になるところである。
    FF7における神羅社プレジデントの性格を考えると、傘下企業のままで収まるとも思えないが……
  • ザックス・フェア
    機体は元ネタのザックスのイメージに踏襲してアセンしたもの。
    彼のネクストはバスターソードの元ネタであるベルセルクのドラゴンころしにかけたブレードを装備したとのこと。ただし、ローゼンタールのパーツがまったく入ってないのは内緒…らしい。
  • Mr.シ=ハン
    PoS編の不破刃。
    元ネタはAC4のバーラット部隊出身のリンクス、AC4のNo.28「シブ・アニル・アンバニ」とACfAのNo.14「イルビス・オーンスタイン」に、AC4の「ボリスビッチ」のやかましさを加えた感じ。ちなみにこの世界だとリンクスナンバーNo.28は射命丸。
    であったが26のほうがオリジナル時代から萃香と上下関係が作れるのでいいと今は思っている
    名前はMUGEN界隈における不破刃の改造キャラ、「Mr.師範」より
    この移動世界にも師範を出したいというシンプルな欲求で作り始めて完成されたキャラクター。
    バーラット部隊出身というのは後付け設定であり、キャラ詳細における「バーラット部隊出身で適性が劣等であるため今の機体にしか乗れない」という設定なのに汚忍外伝において乗っていた機体が「逆関節でなく軽量二脚」であるという矛盾が生じてしまったが、
    DRAK戦役時の企業連リンクスの設定をまとめた結果、彼しかイクバールのリンクスがまともにいないという状態であったことが判明したため、慣れない機体に乗っているのはDRAK戦役におけるリンクスの戦死・離反のため急拵えでリンクスになったため、というなかなか美味しい理由付けが出来るので放置した。
    キャラ詳細にあるモンゴル出身という設定は、名前をつけた後に「ハン」がモンゴル人っぽいという理由とモンゴルがアルゼブラ・テクノクラート経済圏に含まれているのでつけた。
  • ソラール
    元ネタは「DRAK SOULS」の登場人物、太陽の騎士アストラのソラール。
    機体はDRAK SOULSを意識して設計し、基本に忠実なアセンで、雷の槍を模したグレネードを載せている。
    彼がこのポジションに収まった理由はGAのネクストの名前が「SUNSHINE」であったため。
    設定では南米スペイン系の騎士コンキスタドールの末裔。
  • ドン・カーネル
    原作fAのリンクス。Mr.粗製。
    原作そのままの彼が登場した理由は「初めて主人公に倒されるネクスト」という下手に他のキャラに演じさせると角が立ちかねない「かませ」という損な役回りを担うため。
    そのため彼は本編でも原作と全く同じ最期を迎えるに至った。
  • ヤーナー・S・タチバナ
    出自は仮面ライダー剣より仮面ライダーギャレン、ダディャーナザァンこと橘朔也から。
    選定の理由は射撃キャラであることと、DESIGNの項で触れられているように063ANの頭部が仮面ライダーギャレンに似ていたため。
    Yearnerとは「切望するもの」という意味で、FF11に出現する同名のNMから拝借した。
    元々の読みは「イヤーナー」なので、ヤーナーは結構無理のある呼び方。
    元ネタはBFFの腹黒リンクス「王大人」……と思わせておいて、PoS編では本人はBFFクイーンズランス襲撃の際に既に死亡している。王大人死亡確認、慈悲はない
    実際の元ネタはAC4にて王小龍直属の部下であり、元ネクスト技術者である異色のリンクス「イアッコス」。原作ではシュミレーターでしか登場しないが偶然にも設定が橘さんと結構似ている。
    「ダディ・ヤーナー」のあだ名は、王大人のもじり。ダディ・ヤーナー・San=ダディャーナザァン
  • リリウム・ウォルコット
    原作fAの登場人物であるが、境遇といい周りの人物といい原作より非常に恵まれている。
    主な理由は、諸悪の根源王小龍が死亡して彼に変わって後援がヤーナーになったこと・4のウォルコット姉弟が生存しており彼女を支えていることが挙げられる。
    リリウムはシスコン&ブラコンのウォルコット姉弟が【ニャーン】して産まれた、とされる説があるが、詳細は各々のフロム脳に任せる
    スキル楽器にヴァイオリンの演奏が記載されているのは中の人こと名塚佳織氏がヴァイオリンの演奏を習っていたことがあるのが元ネタ。
  • グレル・ヴェンマッハ
    PoS編の幻想卿。
    元ネタはAC4、fAに登場するアルドラの古兵「ヤン」に色々と変態的な言動に定評のあるイクバールの魔術師ことAC4のNo.2「サーダナ」の設定を一部改変して混ぜたもの。
    名前は幻想卿の釣りネタの異名であるグレーヴェンマハをドイツ語っぽい名前にもじったもの。
    幻想卿に白羽の矢が立った理由は比較的重要でないアルドラのリンクスを選ぶ際に東方二次創作の悩み、男女比に悩んでいるところにパッと目についたのが彼であり、その瞬間的に設定の基礎を思いついたから。
    だが、幻想卿というキャラクターを選んだ割に設定や機体が堅実なものになってしまったため、せめてどこかしら変態紳士な要素がほしいと思った結果、ミッション中の言動が二面性のあるエキセントリックなものになった。
    余談であるが、アルドラの拠点が東欧ことドイツであることからドイツ人という設定。
  • 魂魄 妖夢
    過去編における元ネタはAC4、ACfaの登場人物、「真改」から。
    ACfaの真改はORCA旅団のメンバーだったが、faでのORCA旅団に当たるバーテックスと妖夢の関わりは薄い。
    (シナリオ中盤から汚忍の手引きで参入するが)
    機体構成のASミサイルは半霊を、レーザーブレード二刀流は妖夢の戦闘スタイルを反映したもの。
     
    過去機体の「スプリットブロッサム」は真改の機体「スプリットムーン」から。スリットではない。
    元ネタの名前はエンブレムの絵から意訳するなら「斬月」といったところか。
  • レミリア・スカーレット
    (OW以外は)最低限の武装、赤いカラーリング、レイレナード系の機体など、ネクストはACfaの独立傭兵、ハリのクラースナヤを参考にしている。
    グラインドブレードを乗っけている理由は、「フランの肉親繋がり」から。
    ACVにおけるグラインドブレードの使い手「ジャック・バッティ」の義娘の名前が「フラン」だから、という安直な発想である。
    名前が同じでも、フルネームは全然違うのだが。
     
    過去編における元ネタはAC4の登場人物で、レイレナードの主力オリジナル、No.11 オービエ。
    「高い攻撃性で知られ、味方を巻き込む戦い方を行う」という元ネタの設定から、過去編の彼女はかなりささくれ立っている。
    ちなみにAC4のオービエはストーリーにおける出番が皆無。声はおろか、名前すらまともにでてこない。
    (もっとも、ストーリーで出番のないリンクスは彼に限った話ではないが……)
    ACfaでレイレナードの生き残りが真改だけと解説されたことから、おそらくはリンクス戦争で命を落としたと思われる。
  • フランドール・スカーレット
    乗機が破壊天使なのは、某MUGEN動画で破壊天使に乗って大暴れしていたことから。
    過去編における元ネタはAC4におけるノブリス・オブリージュのリンクス、No.4 レオハルト。
    騎士道精神溢れるイケメンだが、フランドールにそういった要素は反映されていない。
    ローゼンタールグループの象徴を強要され、行動の制限や言動を矯正されるなど、抑圧された環境を過ごしており、レミリアと違う方向で危うい状態にあった。
    過去編で別人のように怒り狂ったのも、抑圧された感情をぶちまけた結果。
  • 長江 衣玖
    適性があるという理由だけでインテリオルのOLから一転、汚染物質吹き荒れる戦場に放り込まれてしまった不運な人。
    元ネタになったキャラは特にない。DESIGEではダン・モロポジションとされているが、ヘタレというよりは苦労人。
    機体名「レガレクス・ルッセリイ」はリュウグウノツカイの学名が由来となっている。
    機体の構成はfaのフランソワ=ネリスのネクスト「バッカニア」を意識した内容。
  • フレア・コーヴァス
    PoS編の霊烏路空。
    リンクスネームの由来はフレア=太陽面爆発、コーヴァス=からす座。
    コーヴァスについては、ギリシャ神話においてカラスは太陽神アポロンに仕えているとされることから。
    というのは後付けで、実際は某ロックマンのボスキャラ「ジャック・コーヴァス」の名前のもじったもの。
    乗機に「HUGE CANNON」を載せたのは「HUGE CANNON」が核弾頭を発射する兵器であることから。つまり核繋がり。
  • 有澤隆文CUBE
    二人とも原作fAのリンクスであり、乗機が屈指の変態機体として知られる。
    カラードランク一覧に「この2りはさすがに本人じゃないと」とのコメントがあったが、
    まったくもってそのとおりだと思う
    つーかこの二人の代わりになる奴がそうそういてたまるか
  • 八雲紫
    PoS編の八雲紫。
    機体名「ドゥ モンデス」は彼女のテーマ曲「二つの世界」をフランス語訳したもの。
    このような機体名にした理由は異世界から来た主人公に対するちょっとしたジョークという裏設定がある。
    機体構成は「初代ACの強化人間のように強武器をしこたま詰め込んで重量過多の機体を無理やり動かす」というコンセプトで作成。
    色が紫であったからLRに登場する「ファシネイター」を意識したアセンにしようかとも考えたが、紫とジナイーダの性格、言動、思想がまったく似ていなかったので止めることに。
    本編において企業、特にオーメルで影でつながっていたのはORCAを、策謀家である点はORCAの参謀メルツェルを多少意識している。
    その他の部分はほぼオリジナル。
    「DRAK'Sお茶会」及び「博麗神社跡地」でAMS適正の付与手術をされたという設定は書籍「アーマード・コア A NEW ORDER of “NEXT”」でオーメルが同様の手術を行っているという噂があるとジョージが述べているのが元ネタ。
     
    ジオ・マトリクス設立の経緯はAC2に登場する同名の企業の設立経緯とほぼ同じ。
    登場させた理由は「ボーダー商事」が潰されているのにまた同名の企業をだすのはどうかと思ったため。
    そのため別の企業名を考えていたのだが、せっかくだから過去シリーズの内「ボーダー商事」と同じ運送会社*5に関係する企業を出そうと考え設定を調べた。
    その結果「ジオ・マトリクス」の前身が輸送会社「ジオ・エクスプレス」であるという記述を攻略本か何かで見つけ、運送会社繋がりで「ジオ・マトリクス」にした。
     
    ネームレスの正体でもあると言う設定にしたのは、ミステリーのカラーが紫だったこと及びエンブレムのホルスの目がスキマの目と似ているなと作者が感じたため。
     
    作成には相当な難産で何度も登場シナリオの差し替えを行った。
    作成のきっかけはPoS編のラストミッション投稿された後、八雲紫が登場していなかったから登場させようと思い構想を練ったことが始まり。
    だが早々に頓挫。理由は八雲紫が強すぎること。
    いくらネクストだろうと「コクピット内にスキマワープ→リンクス殺害」
    という、あまりにもひどすぎるネクストの無力化が可能だということ。
    同様に本編で主人公及び他のリンクスたちが必死にワンダフルヘブンに侵攻していたのを、
    スキマワープ一つで解決できてしまい、結果、本編が茶番劇に陥ってしまうと考えた。
    結局苦肉の策で境界を操る程度の能力を弱体化させ「四次元ポケット程度しか使えない」と改変した。
    またAMS適正が特殊であるのは、PoS編のラストミッション投稿された後なので既に本編のほぼ全てのシナリオが完成していたため、そこに紫を割り込ませるのは難しくかといって訳もなく戦いを楽しむような快楽主義者としては描けなかった。正直私の力量不足というのが大きいが…
    原作及び学園モノで自分の愛するもの*6を守る八雲紫が快楽主義に堕落するというのがどうしても想像できなかった。
    結果、AMS適正がいつ消失するかわからないため裏方に徹していたということにした。
    この他に作成の時の注意点としてPoS本編が茶番劇にならないようにした他設定面の矛盾ができるかぎり生じないように注意した。そのため、本編に絡めないようにもした。

レイヴン&ミグラント

  • アップルボーイ
    レイヴンサイドにおける主人公的存在。
    元々は「ARMORED CORE 3」の登場人物。3主人公の同期で、序盤から雇うことのできるレイヴン。
    話が進むごとに成長し、最終的には終盤の相手とも互角に渡り合う、王道的な要素が詰まった好青年。
    とはいえ、AC3の彼はイレギュラークラスの実力者ではない。
    リンクスが主体となる当シナリオでは描きにくい、4以前の主人公の要素が含まれていると思われる。
  • シーラ・コードウェル
    元々はACLRのオペレーター。
    ACLRの主人公は作中で激動の24時間を戦い続けた超人だが、彼女もその主人公を24時間ぶっ続けでオペレートした凄まじい人。ACの機体整備係といい、LRの面々は働きすぎである。
    PoS編ではアップルボーイのオペレーターとして彼をサポートする。
    どこぞのミグラントの先駆けのような守銭奴であり、お金にがめつい繋がりで霊夢との会話が度々見られた。
  • エド・ワイズ
    シーラ同様、ACLRの登場人物。
    主人公に雇われたリサーチャー(いわゆる情報屋)として、レイヴンの情報を提供したり、特定の条件を満たすことで彼が書いたミッションごとのレポートを閲覧できる。
    ゲーム中で声としての登場はないが、かなり辛口な人物。敵レイヴンをこきおろすこともザラだが、実際に戦ってみると、評価以上に強かったりすることもよくある。ACLRプランナーの宮崎氏曰く「優秀ではあるが、頭がいいことを鼻にかけ、基本的に他者を見下す傾向がある」とのこと。
    PoS編でも毒舌は相変わらずだが、評価を受け止めやすいように性格を若干マイルドにしている。
  • ジャック・O
    元々はACNX、ACLRの登場人物。
    ACNXではあまりの弱さから弱王などと揶揄されていたが、ACLRでは騒動の黒幕であり、あるルートでは一人のレイヴンとして、熱い生き様を見せた。
    2次ネタや学園モノ本編ではゲイヴン共の筆頭格の扱いだったが、PoS編ではバーテックスのリーダー、頭脳労働として暗躍している。
    終盤ミッションのリンクス達への激励を最後に出番が途切れるが、エヴァンジェやアップルボーイと同様、彼もカオスロート破壊における重要な作戦に携わっていると思われる。
  • エヴァンジェ
    ジャック・Oと同じく、元々はACNX、ACLRの登場人物。
    ACLRではルートによって扱いが噛ませ犬、ライバル、ラスボスと大きく変化する。
    中でもライバルとして登場するルートでは、主人公を送り出し、瀕死の身で強敵に立ち向かうという熱い姿を見せてくれる。
    閉じる扉越しから見せる、その漢の背中に胸を打たれた者も多い。
  • シーモック・ドリ
    公式小説『ARMOREDCOER4アナザーストーリー・Vol.4 熱砂の嵐』『Retribution』の登場人物。
    作中で唯一ノーマルでネクストを撃退した傭兵として知られる。
    機体とAMSでつないでいるという設定はNXのムービーのジノーヴィーの様にPoS編の乗機デュアルフェイスを動かすための理由付け。
  • カロンブライブ
    PoS編の妹紅。
    元ネタはSLの同名のレイヴンそのまま。
    設定や不死鳥のエンブレムなど狙ったのではないかと思うほど妹紅と合いすぎである。
    ちなみにSLは2003年、永夜抄は2004年に発売。と一応SLの方が先である。
    とはいえ神主のミリタリーに興味ない発言を考慮すると参考にしたとは考えにくいが。
  • メルラン
    AC名は天才トランペッター、クリフォード・ブラウンに由来。
  • ナイトミスト
    正体はスパロボKのミストさん。
  • Dr.⑨
    PoS編のチルノ。レイヴン名はNXのDr.?のオマージュ。
    ACはNBのナインボールレプリカそのまんま。
     
    以上は番外イベントのアリーナマッチに参加したときの内容だが、PoS本編の設定では「アブ・マーシュ」その人としてラインアークを拠点に活動している。フォーミュラフロントのやり手アーキテクトとしてラインアークの収入の一部を担っているという設定。
     
  • 雇われ
    「ARMORED CORE V」主人公その人……とはいかなくとも、彼(もしくは彼女)を意識したキャラクター。
    一応、東方キャラの置き換えも考えたのだが、追加して早々没という形で差し戻した。
    「雇われ」はジャック・バッティが主人公を指して呼んだ二人称。AC主人公の例に漏れず名前は設定されていない。
    従来のAC主人公のようなキャラがいてもいいだろうという理由から人物、性格、性別、行動原理に関しては敢えて設定せず、見た人に委ねるようにしている。筆者的には「何を考えているかわからないクソ傭兵」。
  • ピクシー
    PoS編の大妖精。色々な要素を混ぜた結果、二次創作全般で見られるキャラとは程遠くなっているが。
    表面的なキャラ設定の大本は「ACE COMBAT ZERO」のピクシーことラリー・フォルク。
    そこに「ARMORED CORE VERDICT DAY」の登場人物、ファットマンとマギーの要素をミックスしている。
    「雇われ」のスピンオフでは、ネクストを駆る彼女との戦闘を考えていて、ラスボス(もしくは終盤の山場)にする予定だったが、そこまでの過程がまとまる前に別の人の手でラストミッションが投下されたので、回想という形でねじ込んだ。
     
    かけ合いなどでイメージしていたCVはゆかな女史。
    ピザを食べる描写は女史が演じた「コードギアス」のC.C.の好物から。
  • 伊吹 萃香
    今はミグラントとして収まっているが、そこに至るまで何度も荒れた経緯があるキャラ。
    最初彼女が追加された時、筆者が覚えている限りでは「巨大化した生身の体でネクストを相手に無双した」というACシナリオに出す意味がわからない設定だった。
    次に追加された時はORCA旅団をモチーフにした組織を率い、クレイドルを落とすことを画策する戦闘狂*7、というこれまた荒れそうなキャラ設定。実際荒れた。
    批判や問題点の指摘が上がったため、これも消滅した模様。
    萃香攻略√初稿のアレっぷりといい、彼女が杜撰な扱いを受けてばかりなのは気のせいだろうか……。
     
    その後、筆者が残りのDRAKメンバーの追加を考えた際、散々揉めた経緯から、オールドキングみたいなキャラにするくらいなら意趣返ししてみよう、と角が取れたオールドキングを引っ張るキャラにして投下した。
  • クラーナ・ドリズル
    PoS編の霧雨魔理沙。
    名前の由来はドリズル(drizzle)は霧雨。
    クラーナは「DARK SOULS」の師匠ことイザリスのクラーナから。
    PoS編にほとんど魔理沙が登場しなかったので、EXミッションなどの番外編に多く登場させるようにした。
  • フエーゴ・ルエダ
    PoS編の火焔猫燐。
    名前の由来はスペイン語でフエーゴ=火、ルエダ=車輪。お燐の元ネタの妖怪「火車」そのまんまである。
    行動は原作の彼女の設定をAC風にアレンジしたもの。ただし、PoS編では仲間の死を通して死体を持ち帰ることに抵抗感を覚えるようになり、原作や学園モノ本編ほどネクロフィリアでは無くなっているという裏設定がある。

その他

  • 管理者
    名前はAC3の舞台となる地下都市レイヤードを管理するメインコンピュータから。
    その立ち位置はACシリーズに度々登場する「人類全体を管理するAI」を踏襲したものとなっている。
    初代ACでは地下世界のパワーバランスの調停、AC3系では人類に対する試練として彼らに襲いかかり、ACV系では荒廃した世界、並びに人類を救済するための方法を模索していた。
     
    当シナリオの管理者は、気の遠くなるほど昔に異世界から流れ着いた超大型シェルターを統括する存在で、地層に半ば埋まったシェルターの上で今の人類は復興と衰退を繰り返していた……という設定。
     
    ちなみに、管理者の手足となる機動兵器の多くは「DARK SOULS」の登場人物やモンスターがモチーフとなっている。
  • 疑似ネクスト Type2.0
    元ネタは「ARMORED CORE V」のゾディアック。
    AIの名前は「DARK SOULS」のグウィン王の四騎士+αから。
  • アルトリウス
    PoS編のラスボス。
    四騎士の一人「深淵歩きアルトリウス」とゾディアックの一員「No.8」から。
    機体名の「グレイウルフ」はアルトリウスの友人「灰色の大狼シフ」が由来。
  • オーンスタイン
    同じく四騎士の一人「竜狩りオーンスタイン」とゾディアックの「No.2」から。
    機体名の「ライトニングレオ」はオーンスタインが得意とする雷攻撃と彼のシンボルである獅子が由来。
    ちなみにACfaに「イルビス・オーンスタイン」というリンクスが登場するが、彼のネタは特にない。
    出会い頭に「肥え溜めにぶち込んでやる」とかのたまうオッサンだし
  • キアラン
    同じく四騎士の(ry「王の刃キアラン」から。
    ゾディアックの戦闘要員に女性メンバーはいない。オカマならいるが。
    機体名の「ホーネット」はキアランのシンボルである蜂が由来。
    「DARK SOULS」のキアランも牽制の斬撃から、猛毒の一刺しを見舞う二刀流の使い手。
  • ゴー
    同じく(ry「鷹の目ゴー」から。
    機体名の「ホークアイ」は彼の二つ名が由来。
  • S-mough
    元ネタは四騎士ではなく「処刑者スモウ」から。
    機体名の「エクスキューター」も彼の二つ名が由来。
    元ネタの処刑者スモウはオーンスタインと共に、中盤の壁としてプレイヤーの心をへし折ってきたが、シナリオ中でオーンスタインとの連携はみられない。

登場兵器

  • カオスロート
    元ネタは「DARK SOULS」のボス「混沌の苗床」とACLRの「インターネサイン」。
    旧世代の兵器を作り続ける工廠の中核であり、ACLRにおける倒すべき敵。
    混沌の苗床はイザリスの魔女が生み出した歪な化物で、本作屈指の戦うのが苦痛なボス。
    幾つかの手段を踏まないと弱点が出現しないのだが、それまで一方的に攻撃を仕掛けてくる、PSと関係のない転落死が多発する。しかも一撃を入れた時点で倒せてしまうので、苦労に見合わずあっけない。
    嫌な要素ばかりの敵でも、戦いたくないボスの筆頭ではないのがDARK SOULSの妙だが。
    ちなみに専用BGMや英語版の名前は「Bed of Chaos」。
  • カオスウィッチ
    元ネタはACLRの自律兵器「パルヴァライザー」と「DARK SOULS」に登場する混沌の魔女の関係者やデーモン。
    インターネサインの自衛のために作られた兵器で、破壊されるたびに戦闘経験をインターネサインに送る事で、インターネサインが改良したパルヴァライザーを製造する。これを繰り返すことで、手が付けられない強さを得る「進化する兵器」。その設定からゲーム中には多数の形態が登場する。
    ジャック・Oの目的はこのパルヴァライザーとインターネサインの破壊にあった。
    ルートによってラスボスとして立ちはだかる他、隠しボスとして最後のレイヴンに襲いかかる。
     
    PoS編に登場するカオスウィッチの型番は爛れ続けるもの、百足のデーモン、混沌の魔女クラーグ、魔女イザリスが由来。何れも混沌の苗床と縁深いデーモンや人物から取っている。
  • SD-YAMATO/P-OS
    元ネタは宇宙戦艦などで有名な「戦艦大和」から。
    名前の意味はSuper Dreadnoughts*8-YAMATO/Paradise Of Stain。
  • Ad/ABYSSAL QUEEN
    大型超弩級戦艦破壊の項で触れられているが、元ネタは「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する「南方棲戦姫」。
    攻撃手段のオービットは取り巻きのソルディオス護衛要塞、武器腕は南方棲戦姫の立ち絵の砲をイメージしている。
    ダメージごとに攻撃手段を変えて立て直す特徴は、南方棲鬼,南方棲戦鬼,南方棲戦姫と、海域を進むにつれ、「ボスが変化する」点と「クリアにはボスを何度も撃破する必要がある」イベント海域の仕様から。
  • CV-GF/P-OS
    元ネタはAC2、AC2AAに登場する航空母艦「グレイフォートレス」。
    名前の意味はCarrier Vessel*9-Gray Fortress/Paradise Of Stain。
    元ネタのグレイフォートレスは双胴型の航空母艦だが、海上施設に接近して砲撃を仕掛けるなど、空母としての運用はあまり見られない。お前らの指揮官は無能だな!
  • シス
    元ネタは「DARK SOULS」に登場する「白竜シース」とACfaのAF「アンサラー」。
    DARK SOULにおけるシースは水晶の力で不死となっており、水晶を破壊しない限り、ダメージを与えてもすぐに回復されてしまう。シスが破壊不可能なプライマルアーマーに守られている点はこの辺りが元ネタか。
  • ギーラ
    元ネタは「KING'S FIELD」に登場する「黒竜ギーラ」と「DARK SOULS」の「黒竜カラミット」。
    シスの対となる機動兵器があれば絵になるのではと考え、追加。
  • ニト
    元ネタは「DARK SOULS」に登場する「墓王ニト」とACfaのAF「ジェット」。
    子機の随伴は、ニトが行う部下の召喚を反映したものだと思われる。
    余談だが、ジェットの由来はジェット噴射の方ではなく、黒玉(jet)という樹木の化石から。
  • ABYSS WALKER
    ARMORED CORE Paradise of Stain編のラスボスを務めた特殊兵器。
    元ネタはACVのラスボス「EXUSIA」+「深淵歩きアルトリウス」。
    名称は「深淵歩き」をそのまま英語にしたもの。

その他

  • 復刻兵装
    過去作品の武器をネクストにも使わせたいという理由から追加した。
    各作品で有名かつ優秀な性能だった武器を中心に独断と偏見で選んだ。
    • WA-Finger NX
      元ネタは「ARMORED CORE PROJECT PHANTASMA」に登場するマシンガン「WA-Finger」。
      攻撃力250の弾を5発同時発射、しかも装弾数が3000発*10で軽いという特徴がある。至近距離で撃てばラスボスさえも瞬殺できる鬼畜性能。
      続編「ARMORED CORE MASTER OF ARENA」では攻撃力・装弾数が低下し、重量に見合った性能になった。当たり前だ
  • LS-1000W NX
    元ネタは「ARMORED CORE MASTER OF ARENA」に登場するブレード「LS-1000W」。
    特に強武器というわけではないのに登場させた理由は、シリーズ初の光波ブレードであるため。
    「ボタンを軽く押して使用すると~」からの文はこの位扱いやすかったらよかったのにという筆者の願望。
    各シリーズでも光波ブレードは攻撃力、射程、命中率の点から扱いにくい。
  • KARASAWA-MK2 NX
    元ネタは「ARMORED CORE 2」に登場するレーザーライフル「KARASAWA-MK2」。
    これまた歴代のカラサワに見合った桁違いの性能を誇る。攻撃力、連射性能、使用時消費EN、被弾時の衝撃力、装弾数と極めて高水準でぶっちゃけこれだけ装備してれば大抵のミッションはクリアできる。
    タンクなど一部の脚部の時は装備できないこと、重量がありこれ以外の武装が装備できないことが弱点。
    というかそれしかない
    その高性能ゆえ両肩追加弾倉「EXM-DD02」ENスナイパーライフル「ZWF-S/NIGHT」と並んでAA三大凶武器と言われることが稀に良くある。そして対戦では真っ先に使用が禁止される。
    説明文の「後にパッチでPA減衰力が低下」は続編「ARMORED CORE2 ANOTHER AGE」で被弾時熱量が減少したことが由来。
    「弱体化したとはいえないという声多数」とはステータス調整に対するユーザーの意見で実際作品内でもその強さは健在。
    fAでKARASAWA-MK2を使いたいという筆者の考えから追加した。当時の強さで登場しようものならfAがヌルゲーとなりかねない。
  • CR-WH01HP NX
    元ネタは「ARMORED CORE NINE BREAKER」に登場するハンドガン「CR-WH01HP」。通称、リボハン。
    装弾数は少ないが高い攻撃力を持つ特徴がある。
    同作品では特に注目されなかったが、部位破壊とゲーム速度の上昇したLRで日の目を見ることになる。
  • CR-WBW98LX NX
    元ネタは「ARMORED CORE NEXUS」に登場する両肩レーザーキャノン「CR-WBW98LX」。通称、ライウン砲。
    パーツ自体は3から登場していたが、NXで威力が大幅に上昇。当てられさえすればACを2発で撃破可能なほど。
    名称は3・SLの名称「CWX-LIC-10」のほうが適切だと思ったが、NX以降の方が知名度は高いと考え、NX以降の名称を採用。
  • OP-INTENSIFY NX
    元ネタは「ARMORED CORE 3」に登場するオプショナルパーツ「OP-INTENSIFY」。
    コアのオプショナルスロットを全て消費する代わりにACの性能を桁違いに向上させるシリーズ伝統の強化オプション。
    強化内容はfAに合わせて変更した。
    キャノン発射制限解除→機体安定性能+50%
    機体温度上昇量-50%→PA整波性能+50%
    射撃補正+10%→ロック速度・ミサイルロック速度+10%
    レーダー機能付加はfaはレーダーを常備しているのでレーダー性能そのものを強化した。
    コアのミサイル迎撃率+10%はふさわしいものが見当たらなかったので削除。

*1 ボスラッシュ6連戦の5体目の相手なので仕方ないといえば仕方ないが……
*2 一応傘下のローゼンタールにダリオ、アスピナにCUBE、計二名はいる。だが、この二名で他の勢力のリンクスを倒すのはほぼ不可能。しかもダリオは原作ならばともかくPoS編では素直に企業に従うとは考えにくい(違ってたらすみません)後者は原作PoS編共々、あくまでも新兵器のテストパイロット。加えて両機の機体構成も火力が平均的なバランス型と牽制向けの軽量機なので、他の上位ランクと互角に戦うのは難しい。
*3 公式は仄めかしている程度だが
*4 ACシリーズは登場人物があっさり死亡することが多いが、同じ感覚で置き換えキャラを死亡させることに抵抗感があったので、悲惨な過去があれどFF11、東方キャラで死亡している者は(少なくとも筆者が書いた範囲では)いない。
*5 後で調べたところ運送会社に限らず、紫の運営する会社全般を「ボーダー商事」という事を知った。完全なニワカであった。
*6 原作では幻想郷。学園モノでは陰陽鉄学園、おそらく霊夢も含まれると思う
*7 オールドキングをモチーフにしたつもりなのだろうが…
*8 超弩級戦艦のこと
*9 正規空母の類別略号。アメリカ海軍とカナダ海軍が用いる
*10 5発動時発射のため装弾数は実際は600発