【デク】

Last-modified: 2020-08-15 (土) 17:49:52

DQ11

重要人物の一人で、【カミュ】の元相棒。英語版での名前はDerk。
 
小太りで背が低い男性で、語尾を延ばすなど独特の口調で喋る。カミュよりも年上だがカミュの事を「アニキ」と呼んで慕っている。
ちなみに【主人公】の事は「カミュのアニキの連れの人」と呼ぶ。
独特の語尾で年下をアニキと慕うぐんずり体型の元盗賊、という点で【ヤンガス】と似通っている。
 
カミュと共に【デルカダール王国】から国宝である【レッドオーブ】を盗み出した共犯者。
カミュが囚われの身となっている間に、レッドオーブを発見したと嘘をついて王国へと返還し、その報奨金を元手にして商売を始めている。
カミュは一時裏切りを疑うが、実はこれらはカミュへの心遣いからの行動であり、商売で儲けた金は兵士への賄賂としてバラ撒き、少しでもカミュの待遇が良くなるように裏から根回ししていた。カミュが地下で脱出用の穴を掘っていても見つからなかったのも、このバラ撒きのおかげである。
またレッドオーブを返還した後の行方も調べており、【グレイグ】の手によって【デルカダール神殿】に納められたという情報を掴んでいる。
 
【盗賊】としては三流であったようだが【商人】としての才能の方は優れていたようで、【デルカダール城下町】では一等地である上層にかなり大きな店を構えている。アストルティア文字で大きく「でくみせ」と看板を掲げている。
本人は元々商売をやりたかったようであり、念願叶った上にそのおかげでカミュも脱獄に成功し、まさに一石二鳥と言える。なお、その間に【ミランダ】という奥さんをもらっており人生は順風満帆である。
商才有り・美人の妻という特徴は【トルネコ】を彷彿とさせる。
 
まめちしきによると盗賊時代の通り名は「丸っ鼻のデク坊」とのことだが、役立たずの意味の「デクの坊」とかけているのだろうか。いくら盗賊として鳴かず飛ばずだとしても酷すぎやしないだろうか。
ちなみにデルカダールにあるデクの店では主人公達が使えそうなものは特に売られておらず、何を売っているのかは不明。彼の店で買い物ができるようになるのは世界に異変が起きてからである。

世界に異変が起きた後

ミランダと共に無事【最後の砦】へと逃れてきており、道具屋を開いて旅の助けとなるアイテムを売ってくれる。
カミュを再加入させた後に訪れると、彼の無事を喜ぶ姿が見られるが、カミュ側からの反応は特にない(記憶喪失状態の彼を連れて行っても変わらない)。

過ぎ去りし時を求めた後

黒い太陽の出現直後まではデルカダール城下町にいるものの、主人公たちが【ケトス】を手に入れた後にデクの店に行くと、ミランダから魔物にさらわれてしまったという話を聞ける。
【神の岩】の中腹(最初に【スモーク】と戦った所)まで行くと【ヘルコンドル・邪】に襲われており、救出するとお礼に【アレキサンドライト】をもらえる。
【エマ】から【イシの村】復興のために必要な人材として指定される一人であり、彼女から依頼を受けていれば、救出後にイシの村へ招待できる(依頼を受けずに救出した場合もデルカダールに帰らずにその場に留まる)。
 
イシの村に招くと【よろず屋】を開き、強力な装備や素材を販売してくれる。
村が完全復興した後は、【ケイオスブレード】【メタルキングよろい】などの店売り最強装備品、超貴重な【きせきのしずく】などの道具を扱うとんでもない品ぞろえの店になる。
価格帯でいうと武器は30000~48000G、防具は40000G・78000G・98000G、きせきのしずくに至っては20万Gと局地インフレが凄まじい。どこから仕入れてきたんだろう。
日常会話では普段の口調だが、商売の話になるととたんに一般のよろず屋と同じ喋り方になる。商才は伊達ではないようだ。
なお、カミュの最強装備の1つである【海賊王のコート】を入手できるのはここだけである。
 
ちなみに、彼はイシの村には単身赴任しており、妻のミランダはずっとデルカダールに残ったままである。そんなに遠い場所でもないんだし呼び寄せればいいのに……。
  
【エンディング】中に話しかけると、カミュからの手紙を読み上げてくれる。

DQ11S

声は増岡太郎が担当。
カミュと同居している場合、真エンディングで読み上げる手紙の内容が少し変化する。
 
また【ボイスドラマ】「ふたりの盗賊と伝説の秘宝」ではカミュとの関係が掘り下げられ、下手な【くちぶえ】を披露したりしている。

DQ11S 盗賊たちの挽歌

本編以前のカミュを主人公とした外伝漫画の為、相方として登場。
事件の黒幕が持っていたお宝の中から【ふしぎな鍛冶セット】を回収している。