【しにがみ(DQ4)】

Last-modified: 2024-01-21 (日) 17:21:14

本項ではDQ4に登場する【しりょうのきし】の色違いモンスターの「しにがみ」を扱います。
DQ2などに登場する同名モンスター(【ゆうれい】の色違い)は【しにがみ】を参照。

概要

DQ4に登場する骸骨系モンスター。骸骨らしからぬピンク色をしている。
系統としては最古参の【がいこつ】【上位種】で、剣を持った【しりょうのきし】の色違いとなっているが、こいつ自身はDQ4にしか登場しておらず、前者との共演はしていない。外伝含め他の作品に全く登場できないのは、やはりより死神らしい外見の前々作の同名モンスターの存在感が強いせいだろう。『死神』という安直ながら印象的なネーミングとなると、尚更わかりやすい姿が求められるのだと思われる。
実際にFC版公式ガイドブックの【ぎんのタロット】の死神のカードの死神は細長い顔以外はDQ2の死神の面影が結構残っている(但し彼もナンバリング作品の再登場に恵まれているわけではない)。
 
色違いモンスターは他に【しりょう】【がいこつけんし】などがいる。
モンスターズでしりょうのきし同士の配合で【しにがみきぞく】が生まれるのは、コイツの名残だろうか?
 
小説ドラゴンクエストの【しにがみのきし】のエピソードが由来なのかどうかは不明。

DQ4

【海鳴りのほこら】内部や【デスパレス】周辺、【エスターク神殿】など幅広い出現範囲を持つ。
さほど腕力が強そうにない見た目に反して攻撃力は【キングレオ】と同等の140。
同時期の雑魚モンスターと比べて頭一つ抜けて高く、攻撃力だけなら【ゴットサイド地方】の敵にも匹敵する。
ドラゴンメイルなどこの時期最高クラスの重装備で固めた勇者やライアンですら40前後のダメージを受けることになる。
下位種と同じく一度に2匹までしか出現しないが、連続で攻撃を食らうと一気にピンチになる。
しかも、【まどろみのけん】を使って眠らせてくることもあるのでかなり危険。
呪文耐性も全体的に高く、下位種同様補助呪文はほとんど効かず、確実に効くのはイオ系のみ。
ニフラムで消すか、イオラと打撃を組み合わせて一気に倒してしまいたい敵。
その高い攻撃力のおかげで、作戦が【いのちだいじに】だとレベル次第ではクリフトがスクルトを唱えるところを見ることができる。
 
なお、まどろみのけんを持ってはいるが打撃攻撃で眠らされることはない。例によって装備していないらしい。
 
また、FC版では【ぎんのタロット】を1戦闘の間に8回使用すると次から死神のカードしか出なくなり、(イベント戦闘を除き)引く度にコイツが出現するようになる。
この時ちょっとした変身が見られることもある。
4章では経験値はボスを除いて最大だが上記の通り反則レベルの攻撃力をはじめとして、完全に相手にならないステータス。文字通り死神。
HP全快時でも適正レベルなら姉妹はまず耐えられずほぼ一撃死。【オーリン】でも一撃耐えるのがやっと。
頑張って【メラミ】を覚えてもこいつはメラ系が効かないため役に立たず、こいつを狩るためには【イオラ】は必須と言えるだろう。
尤も、そこまでのレベルになっていれば銀のタロットなど使わなくても4章クリアは容易いが・・・
もちろん5章でも呼び出せるが、AIの仕様上銀のタロットを9回以上も使わせるのはかなり難しい。
難しいものの理論上、全ての雑魚モンスターと共演しうる唯一のモンスターである(1章から3章に、4章以降出合えない雑魚モンスターはいない)。このようなモンスターは、シリーズ通して他に類を見ない。
また、【公式ガイドブック】では5章の箇所に掲載されているが、実際には正攻法で4章のうちに出合える。
 
デスパレス内の【骸骨】に、【へんげのつえ】で魔物や動物の姿になっていないときに話しかけた場合もコイツと戦闘になる。
なお台所にいる個体は【エスターク】復活後に出現し、同時期に現れる【ベンガル】から「死神」ではなく「骸骨の奴」と呼ばれる。
 
落とすアイテムは【ゾンビメイル】(確率1/128)。理論上は4章で入手できるが、前述のように4章でしにがみを倒すのは非現実的かつ、手に入れたところで姉妹は装備できないので役に立たない。
一応5章に持ち越せば勇者に先行装備できるというメリットはなくもないが…。詳細は当該頁参照。

リメイク版

3~5匹同時に出現するようになったのでスクルトを使えるクリフトか守備力の高い防具は必須と言える。
ただし、マニュアル入力で確実にスクルトを使わせることができるので先攻できる素早さがあればだいぶ楽になった。
なお、5匹で出たときの経験値は1575と同時期でも群を抜いている。
ついでに【ギラ系】が弱耐性に下がっているので【ベギラゴン】を覚えていたら打ち込んでやろう。当たればHPの2/3以上を削り取れる。
海鳴のほこら内部ではFC版と違って全域にわたって馬車メンバーとの【いれかえ】は不可なので、突入メンバーは厳選しよう。
 
余談だが、リメイク版でのまどろみのけんの使用アクションは円月殺法みたいで面白い。

DQM3

数年ぶりのシリーズ復帰、そしてモンスターズシリーズ初登場。
理由は言うまでもなく同名の【しにがみ】の方の知名度が高すぎることと、がいこつ系統はコイツ抜きでも割と種類が多いためだろう。
がいこつけんしは色違いの方じゃなくて手がいっぱいある方が出てるけど
ゾンビ系のCランクで、Cランクのゾンビ系×悪魔系の系統配合で生まれるほか、しりょうのきしと【タタリ御前】の特殊配合でも生まれる。
また、野生では【覇王城の魔界】上級で出現するので、入手に時期を問わないのであればスカウトできるようになるまでストーリーを進めるのもいい。
ドロップアイテムは【あやしいくすり】、レアドロップは【かしこさのたね】
 
特性は【みかわしアップ大】【即死ブレイク大】(Lv20)・【ザキ攻撃】(Lv40)・【1~3回行動】(Lサイズ)・【いやがらせ】(Lサイズ)・【闇のコツ】(Lサイズ・Lv60)。
所持スキルは【デストロイ】
 
ステータスは低めで、やや高めなHP、攻撃力、素早さを除き残りは平均以下で、特に守備力上限はたったの320とかなり低い。
総合値も全モンスター中ワースト8位という低さにつけている。
本作では強力な即死ブレイク大を所持しているが、賢さの低さもあり【まおうのかげ】【キラーシャドー】よりもザラキ要員としての適性は低い。
 
【ボーンナイト】との配合で【しにがみきぞく】【いどまじん】と配合することで【デスホール】が生まれる。