イラスト制作・編集加工に使えるソフトの一覧です。
とにかく数が多いのでたぶん網羅はしません。
フリーソフト
ピクセルアート
EGDE、AzPainter2等が存在する。
ドット絵/ソフトを参照。
ペイント
Medibang Paint Pro
通称メディバン。元々の名称はCloudAlpacaで、FireAlpacaとは開発者が同じフリーペイントツール。
動作の軽さに秀でており、低スペックでも比較的快適に動く。UIも分かりやすく簡潔、それでいて一通りの機能が揃っている。入門用にはバッチリ。
さすがにブラシやレタッチの性能では他の高性能系ソフトに劣るが、テキスト機能や漫画制作のアレコレが充実しており良くまとまっている。どうせフリーなので使い分けてもいい。
ART streetというイラストランキング・素材配布サイトも充実している。
アカウント登録が必要という点を除けば、無料かつ機種を選ばず、おそらく入門用としては最も裾野が広い。
「Pro」表記のないモバイル版もあるが、PC版をベースとしているため後述のアイビスとはUIが大きく異なる。広告もあり、課金かイラストランキングの条件達成が必要。
それとは別に、ジャンプPAINTという「少年ジャンプ」と連携した漫画製作に特化したツールもリリースされている。
ibisPaint X / ibisPaint
通称アイビス。スマホやiPad等のモバイル環境で描くなら定番のペイントアプリ。
UIがモバイル向けに特化されているのが特徴。また機能追加や素材配布も盛ん。
「X」表記のあるほうは無料アプリだが、広告の表示や特定の機能を使用する際に広告の視聴を求められる。広告除去オプションを課金することで無表記版と同じになる。
無表記の「ibisPaint」は最初から有料の買い切り版となっている。PC版もリリースされているがこちらも有料。
Krita
高機能を備えたフリーのペイントツール。
多彩かつカスタム可能なブラシと器用なキャンバス操作がウリ。機能は一通り揃っているが特に水彩と相性が良い印象、厚塗り志向の人にはもってこい。
GIMPをライバル視していた背景もありレタッチ機能も強く、加工しながら描き進めることができる。GIMPと同様に加工フィルタープラグインのG'MICも標準搭載。
オープンソースゆえに、ブラシやテクスチャなどのリソースも多数配布されている。
ベクターレイヤーやテキストの機能が貧弱なのでその点はCLIP STUDIOなどに大きく劣っている。漫画制作を補助するアレコレも不足している。
あとは高機能な分、PCスペックを要求するし、なにかと複雑。操作感もやや独特。より詳しい比較は他ツールとの比較を見とくれ。
海外製だが日本語対応。知名度はかなり低いがいい子だよ。マスコットも可愛いし。
レタッチ
GIMP2
「フリーのフォトショ」的なポジションを築きあげて早20年過ぎ。定番のレタッチソフト。
フォトショ側が進化しすぎて置いてかれた感は拭えないが、一通りの加工作業は賄える。
XP以降のアルファチャンネル付きの画像素材を扱えるソフトを何も持っていないならこれのダウンロードを薦められるだろう。
プラグインを導入することで機能拡充ができ、特に高品質拡大はVX系素材をMV用に加工する際に有用。
バッチ処理機能を持ち、複数画像ファイルの一括加工にも対応している。
一通り機能を備えているがドローイング機能はあまり強くないので、加工用と割り切った方が良いだろう。あとUIがクソ。
雑コラ作成用に使われることも……。
有償ソフト
ペイント
CLIP STUDIO PAINT
通称クリスタ。お絵かきソフトの中では最も優秀なもののうちの一つ。
使いやすさと機能の豊富さを両立しており、ユーザー定義のカスタムブラシを容易に導入・配布できる。
専用素材を配布しているアセットストアも非常に盛ん。背景作りやポージングに便利な3D素材をふんだんに活用できるのも強み。
開発・販売が日本企業なので国内でのサポートも手厚く関連書籍も豊富。対応しているペンタブのデバイスが多いという心強い側面もある。
5000円のPROと30000円のEXの二つのエディションがあるが、廉価版のPROでも十分に強力。
サブスク課金のみだがモバイル版もあり。タッチUIへの最適化がされていない反面、PC版のUIをベースにしておりPC版の感覚で扱える。
Painter
フォトショップと双璧を成す、「すべてのお絵かきソフトの母」と言われる世界的に有名な高級ペイントソフト。
ドローイングの表現力もさることながら書ききれないほど機能が豊富で、そして相応にお値段も馬鹿高い。フルプライスのツクールMZを5本買ってお釣りが来る。
正直ツクールでゲームを作るだけならこれほどの高級ソフトは不要だろうが、ハイエンド環境を目指したい人なら候補に挙がるか。
廉価版のPainter Essentialsというシリーズもあるが、これでもツクールMZ並みの価格。
Procreate
タッチUIに特化したiPad専用のペイントアプリ。(iPhone用の「Procreate Pocket」もあるにはある)
Androidには対応していないのでそっちはibisとかでなんとかしてもろて。
強力なドローイング、ブラシ調整や豊富なレイヤーオプション、3Dペイントやアニメーションなど機能も豊富。
ただし公式のアセットストアのようなものがなく、素材を探しにくいのは弱み。
モバイル系のペイントアプリはクリスタやAdobeFresco等のサブスク課金が主流だが、買い切りソフトを探す場合は候補に挙がるだろう。
レタッチ
Adobe Photoshop
画像加工の代名詞ともいえる高級レタッチソフト。
通常版のCC、廉価版のElements、モバイル用のFixなど一言でフォトショップと言っても色々ある。
その名の通り本来は写真加工ソフトであり、調整・変形・修正等のレタッチ機能に関しては最強レベル。
イラスト向けの機能も非常に充実しており、そこいらのペイントソフトにも引けを取らない高機能を備えている。
写真の一部分を切り出す際にもAIが境界線を自動判定してくれるので、素材作りが非常に捗る。
機能も高いが価格も高く、定価がクソ高いことで有名なRPGツクールVXAce本体が普通に買えてしまうレベル。
ちょっとツクール素材を弄るだけならオーバーパワー気味であり、本格的な創作活動を視野に入れないのであれば他のソフトを選ぼう。
- ツクールには直接関係ないが、RGBカラー→CMYKカラーの相互変換が使えたりPSD形式が印刷屋入稿に推奨されていたりと、漫画家・同人作家御用達になっている。
その他
Aviutl
- 解説サイト 導入、セットアップ、使い方、応用まで網羅
「おいテメェ動画編集ツールじゃねぇか」と言われそうだが文字ピクチャ・エフェクト作成など幅広く応用が利くフリーツール。
変わった形状パターンで文字を配置でき、タイトル画像などの画像編集にも使える。
もちろん本来の使い方であるアニメーション作成も有用。動画を画像として連番出力すればピクチャでアニメーション表現もできる。
スプライトシートも組み合わせれば応用の幅は無限大。パーティクルを使えば戦闘アニメ素材も作成できる。
別途録画したゲーム画面を使ってPVや紹介動画を作ったりできるし、作成した動画は規格を合わせればツクールで再生することもできる。
ゲームと動画はマルチメディア同士、何かと相性がいいのだ。
AnimeEffects
フリーソフト。メッシュ変形によるイラストのアニメーションが行える。
一枚一枚描くのはめんどい人へ。
Spine
同上。こちらは強力な機能を備えた有料ソフト。
ゲーム系のアニメに特化しており、様々なプラットフォーム用に出力できる。
MOHO
同じくイラストをアニメーションさせられる有償ソフトだが、こちらはゲームよりもアニメ向き。
3Dやパーティクルなども使用可能と非常に強力。ホモではない。
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