【天才まほう使い ベロニカの日記】

Last-modified: 2020-06-08 (月) 04:57:45

DQ11

【異変後】、厳密にはベロニカの死が発覚した後に【聖地ラムダ】【双賢の姉妹】が育った家の2階、姉妹の部屋と思しき一室のテーブルに置かれている日記。
異変前と過ぎ去りし時を求めた後の世界ではテーブルに置かれておらず、読むことはできない。
 
これを読めるのは期間限定であることに加え、【本棚】ではなくテーブルの上。
異変前に探索済みであろう聖地ラムダを再探索した上で「前来た時このテーブルに本あったっけ?」と背景オブジェクトのわずかな違いを覚えていなければ自力では気づけないだろう。
 

今日は はじめて まほうの練習をしたわ!
長老さまが いやしのまほうと
ほのおのまほうを 教えてくれたの!
 
でもね どんなに がんばっても
あたしは いやしのまほうが 使えなくて
セーニャは ほのおのまほうが 使えなかった。
 
セーニャは これじゃ 立派な賢者になれないって
メソメソ 泣いていたけれど
あたしは そんなこと ちっとも思わない。
 
だって あたしがケガをしても セーニャが
いやしのまほうで 治してくれるもの。
あたしは ほのおのまほうで セーニャを守るわ。
 
あたしたちは いつも ふたり一緒。
足りないところは どっちかが 埋めればいい。
……だから だいじょうぶよ セーニャ。

 
人前ではあまり見せることのない、ベロニカの頼もしい姉としての一面が垣間見える隠れたエピソード。
なお、上述の通りこの日記がテーブルの上に置かれるのはベロニカの死が確定した後。誰がここでこれを読んだのかは推して知るべし…である。
 
ベロニカとセーニャの二人に限らず、DQ4~6以来の大所帯となる今作ではパーティメンバー一人一人の役割分担が決まっており、特に戦闘においてはそれぞれの長所と短所が自然と浮き彫りになるような作りとなっている。
この直後にセーニャは姉の力を受け継いで癒しの魔法だけでなく炎の魔法も使えるようになるが、だからといってこれ以降の戦いもセーニャ一人だけで戦闘が成り立つような甘いバランスには作られていない。
実際にみちくさ冒険ガイドではセーニャ一人で魔王を倒すチャレンジをしているが、99レベルまで上げても攻守の手数が足りず魔王ホメロスを倒すことはできなかった。
「足りない部分は誰かが埋める」というベロニカの考えは、今作において重要な戦略の一つでもある。

DQ11S

仲間達が【はずかしい呪い】にかかる「超はずかしい呪い」が追加されたのだが、ベロニカの場合

ベロニカは ひみつの日記を
セーニャに 見られたときのことを 思いだした。

というものがある。
内容自体は【主人公(DQ11)】のはずかしい呪いの流用だが、やはりこの日記が連想されるだけに、思わずしんみりとした気分になったプレイヤーもいるだろう。