この記事は本家wikiの「Editingwesnoth」をなんとなく訳したものです。
Wesnothのカスタムコンテンツを作成するには、ゲームのリソースの場所とコンテンツを保存する場所を知る必要があります。 このページでは、data(コアゲームリソース)とuserdata(カスタムコンテンツ)の両方のディレクトリの検索方法と、各ディレクトリの操作方法について説明します。
あなたのゲームとユーザデータディレクトリを見つける最も簡単な方法は、Preferences >> General >> Paths に移動することです。 ここから、それぞれのパスをクリップボードにコピーするか、プラットフォームのファイルマネージャで開くことができます。 特定のシステムの特定の場所についてより詳しく説明したい場合は、以下のセクションの方法をご覧ください。
ゲームデータディレクトリ
どこにゲームをインストールした場合でも、その中から、data, music, sounds, images のフォルダが見つかります。
残りの部分は、ゲームそのものを微調整しようとする開発者でない限り、重要ではありません。それらはキャンペーンではなく、ゲームによって使用されるリソースを含みます。
dataフォルダ内には、 campaigns, multiplayer, core などのフォルダがあります。これらには、メインラインキャンペーン、マルチプレイヤーのマップとシナリオ、アドオンで使用されるすべてのリソースが含まれています。
メインラインに含まれているキャンペーンとマップがどのようにコード化されているかについては、キャンペーンの内容から調べることができます。
コアには、music, sounds, images ディレクトリの別のセットがあります。この中に、UMC(ユーザーメイドコンテンツだっけかな?)コンテンツを作成するためのリソースを見つける事ができます。
注:これらのフォルダは、アドオンの作成時に独自のリソースを保存する場所ではありません。
以下で説明するように、add-ons フォルダにuserdataディレクトリを作り保存する必要があります。
このwikiでは、「game data」「wesnoth/data」「./data」という用語は、wesnoth/dataディレクトリを指しています。
「core folder」「core」という用語は、wesnoth / data / coreディレクトリを指しています。
そこに到達する方法
- Windows
32ビットコンピュータ:C:\Program Files\Battle for Wesnoth <version>\data
64ビットコンピュータの場合:C:\Program Files (x86)\Battle for Wesnoth <version>\data
注:Cは、Windowsがインストールされているパーティションまたはドライブを指します。 WindowsのコピーがCにない場合、またはWesnothが別の場所にインストールされている場合、パスは上記のものと一致しない可能性があります。ゲームのインストール先を覚えていない場合は、ゲームのショートカットを右クリックし、[プロパティ]を開き、[ターゲットを検索]ボタンをクリックします。 - Mac OS X
アプリケーションアイコンをControl +クリックします。 "パッケージの内容を表示"を選択し、 "Contents">>"Resources"に移動します。 - Linux
カスタムビルド:/usr/local/share/wesnoth
Debian / Ubuntuパッケージ、emerge(Gentoo):/usr/share/games/wesnoth
Red Hat Linuxベースのディストリビューション(openSUSE、Fedora):/usr/share/wesnoth
Mandriva:/usr/share/games/wesnoth
Slackware Linux:/usr/local/share/wesnoth
端末では、wesnoth --path コマンドはゲームデータディレクトリを表示します。 - BSD
OpenBSDパッケージ:/usr/local/share/wesnoth
コマンド wesnoth --path
も機能します。
ユーザーデータディレクトリ
特に、ユーザデータディレクトリはコンテンツ作成者にとって最も重要です。
内部には、設定ファイル、カスタムマップ、保存されたゲーム、WMLキャッシュ、およびユーザーが作成したコンテンツに対応するデータファイルがあります。
このwikiでは、 "user data"とuserdata/という用語は、このディレクトリを指しています。
ゲームはそれぞれのコンテンツの次のパスを調べます:
- userdata/data/add-ons - ビルトインのアドオンマネージャを使用してインストールしたアドオン、またはあなたが作成しているアドオン
- userdata/editor - ゲームエディタで作成されたシナリオおよびマップファイル
- userdata/saves - すべてのsavegameファイルを含むディレクトリ
- userdata/cache - 自動生成ゲームキャッシュファイル
- userdata/preferences - 保存されたすべてのユーザー設定を含むplaintextファイル
注:これはすべてのシステムでは完全に正確ではないかもしれません。この記事の筆者のLinuxシステムでは、設定ファイルは~/ .config / wesnoth となっているみたいです。
アドオンディレクトリは特に便利です。カスタムシナリオやキャンペーンを操作するには、ここに独自のアドオンを設定する必要があります。
その方法については、「AddonStructure」を参照してください。このwikiのいくつかのページでは、あなたがそうしたと仮定して書かれています。 - Windows
Windows 2000/XP: My Documents\My Games\Wesnoth<version>
Windows Vista/7/8/10: Documents\My Games\Wesnoth<version>
注意:上記は、ゲームをインストールする際に「インストール場所にユーザーデータを保存する」を選択しなかった場合にのみ適用されます。そうした場合、Windows Vista以降では、インストール場所のuserdataディレクトリへの書き込みは、 "Virtual Store"(通常はC:\Users\yourname>\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\Battle for Wesnoth <version>)に自動的にリダイレクトされる可能性があります。"Virtual Store"はデフォルトでは非表示になっています。 Explorerのアドレスバーに "shell:local appdata"と入力するとアクセスできます。 - Mac OS X
Mac OS の場合はWesnoth 1.14.5 以前と 1.14.6 以後でユーザーデータの場所が異なります。
1.14.5 以前: ~/Library/Application Support/Wesnoth_<version>
1.14.6 以後: ~/Library/Containers/org.wesnoth.Wesnoth/Data/Library/Application Support/Wesnoth_<version>
注:OS X 10.7では、ライブラリフォルダはデフォルトで非表示になっています。Finderメニューの「移動」をプルダウンした状態でoptionを押すとメニューに現れます。
注2:Finderウインドウで探す場合は「org.wesnoth.Wesnoth」フォルダは「The Battle for Wesnoth」という名前で表示されます。 - Linux
~/ .local / share / wesnoth / <version>
端末では、コマンド wesnoth --config-path でユーザデータディレクトリを表示します。 - BSD
Linuxと同じ場所。