Pugna/midビルド

特徴

◆長所
・carry殺しのスキルを持ち、育ったcarryを完封して倒せる（ことがある）。
・圧倒的プッシュ力。
・Nether Wardを使い、アンチINTヒーローとして立ち回ることができる。
・足が速い
・ultがセプター所持で超強化され、長期戦でも十分に活躍できる。

◆短所
・HPが低い。
・加えてintが高いのでnyxが天敵。
・スキルファイターなのでサイレンスされると何もできない。
・真価を発揮するためには、多少は金が必要（完全サポートに徹するのは難しい）。

スキル解説

1､
前方にダメージ。Lv1で100、Lv4で325とダメージはかなり高め。
マナも若干上昇率が高いものの、Lv4で145で許容範囲。CDは5.5なので文句なし。
だがこのスキルの最大の特徴は、建造物に50%もダメージを与えることができるというもの。
Lv4で160ダメージを与えることができる。これはヒーローのLH圏内（Deny圏内）よりはるかに上。
つまりこのスキルでタワーを破壊すれば、絶対にDenyされない。

2､
誰かをエーテル状態にする。
移動速度を下げ、魔法耐性が下がるので、基本的に1番とセットで使用する。
消費マナは60と低めで、1番の威力が+50%と考えると、1番がLv3ぐらいから黒字になる。
殴ることしかできないcarryはこれだけで完封でき、そのまま1やultで返り討ちにできる。
ただしブリンクされると逃げられるし、BKBを使用されると逆にこちらが何もできなくなるので注意。

3､
Nether Wardを足元に置く。
周囲の敵のマナを徐々に減らし、スキルを使用した際に消費マナに応じてダメージ。
主な使い方は下の３つ。
①敵に対する嫌がらせ。常にマナを消費するODなんかは死ぬ。
②設置しておき、見えない敵の接近を見る。
　（視界がなくても反応するため、たまに分かることも。タワー攻撃中に足元に置いておくといい）
③集団戦で設置し、ダメージソースとして使用する。
　（大量のマナを消費するヒーローには他のスキルよりはるかに強力）

4(ult)､
対象からHPを吸い取る。吸い取った分はHPを回復する。
攻撃対象がヒーローの場合、HPが最大ならマナに還元する。
CDが22秒で、しかもLv1から120/秒も吸い取るのでなかなか強力。自分や相手に2番を使用して使うことも多い。
マナも回復することを考慮し、ハラスとして使用したり、敵がいなければ雑魚に使用してHPの補給に使ってもいい。
CDがultとは思えないほど短いので便利に使いたい。

セプターを所持すると一気に強化され、CDが0秒になる。
つまり戦闘では通常攻撃の変わりに使用できるようになるため、Lv3では300/秒のダメージ（回復）となる。
これは超強力なので、セプターはアイテム候補でもかなり上位に入る。
チャネリングの、スタンなどで止められるデメリットも解消できる。

スキルビルド

基本ビルド
	1		3		5		7
		2						(8)	(9)	(10)		12	13	14
				4				8	9	10		(12)	(13)	(14)
						6					11					16
															15

各レベルごとに説明していきます。
Lv1
当然1番。
LHのごり押し取得も可能。
そもそも他のスキルだけ所持しても何もできない。
Lv2
とりあえず2番。
相手がLHを取る瞬間に使ってあげると、相手が禿げる。
Lv3
1番。
Lv4
3番。
この段階で特に活躍はしないスキルなのだが、一応取得。
Lv5
1番。
Lv6
ult取得。
ここから1vs1での戦力が一気に上昇する。
ただしこの段階ではスタンなどで止められた場合、逆に死ぬのは自分であることに注意。
Lv7
1番。
Lv8-10
3番。
Lv11
ult。
Lv12-14
2番。

以下略。

2と3の優先度について。
基本的に上記の順番ですが、敵によって変えます。
UrusやViper、DRやStorm Spiritなど殴ってなんぼのヒーローがいる場合、対策として2優先です。
また仲間にスキルファイター（ZeusやSkywrath Mageなど）がいるなら2優先です。

1番を続けて当てるだけなら2はLv1だけで構いません。
それにエーテル状態は自分だけでなく、仲間にも迷惑（そいつを殴れなくなる）なので、
最優先にする理由がなければ後回しが正解と考えて良いです。

逆に大量のマナを消費するタイプの敵がいれば、3優先です。
3番だけで致命傷（ないし即死）レベルのダメージが期待できます。

ピックする前に

このヒーローは積極的にピックするより、敵ヒーローを見てから（ないし仲間の構成を見てから）選ぶほうが懸命です。
敵midがMeleeの場合は圧倒的なレーン支配力を発揮するため、是非ピックしたいです。
また仲間の構成がプッシュ寄りだった場合にも、midとしてはかなり強力なのでピックしたいです。

どうしても自分がこいつを選択したいなら、Pugnaにカーソルを合わせ、チャットにてmid宣言しましょう。
そしたら仲間があわせてくれるかもしれません。

アイテム

レーンはmid。
midなのでアイテムは少なめで行きましょう。

基本回復アイテム

最大３個まで買う。

残りは温存します。

一応候補としてその他。

あると便利だが、敵のmidがMeleeの場合に限る。

序盤

まず最初のルーンが残っている場合、それを狙いたい。
DDならLHで圧倒的有利になるし、Regenerationなら全回復できる。
その場合はLHに1番を2回ほど使えばレーンが上がるので、その間に回収する。
他のルーンなら特に不要なので、普通にLHを狙う。

敵がLHを取る瞬間に2で妨害し、そのまま1を入れるコンボがダメージとゴールド的に凶悪なので狙おう。
このコンボがあるので、Melee殺しとして名高い。
またレーンが上がっている状態で、自分のマナに余裕があれば1を使い、タワーのHPを削るのも手。

お金が溜まり次第、以下の順に購入する。

HPやマナの補給。
AoEを持ち、足が速いのでルーン争奪戦にも強いので、積極的にルーンを回収したい。

説明不要。

とりあえずスロット確保のために合成しましょう。
HPが低めなので、瞬間的にHP回復できるのは非常にありがたい。

上記のアイテムを買いつつ、基本的にはmidレーンを押します。
前述の通り1番がすさまじいプッシュ性能なので、ガンガン使用し、タワーを破壊します。
タワーのHPが160以下なら一撃で破壊できるので、相手にDenyされる心配はありません。
（1stタワーは130以下でDenyのため）

ただしHasteやInvisibilityルーンはgankに便利なので、確保したなら他のレーンにお邪魔するのも手です。
他のレーンがgank不要な状態なら、緊急時に使用する保険にしましょう。

中盤以降

中盤以降、大きく２ルートのビルドがあります。

プッシュ特化、早期決着タイプ

積極的にタワーを破壊し、25分までには1レーンだけでもメガクリープにすることを目指すビルド。
これは1番による高速プッシュが可能なことを考えたビルドになる。

アイテムは以下の通り。
（Lv3まで）→→
まずNecronomiconでプッシュ力強化。
その後は移動力アップでBoots of Travelを購入。最後にBlink Daggerを買う。
Blink Daggerは敵のタワーに接近し1番→離脱に使えるので便利だし、一気に接近する手段としてもかなり優秀。
ここまで購入してまだゲームが決まらないなら、だんだん厳しくなるので注意。

動きとしては第1～2タワーを破壊しまくり、チームのゴールドに差をつける。
そのまま1レーンを突破し、メガクリープを作る。
仲間にShadow ShamanやJakiro、Chenなどのプッシュが得意な面子がいるなら是非。

このビルドはひたすら押す、しか書くことがないため、これだけにします。
なおこのビルドはかなり少数派で、そもそもピックの時点で仲間の構成をプッシュ寄りに選択する必要があります。

アンチキャリービルド

メジャーな、ultを主軸に戦うビルドです。
高い戦闘能力、強力なAoE、厄介なエーテル状態やNether Wardと、多彩な戦術が可能になります。
また敵のcarry次第では完封して倒すことができます。

まず動きとしては、プッシュビルドと同じく1stタワーの破壊を目指す。
3レーンとも破壊し、とにかく手持ちゴールドを増やすことにする。
アイテムは以下の通り。

とりあえずマナの補給用に。
最大マナが増えるのも、ultでマナを補給できるヒーローと考えると便利。
midヒーローが早めにこれを購入し、サイドのレーンでマナを配るとチーム全体のマナ管理が楽になる。

多少強引に即セプターを目指す。
HPの補強を兼ねているので、購入順は必ずとする。
agi>intなのは、アーマー補強のためですが、agi10でそこまで変化するわけではないので、どちらでもいいかも。
タワーのLHを取り、ゴールドを積極的に稼ぐことを前提にしているが、4200なら何とか1番のプッシュで稼げる。

後は選択式です。

前述の通り、接近or逃亡に便利なので。

ステータスアップに便利なアイテム。
セプターの前に購入し、耐久をあげるために購入される。
地味に移動速度アップで逃亡できたり、攻撃速度アップでプッシュに使える。
1つは購入してもいいかもしれない。

以下のヒーローがいるなら必須。
・Riki：煙から脱出するために使用する。
・Clockwerk：歯車から脱出するために使用する。
・Skywrath Mage：ultを回避するために使用する。
これらは仲間を救うためにも使えます。
他にも特定のヒーローのアンチに使えるアイテムなので、必要なら購入しましょう。

セプター購入後、こちらを目指すことも可能です。
若干戦い方が難しくなります。
（敵に2番を当てると、デーモンが攻撃できない。2番は自分に使用する）
プッシュ以外に戦闘にも使えるのでアイテム候補としては有り。

敵に強力なスキルファイターがいる場合、一瞬で溶けるので購入するべき。
例としてTinker。後半のこいつはBKBがなければ、まず逃がしてくれない。

また敵がサイレンスを持ち出してくるとかなり厳しい。
これを回避するためにはBKBが一番手っ取り早い。

ただしこのアイテムは2番と同時に使えないので、2番は敵に使用することになる。
それを敵carryがBKBで防御する場合、敵carryとはスキルなしでの肉弾戦になるので注意。
（ultはBKBを貫通して使用できるが、ダメージは与えられず、ダメージがなければHPも回復しない）

5vs5の集団戦について

まず誰をエーテル状態にするのかが重要になります。
基本的に敵のcarryか自分になりますが、Witch Doctorが変な儀式をしていたらかけてあげるのも手です。

敵のMeleeに使用するなら、接近されるまで耐えます。
そしたら自分（敵）に使用し、そのまま1番→ultと使います。
こうすることで1番やultを効率的に当てることができます。

Nether Wardは戦闘が始まった瞬間に足元に設置で大丈夫です。
乱戦中にこれを狙う暇はありませんし、狙ってくれたら味方の被弾が減るので、結果的にOKですので。

mekついて

今回はプッシュ寄りmidビルドなので、mekは候補から外します。
たしかにプッシュにも使えてPugnaの低いHPやアーマーをカバーする便利なアイテムですが、
タワーを破壊しまくることで、他のヒーローも十分なゴールドが入るはずですので、早い話、仲間に任せます。

最後に

まさに悪の魔法使いみたいなスキルを所持していますし、ぶっちゃけ全スキルの使い勝手がすごく悪いです。
ただし敵を選ぶとNether Wardだけで殺せることができたり、エーテル状態で敵を完封したりと、かなりの力を発揮します。
まったく使い方が分からなければ、観戦して見るといいと思います。
1番でのプッシュや、2番での無力化の使い方などは、人によっていくらでも選択肢があるので、かなり参考になるはずです。

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