シナリオ/潜入!月光女学院の暗部!?

Last-modified: 2011-05-22 (日) 02:49:04

イベント名

概要

独自の教育機関を擁し、他者との付き合いが希薄な月人達。彼ら彼女らの行っている所業は一体何なのか?
月光女学院の内部に潜入し、そこで何が行われているのかを調査するシナリオ。閉鎖的な月人達の警備はまさに鬼の力と言ったところで、普通に見て回ったところでも唯の学校でしかないのだが…
多くの警備システムを掻い潜りながら、月光女学院内部で行われている開発研究の一端を窺うことが出来る。しかしながら勿論というか、このシナリオでその全貌を解明することは出来ず、プレイヤーは散りばめられた情報から推測することしかできない。
また、月光女学院内部で特定のボスを目覚めさせ撃退すると、それに関連した事件の真実を説明してもらえる代わりに、それ以後の潜入が不可能になる。事実上の終了イベントである。詳しい情報を集めるために、このイベントを達成する前に色々な所を調べておく事を勧める

発生条件

話を進める条件として、依姫が陰陽鉄学園に交換留学していることが必要。実際に月光女学院に潜入するまでには多くの条件をクリアする必要がある上に、転入初期では依姫からの協力が得られず、攻略も難しくなる。同時進行出来るが、実質依姫ルートの延長となってしまっている。・・・豊姫はいいのかって?姉は別に・・・実際、豊姫が協力すると能力であっさり潜入できるので、メタ的な意味もあるが。
後、射命丸をフレリスに登録して、一緒に行動できるようにしておく必要もある。こちらは苦でもないが、シナリオ終了後には、(選択肢次第だが)射命丸の好感度も高くなるので、二人の攻略のためのシナリオという見方でいい。

  • まずスコールと知り合い、度々会うようにする。すると、スコールを遠巻きに観察するラグナを発見できるので、話しかけておく。
  • 射命丸を連れた状態でラグナに話しかけると、ラグナの身の上話に発展する。しかし途中で射命丸が『ジャーナリスト活動中の体験談が不足している不具合』を指摘する。ラグナは頭を掻きながら「悪い。忘れちまった」と言うだけで、尚も喰い下がろうとすると「この話はおしまいだ」と強制終了させられてしまう。
  • ラグナと知り合ってから、ラグナが記事を寄稿していた古雑誌『ティンバーマニアックス』(略してティンマニ)を各地で見つけられるようになるのだが、上記の話の後、新たに『月人は何を企んでいる?月光女学院の秘密研究施設!?』という見出しの書かれたティンマニを発見できる。そこには、月人達が怪しげな研究を行っているのではないかという趣旨の文献と、その施設内の写真(ラグナ撮影)が載せられていた。
  • 翌日の学校でこのティンマニを射命丸に見せると、真偽を確かめるために依姫に訊くことになる。「そのような事実は一切無い」と切って捨てられるが、納得のいかない射命丸。仕舞には潜入するという話になり、その準備と実行にPCも付き合わされることになる。尚、この時とその後(依姫のルートを進めた後など)の選択肢によっては、依姫自身もこの潜入に参加することになる。

攻略

警備システムに注意しながら、セキュリティの解除、警備員との戦闘などを繰り返し、月光女学院内部へ進行する。警備員の中には人と思えない様な身体能力を有した者も多く、警備ロボットも優秀なため、戦闘難度はかなり高い。回復アイテムの備蓄なども十分行っておく必要がある。
からくり部の面々の協力を要請しておけば、警備システムやセキュリティに対して有効なアイテムを作ってもらえるので、是非活用しよう。
尚、地上階が学校施設、地下階が研究施設という構成になっている。依姫をPTに入れている場合は、地上階で咎められることがなくなる。
準備段階でスネークと話をすると、長い長い段ボール談義のあと『ダンボール』が手に入る。スネークオススメのスニーキングミッションの必需品で、警備システムや警備員の目を誤魔化しやすくなる優れモノ。明らかに怪しい場所で使用していてもバレない。不思議。
ロールシャッハをPTに入れれば、学院内部への潜入は容易になるので、とりあえずクリアしたい人にはお勧め。しかしルートが固定されてしまう為、他のエンドを見たい場合は避けた方が良い。

神をおろす儀

神おろしとは如何なるモノなのかを探っているようだ。それに見合う存在、例えば人、動植物、無機物などの構成要素、製造過程、時間経過、実際に憑依させた神などが詳細に記録されているデータを見る事ができる。その因果関係から何を導きだしたのだろうか?

  • 魔女は一つに(終了イベント)
    月光女学院地下の一室に、謎のヒトガタを封印したままの装置が置かれている。
    PTにリノアがいると、突如としてリノアの謎の力にPC達が吹き飛ばされ、PC達が体勢を整えるまでにリノアが装置の封印を解いてしまう。すると、装置から飛び出したヒトガタ――魔女アデルがリノアを吸収し、PC達に襲い掛かってくる。
    この戦闘では、アデルがリノアのHPを吸収するため、リノアが倒されないように回復しながら戦う必要がある。アデルは一ターン行動停止の溜め技『アルテマ』を使ってくるのでさらに注意が必要である。あと、PTにスコールがいなかった場合、5ターン経過でスコールが参戦してくれる。この時のスコールはリノアを助けるためフルジャンクションでやってくるのでかなり頼りになる。というか、スコール一人に任せてしまってもいいんじゃ…
    戦闘後は、騒ぎを聞きつけた警備員達に包囲され絶体絶命という状況で、ラグナがやってきて見逃してもらえる。ラグナは、17年前に起こった事の顛末をPC達に話し、今後のPC達の安全を保障するからもう潜入することは無いように、と厳重注意してくる。拒否する選択肢は無く、ラグナ達に守られながら学院を出て、街まで戻ってきたらそのままPTは解散、それ以後の潜入は出来なくなる。次の日の放課後、結果に納得のいかない射命丸とどこかバツの悪そうな顔をしたラグナが話し合っており、清く正しい射命丸と、珍しく真面目に相対するラグナの姿を見る事が出来る。愛する者を守るため行った行動だったが、結局ベストとは言えない結果に終わった男の言葉は、真実を追い求める者に何をもたらすか…締りの悪いまま、この話もまた闇に消えていくことになる。
  • 依姫をPTに加えていた場合
    PC達が月光女学院から出る際、彼女だけはその場に留まり、地下でこれまで行われてきた実験についてさらに詳しい話を聞く。陰陽鉄学園に帰ってくるのは次の日の放課後、射命丸とラグナの話が終わってからである。PC達の心配に感謝しつつ、明かされた真実について伝える事は一切しない依姫。真実を知ったとしても彼女は他の月人を護り導く者であるし、そう誓っていたのだろう。それでも…

月の裏側

破嵐万丈を連れてくるとこちらに分岐する。
月の民を自称する彼等が何故穢れだらけの地上にいるのか、何故月に戻ろうとしないのか。常々疑問だった主人公の疑問は意外な形で解答を得る。
『ベガ星人』・・・それは遥か遠い星からやって来た侵略者。それは星々を滅ぼす邪悪の化身・・・。
万丈の見つけた資料には宇宙からの侵略者によって月の民はその居場所を追われたと書かれていた。
なんとも荒唐無稽な話、しかしジョークグッズを何のために地下深くに隠すというのか。・・・確かめる必要があった。

  • ただ地球の平和のために
    破嵐万丈と共に月の裏側へとやって来たPC達。そこは既に戦場と化していた。情報に合致するベガ星人。そしてベガ星人と戦う人型の何者か。
    只一人誰も知らず、孤独な勇者がそこにいた・・・!
    スポット参戦:グレンダイザー&デューク・フリード
    本当にいたベガ星人と戦う事になる。PC用の機動兵器を用意しておかないと万丈のTPタンクに成り下がるので注意しよう。
    スポット参戦のグレンダイザーがとにかく硬いので、タゲは全部向こうに擦り付ける気持ちでいい。

穢れ無き命

輝夜えーりんのいずれかを連れてくるとこちらに分岐する。
潜入の最中、今の月の民が別に月人を祖先に持つ訳ではない事を聞かされるPCと文。では彼らは何故月の民を自称するのか・・・。
その疑問は間も無く氷解した。「ツキヒメ計画」・・・神依ろしとは異なるアプローチ、かつての月人を再生し、自身の魂を転写する・・・。
“月の民”とはすなわち、いずれ穢れが祓われるだろう自らを指す呼称なのだ!
資料を読み終えた瞬間、何者かが襲い掛かる。読んだ者を生かしては帰さぬとばかりに・・・。

  • ツキノヒメ(終了イベント)
    謎の襲撃者を打ち払い、先に進むPC達。
    輝夜は言う、「あれは蘇らせてはならない」と。永琳は言う、「ツキヒメは地上にあってはならない」と。
    理由は分からないが、起動前にツキヒメを止める必要があるらしい。だがツキヒメは既に実用試験段階に達していた・・・。
    ボス:ツキヒメver0.8
    穢れ(=攻撃)を寄せ付けぬツキヒメ。これのもたらす物がいまいち分からないPCと文。焦りを露にする輝夜と永琳。
    最早万事休すかと諦めが鬼なったその時、何故かアルクェイド(いない場合輝夜も)が駆けつける!
    「きた!もうきた!」「メイン真祖きた!」「これで封印できる!」と大歓迎の永夜組。置いてきぼりのPCと文。
    「星の息吹よ・・・!」
    「永遠の彼方に逝きなさい・・・凍れる刻の秘法っ!!」
    ツキヒメは凍り付き封印された。事態は解決した・・・らしい。PCと文を置き去りにしたまま。

より強き愛の世界

ロールシャッハを連れてくると此方の分岐に。
ロールシャッハの協力のもと、強力な警備体制を誇る月光女学院に潜入するPCと文。
その最深部に存在していたのは用途不明の巨大な装置、空っぽの培養槽。
コンピューターを操作して情報を引き出すと、其処には『知ってはいけない真実』が記されていた……。
「ツキヒメ計画」によって誕生した「真紅の魔女」は、現実改変能力を有している。
それによって「全世界の住民の願いが叶えられた最高の世界」を作り出す事を、月の民達は画策していたのだ。
慌てて計画阻止に動こうとする文だったが、その前に月の民が現れ「35分前に計画は実行済みだ」と宣言する。
秘密裏に、平和裏に、誰と争うことも無く、新世界は創られる。その中には月の民達の願望も含まれており、彼らは神に等しい存在へと生まれ変わっていく。
計画に異議を唱える者は少ない。極少数の反対者も、現実が改変されるに伴って、意見を変えていく。
挫けかけるPC達。だが……。

 

「笑わせるな」

 
  • 人間の可能性(終了イベント)
    「あの世界はドブも同然。しかも流れているのは人の血だ」
    「貴様らが『助けてくれ!』と、子供のように泣き叫ぶのも道理だろう」
    「――俺の答えは、Noだ」
    「貴様らの押し付ける『より強き愛の世界』なぞ糞くらえだ。俺はあの、最低の世界をこそ望む」
    ロールシャッハの放った言葉に、現実改変能力が押し留められる。
    彼の妥協しない超人的意思による決断は、「真紅の魔女」の願いに拮抗していたのだ!
    計画を阻止するには、今、この瞬間をおいて他にはない。
    PC達は、神となった月の民たち、そして「真紅の魔女」へと戦いを挑む。
    勝利、または敗北すると同時に、視界は真っ白な光に包まれて――……。

報酬/称号

  • 終了イベントをクリア
    称号『SeeD』……魔女を討つ者に与えられる称号
    武器『シューティングスター』……魔女アデル撃破時ドロップ

クリア後のイベントA (『魔女は一つに』クリア)

放課後にPCは校門の前で待つ人影を見つける。それは、ラグナの部下であるキロス。彼はPCに「ラグナ君が君と話したいそうだから、よければそこの車に乗ってくれないか?」とお願いしてくる。
承諾すると、ネ実市から少し離れた田舎町の花畑に移動、そこの小さな墓石の前にラグナがいる。「何かようか?」と問うPCに、ラグナは「この場所でレインに告白したんだよな~」と昔の事を語り始める。
その後で、「なあ、結局俺のやった事ってのは正しかったのか?」と訊かれるので各自思ったままの選択肢を選ぼう。選択肢により反応は変わるが、どちらにしろラグナなりの結論を聞く事になる。

クリア後のイベントB(『ただ地球の平和のために』クリア)

どうにかベガ星人を倒し、地球に帰ってきたPC達。とここでネタばらし!
ラグナ曰く、少なくとも月の民の起源は間違いなく人間であり、月から追い出された事実もないと言うのだ。
なんということでしょう・・・地球を守ったはいいが、当初の女学院の謎を解き明かすという目的は果たせず終いに終わってしまうのだった。
得たものと言えば、異星人との友情くらいか・・・。

 

しかし・・・ではあの資料は誰が?

 

ぶっちゅけ本編とは関係ないルートなので、引き続き女学園に忍び込むことが可能。今度こそ真相に辿り着こう!

クリア後のイベントC(『ツキノヒメ』クリア)

結局蚊帳の外のまま事態が解決?したことに憤りを隠せない文は、乱入者アルクェイドに食って掛かる。
だが聞かされた話は予想を大きく越えたスケールの話だった。
曰く「ツキヒメの素となった存在は月人より更に昔の生物」
曰く「仮に完成していたらアレに敵うものは地上にはない」
曰く「アレを止めるのは自分の仕事のようなもの」
ほらこんなもん。こんな与太話、仮に事実でも記事に出来る筈も無い・・・。
翌日、再び忍び込もうとする文に衝撃の事態が襲う。
“研究施設謎の取り潰し”
二度とこんなことが無いように、封印場所の確保のために、輝夜と永琳が動いたのだ。これではもう調べ物は出来ない。
項垂れる文だけが残された・・・。

クリア後のイベントD(『人間の可能性』クリア)

――全ては終わった。日常は続く。
PCは今日も今日とて、射命丸(或いは依姫)によって振り回されている。
「月光女学院の事はもうにいのか?」と聞くと「何のこと?」と返された。
PC自身も、何故そんな事を尋ねたのかわからなかった。
ふと校門の方を見ると、用務員のロールシャッハさんが何事かを帳面に記している。
PCは奇妙な既視感を覚えるものの、自分を呼ぶ声に慌てて走り出した。

 

ロールシャッハ記 今日、一人の魔女が死んだ――

 

クリア後のイベントE(『人間の可能性』敗北)

HOUSE・OF・Moon
月の民の統治下において、当然ながら戦争は歴史の彼方に消滅した。
新聞をめくっても何一つとして事件は無い。児童虐待などありえない。
景気も向上し、発売延期になるゲームも無く、世間は明るいニュースで一杯。
それが、遠い昔から続く世界の日常だ。
――2009年、四月。
ニコニコ県ネ実市にある超巨大マンモス校「陰陽鉄学園」。
誰も彼もが幸せで、青春を謳歌している。君にだって、彼女ができるかもしれない。
入学式の朝、学園に向かっていたPCは、通学路の途中で女子生徒とぶつかり――。

 

To Be Continued Next Loop....