《エネミー》/【ウンディーネ】

オンディーナ、アンディーンとも。
ヨーロッパ圏において、古くから地水火風の四大元素のうち「水」を司ると信じられてきた水精。その名前はラテン語で「波」を意味するUndaを語源とする。
古典戯曲は勿論、多くのファンタジー小説・RPGでは美しい女性の姿で描写されることが多い、が……。

2nd

レイライン観測施設にて、妙なトカゲ人二人(?)組を足蹴にしている“素体精霊獣”。その外観は元ネタのウンディーネが持つ優美さなど欠片も持ち合わせていない妙ちくりんな紫の魔獣。
観測施設に不法侵入した不届き者を成敗していたガードモンスター……というわけではなく、実は調整実験を兼ねてトカが連れてきたのだが、何かウラミでもあったのか突如暴走してトカ・ゲーに襲いかかり(要は自業自得)、たまたまやって来たアシュレー一行は成り行きからこいつと戦うことになる。
基本スペックは17レベル、本体HP4000＆腹パーツHP2000、火・雷属性弱点。

• その外見は某ばつ丸を思い出した人もいるトカ。

見た目はギャグにしか思えないが、戦うとなるとなかなかにイヤらしい。
そのターン中あらゆる魔法効果を無効化＆既に効果を発揮している魔法効果を消去してしまう「理解できないモノは拒絶」はラッキーカードの効果すら消去してしまう上、腹パーツを破壊すると「投石抗議」の5割増しの威力を誇る「学校の怖い胸像」をブン投げ、さらにこちらの全員の行動を「びりびりギニャア～～～ッ！」と叫びたくなる電流で妨害してくるという困ったちゃん。
しかもこの時期に対戦するエネミーとしては勿論、全ボスを見渡しても破格のRES450という素早さを誇るためにクイックでも追いつくのはまず無理であり、確実に先手を取れるのはアシュレーのアクセラレイターもしくはナイトブレイザー＋クイックのみと言って良い。

与ダメージ系の攻撃は「投石抗議」「学校の怖い胸像」共に単体対象ではあるが、先に述べた通りかなり素早い上威力が高いので、アシュレーを早めにアクセスさせた上でクイックで反応を底上げするか、或いはアクセラレイター用にFPを温存させるかして、とにかく緊急時に先手を取って回復できる策を講じておくのがベター。
ブラッドはとにかく攻撃に徹し、リルカは「理解できないモノは拒絶」で無効化されるのを覚悟でフレイムかスパークを唱えまくる。「理解できないモノは拒絶」で無駄にならないよう、回復はベリー系中心で行いたいところ。
腹パーツの破壊を目指す場合は「学校の怖い胸像」に耐えられるよう700～800程度のHPを保つように心がけよう。レベルやPSが十分でないなら諦める思い切りも必要。