【増殖獣バイロゴーグ】

Last-modified: 2023-10-27 (金) 23:56:36

概要

Ver.4.4で登場したボスモンスター。【ヘルゲゴーグ】の一種である魔獣。色違いに【パニガキャッチャー】がいる。後に【戦禍の眷属】として【増殖する異形】が登場した。
UFOのようなベースから昆虫の脚のような生体パーツが伸びた掘削機という、以前のヘルゲゴーグとは一線を画した異様な姿をしている。
【賢者ホーロー】【グランゼドーラ城】に現れたヘルゲゴーグに似た波動を放っているとして関連付けたが、これが無ければヘルゲゴーグとはとても思えず、生物かも疑わしい見た目。
増殖獣の肩書きを持つ通り、自身を分裂させる特殊能力を持つ。
 
【魔瘴調査区画】深部に出現し、【プクランド大陸】の地下に溜まった【魔瘴】を吸い上げて【終焉の繭】に供給していた。無限動力炉の性能を以て魔瘴を無限に増幅するべく製造されたが、あくまで掘削活動後吸収される事のみを目的とされており、他のヘルゲゴーグ種と違い言語能力すら与えられていない。
これを見つけた【主人公】とホーローはその場で倒そうとするも、増殖能力のために倒し切れないことを察知し一時撤退、対抗策を求めて時渡りを行うことになる。
 
そして、主人公の向かう【アルウェーン】のある時間軸では、なんとコイツが【アストルティア】を滅ぼした張本人となっている。
この時間軸では増殖能力への対抗手段が見つからなかったため、主人公と【勇者姫アンルシア】をもってしてもバイロゴーグを討伐することができず、最終的には星全体が制圧されて第2次【ゴフェル計画】の発動を余儀なくされたようだ(【勇者の眼】で幻影や分身の類を一瞬にして消し去ることのできるアンルシアが敵わなかったことから、バイロゴーグの増殖能力はこれらとは違い実体を持った「本物」を複数出現させることができる模様)。
【宇宙船アルウェーン】の建造に現代ではまだ産まれていない【プクラス】も関わっていることから、少なくとも数年は持ち堪えられたようではあるが。
 
なお小さい無限動力炉を内蔵していることから、普通に考えると【パドレ】が奪った無限動力炉のコアを基に生み出されたと考えるのが自然だが、その場合はそもそも無限動力炉はパルミオがバイロゴーグの細胞を基に作成したものであるため、動力炉とバイロゴーグのどちらが先に造られたのか分からない無限ループが発生してしまう。
しかし、Ver.4.5前期のストーリーにて元々バイロゴーグは「竜神の心臓」の莫大なエネルギーから生み出された特殊な魔獣であることが明かされた。つまり先に作られたのはバイロゴーグの方であり、それを基にしたのが無限動力炉で、無限動力炉のコアを【キュロノス】の糧とするためにパドレが吸収したということになる。
ただ、Ver.4.5前期のストーリーをクリアすると、アルウェーンの設定自体が大幅に書き換えられることとなるが、そこにおいても無限動力炉は利用されているようであり、タイムパラドックスの影響は残っている。
 
ともあれ【知理の石版】を入手した主人公は元の時間軸へ戻り、それまで量産されていたバイロゴーグを1匹に戻して討伐し、バイロゴーグによるアストルティア壊滅を未然に防ぐことに成功した。同時にパルミオがこいつの細胞を採取する機会が失われ、アルウェーン及び【複製体】の製造による悲劇も回避された。
その後画面の隅で【キュロノス】により終焉の繭に吸収される様が小さく描かれた。
 
「無限増殖による物量戦」と言う、ゲームの敵キャラとしては禁じ手にも等しい反則技を持つモンスターではあるが、イベント時はともかくバトル時にはこの力が実際に使われる機会は、彼が元になって誕生したモンスターも含めて長らく来ず、上述の「増殖する異形」で初めてお目見えとなった。
バイロゴーグ自身及びその細胞の移植によって誕生した【パルミオ2世】は知理の石版の作用によって増殖するチカラが封じられており、バイロゴーグのチカラも吸収して誕生した【時獄獣キュロノス】も、理由は不明だが増殖は使ってこない。
そのため、バトル時と言う観点だけでこのモンスターを見ると、どうしても「増殖獣」と言う肩書は看板倒れになってしまっている感は否めない。
とは言え、こいつは見た目の割に1体だけでもかなり強い。こんなのが無限に増え続けたら勝てないのも道理ではある。事実、増殖する異形との戦いでは異形複製体が増えすぎて押し切られるケースも発生しうる。

戦闘能力

使用特技

攻略

この戦闘では【ファラス】【NPC戦闘員】として加わる。見た目通りというべきか【物質系】
全体的に【パルミオ2世】のバージョンアップ版といった能力で、HPが50%以下になってから【激怒】するようになる点も同じ。
しかしあちらと違い無駄行動が無く、通常攻撃が2回攻撃でなくなった代わりに前方の狭い範囲内の味方全員にダメージを与えるようになっている。
 
基本的な戦い方もパルミオ2世と同様だが、サークルリアクターを警戒してバイロゴーグの傍にいると回転斬りで一気に薙ぎ払われる可能性がある。連続ドルマドンも無耐性で喰らうと一気に壊滅する威力なので対策が欠かせない。
HPが50%を切るまではギガマホトラで頻繁にMPを奪われるので、MPの回復手段は大量に用意しておきたい。
 
ファラスの火力が非常に高いため、攻撃役はいっそファラス1人に任せてPTは防御重視でも問題ない。とはいえHPは164000程度とかなり多いため、長期戦に備えてMPの回復やバイキルト役として【魔法戦士】や、カカロンでの回復や【マジックバリア】で連続ドルマドンの対策ができる【天地雷鳴士】がおすすめ。