【プクラス】

Last-modified: 2024-03-11 (月) 20:31:17

概要

【パルミオ博士】【ペコリア】夫妻の一人息子。
演者は門脇舞以。

活躍

【うつろなる花のゆりかご】の主要人物。
奇抜な格好をしており、体上下は【プクリポのいい服】に似た服を着ているが、頭には右が大きくとんがったフードを被っている。
また、顔の左側には解析機能付きヘッドセット(DQMJ3における【リアクター】)を装着している。
病弱だが、父親譲りの高い実力を持った技術者。珍しいものを見るとはしゃいでしまう癖も父親譲り(どころか先祖代々らしい)だが、基本的には責任感のある常識人。
現代ではまだペコリアのお腹の中におり、少し先の未来で誕生した模様。
その立ち位置からして、メタ的に考えればプクリポの最後の希望(ラストホープ)といったネーミングなのだろう。ただし、この名前はまだ平和な現代アストルティアで既に決められているため、パルミオにそのような意図があったかは怪しいところ。
 
【増殖獣バイロゴーグ】による【アストルティア】滅亡の際、父と共に【宇宙船アルウェーン】の製作に尽力したが、その間に母ペコリアを喪っている。
その後、宇宙船内ではプクリポ以外に対して非常に高い殺傷力を誇る伝染病が発生し、他の種族の避難民は死に絶え、【ラグアス王子】も事態の収拾のために無理を重ね過労死してしまう。
このように避難民が混乱に陥る中で絶対的な指導者が必要と考えたパルミオは、コールドスリープと【複製体】の技術により、本体を半永久的に保存しつつ複製体にアルウェーン運営を任せる「永世管理者」のシステムを考案。
その座に選ばれたのは、(生き残った若者の中では一番の知識人であろう)自らの息子プクラスであった。
 
プクラスのコールドスリープは10年ごとに一時解除され、アルウェーンの管理状況を確認する予定であった。
しかし、反逆の複製体【C141】によって彼のコールドスリープマシンには100年以上にわたりロックが掛けられ、彼が目を覚ますのは【時渡りの術】で来訪した主人公に外からロックを解除されてからであった。
【アルウェーンの町】の異常を知ったプクラスは、主人公とともに当時管理者を務めていたC141を問い質すが、1度はアルウェーンの全権を掌握していたC141に取り押さえられて再びコールドスリープマシンに押し込まれてしまう。
その後、再びアルウェーン管理棟まで登ってきた主人公によってまたも解放され、バイロゴーグの細胞を元に作られた無限動力炉の緊急停止コードを流用してC141改め【パルミオ2世】の身体に宿るバイロゴーグの増殖能力を封殺、主人公のパルミオ2世撃破に一役買った。
 
これで一件落着かと思いきや、彼はその場に乱入した【パドレ】を操る【キュロノス】と主人公を庇う【キュルル】の時渡りのチカラの打ち合いに巻き込まれ、主人公の時代から見て6000年前の過去世界に1人飛ばされてしまう。
持ち前の知識から過去の世界であることを悟ったプクラスは、バイロゴーグによる複製体増産の果てに起こった悲劇を回避すべく、緊急停止コードを搭載した端末を【知理の石版】として遺し、更には【エピステーサ丘陵】地下深くに主人公がバイロゴーグを倒すのを支援するための施設を作り遺した。
そして、この石版が現代アストルティアで主人公の手に渡り、未来のプクラス自身を救い、さらにバイロゴーグを打ち倒すカギとなるのであった。
 
なお、本人は過去に飛ばされて帰る事が出来なくなっても絶望せず、踏む事が出来なかったアストルティアの大地に立てたと前向きに捉えていた。
同じ時の漂流者となりながら前向きにとらえて未来に希望を託した結果、現代から未来を救うことになった彼と、過去に帰ろうと躍起になって道を踏み外し大罪人として名を遺した【クオード】とは正反対と言える。
 
また、彼の飛ばされた6000年前は丁度、【神話篇】における第1次【ゴフェル計画】がまさに実行に移されていた年代であり、断定はできないものの彼自身がこの時のゴフェル計画にも関与していたのではないかとの推測もある。
実際【賢者ホーロー】も「第1次ゴフェル計画時に知理の石版を携えた予言者が導いた」と語っており、【ニンテンドードリーム】3月号で神話篇とプクラスには繋がりがあり、Ver.4.5の後日談クエストで明かされる予定であると語られた。
その後実装された4.5後期ではなく前期のクエスト【アンケートにご協力を~♪】では主人公自らが「英雄プクラス」を操作する。プクラスの伝説が最近発掘され、現代のセンスで大胆に解釈したストーリーかつ、バーチャルゲームなので多少の誇張はあると思われるが、どうやらアルウェーン同様人々を選別し自らも箱船に乗り込み、追撃を掛けてきた【災厄の王】の手勢を撃破したようだ。
だが、彼がどのようにして信頼を勝ち取り、また避難後箱船で一生を終えたのか、或いはアストルティアの大地に帰還したのかは依然として不明なままである。
プクラスは時渡りのチカラを持たないはずなので、過去に飛ばされた際には時渡りの呪いを受けていると思われるが、そのあたりの詳細も不明である。
 
またVer.4.5ストーリーをクリアすると第2次ゴフェル計画も無かったことになり、プクラスが永世管理者となる未来も無くなったのに6000年前の世界にプクラスが存在するというタイムパラドックスが発生していることになる。まぁこれは4.4実装時から言われている矛盾点なので今更ではある。

矛盾点について

作品によっては、主人公が体験したことがひとつの世界として確立され、主人公が辿った事実を残しつつ、「4.4のプクラスも、産まれてくるプクラスも存在する、という枝分かれした歴史の一つに過ぎない」とされ得る設定も存在する。
この事は【主人公の兄弟姉妹】においては詳しく「歴史の修正力」で語られており、「ネルゲルが襲来し、村が滅びる」歴史を変えることはできない、というその類に関する難しい話なのだろう。
要するに、これから産まれてくるプクラスが今後何らかの理由で知理の石版と共に6000年前の過去世界へ飛ばされてしまえば矛盾はしない(「プクラスが6000年前へ飛ばされる」歴史は変えられない)。

 
なお彼が地下に遺した装置は、バイロゴーグ撃破後もモンスター討伐を「再開」したり、魂のみになった【ファラス】と「再会」したりと文字通り再会の部屋として機能している。

その後

暴かれし相貌(Ver.6.1ストーリー)(未来)

【ハクオウ】が作り出した悪神の心域である【時の王者の悔恨】の中に、彼の記憶が具現化した形で登場。
時空の狭間に飛ばされ、ヤマカミヌの森で瀕死状態のところをハクオウに救われたとのこと。その後はハクオウの戦友として語りかけていたり、ゴフェル計画を進めていたようである。
この時代では竹を組み合わせて機械のようなものを作っていた形跡がある。
 
前述のバーチャルゲームの内容は、この第一次ゴフェル計画の中で起きた事の可能性もあるが、実際にプクラス本人が戦えたかはやはり不明。

Ver.6.2(現代)

【世紀の新発見】を進めていくと誕生し、産まれたばかりなのに急成長していく。
クエスト依頼者のバルスデーンはプクラスの名前に聞き覚えがあったようだが思い出せないでいる。
おそらくゴフェル計画を進めた者として【天星郷】にも記録が残っていると思われる。さすがに未来世界から過去に飛ばされたことは天星郷も認知していないと思われるが。
なお【英雄】候補として検討されたかは現時点では不明。

イベント・その他

【第6回アストルティア・ナイト総選挙!】

予選会の時はまだ4.4のストーリーが配信されていなかったので、運営推薦枠で出場。
投票すると貰えるお菓子は不思議な光を放つカップケーキ。食べてみるとカップケーキの常識を覆す味わいで「美味しさ新発見」とのこと。
しかし、展開中のバージョンであるにもかかわらず、同じプクリポ枠のラグアスと競合してしまったのか、最終結果は5位と振るわなかった。

【第10回アストルティア・ナイト総選挙!】

予選を勝ち抜き、久々に本選出場。前回は運営推薦枠だったので、初の予選通過となり同時に【キャラクターボイス】が付くこととなった。
元々予選上位常連の人気キャラだったことに加えて、予選会時点の最新バージョンだった6.1で出番があったことが最後の一押しになったか。
 
投票すると貰える物は自分が知っているお菓子を参考にして作ったという「パルミオクッキー」なるお菓子。
「パルミオ博士秘伝のレシピを参考に編み出した」というだけあり、カロリー控えめながら甘さたっぷりスパイシーな味わいで、主人公も「クッキー界の美味しさ新発見」と絶賛している。
 
中間発表で上位3名に入っていることが明かされ、最終的に唯一の100万票超えでアストルティア・ナイトに選出された。
第9回の【ラグアス王子】に続き、プクリポから2年連続でナイトを輩出することとなった。
一方前回ナイトのラグアス王子は最下位に沈んでしまっており、今回のプクリポ票はかなりプクラスに集中して流れたようである。

【第11回アストルティア・ナイト総選挙!】

前回ナイトのためシードでの出場。
なんと上述のコールドスリープマシンごと会場入り。入場セレモニーに合わせて目覚める仕組みとなったようだ。
投票すると貰えるのはロケットの形のクッキーで、主人公曰く「無機質でスペイシー(宇宙空間的)な味わい」であり、意識が宇宙の彼方に誘われるとのこと。
この反応を見たプクラスは「ぼーっとしてたみたいだけどあんまり口に合わなかったかい?」とお菓子作りの難しさに頭を悩ませているようだ。
 
中間発表時点で4位、そのまま最終順位も4位という結果に終わる。ここ数年のナイトの座に就いた候補者は翌年以降軒並み下位に甘んじる結果となっていた事を踏まえれば健闘したとも言えるか。しかしながらシード権は逃したため会場を離れることになるのを惜しんでいた。

【モンスターバトルロード】

Ver.5.4より彼のスペシャルバッジが登場。装備すると必殺技【強化ガジェットZ式】と特技【零の洗礼】を使用できる他、必殺チャージ率が5%アップする。またすばやさときようさが120ずつ上がる。
金銀銅はなく、ラグアス王子・虹と災厄の王・虹、【ファーラット】金3個との交換で光バッジを入手可能。
 
必殺技は【フォステイル】互換。
スキルライン以外でいてつくはどう系の特技を習得する方法はこれが唯一。
AIだと活用しにくいことを加味しても破格の必殺技に、高い必殺チャージ率と優秀な特技までついた非常に強力なバッジ。ステータス補正はこうげき力、さいだいHPこそないがすばやさが足りないことが多い仲間モンスターにはありがたい。
必殺チャージ率は強化ガジェット以外に使うことは不可能だが、チャージそのものを目的として【魔犬の仮面】と組み合わせて使うのも強力。その場合他のバッジはリーネ・虹や【キングリザード】金と合わせればさらにチャージ率を高められる。入手難易度は高めだが、特に呪文モンスターならチャージ率、ステータス補正、その他効果のいずれも優秀な【賢者マリーン】・虹がいい。
 
AIとの相性の悪さを気にしなくていい同盟バトルでは当然非常に強力。2022年の協力チャレンジバトルでは零の洗礼が【羅刹王バラシュナ】の凄絶なる禍唱対策にもなるので装備しているプレイヤーが多かった。通常のバトルでも使えると何かと便利なのでパーティーに1人は装備させておきたい。