【三賢者】

Last-modified: 2024-02-18 (日) 09:46:06

DQ1

かつて、勇者ロトが、魔の島に渡るのに必要な「3つの神秘なるもの」を託したという3人の【賢者】【ロトの洞窟】【せきばん】でその存在を知ることができる。
作中にはその子孫らしき人物が【ラダトーム】の城・【雨のほこら】【聖なるほこら】にいる。
なお上述の「3つの神秘なるもの」のうち2つは【たいようのいし】【あまぐものつえ】で間違いないだろうが、残りの1品は【ロトのしるし】ではなく【にじのしずく】の可能性がある。
というのも、聖なるほこらの老人がくれるのは虹の雫のほうであり、ロトの印を託された者がいるとすれば、そのありかを知っている【メルキド】の長老のほうが自然だろう。もちろん聖なるほこらの老人と共謀して沼地に隠しただけという可能性も否定はできないが。
ロトのしるしも元をたどれば自動回復に即死無効という強力なプラス効果を持つ【ルビスのまもり】だったので、少なくともここで言うロト本人(DQ3の勇者)にとっての「神秘なるもの」には違いなく、残りの1品がどちらを意図したものかはよく分からない。DQ3では失われる虹の雫と違ってルビスのまもりは手元に残り、エンディングでも後世に伝えられたことが明言されている点で説得力はあるのだが、DQ3でも雨雲の杖と太陽の石は失われているので、手元に残るかどうかは判断基準にはならないようだ。

ビルダーズ1

終章において、【ルビス】の神託を受け、【聖なるほこら】の再建に必要となる
【いにしえのメダル】【あまぐものつえ】【たいようのいし】を携えて【ラダトーム】を訪れる者たちのこと。
「賢者」とはルビスによる呼び方だが、その正体は各章の中心人物である【ピリン】【エル】【アメルダ】である。
このうちメルキド代表のピリンは「戦う能力がない」ということで【ロロンド】がその代役を務めている。
ロロンドの強引さが垣間見えるようだが、実際のところ戦う能力を持ち、古の【メルキド録】を解読するロロンドのほうが確かに賢者ではある。
 
アメルダが「アタシの顔がケンジャって顔かいっ!」と言うとおり、一見すると賢者には見えない面子だが、病と闘う聖女であるエル、技術者として高い能力を持つアメルダ、そして古代史に詳しいロロンドと、実は賢者と呼んでも差し支えない面々といえる。ただしロロンドはあくまで代役であり、本来の賢者ピリンのどこが賢者かと言われると……。
新納Dのツイートによると実は開発の中期までピリンというキャラクターは存在せず、本来メルキドの最初のガイド役はロロンドが担っていたらしい。三賢者も本来はロロンドの席であったところが(名目上とはいえ)役割がスライドしたのかもしれない。
 
ついでに「賢者」とは書いて字の通り「賢い人」、すなわち豊富な知識の持ち主に過ぎない。そう考えればエルよりも【ゲンローワ】の方がよっぽど「賢者」と言える。
そんな中で彼らの共通点といえば、本来の三人は「各章において最も主人公と親しみのある人物」、終章で実際に来た三人は「各章の町の中心人物」といったところだろう。
もしくは、かつて上記の伝説のアイテムを所持していた人物たちの子孫という線もあるが……。
 
余談だが、もし賢者の面子がアメルダではなく【ガロン】だった場合、本来の三賢者では「各章で最初に拠点に来た人物」、終章で来る三賢者では「各章で最後に主人公を見送りに来た人物」という共通点もできる。
しかし筋肉マスクのガロンが賢者なんてことになったら、それこそ「オレの顔がケンジャって顔かいっ!」である。
 
三賢者という単語からは、キリスト誕生の際に現れ贈り物をしたという「東方の三賢者」が想起される。
ビルダーズ1の三賢者もそれぞれアイテムを携えていること、そして全員「ラダトームの東方」から来ていることから、東方の三賢者の話をベースにしているのかもしれない。

ダイの大冒険

【エイミ】【マリン】【アポロ】の3人が【パプニカ】の三賢者と言われている。
こちらは本当に職業としての【賢者】。そのためか男性の老人ばかりで構成されたDQ1の三賢者よりも面子が若く、女性も含まれる。
彼らは不死騎団にパプニカが滅ぼされる前から三賢者であり、急拵えで揃えられた人員というわけではない。
しかし、フレイザード率いる氷炎魔団との戦いで割とあっさりやられてしまっている為、あまり強い印象がない。
もっとも、作中の人間で明らかに彼らより呪文に長けたキャラは【ポップ】【マトリフ】などごく僅か(ポップも三賢者初登場時点では及ばない可能性が高い)であり、相手が悪かった面が否めない。
【ピラァ・オブ・バーン】の6本の柱のうち2本を凍結させるなど、自らの実力の中でできる仕事はしっかり果たしており、三賢者と称されるだけの力はあるだろう。