【エッチなしたぎ】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:10:59

概要

DQ5とDQ6に登場する体用防具。エッチな下着。英字表記は「Sexy Lingerie」。
ドラクエ名物【セクハラ装備】の中でも最も身も蓋もないネーミングとなり、そして最強の知名度を誇るアイテム。
非常に有名なためシリーズ常連かと思いきや、DQ5とDQ6にしか登場しておらず、7の4コママンガ劇場では【神崎りゅう子】が残念がる程。
 
黒を基調としたセクシーな女性用の下着で、SFC時代のものはブラとショーツとガーターベルトで構成されている。
布地が薄く少ない割には、体にぴったりと密着しているため守備力が高い……らしい。
リメイク作品ではガーターベルトが無くなった代わりに、黒いレースが付きしかもかなりスケスケになった。
こちらも見た目とは裏腹に防御効果もしっかりと考えられており、守備力は意外と高い、とのこと。
 
なお「下着」なのだから本来はこの上に何か着るはずではあるが、ゲーム中では体用防具扱いなのでこの上に更に服などを着ることが出来ない。下着姿で街中だろうとダンジョンだろうと行動することになる。
 
DQ5とDQ6、どちらにおいても公式ガイドの説明通り【てつのよろい】に匹敵するほどの守備力を誇っているのだが、その公式の記述を見る限りではどうにも守備力が高くなる明確な説明にはなっていないような気がする。
もっともエッチな下着以外にも、そこそこの守備力を備えた下着はいくつか存在するのだが、守備力+1の【あぶないみずぎ】【あぶないビスチェ】と何がどう違うのだろうか。

やはりというべきか、【新山たかし】はこの装備をいたく気に入っており、彼の作品では頻繁に女性キャラが着せられている。

DQ5

守備力は23で、非売品。売却価格はSFC版では4125G、リメイク版では2750G。
【ビアンカ】【フローラ】が(DS版限定でデボラも)装備することができる。
スタッフの良心からか、【女の子】は全てのバージョンにおいて装備不可能。流石に8~10歳の女児にこれを着せたら色々ヤバいから仕方ない。
 
何故か【グランバニア】の隠し部屋(宝物庫?)に隠されており、グランバニアの宝物と思われる。
SFC版では単に隠し部屋なのだが、リメイク版では扉に鍵が掛けられ、さらにその扉を開けるのに【さいごのカギ】が必要となるため、魔界突入直前まで手に入らず、より重要度が増して感じられるようになっている。
まぁ装飾も豪華で素材の質も高そうなので、DQ5の世界観では宝物庫に収めるべきレベルの貴重品となる可能性はある。この隠し宝物庫については、ゲーム本編中では碌にヒントも無く、自力での発見が非常に困難ではあるが、SFC版DQ5公式ガイドブック上巻のグランバニアのページには『マメ知識 どこかに隠された謎の倉庫が⁉』というコラムがあり、具体的な位置や収蔵物については伏せているものの人目に付かない場所にそういう部屋がある事と内部に珍しいアイテムが並んでいるという事だけは明かされている   
 
前述の通り下着にしては守備力も高いのだが、入手可能となる時点では明らかに力不足と言わざるを得ない。
他作品のセクハラ装備と違って【着せ替え】が実装されてるわけでもないので、利用価値は薄いといえよう。
リメイク版では【謎のすごろく場】の壺にも入っているが、妻しか装備できない以上、2つ手に入ったところで完全に無用の長物である。隠し部屋と呼ばれるだけあってちょっと(かなり)気付き難い場所なので、そちらを見つけられなかったプレイヤーへの救済措置にはなっているかも知れない。しいて言えばだが、PS2版なら【オープントレイ技】を駆使して重婚すれば利用する機会を作れなくもないが、そこまでする意味があるかと言われれば……
なお説明文は「おもわずみとれるほどセクシー」という専用の文章が与えられている。
 
SFC版では妻の出産直前に手に入るため、ここで装備させておくとしばらくの間持ち歩けなくなる。
妻以外には装備できないので特に実害はないが、まさかそのままの姿で石像にされて世界中に見せびらかされ、最終的には【光の教団】の信者達の前に大々的に飾られることになるとは…。
ちなみに【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】で実際にネタにされている。
 
SFC版DQ5の公式ガイドブック下巻ではビアンカが着用。
DQ7のガイドブック以降は装備品解説ページでキャラが着用している姿が描かれなくなってしまったが、PS2版DQ5のガイドブック下巻の巻末に「ベストドレッサーカタログ」なるおまけページがあり、今回もまたビアンカが着用したイラストが描かれている。
 
そもそもあくまでも下着なのだから、「その上に服着れば恥ずかしくないのでは?」と思った人は少なくないはずだが、DS版DQ5の【公式ガイドブック】で「これを着て旅をするのは、かなりの勇気が必要」と書かれているため、装備中は本当に下着姿で旅をしているということらしい。
これを装備して平然と町を歩く母を、これを装備させる父を、子供二人はどのような思いで見ているのだろうか。
というか確かに【おどりこのふく】のようなほぼ裸同然の装備も確かにあるとはいえ、さすがに下着姿で外をうろつくのはいかがなものだろう。
あるいは普通に服の下に着用していて、「服の下にとはいえ、こんなドエロい下着を着けて旅するのはさすがに恥ずかしいよね」的な意味なのかもしれないが。
 
隠されている場所が場所だけに【マーサ】の私物、あるいは【パパス】がマーサに着せようと所持していた可能性がある。
なお上記のオープントレイ技を利用するとパパスが装備できることが判明してしまう。
「使ってたのはお前の方なんかい!」と思わずツッコミを入れたくなるが、正規プレイでは知る由もない上に、あくまで内部データ上ではビアンカと同じ装備グループに設定されているというだけに過ぎないため、パパスがこの下着を愛用していると断定するのはナンセンスである。
また、ビアンカは幼少期と装備グループの差異はないので着せることができる。やるかどうかは趣味や良心次第か…

DQ6

守備力23。かっこよさ+100。
今作も非売品で、なんと売却も捨てる事もできなくなった。
装備すると戦闘中に相手モンスター1体が見とれて行動不能になる事がある。
MSX版、MSX2版DQ2の【あぶないみずぎ】以来の効果を持つ防具である。
【1ターン休み】系の攻撃が有効な相手にのみ1/10の確率で効果を発揮する。
当然だが仲間モンスターは装備できず、通常キャラクターの【ミレーユ】【バーバラ】のみ装備できる。
 
【ちいさなメダル】を集めたご褒美になっており、必要枚数は100枚で、基本的には最後に頂戴できる。
とは言え、ちいさなメダルが100枚に達するのは最速でもラストダンジョン直前の【なげきのろうごく】到達後。
入手時期を考えると防具としての利用価値はほぼ皆無だが、この装備の特徴は【かっこよさ】がとんでもなく高い事。
その数値は驚異のかっこよさ+100!DQ6に登場する全防具中断トツ。
これ単体でコーディネートボーナスを考えなくても【ベストドレッサーコンテスト】で活躍できてしまう程である。
ただし、コーディネートボーナスが絡むと少々事情が変わる。
これに絡んだコーディネートボーナスは存在しない上、鎧に絡むコーディネートとバッティングしてしまうのも多い。
その上、【はざまの世界】突入前に揃う【ひかりのドレス】【ぎんのかみかざり】【ピンクパール】のボーナスがあれば本品入手遥か手前でベストドレッサーコンテストを終わらせられてしまう。
もっともゲーム中ではコーディネートボーナスが発生する組み合わせが存在することは臭わされるが、そのものずばりは教えてもらえないので、勘が悪いとボーナスの存在に気づかない人もいるだろう。
この装備は装備画面でそのかっこよさが直接確認できるため、ボーナスの有用性に気づかなかったプレイヤーに対する救済の意味合いが強い。
余談だが、コーディネートボーナスを加味してくれない、【ジャンポルテ】に高評価してもらいたいときに使える。
他には【スーパースター】【勇者】に就かせて、【はがねのムチ】【あみタイツ】と組み合わせるといった妄想で楽しむぐらいか‥。
 
ちなみに男性用下着の【ステテコパンツ】は納得のかっこよさ-100。公式イラストも相俟って物凄くダサい。
しかし、下着一枚になるだけで爆発的に上下するのは「本当に"かっこよさ"なのか?」という疑問もあるかもしれない。
DS版DQ6の公式ガイドには「黒いレースと色っぽいデザインが女性の魅力を最大限に引き立てる下着」と書かれている。
その為「下着自体がかっこいい」という解釈よりも「キャラクターの素のかっこよさをこの下着によって高めた事で総合点を上げている」という事なのだろう。
まぁ世代を超えて続く【女尊男卑】と言い切っていいのか、非常に悩まされる所だが。
 
SFC版DQ6の公式ガイドブック下巻のモデルはバーバラ。
前作のビアンカよりも幼い容姿の彼女がこんな過激な下着を身につけているため、背徳感がものすごい。
 
初登場のDQ5にも言える事だが、仲間がこんな姿で堂々と街中を歩くのは如何とは思うが……。
ましてや今作では、仲間が見せる見る等の行動をした際に、
「まさかこんなの着て戦えなんて言わないわよね?」といった名台詞が聞けないのも残念ではある。
 
流石に過激な装備だった為か、7以降は登場しなくなった(7の4コママンガ劇場で【神崎りゅう子】に言及されている)。

とてもいえないもの

エッチなしたぎのことを指す呼称。
DQ6ではちいさなメダルを集めた景品になっているのだが、景品一覧では「とてもいえないもの」と表記されている。
手に入れるには【メタルキングヘルム】を貰うよりも多くのメダルが必要となるので、一体どんなすごいアイテムなんだろう……!
と思わせておきながらこのオチである。
確かに大っぴらに言えるような物ではないにせよ、わざわざこんな物を最高の景品にしてるメダル王…実利はともかく、相当気に入った代物だったのだろうか。
そしてこんな王様をわざわざ封印した大魔王って一体……。派遣された魔王もまさかこんなものを封印するために配置されたとは思わなかっただろう。
まあこれ以外では本当に役に立つアイテムもあり、仮に他三つを封印しても、これらのアイテムを駆使して支配している地域を取り返される可能性はあった。念には念を押すこいつらしい所業ではある。

DQ10オンライン

【アスフェルド学園】で仲間のNPCへのプレゼント用アイテムとして登場。
もちろん装備したところは見られないし、アイコン画像は贈答用にラッピングされた状態となっている。
なおデザインに関する情報として【ヘアバンド】と間違えて頭に巻こうとした者がいると申し添えておく。
詳細はこちらを参照。

シアトリズム

通り名の一つとして登場。やはり、それだけドラクエを象徴する防具と言う事なのだろう。
ちなみに通り名にはナンバーが割り振られており、これの通り名を全てナンバー通りに並べると
「罪深き インテリ エッチな下着」となる。
この並びをどう思うかはプレイヤー次第。