【悪鬼ゾンガロン】

Last-modified: 2024-01-31 (水) 01:27:20

概要

1300年前【オーグリード大陸】に出現した、白髭を生やした紫色の巨大な猿のような魔物。【けもの系】
Ver.4.2で改変される前の当初の歴史では、100年間暴れ回ったのち、1000人ものオーガ達の手によって【ロンダの氷穴】の奥地、ロンダ岬にあるゾンガロン島に封じられたことになっていた。*1
【大地の竜バウギア】と並び、長きにわたってオーグリード大陸に伝わる大いなる災いと呼ばれてきた。バウギアが大陸南部を中心に荒らしたのに対し、ゾンガロンは大陸北部を中心に暴れたとされている。
 
後に登場した【獣魔将ガルレイ】系統と似たような姿だが、腕や顔周辺の体毛が長い、巨大な角が生えている、翼があるなど上位種のようにデザインされている。
戦闘でのモーションはガルレイ系統と同一だが、待機モーションはあちらと比べて落ち着いたものとなっている。
このように一部のモーションのみ新規に差し替えられているケースは珍しい。

Ver.1.0

【冥王ネルゲル】の誕生と【レンダーシア】【迷いの霧】に覆われたことで封印が弱まり、オーガでスタートした場合の冒頭ストーリーにて、【ジーガンフ】を唆し封印を解かせる。
だが、直後に発生した勇者覚醒の光により再度封印される。

Ver.2.1

その後、特に触れられることもなく多くのプレイヤーからはすっかり忘れられていた(ロンダ岬まで来れば身体の一部を遠目で見ることは出来る)。
しかし【重なりし運命の大地】のEDでゾンガロンらしき影が映る。

Ver.2.2

影の正体は【獣魔将ガルレイ】という別のモンスターで、グラフィックも細部が違う。ゾンガロンは未だ封印されたまま。
しかしモンスター図鑑によるとガルレイはゾンガロンのいとこの孫で、遠い親戚らしい。だがゾンガロンもガルレイもそんな関係は知らないようだ。
少なくとも運営から忘れられた訳では無かった模様。

Ver.4.2

ここにきて重要な悪役ポジションとしてスポットライトが当たる。なお台詞は男性音と獣のような唸り声が同時に発される特殊なもので、内部に2つの人格があることが暗に示されている。
【黒衣の剣士】によってロンダ岬の封印から解き放たれ(オーガでスタートした場合はこれで二度目)、オーグリードを滅ぼすべく行動を開始する。
流石に1000年以上も動けなかったため衰えているが、それでも主人公と【賢者エイドス】を一蹴するくらいの能力は持っている。
なお見た目のイメージから脳筋かと思われていたが、邪悪な波動で人々を魔物に【変身】させるまさかの攪乱タイプだった。
【魔物出現】の曲と共に、紫色の霧を纏いながら空中を走って移動する。この霧は戦闘後にも出しているため治癒も可能と思われる。
 
過去のものも含めた彼の活躍は【赤き大地の双王子】のストーリーとほぼ一致するので、詳細はそちらの項目を参照。
ストーリーで語られる通り元オーガであるためか、魔物の割に饒舌で、「ゲテモノは美味」というトリビアを知っているなど、単なる獰猛な獣という訳ではない。
 
最終的に、喰らったはずの【原獣プレゴーグ】に内側より逆に喰われ、その身はプレゴーグに乗っ取られて【喪心獣ゾンテドール】と化した。この時点でゾンガロン自身は先王ゾルトグリンの心を残して死亡してしまった模様。
おそらくは、ゾンガロンを挑発してプレゴーグを喰らわせた時点で、そのチカラを利用しようとする【キュロノス】の罠であり、もっと言えば封印から解き放たれたのもこのためだったのだろう。他の3要素が「不死のチカラ」「【地脈エネルギー】」「無限動力炉」と異なる時代の無生物だったのに対し、ゾンガロンは現代で未だ生きていたためこのような策がとられた。
過去世界においてその正体が割れ、王子との共闘で封印され底が見えたとはいえ、かつて大陸を壊滅寸前まで陥れ、何百人もの人々の運命をねじ曲げた大悪魔は、結局復活後は1人も殺せず、キュロノスの野望成就の踏み台にされるという惨めで呆気ない最期を迎えた。
 
また、何故ガルレイがゾンガロンの親戚であるのかはクエスト【オレさまの宿命】にて示唆される。

攻略

先に実装されたガルレイやゴースネルが実力派だったことから察する通り、こいつも相当な実力派モンスターである。
【太古の氷穴】の奥地「黄昏岬」で戦闘になる。フィールドは吹雪が発生しており、一部視界が遮られる。
戦闘BGMは【勇気ある戦い】。本作においてこの曲が使われるのは【アストルティア防衛軍】の他では初。
【狂鬼ドランド公】戦に続き【ギルガラン王子】がNPC戦闘員として加わる。
斧戦士の技に加え、ラーの鏡でケモノ化を解除してくれる。回復の面倒は見てくれないので、そこは自分で行おう。
 
基本的にはゴースネルと似たようなタイプだが、【闇のころも】の代わりに【ケモノになれ!】でこちらをケモノ化(強化解除+コマンド入力不能)させてくるのが特徴。
食らってしまったらギルガランがラーの鏡を使用するまで逃げ回ろう。
当然、ギルガランが死んでいる状態で蘇生役が食らうとハメ殺されかねないため、彼を死なせないように注意。
なお、ギルガラン自身はケモノ化しないため、その場合はチャンスとなる。
 
その他、【突撃】【グランドショット】【はげしいほのお】【おぞましいおたけび】【ザラキーマ】を使用。
ゴースネル同様にマヒ・呪い・混乱・封印と多彩な状態異常を操るほか、毒の代わりに即死を使ってくる。
激しい炎のダメージも案の定強化されているため、できる限り耐性を用意いておきたい。
耐性が無い場合、ザラキーマは【マホステ】【世界のタロット】、それ以外の状態異常は【キラキラポーン】【弓聖の守り星】などで対応する手もあるが、ケモノ化で強化を打ち消されるので過信は禁物。
また、避けられる攻撃や範囲攻撃を多用するので、不用意に近づいたり固まって動いたりしないように。
装備による耐性と立ち回りによる被害軽減を意識することで楽になる、ある意味とても正統派なボスである。
余談だが、グランドショットを打つときは呪文詠唱と同じように地団駄を踏む。また、炎を吐くのは元オーガだからだろうか?

その他

【ドラゴンクエストX おでかけモシャスdeバトル】ではVer.4.2以前から「ゾンガロン」の名で戦うことが可能。
本編では使わなかったバギムーチョを使ってくる。ちなみにバギムーチョは本編ではゴースネルが使用している。

黄昏の奏戦記の第二劇場にこいつが出てくることがあるが、ケモノになれ!が非常に効果時間が長く鬱陶しい。第4の魔女枠で出てくるのでケモノになれの機嫌次第では碌な準備もできないまま第5枠のベイオウルフ戦に突入する羽目になることも。ストーリーボスなので経験値的にはおいしいのがまだ救いか。



*1 理由はゾンガロンの力があまりに強大で、封印するのに100年という歳月が必要だったから。