カクテルさんへ

Last-modified: 2024-03-08 (金) 02:56:02
立ち絵&thanks!!
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炎の背景
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天鵞絨葵、まさかの本人でのプレイ。

▼前半選択肢
「彼女になにをした?」
「会話を続ける」
「なぜそこまでするんだ?」

▼後半選択肢
「レメイの容態はどう?」
「聞くのはやめておく」
「正直に答える」

▼END
N-自由な冒険者

★想定される質問とそれに対して

Q:
え、日光ってヴァンパイアの弱点じゃなかったの?

A:
アルストラの外、異世界には『サンシェイド』という魔法がある。
これをアルストラで唱えると、俺(術者)の頭上に闇の女神ダフネの寵愛が顕現し、陽光を遮ってくれる。
これにより、俺は日光が原因で受ける不利な効果を、魔法の効果が継続している間、避けることができるんだ。
ただ、魔法の効果は永遠に続く訳じゃないし、一定の時間が経過すると再度唱える必要がある。

『サンシェイド』があるとはいえ、昼間に活動しない理由はいくつかある。
まず、昼間は人目につきやすい。
俺のような存在は、目立たない方が良いからな。
昼間に活動して、余計な注意を引いてしまえば面倒だ。

それに、もし戦闘になった時、『サンシェイド』を維持しながら戦うのが面倒だ。
魔法の維持には集中力が必要で、それを戦闘中にも保つのは簡単じゃない。
太陽の光を遮断する魔法を維持しつつ敵と戦うのは、ヴァンパイアとしての不利な条件を更に増やすことになる。

だから、平時は夜に活動する方が賢明だ。
夜は目立ちにくいし、そもそも『サンシェイド』を唱える必要もない。
夜はヴァンパイアにとって、より自然な時間帯で、力を最大限に発揮できるからな。


リャナンシーに関する質問か。
リャナンシー、つまりレメイについてだが、彼女は「人間を作り変えて」リャナンシーとなった。
選ばれた素体は、貿易都市アルストロの奴隷商売に深く関わった連中だ。
奴らの多くは、孤児院で働いているリャナンシー(女性)かムルシエラゴ(男性)に変わった。
奴隷商売に関わったことが、奴らをその運命へと導いた訳だな。

……奴隷商売に関わったからといって、殺すような真似はしない。
殺せば死体が残る。
それに、何より「勿体無い」からな。


リャナンシーやムルシエラゴになった元・人間たちには、人間時の記憶を残すことも可能だった。
だが、俺は意図的にそれを残さないことを選んだんだ。
理由は単純明快、人間時の記憶が残っていると、彼らが過去に囚われ、現在の役割に集中できなくなる可能性があるからだ。

もし彼らが人間時代の記憶を持っていたら、罪悪感や後悔に苛まれるかもしれない。
それは彼らの精神的安定を脅かすだろう。
また、彼らが過去の自分を恨んだり、俺や他の者に対して復讐心を抱くリスクもある。
記憶があれば、彼らは自分たちの新しい存在意義やアイデンティティを受け入れにくくなり、その結果、孤児院での役割を全うすることが難しくなる。

倫理的な観点からも、彼らの過去の記憶を取り除くことは正当化される。
それによって、彼らは新たな人生を歩むことができ、過去の過ちから解放される。
彼らにとっても、新しいスタートを切る機会となる訳だ。
記憶を残すことは、彼らにとっての恩恵とはならず、むしろ新しい人生の障害となる可能性が高い。
だから、俺は記憶を残さないという選択をしたんだ。


レメイがこの能力を行使したことは過去にはない。
そもそも、俺はレメイを含む全てのリャナンシーに、特殊な能力の使用を禁じている。
ただし、非常時……つまり自分自身の命にかかわる時や孤児院の子供たちに関わる時に限り、使用を許可している。

▼リャナンシーの特殊能力『誘惑の吸血』について

ついでだ、使用を禁じているリャナンシーの特殊能力、『誘惑の吸血』について説明しよう。
リャナンシーが対象に牙で噛みつくと、対象はリャナンシーに対して強い愛情を抱くようになる。
その影響は噛まれた回数によって変わり、リャナンシーに対する行動や考え方に深く浸透し、影響の度合いが増すんだ。

1回から3回までの間は、対象はリャナンシーの意向を尊重し、援助を行う。
自分の生命や財産、地位に影響がない範囲でな。
戦闘状況では、リャナンシーが不利にならないよう、行動をサボタージュする。

4回から5回噛まれると、リャナンシーの願いは対象の生活のすべてに優先するようになる。
これはもう、完全なる支配だ。
財産や地位、名誉なんてものは二の次。
戦闘では、リャナンシーが傷つけられた瞬間、彼女を守るために味方さえ裏切る。

6回目になると、対象はリャナンシーを自分の生命に等しい恋人と思うようになる。
リャナンシーの要求に、自分の生命以外のものは何でも差し出す。
戦闘では、躊躇いなく味方を裏切り、リャナンシーのために戦う。

そして7回目、これが最も深刻な影響だ。
対象はリャナンシーを自分にとってのすべてと思うようになり、「死ね」と命じられたら、躊躇いなく自殺する。
これはもう、完全な洗脳と同じだな。


ん、⑤は欠番か?


孤児院で働いているスタッフが外に出ることは、基本的には買い出しのためだけだ。
食料・衣服・消耗品などを買いに行くくらいだな。
だが、必要があれば、貿易都市アルストロはもちろん、ラヴェンダやミュゼなど、他国に足を運ぶこともある。
ただし、アルテミシア神聖国を除いてな。
……理由は一々説明しなくてもわかるだろう?

それと……手紙か。
外に手紙を出すこともほとんどない。
孤児院の事情は極力、秘密にしておく必要があるからな。
外部との交流を最小限に抑えることで、孤児院と子供たちを守っているんだ。
関わりが少ないほど、孤児院に対する不要な注目や危険も減るからな。


孤児院のスタッフの人間関係についてだが、まず、スタッフは全員、俺に対して完全な忠誠を誓っている。
仕事の愚痴を言い合うこともないし、職場恋愛も起こらない。
そもそも、孤児院は子供たちに対する教育が最優先される場所だ。
そして、俺はスタッフにも指導を徹底しているから、修羅場や学級崩壊が起こったことはこれまで一度もない。

子供たちとスタッフの間で、小さなトラブルが発生したことは何度もあるが、それは些細なことだ。
子供たちは成長途中だし、時には感情が高ぶることもあるだろう。
そういうトラブルは俺がきちんと対処して、お互い(子供とスタッフ)が理解し合えるように仕向けている。
結局のところ、孤児院は子供たちの安全と成長の場所であり、スタッフはそのために働いている。
だから、人間関係は非常に協力的で、安定しているんだ。


キキルついてか。
まず、孤児院でのキキルの立場は上から二番目で、俺に次ぐ立場となっている。
非常時に関わらず、俺が不在の時はキキルに孤児院の指揮を取らせている。
ただし、キキルでは判断が難しい時は、俺が孤児院に戻るまで指揮を待機することもある。

スタッフたちがキキルのことを呼ぶ時は「キキル様」または「キキル嬢」と呼んでいる。
逆にキキルがスタッフのことを呼ぶ時は「○○さん」という形だ。
この呼び方からも、キキルの立場が高いことが分かるだろう。

最後に、キキルとレメイの関係性についてだが、これと言ったものは特にない。
キキルはレメイに対し、スタッフの一人として接しているよ。

機密情報

▼ノスフェラトゥと配下の魔物

かつて、神々の恩寵を受け、不老不死を獲得した者たちがいました。
彼らは、いずことも知れない暗闇の底から世界を操ろうとする者であり、数多のアンデッドすらも従える者です。
人々は、畏怖の念を込め、彼らを「不死の支配者」と呼びます。
ヴァンパイア、リャナンシーというのが、彼らの名でした。

彼らの系譜は、神紀文明時代、不死神メティシエや妖夢の女神カオルルウプテらの恩寵を受けた者たちが、原初のヴァンパイアとなったことに始まります。
その後、神々の戦いにおいて、彼らは戦神ダルクレム陣営の一翼を担い、数千数万にも及ぶ屍を築いたとされています。
しかし、神紀文明の終焉とともにいずこかへ姿を消してしまいました。
歴史上では、魔法文明時代にヴァンパイアの魔法王が出現したり、〈大破局〉において蛮族軍に一部のヴァンパイアたちが加わっていたことがわかっていますが、現在では、わずかながらディルフラムの“紫闇の魔将”カーツ・ディルフラム、イレスデアルの“静かなる不死者"ヴォルクライアらの所在が知られているに過ぎません。
人族の間でも、蛮族の間でも、彼ら「不死の支配者」たちは、だれにも知られていない樹海や山岳の奥地、あるいは深い地の底、魔法で生み出された異空間などに造られた豪奢な城や宮殿に住んでおり、自らが生み出したリャナンシーたちを人族や蛮族の社会に潜入させていると信じられています。

都市や集落に潜伏したリャナンシーたちは、さまざまな情報を集めるとともに、心の弱い者たちを誘惑してメティシエやカオルルウプテを始めとする彼らの主人が信仰する神々の信者を増やし、数々の陰謀を実行するための手駒にしていると言われています。
そして、こうした彼らの陰謀が人族と蛮族の歴史を動かしてきたと信じる者も少なくありません。

しかし、彼らの暗躍が明るみに出たという記録は、ほとんど残されていません。
わずかな例でも、はぐれ者のヴァンパイアがその眷属とともに騒動(と言っても一国を滅ぼすほどの大事件であったりしますが)を引き起こしたという程度で、原初のヴァンパイアたちが関わったと思われるほどの事件は認められません。
このため、歴史の裏では、常に彼らが暗躍しているという主張に疑問を投げかける者もいます。
しかし、大多数の者は、彼らは巧みに自分の存在を隠しており、記録に残されるような下手は打たないのだと主張しています。
そればかりか、公の組織の中にも彼らの手駒となる者が紛れ込んでいるため、なにか不手際があったとしても隠蔽されてしまうのだと信じている者も少なくないのです。
ただし、彼らの陰謀を信じていない者たちでさえ、隣人が彼らの手先かもしれないという漠然とした不安感から逃れることはできません。
そして、このような潜在的な不安を人々の間に蔓延らせたことこそが、彼らがもっとも成功させた陰謀であると言えるでしょう。

リャナンシーは、ノスフェラトゥによって生み出された蛮族で、青白い肌と華奢な身体をした人族の美しい女の姿をしています。
ただし、極めて希少ながら男性のリャナンシーも存在します。
不老不死であるノスフェラトゥに仕えるべく生み出されたため、彼女たちにも寿命はありません。
彼女たちは、生みの親であるノスフェラトゥを主人として仕え、召使いとして身の回りの雑事をこなすとともに、その護衛役をも担っています。
また、〈守りの剣〉の影響を受けないという特殊能力を活かして人族社会に紛れ込み、情報を収集したり、主人が巡らす陰謀を実行したりしています。
さらに、主人の好みを熟知しており、主人好みの人族を見つけると誘拐して根城に連れ帰り、主人に献上することもあります。
この目的を達成するため、リャナンシーは人族や蛮族を「恋人」として選び、噛み付くことで穢れた血漿を体内に流し込んで魅了して、本当の恋人のように振る舞いながら、その目的のために利用します。
また、リャナンシーの中でも、特殊な体術を身につけ、「暗殺者」の称号を許されたリャナンシーアサシンは、相手の記憶や技能を奪い取った上、その姿形をも模倣する能力を持っています。
彼女たちは、この能力を駆使して、都市や組織の有力者、重要人物、高名な冒険者などと密かに入れ替わることもあります。
このように、ノスフェラトゥから遠く離れた場所で活動することの多いリャナンシーには、自らの判断で行動できるだけの知能とともに、その権限も与えられています。
ただし、主人に絶対服状であることは変わりなく、裏切ることは決してありません。
一方で、ごく稀に、奪い取った記憶に引きずられて、特定の人族や蛮族に好意を抱き、主人の不利益にならない程度に、そうした人物を保護したり助けたりすることもあります。

▼リャナンシー

リャナンシーを生み出す秘法を知るノスフェラトゥは限られており、そのほとんどは長命種です。
このため、リャナンシーと敵対することは、強大な力を持つ長命種と敵対することを意味します。
その秘法は、“闇燭の祭礼”と呼ばれる儀式として行われます。
ノスフェラトゥは、リャナンシーにしたい者をレッサーヴァンパイアの中から選びます。相手が人族であった場合には、まず“血の接吻によってレッサーヴァンパイアにしてから“闇燭の祭礼”を執り行います。
リャナンシーに選ばれるのは、ほとんどが女性です。
しかし、極めて稀に、男性が選ばれる場合もあります。
ただし、男性の場合は、魂の資質がリャナンシーに適合する者が少なく、もし適合しなければ儀式の途中で滅んでしまいます。
多くの場合、リャナンシーにしたい相手はお気に入りであることから、このような危険を冒してまで男性をリャナンシーにしようとするノスフェラトゥは稀です。
そんな危険を冒さなくても、“血の契約”によってヴァンパイアに引き上げてやればよいだけなのですから。
“闇燭の祭礼”は、人族でいう婚姻の儀式に近いもので、この中でノスフェラトゥとリャナンシーは指輪を交換します。
この時、リャナンシーに与えられる指輪は“主燭の指環”と呼ばれますが、一部の人族の間では〈血色の指輪〉あるいは〈紅血色の指輪〉として知られています。
こうして指輪を与えられたリャナンシーの地位は、彼女をリャナンシーとしたノスフェラトゥの地位に準じます。
このため、ほとんどのリャナンシーは、下手なヴァンパイアよりも上位を占めます。
一方、リャナンシーは“闇燭の祭礼”で“燭嫁の指環”をノスフェラトゥに捧げます。
この指輪は、リャナンシーの命と同等であり、ノスフェラトゥが望むなら、いつでもこの指輪を通してリャナンシーを支配することができます。
さらに、“燭嫁の指環”が破壊されると、リャナンシーは塵となって滅びます。
ただし、あまり知られていない伝承では、とある儀式によって“主燭の指環”と“燭嫁の指環”を破壊した場合のみ、リャナンシーはもとの人族に戻ると言われています。
しかし、これを試した例は、記録されていません。

工場(ファクトリー)

閲覧禁止情報

【施設名】工場(ファクトリー)
【場所】ヒエメ大平原のどこか
【概要】
○認識阻害魔法によるカモフラージュ
工場は高度な認識阻害魔法によって隠されていて、通常の方法では位置を特定出来ない。
この魔法は工場の周囲に強力な幻影を生み出し、偶然近付いた者には……ただの無人の荒地として映る。

○更生施設の仮面
表向きには更生施設として知られているが、内部では重犯罪者の脳に高度な外科手術を施し、彼らの脳を制御脳と化す。
このプロセスは、倫理的な問題を孕んでいて、厳重に秘密にされている。
アルストラで倫理もクソも無い気がするけど……まあ、一応。

○知識の注入と再犯率の削減:
脳を制御脳にされた囚人たちは、各分野で大学卒業レベルの知識を獲得する。
これにより、彼らは様々な業務や研究に利用され、再犯率は事実上0!

○感情の消失と模倣:
囚人たちは感情を失うが、制御脳が生成する複雑なプログラムやアルゴリズムにより、感情があるように振る舞う。
これは外部との相互作用において不可欠であり、彼らを人間らしく見せるために使用されている。

○出荷
工場(ファクトリー)で脳を制御脳にされた囚人たちは、最終的には各地に出荷される。
出荷=就職。

工場長「人間の皮を被ったゴミ共を真人間に戻し、しかも能力まで与えて人間社会に戻す。素晴らしいと思わないか?」