DCO/落日

Last-modified: 2023-03-02 (木) 22:20:47
個体名落日記録日●年5月●日~1●月●日
クラスデンジャラス
記録者エフ博士使用職員●人
記録個体名 落日 は、●国●市で●年5月に発見され、●年1●月にエフ博士らによって保護されました。落日は、赤橙色をした半径70cm程度の球体であり、表面温度は常に6000℃前後を保っています。発見当時、このDCOは水槽の中に沈んでおり、その水は沸騰していましたが、少なくとも破壊的な高温ではなかったことから、職員が回収作業を始めました。6000℃というのは水から外に出した際の温度であり、水に沈んでいる時の温度は約110℃だろうと計算されています。つまり、回収作業で水槽から落日を取り出した、いや取り出そうとした職員は、瞬間的に蒸発することになりました。
このDCOを担当させられたすることになったエフ博士は、いくつかの実験を繰り返し、落日に関して3つの特性を見出しました。『水から1mmでも外に出せば瞬間的に元の温度に戻る』『水を吸って1日あたり半径2cm程度膨張する』『人間が落日に触れて死亡すると1回につき落日が半径1cm程収縮する』です。また更に、どうも水の中でも酸素に反応しているらしいということが実験の結果わかってきています。
エフ博士曰く、「我々が犠牲を顧みず繁栄を謳歌しているうちはまだいいが、人類が斜陽を迎えた時、それに止めを刺すのは恐らくこのDCOだろう」とのこと。

閲覧者数?

Tag: DCO