密猟者

Last-modified: 2024-02-01 (木) 17:31:11
収録拡張コストカード種別効果
基本(第二版)4アクション+1カードを引く
+1アクション
+1コイン

空になっているサプライの山札1つにつき、手札を1枚捨て札にする。

概要

キャントリップで1金を出すカード。ただし、サプライのカードがなくなっていると手札を捨てる必要がある。
序盤では手札を減らさずに1金を得られるので使いやすいが、ゲームが進むにつれデメリットが発生してくる。
手札1枚捨てるようになるだけでも連打することは難しくなり、2枚捨てる状態では使用することすら躊躇われる。
サプライにカササギ港町呪い廃墟といった品切れを起こしやすいカードがある場合には特に注意が必要。

利用法

  • 捨て札が必要になる頃には勝利点を購入し始めていることも多く、とりあえず序盤に何枚か買っても後悔することは少ない。
    • ただし、山札切れを起こしやすい環境では避けた方が無難。序中盤から常に捨てるのであればデメリットが大きい。
  • 捨て札が必要になったら無理に使用せずに、改築などで金貨や5コストのカードに変換するのも手。終盤では公領に変えて点数を伸ばすこともできる。
  • 祝祭書庫との相性も良い。銀貨などを入れにくい祝祭書庫では密猟者の出す1金もありがたく、また捨て札が必要になった後も祝祭書庫では困らない。
    • ただし密猟者が手札を減らせるようになるには時間がかかるため、祝祭のような主力の「手札を減らすカード」が無い場合に密猟者だけで手札を減らす役を担うのはやや厳しい。
  • 将来的に呪いが蔓延する荒れ場になりそうな場では、捨て札に困りにくいためデメリットが気になりにくい。
    • ただし、そういった場では2山切れになることも多々あり、1ターンに何枚も密猟者を連打するとさすがに手札が足りなくなってしまう可能性があるため入れる枚数は要検討。
  • 相手が大量に密猟者を買っている場合、自分のデッキ成長を多少遠回りさせてでもサプライの山札を枯らしてやることで大きく足止めできることもある。

詳細なルール

  • 手札の枚数が捨てる枚数よりも少ない場合、残った手札全てを捨て札にする。
  • 空になっているサプライがない場合、手札を捨てることはない。
  • 略奪品教師のようなサプライに置かない山札が空になっても、捨てる手札の枚数には数えない。
  • サプライの山札が2つ以上*1空になっている場合は、「(空のサプライの数だけ)手札からカードを同時に捨て札にする」という処理であることに注意。
    • 例えば、手札からまず坑道を捨て札にする→坑道のリアクション効果で金貨を獲得→手札から 望楼を公開し金貨をデッキの上に置く→望楼を捨て札にする…という動きはできない。
    • 例えば、サプライの山札が2つ空になっている際に手札が村有緑地1枚のみだった場合、密猟者の効果でこの村有緑地を捨て札にするのみである。
      このとき村有緑地でリアクションして「+1ドロー、+2アクション」を得ることはできるが、ここでドローしたカードを更に捨て札にする処理が発生するわけではない。

関連カード

拡張名前関連
異郷オアシス密猟者より1コスト安く、サプライの状態によらず常時手札を1枚捨てる。

余談

  • ドナルド・Xによる追加理由は以下の通り。
    原文と日本語訳

    【原文】(引用元)

    This is in a player interaction slot, vacated by Spy.

    I thought of having some vanilla bonuses with the penalty of discarding a card per empty pile.

    The vanilla bonuses had to be essentially fair at the price of the card, since you might never empty a pile until the game was over.

    So really it required a vanilla card I hadn't made yet. Well there was one of those, and it was +1 Card +1 Action +$1 for $4.

    So there it is. 回避ing making that card all these years finally paid off.

    【日本語訳】

    こいつは密偵の代わりの、インタラクション枠だ。

    バニラ能力*2に加え、山切れに応じたペナルティを考えた。

    バニラ能力としては、本来の値段に見合った効果が与えられるべきだった。ゲームが終わるまで山を切らそうとしない限りはね。

    なので、今まで作ったことがないバニラ能力が求められた。えーと、あったんだ、「+1 カードを引く、+1 アクション、+1金」の4コストのカードだ。

    こうして密猟者が生まれた。今まで『「+1 カードを引く、+1 アクション、+1金」の4コストのカード』を作らなかったことが功を奏したんだ。

コメント



*1 ゲームの終了条件の一つがサプライの3山切れであるため、大抵のゲームにおいて密猟者で捨て札にするカードは1枚もしくは2枚であるが、稀に3枚以上捨て札にする必要があるケースも存在する。例えば、工房→密猟者と使用し工房のカード獲得で3つ目のサプライの山札が切れた場合、密猟者では3枚カードを捨て札にすることになる。
*2 +xカードを引く、+x金、+xアクション、+xカードを購入 のみの効果 木こり鍛冶屋市場祝祭研究所の6枚はバニラ能力のみをもつ