【プレシオドン】

Last-modified: 2022-06-23 (木) 10:58:15

概要

プレシオサウルスのような海棲ドラゴンで、下位種に【くびながりゅう】、似たような格好のモンスターに【しんかいりゅう】系がいる。
現在のところこの系統はゲームには外伝作品も含めてDQ4にしか登場していないため、しんかいりゅうと共演した事はない。
ゲーム以外ではアベル伝説に登場している他、ロトの紋章にも同種モンスターの姿が見られる。
 
「○○ドン」という名前は昔から怪獣やモンスターの名前に使われてきた古典的な名前である。
ラテン語で「歯」を意味する単語なのだが、凶暴な怪獣やモンスターの脅威を示すものと言えば「牙」即ち「歯」のことを指すことが多い為、語感的にも締まりがよく、意味合い的にも脅威を示すものとしてマッチしたなかなかイカしたネーミングなのだ。
FC版DQ4の発売当時はいまよりも怪獣が身近な時代だったので、こういったネーミングは多かった。
ちなみに元を辿ればこのネーミングは恐竜の命名時によく使われる名称でもある。歯は化石として残りやすく(世界で初めて発見された恐竜のイグアノドンは最初に歯だけ発見された)、特徴がよく出る部位でもある事からそれを例えた(前述のイグアノドンなら「イグアナの(ような)歯」)ネーミングパターンとしてよく用いられるようだ。
ただしプレシオドンの場合、正式に日本語に訳すと「歯に似たもの」というちょっぴりシュールな意味合いになるのはご愛敬である。

DQ4

【くびながりゅう】の上位に当たるモンスター。
出現エリアは【海鳴りのほこら】のみ。
FC版公式ガイドブック、およびカードコレクションズでは陸に住む首長竜の一種という説明があったが、実際は内部が水に浸されている海鳴りのほこらは「海ではない」というだけで陸ではなく、水のある場所である。
この陸生という設定のためか、他の水棲モンスター連中がモンスターデータの後半にまとめられているのに対し、プレシオドンは陸生モンスターの中に納まっている。似たようなポジションに【グレートオーラス】がいる。
 
380というDQ4の雑魚枠では指折りのHPを誇り、攻撃力も高くて強いのに報酬が少ない嫌な敵。
ただし特殊な行動は特にしてこないので、地味といえば地味なモンスターでもある。
HPが高いためまともに倒そうとすると戦闘が長引いて面倒なので、ザラキを使える【クリフト】にお任せしよう。
補助呪文もあらかた効くので、ミネアのラリホーも有効。

リメイク版

陸生の設定はすっかりなかったことになり、【バラクーダ】などの他の海棲モンスターと同様に普通に海に出現するほか、【謎のダンジョン】【サンゴの洞窟】風エリアにも出現する。
ただし、【モンスターずかん】での位置はFC版と同じく陸生のモンスターの方に収まっている。
 
やはり報酬が低いままで修正されていない。同じ海域に出る【シーライオン】と比べればその理不尽がよく分かる。

HPMP攻撃力守備力素早さ経験値ゴールドアイテム
プレシオドン3800125503013557【きぬのローブ】
シーライオン150098503014080【こおりのやいば】

小説版

小説版では卵に偽装された櫃(【てんくうのよろい】入り)の番として母プレシオドンが登場する。
アリーナの機転により子プレシオドンと再会した後は、勇者達と共に自分を騙していた魔物達を一蹴した。

アベル伝説

第二部3話(配信等では34話)に登場。前半パートのメイン敵ともいうべき強敵であり、戦闘シーンも結構長い。
デザインはドラゴンらしいアレンジがされているため、DQ4のオリジナルとは結構印象が異なる。
 
【レイアムランド】の原住民フレア族が飼い慣らしている用心棒。
【宝石モンスター】であることを思わせる描写はないので、恐らく原生モンスターだと思われる。ただし、登場時点でのレイアムランドは【バラモス】配下の【ハーゴン】に支配されていたため、この限りではないかもしれない。
 
【ラーミア】を復活させるために【バハラタ】の船でレイアムランドに向かう【アベル】たちに襲いかかった。
見かけによらず素早い動きや跳躍力、槍を投擲されてもびくともしない頑丈さ、そして口から吐く炎でアベルたちを苦戦させるが、跳躍しての急降下中に船のマストを使った特大炎の矢を口に打ち込まれて倒された。