シナリオ/暴食魔剣伝説

Last-modified: 2012-06-19 (火) 23:54:02

イベント名

概要

シナリオ傾向:シリアス[中] コミカル[中] ほのぼの[中] 恋愛[有] 欝、人死に[無] 百合、大統領ネタ[無]

登場人物関係:登場人物の制限[有] キーキャラクター[リューサン、ブロントさん] 敵対キャラクター[モブ不良]

攻略関係:イベント発生時期[5~6月] 総所要日数[2日] 他シナリオとの平行[可能] 戦闘難易度[低] 攻略中ヒロインの関与[有]


発生条件

主人公がリューサン、ブロントさんのどちらかで、5~6月までにリューサン、ブロントさん、衣玖、天子の4りの互いへの好感度が一定以上。
一見複雑なようだが、リューサンとブロントさん、衣玖と天子はゲーム開始時点で既に条件を満たしている。なのでリューサンなら天子と、ブロントさんなら衣玖と好感度を上げれば簡単に発生する。
リューサンかブロントさんが主人公なら好感度を上げる必要が1り分減る。

攻略

グラットンにかける思い

その居酒屋はリューサンの自宅でもあった。
居酒屋といっても学生にも人気の飲食店の面が強く、老店舗ながら地味に人気のある、スルメみたいな店だった。
アルバイトの衣玖さんは看板娘扱いだったりする。
ブロントさんが良く妹の天子を連れて来ることも多い。

 

「いらっしゃい!・・・お、ブロントさんに天子じゃないか。また来てくれたのかい?」
「俺は偶然近くを通りかかったのだがここから旨そうな匂いを感じ取っただけで常連とは無関係」
「何でそこで否定するのかいまいち分かりません・・・」
「まぁ、ブロントさんだからね。衣玖にもいつか分かる日が来るわ。頭でなく感覚で分かる日が」

 

「そういえば・・・今更、帯刀してることに突っ込みいれたりはしないが、その剣はボロボロだよな。ブロントさん、他の剣を新調したりしないのかい?」
リューサンがグラットンソードを指して言ったが、反射の如きスピードでブロントさんは口早に返す。
「グラットン持ってるナイトは高確率で光と闇が備わり最強に見える。ナイトがグラットン手放すとか一般的に考えられないでしょう?」
「ははっ・・・随分と気に入ってるんだな」

事件の夜

その日もいつも通りに営業し、夜も遅くなりつつあったので本来の居酒屋としての面が強まる頃、店先に天子が駆け込んできた。
「天子さん?どうしました、そんなに慌てて・・・」
「お、お兄ちゃんが・・・」
「・・・ブロントさんがどうかしたのかい?」

 

天子の話によれば、50人ほどの不良の大グループが1りの男を囲んでいて、その男というのがブロントさんそっくりの・・・ファイナルタツヤだったらしい。
不良たちは口々に罵っているが、内容から察するに、どうも以前ブロントさんにコテンパンにされ恨みのある連中が集まりブロントさんと間違えてタツヤに絡んでいるようなのだ。
見かねたブロントさんが不良たちに突っ込んで、2対50で喧嘩を始めたという・・・。
「人違いでリンチとか、お粗末すぎるでしょう・・・」
「とにかく、放っては置けないな・・・。衣玖さん、天狗ポリスに連絡を。俺はブロントさんたちの所へ・・・」
「いえ、私もお供させてもらいますよ、リューサン」
「・・・衣玖さんまで付き合う必要はないはずだ。優等生の君が問題を起こすわけには・・・」
「友達の危機を見捨てるくらいなら、地位も名誉も【いりません。】」
きっぱりと宣言する衣玖。リューサンは「お人よしだな・・・」と呟いたが、止める気はもうないようだ。
「え・・・と、友達って・・・」
「もちろん、ブロントさんと貴方のことですよ、天子さん?」
「えぇ!?あ・・・えと・・・」
「和んでる時間は無いぞ、急ごう!」

 

50人を相手に、たった2りで良く持ちこたえたと賞賛すべきではあるだろう。
だが、そこまでだった。
「ファイナル数の暴力か・・・!」
「・・・ちぃ」
遂にブロントさんが膝を着き、グラットンソードを手放してしまう。
「手間かけさせやがって・・・」
「この剣はてめぇが大事にしてるもんだったなぁ?」
「こんなボロボロの剣なんか大事にしてどうしようってんだか」
「・・・返せ・・・」
「あん?」
「それは・・・おりの物なんだが・・・っ?」
「そんなに大事なら、目の前でぶっ壊してやるよ!!」
不良の一人がグラットンを手に掛けようとした、その時。

 

青い閃光のような何かが不良を跳ね飛ばし、グラットンを取り返した。
「おもえは・・・!?」
「間に合いましたね・・・」
「ブロントさん、大事な物は手放しちゃ駄目だ」
リューサンと衣玖だった。ブロントさんを立ち上がらせ、その手にグラットンを握らせた。
「お兄ちゃん、大丈夫!?」
「天子・・・お前がリューサンと193を呼んでくれたのか」
「それでも数はこっちのが上だぞ!」
不良が気丈に言うが、明らかに焦っている。数では劣っていても・・・既にブロントさんたちには「負ける気」など、とうに無かったのだ。

 

「・・・夜中に騒がしい子供たちだ」
「【えっ!?】」
一同が一斉に声の方を見ると、そこにいたのは・・・。
「や、八坂先生!?」
八坂神奈子だった。50人もいる不良も、その全てがたじろぐ。

 

「55り、ぜいいん纏めて説教だ!!」

 

「・・・え、こっちも!?」
「当たり前だ」

 

不良50人との戦闘。
一人あたりは貧弱一般人並ではあるが、序盤も序盤のイベントなので、それはこちらも同じだ。
とはいえ神奈子が飛びぬけて強いので、そのサポートを重視すれば楽な相手のはず。

 

「勝ったと思うなよ~・・・!」
「もう勝負ついてるから」
50人もいた不良たちが散り散りになって逃げていく。・・・勝ったか。
「はぁ~・・・お兄・・・ブロントさんは無茶しすぎなのよ」
「すいまえんでした;;」
「今度からこんなことはしないでね!分かった!?」
「hai!やはり持つべきものはやはりフレだな・・・」
「ブロントさんの無茶っぷりは、これからも変わらない気がするな・・・」

 

「さて・・・天狗ポリスに粘着される前にさっさと家に帰りな」
「・・・八坂先生、我々は相応の指導を受けるのがファイナル妥当だと思うのですが・・・」
「私のログには何も無いな。さぁ行った行った」
「・・・ファイナル感謝する」

 

「タツヤとリューサン、それに・・・えーと、てんこちゃん?」
「天子ですっ!」
「ごめんごめん、天子ちゃんには頼れるナイト様が付いてるから心配無いとして・・・永江が一人になる形か。私が送ってやろう」
「あ、ありがとうございます・・・」

 

「・・・リューサン」
「ん、どうした、衣玖さん。八坂先生を待たせると悪いよ」
「分かっています、なので手短に。・・・リューサン、貴方はブロントさんを無茶と言いますが、常識的に考えて私たちも十分無茶しましたよ」
「うっ・・・痛いところを」
「・・・リューサンも、あまり無茶はしないで下さいね?」
「・・・そう、だな。肝に命じよう」
「それでは、おやすみなさい。また明日」
「ああ、また明日・・・」

一連の騒動を見守る2り

「もしもの時のためにと待機してたが・・・大事には至らなかったみたいだな」
「無駄足とはwwwwwカイエン殿も大変でござるなぁwwwww」
「お前がカイエンだろ!!」
「セシル殿かたじけのうござるwwwwwwかたじけのうござるwwwwww」

報酬/称号

  • 登場したキャラたちの好感度上昇
  • 両手槍「戦ん乙女の槍」
  • 称号「伝説の始まりに立ち会う者」
    また、直接の報酬ではないが、不良50人との戦闘の経験値は無駄にならないはずだ。