友にぼその3だよ~

Last-modified: 2017-07-14 (金) 01:35:18

「夏凜ちゃん、どう?気持ちいい」
いつもの稽古の後、私は友奈にマッサージを受けていた。
疲労で凝り固まった腕や脚を、友奈の指圧が解していく。
「えぇ、気持ちいいわ…。上手くてビックリしちゃったわよ」
「えへへ…お客さん、凝ってますねぇ」
等とふざけながら、友奈の施術は続く。
汗をかいていたので、お風呂に先に入っていたこともあり、火照った身体に心地よい刺激が広がっていく。
「夏凜ちゃんのお肌、スベスベだぁ」
「それはお風呂に入ってきたから…んっ」
二の腕、足先、腰…。
張ってきつい部分に的確に指が入っていく。
二人きりでリラックスしていたことと、マッサージの気持ちよさから段々と眠くなってきてしまっていた。

「夏凜ちゃん、脚の付け根の方を触っていくね」
だからだろうか、友奈のその言葉にとっさに反応できなかった。
え?と思ったときにはもう遅かった。
言うが早いか友奈は手をお尻に這わせてきた。
数回軽く手のひらで押した後、ゆっくり円をかくように揉む。
力は入れず、包み込むような柔らかいタッチ。
「ちょ、ちょっとどこ触って…」
「大丈夫だよーマッサージだからねー」
そのままゆっくりと内腿の辺りへ。
内腿を撫で擦った手は、そのまま付け根、つまり私の股間へ…。
友奈の指先が脚に触れるか触れないかの辺りをすっと動いて、ゾクっと身体が震えてしまう。
「あっ」
「夏凜ちゃん、可愛い」
思わず声を上げてしまった私に、友奈が耳元で囁く。
恥ずかしい…恥ずかしい!

指先が辿り着いた後も、決して直接触らず、あくまで周囲を撫でるだけ。
いや、時折撫でるだけでなく、親指が圧してくる。
運動とマッサージで火照った身体に、その手技はあまりに毒だった。
「夏凜ちゃん、どう?気持ちいい?」
「ゆ、ゆうなぁ…」
いよいよ息も絶え絶えになってしまった。
頭が上手く回らない…。
耳元で友奈が囁く。
「この後どうしてほしいか、夏凜ちゃんの口から聞きたいなぁ…」
「ゆ…うな…わ、わた…」
「大丈夫だよ…これはマッサージなんだから…」
あぁ、その言葉に、私は…。