【れんごくまちょう】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 03:59:35

概要

DQ7などに登場するモンスター。煉獄魔鳥。
【マッドファルコン】【にじくじゃく】の上位種にあたり、系統最上位種だったが、DQ10オンラインで【エンペラーレグホン】という更なる上位種が登場している。
煉獄の名に相応しい真っ赤な身体が特徴的な、四足歩行の鳥の魔物。
鉤爪の備わった四肢のほか、背中にも翼が生えている。
胸部から前脚にかけてはなかなか筋肉質でガタイが良いため、上級モンスターらしい迫力がある。
 
名前のよく似たモンスターに【れんごくちょう】がいる。
DQ7には【ライノキング】【ゴードンヘッド】【まさかりぞく】【あばれ足鳥】【ビッグモアイ】【どくあおむし】【ポイズンバード】など、過去作に登場したモンスターの名前をもじったモンスターが多く登場しており、これもまたその一種だと思われる。

DQ7

【業火の洞窟】【更なる異世界】に出現。
こいつの最大の特徴は「煉獄」という名前にある通り、火炎ブレス最上位に君臨する【れんごく火炎】を使えること。
【ダークパレス】の一般的な攻略レベルは30~35、HP250~300といったところである。
そこに一撃で250ダメージのブレスを、しかも最大3体で吐いてくるというのだからとんでもない。
幸いMPは30しかないため1体につき1回しか吐いてこないが、一回でも耐性装備が無ければ致命傷、立て続けに使われれば【フバーハ】があっても耐えられるか怪しい。
こいつ2~3体の群れに不意打ちされるということは、教会送りと同義である。決して過言ではない。

これだけでも相当な脅威にも拘わらず、ステータスも非常に高い。
特に脅威なのは周囲より2倍ほど高く雑魚全体の2位を誇るHP(870)と、【オルゴ・デミーラ】第一・第二形態に並ぶ本編中2位の攻撃力(330)。
さらにしゃくねつも覚えており、れんごく火炎を耐えたとしても全く油断できない。
【メダパニ】も唱えるが、これはDQ7の通常のものとは違い単体対象で、終盤の兜にはメダパニ耐性を持つものも多いためむしろサービス行動に近い。

裏ボスが放つ全体攻撃と、ラスボスに匹敵する攻撃力、更に周囲の二倍以上のHPを持つ強敵が、通常シナリオのダンジョンに雑魚として最大3体も同時に出現するという点で、いかにこのモンスターが突出した存在か、お分かりいただけるだろう。
業火の洞窟では明らかに場違いなスペックを誇る、まさしく「魔鳥」というべき怪物。
ちなみに煉獄とは、天界にも地獄にも行けない魂が罪の浄化をもって昇天するまでの過程を示している。これまで数多くの同胞を屠ってきた(モンスター側からみれば)罪深い主人公勢を煉獄へと突き落とすのにふさわしいステータスではある。

相対した場合は【かがやくいき】【ギガスラッシュ】など強力な呪文や特技を連発して素早く倒すこと。
しかしHPも非常に高いため、初めて遭遇する時点では1ターンで敵を全滅させることは不可能な場合も多い。
その他には【アストロン】でれんごく火炎のMP切れを待つのも手。
MPが切れても打撃やしゃくねつがあるため安全とは言えないが、それでも脅威度はかなり落ちる。
フバーハも有効だが、れんごく火炎はフバーハ込みでも痛手なので回復は怠らないように。
ぶっちゃけ【フエーゴのかぶと】さえ拾ってしまえばこんな魔境に長居するメリットは皆無なので、「れんごくまちょうに出会わないことだけ祈りさっさと兜だけ回収して帰る」のが一番賢い選択という意見もある。
倒すと【プラチナヘッド】を落とすことがあるが、コイツを倒せる強さがあるなら無用の長物である。

あくまで業火の洞窟で登場することがおかしいだけで、更なる異世界で遭遇する頃には流石に大したことのない相手……なんてことはない。
更なる異世界においてもブレス攻撃は【こごえるふぶき】止まりの敵が多く、他にはベギラゴンやバギクロスといった今更気味な全体攻撃呪文を使う敵も多い中、こいつのれんごく火炎は文句無しで最強の威力。
先述の通りHPも高く、二回行動こそ無いものの【エビルエスターク】【パンドラボックス】といった更なる異世界の強豪たちにも全く見劣りしない。
つくづく、こんな奴がクリア前から集団で現れることの異常さが分かる。

余談だが、煉獄の炎の使い手でありながら意外なことにメラ系、ギラ系、イオ系に完全耐性を持っていない。
十分にれんごく火炎を耐えられるほど強くなった後ならば、逆に焼き殺すこともできる。

リメイク版

一匹目二匹目三匹目
名前フェニースザックホウオウ

名前の由来はそれぞれフェニックス、朱雀、鳳凰だろう。偉く豪華なラインナップだが実力的には文句はないだろう。
 
2つ目の裏ダン・さらなる異世界にも出現すること、モンスター図鑑でこいつだけダークパレスの他のモンスターと離れていること、そしてそのあまりの強さから、業火の洞窟で出現することに対し設定ミスすら疑われていたが、リメイク版業火の洞窟においても相変わらずのステータスで元気に出現する。
1度の出現数が最大2体になった分少しは楽になったが、たとえ1体でも危険極まりない相手なので全く油断はできない。
奴のシンボルさえ回避すれば…と思いきや、業火の洞窟では他の4種類のモンスターいずれのシンボルにおいても、れんごくまちょうがお供でついてくる可能性があるため、とことん油断できない。
格下で緩いボディーの【マグマロン】でも、そのお供として筋骨隆々の鳥がしれっと参上する。一体どっちがお供なのか……。
パークに送って、こいつをリーダーにした【すれちがい石版】を作れば強力な【真ふっかつの杖】を入手できるチャンスが生まれる…が、ボス版のこいつはただでさえ強いザコ版に輪をかけた強敵に仕上がっており、おまけに入手できる確率も低いので量産は苦行の連続になる。
トクベツなモンスターの【ゾンビーミラー】をボスにした石版で狩った方が安全で効率が良いだろう。

DQ9

【宝の地図】の洞窟(火山タイプ)のB~Sランクに出現する。
ボスを除けば鳥系では最強のモンスターで、やはりれんごくかえんを吐いてくる。
今作ではブレス攻撃にMPは関係なくなっており、際限なくれんごくかえんを吐いてくる。
更に、使ってくる呪文も【メダパニーマ】に強化された(MPは40あるため最大で4回も使ってくる)。
【といきがえし】を使えば息攻撃を跳ね返してダメージを与えられるが、それでも呪文や直接攻撃のダメージは防げない。
しかも呪文封じが全く効かないため、メダパニーマを封じることは不可能。
本作では属性攻撃への対策がDQ7と比べてしやすい分、ブレス攻撃に関してはまだ何とかなるにしても、一斉に複数の仲間が混乱させられると一気に危険な状況に陥る。
また、攻撃力も516と【まかいファイター】【アトラス】以上の腕力を持つため、油断は禁物。
ただ、こいつの周囲には2回行動する上にやけつく息まで吐く【エビルフレイム】がいる。
HPも648とDQ7よりは低くなっているので、それらと比べるとどうも見劣りする感は否めない。
だが強敵である事には変わりないので、【スーパーリング】【まもりのたて】などで混乱に耐性をつけたり、
装備で炎属性のダメージを軽減するといった対策はしっかり取っておきたい。
氷属性に弱いのは見た目通りなので、【マヒャデドス】【氷結らんげき】【アイスフォース】で弱点を突き、行動される前に倒すのがベスト。炎属性以外は有効。
補助系はほとんどが効きにくい。稀に混乱や即死が効くのでそれに賭けるのも手。
攻撃力低下に対する耐性は高くないが、さっさと倒してしまった方がいいだろう。
 
ドロップアイテムは通常枠が【トリのおうぎ】、レア枠が【ほのおの盾】とどうもショボい。
戦歴に登録した後は相手にしないのも手だが、こいつは全員がLv99でもこちらを認識すると正確に追跡してくるので、戦闘に入らず通り抜けるには【ステルス】【せいすい】がほぼ必須となる。
幸いにして即死が有効なので、戦闘になってしまったら、【みのがす】で逃がしてしまおう。
なお、配信クエストNo.167【キレイに なるピ!】でターゲットとなるモンスターでもある。
クリアすると【ゾーマの地図】が手に入る。
 
余談だが、火山マップの地図には同じ煉獄と付くモンスター【れんごく天馬】もおり、しかも出現場所も同じ。
れんごく天馬はBランクの地図にお供として出現することがあるため、稀にこいつとの共演(同時出現)を見ることができる。

DQ10オンライン

Ver.4.3より登場。上位種だけにステータスは上がっているが、他の特徴は火山マップの溶岩地帯に生息する程度。
詳しくはこちらを参照。

ジョーカー3

モンスターズ初登場。魔獣系のランクS。スキルは【炎の息吹+】
ライドタイプは羽があるからか空中。
やはりにじくじゃく系統最上位種。
残念ながら炎の息吹+ではれんごく火炎を覚えられない。
スキル生成で【炎の息吹SP】【炎と氷の息吹SP】にスキルを成長させよう。
 
【ムーンキメラ】【ガルーダ】の特殊配合か、【ひくいどり】の四体配合で生まれる。
【ごくらくちょう】【ふくまねき】【アスタロト】との4体配合で【レティス】を生み出せる。

DQMSL

2014年11月30日【にじくじゃく】の究極転生先として登場。
魔獣系SSランク こうげきタイプ
リーダー特性「全系統 息効果+15%」
とくぎは【れんごく火球】【しゃくねつ】
特性「AI1~2回行動」「みかわしアップ」
2015年12月11日に新生転生先が追加。
リーダー特性「全系統 息効果+20%」
新生転生とくぎ【プチマダンテ】「白くかがやく光」
新生転生特性「AI1~2回行動」「こうどうはやい」「最大MP+50」「すばやさ+50」

ウォーク

2023年1月10日よりほこらのボスとして登場。討伐推奨レベルは特級職レベル60。
お供は【ホークブリザード】【ガーゴイル】
れんごくまちょうにはジバリア系が最も有効で、次いでデイン系が有効。ヒャド系等倍で他は耐性持ち。
全体で見てもジバリア系が最も有効。ホークブリザードの最大弱点はバギ系、ガーゴイルはジバリア系だけ等倍で他は耐性持ち。全員メラ系は無効化する。
また、体技とブレス全般に25%の耐性があるほか、最初にホークブリザードがマジックバリアを使用し呪文にも耐性を得る。
 
最初に倒すべきはホークブリザード。いずれも350程度ダメージのマヒャドやこごえるふぶきのほか、ザキによる即死や7000程度も回復するベホマラー、ザオラルと厄介な行動が多い。
対してガーゴイルはマホトーンやバギクロス、マホトラを使うが、状態異常耐性がほぼ無いので動きを止めやすくあまり脅威にはならない。ただし放置は厳禁。
れんごくまちょうは単体500程度のメラゾーマ、450程度のはげしいほのお、メダパニを使用。
更に2ターン目及び6ターン目には息を吸い込み、次のターンには900程度もの威力のれんごく火炎を放ってくる。
守り人はれんごく火炎対策のために必須。息を吸い込んだらにおうだちで守り切ろう。呪文やブレスが主体で、お供には封印も有効。
11ターン目以降は3回攻撃になりれんごく火炎も予兆無しに毎回吐いてくるため、こうなる前に倒し切る必要がある。
HPは本体が11万、お供は7~8万と共に高く、強敵のほこらの強版と比べてさえ断然強いので、万全を期して挑みたい。
 
こころは青色でコストは150。素早さ以外は青色の中では軒並み高性能。ただ、素早さも最大120と悪くはない値。
高グレードではメラ、ギラ系のダメージとブレスダメージが増加し、麻痺と怯えに耐性がつくほか、Sでは宝の地図などの火山で力と器用さが10増加する。