【天空ファンファーレ】

概要

DQ4からDQ8まで使われたオープニングテーマ（【序曲】【序曲のマーチ】【序曲のマーチVII】）のファンファーレの通称。
初起用されたDQ4が天空を題材に扱っているため、こう呼ばれるようになった。
最も長い間親しまれてきたファンファーレである。
　
このファンファーレが生まれた経緯は、DQ4の制作会議において、【エニックス】が

「今度はロト編と違って、新しいストーリーになるので、序曲を全面的に変えませんか？」

という提案をしたことに始まる。
そこで【すぎやまこういち】は「あのメロディを変えるなんてとんでもない！」と反発し、スタッフとの談義の結果、「じゃあファンファーレを変えましょう」ということになったとのこと。
その後、どのようなファンファーレが良いか考えていたが、とある日、飛行機の中で突然思いついたのがこのファンファーレらしい。
トランペットがGの音をとにかく連続で出す。同じ音しか使わないからと言って単調なわけではなく、他の楽器が様々にコードを展開させている。
【ロトファンファーレ】とは違い非常に華やかで壮大な仕上がりになっている。
　
このファンファーレのゲームでの採用はDQ8で一旦途絶えたが、それまでのオープニングテーマの総集編といった感じのアレンジなっている。
DQ9では2006年末に最初に発表されたPVで天空ファンファーレが使われ、これが続投するものと思われていたが、最終的には新しいファンファーレに変更された【序曲IX】が使用された。
しかし2018年にビルダーズ2で、2022年にトレジャーズ?で久しぶりに天空ファンファーレが採用となった。
　
DQ4以降、ハードが次世代機に移行したため、ファミコン音源で演奏される天空ファンファーレはDQ4が最初で最後となった。