【匹】

Last-modified: 2020-02-25 (火) 22:28:54

概要

ほぼ全ての作品において使用されている単位。本来は犬や猫、虫、魚などの小さな動物を数えるのに用いられるが、DQシリーズでは大小や種類に関係なく【モンスター】の出現数に使われており、戦闘画面で各【グループ】ごとに、

 スライム    ー 1ひき
 おおナメクジ  ー 2ひき

というように表示される。
DQ5までは上記のように表記は「ひき」に統一され、初代女神転生のような「びき」や「ぴき」という表示にはならない。
DQ6からは

 ぶちスライム    2匹 
 ファーラット    1匹

のように「ひき」が漢字の「匹」になり、数値に応じて「ひき」とも「びき」とも「ぴき」とも読めるようになった。
基本的に違和感なくモンスターを数えられる表現なのだが、ベロリンマン以外のDQ4の【武術大会】の相手をはじめとした【人間】の敵もシステム上はモンスターであるため「ひき」「匹」と片付けられてしまい、「にん」「人」になるなどのフォローもない。4コママンガでもネタにされたことがある。
そして、どんな大ボスであろうとも「1体」ではなく「1匹」で片付けられる。
とはいえシリーズのお約束として受け継がれてきたため今後もこの表現が変わることはないだろう。
 
DQ1ではパーティの概念がないためモンスター名のリストも無くメッセージ内に表示されるのみなので、この単位は見られない。リメイクではSFC版・GB版で使われ常に「1ひき」と表示される。ガラケー版以降は省略され、モンスター名のみの表示となった。
また、DS版以降の【天空シリーズ】、リメイク版DQ7、スマホ版DQ8では、戦闘画面での表示は、単体出現の場合はモンスター名のみが、複数出現の場合はモンスター名の後に「×(数字)」と付いて表示されるため、この単位が見られるのは【モンスターずかん】【討伐モンスターリスト】の「たおした匹数」のみ。
PS4版DQ11ではグループ対象の技を選んだ場合のみ「匹」が表示され、単体対象の場合はA・B…といった個体単位でリストが表示される。
 
同じモンスターが複数出現した場合、識別用にスライムA、スライムB…とラテンアルファベットが振り分けられる。
【なかまをよぶ】タイプのモンスターと戦うとわかるが、アルファベットはFC版の頃は同時出現数の最大である8匹目のHまでしか振られず、追加で現れる場合も倒して欠けたアルファベットが順次補充されていく形。
SFC以降はPまで振り分けられ、それ以降はAに戻りループする。プログラム上はAからPまでの16匹と同時に戦えるようだが、戦闘バランス(数の暴力)・戦闘テンポ(16匹もの行動待ち)的に無理がある上に、そもそも画面に収まりきらないということもあり、本編で実現したことはない。
DQ10ではDQ10大辞典:【なかま呼び】にある通りAからZまで振り分けられているが、通常の戦闘では12匹目のLが出て来るとそれ以上は呼ばれなくなる。ただし一部のボスにはこの制限がなく、Z以降はAに戻りループする。
DQ11でもAからZまで振り分けられており、Zが出て来るとそれ以上は呼ばれなくなる仕様に変わった。