【妖魔のバニースーツ】

Last-modified: 2024-02-07 (水) 14:06:19

DQ11S

Sで追加された【マルティナ】の胴体防具で、【おしゃれ装備】のひとつ。
【バニースーツ】の色違いで、青一色のバニースーツ。
複数の装備一式を揃える必要がある本家の【バニー装備】と違って「妖魔のうさみみバンド」や「妖魔のあみタイツ」といった装備は存在せず、このスーツ単独で着せ替えに対応している。

気高き戦姫マルティナ

このスーツが最初に登場するのは世界に異変が起きた直後のキャラクターシナリオ【気高き戦姫マルティナ】
【妖魔軍王ブギー】に人質を取られた上で無理やり着せられる。そして【妖魔の監獄】でのお仕置き連戦に挑むことになる。
着せられる時の演出は、3Dモードではブギー自身が魔術をかけることによってマルティナが青バニー姿になるというものだが、2Dモードでは手下の【ブラッドレディ】が現れて着せるという演出になっている。
 
特筆すべきはHPが0になって【死亡】しても即座に復活するという驚異の特殊効果。
死亡した際に「なんとバニースーツの呪いでマルティナは生き返った!」と表示されHPとともになぜかMPも全快になって復活する。回数制限も無く、結果としてマルティナのシナリオ内でのイベント戦闘で【全滅】は発生しない。
つまりこの装備は「ブギーによって呪われたバニースーツを着させられ魔物化させられる」という経緯の詳細を説明すると同時に【ハマり】防止のための救済も兼ねたものになっている。
ちなみに効果発動時には画面が暗くなると共に「どこからか声が聞こえる…」とメッセージ表示され、「こんなところで死ぬなんてダメダメ!……だじょ。」というブギーのセリフが挿入され、「どうして…?」「何が起きたの…?」とマルティナがボイス付きで不思議がる。
 
最終的にシナリオの最後でブギーによる洗脳効果が発動すると同時に黒に変化する。同時に不死身の特殊効果は消えてしまったようで、【呪われしマルティナ】の姿になれる【デビルモード】の使用中も不死身とはならない。
恐らくこの不死身の能力自体は「永久にマルティナを手元に置いておきたい」というブギーの思惑によるもので、呪いをかけた張本人が消滅したので効果も消えたというところだろう。
 
なおこのシナリオ中、3Dモードではマルティナの素の装備品自体は変更されておらず、外見のみが変更される。スタイル名は「あやしきバニースタイル」であり、【呪い】によって見た目の変更が不可となる。
アイテムとして手に入れたわけではないので、【収集アイテムリスト】には登録されない。
 
一方見た目装備に対応していない2Dモードでは、このスーツそのものがアイテム扱いで強制的に「からだ」枠に装備された状態となり、呪いで変更できなくなる(外そうとすると【呪いのモチーフ】も流れる。教会代わりのあらくれに頼んでも呪いは解けない)。
アイテムの解説には「死んでも復活する呪いがかけられた青いバニースーツ」と記されており、特殊効果にも「死亡時 復活する」と記載されている。
後に主人公たちと合流する際には消失しており「からだ」に何も装備されていない状態になっているので注意。
こちらでは実際にアイテムとして入手するため、収集アイテムリストにも登録される。このシナリオおよび主人公と合流した時点では、アイテムの枠自体が隠されていて見ることはできないが、ストーリーを初回エンディング後まで進めて【黒い太陽】(邪神復活)のイベントを済ませると、枠が解禁されて見られるようになる。
さらに、2Dモードで「気高き戦姫マルティナ」をプレイした後で3Dモードへの切り替え(可能になるのは主人公本編に戻ってから)を行うと、3Dモードでの収集アイテムリストからも見ることができ、見た目装備の「妖魔のバニースタイル」も利用可能になっている。
 

過ぎ去りし時を求めた後

過ぎ去りし時を求めた後では、ブギー含む【六軍王】は存在しないが、裏ボス『【失われし時の災厄】【失われし時の怨念】』討伐後の報酬で、脱着可能なおしゃれ装備として手に入る。スタイル名は「妖魔のバニースタイル」。
 
なんと装備中は上記のシナリオ時と同様に不死身の効果が得られる
コレを装備していれば【主人公がやられたら全滅】を設定している場合を除いて全滅が絶対起こらなくなる。
つまり本来ハマり防止のために設定されている期間限定の救済措置、あえて乱暴な表現をするならチートとも呼べる性能を現実に持ってきてしまったということであり、歴代ドラゴンクエストシリーズ全装備で見てもブッチギリの壊れ装備といっても過言ではない。もはや【セクハラ装備】とかそういうレベルの騒ぎではない。
 
性能自体は守備力1魅力200で属性や状態異常耐性も一切無し。これは【きわどい水着】+3と同性能で、要するに不死身効果を持ったきわどい水着。
魅力が大きく伸びる【あぶない水着】ときわどい水着は魅力依存特技を多く習得するマルティナと相性が良く、単なるセクハラ装備に留まらない性能を誇っている。ただし防御性能が皆無に等しく常用には向かない。しかしこちらは不死身効果のお陰で防御面の心配は無く、それどころか死にやすくなる=MP回復機会が増えるというメリットになり得るという常識を超えた装備になっている。
結果長所の魅力を大きく伸ばし、短所のMP面もフォローできるまさにマルティナのために誂えたであろう逸品となっている。
 
入手法が入手法なので3DS版の【クルッチ】同様に活躍の機会は限られ、実戦で活かせる場面といえば【連武討魔行】か、怨念&災厄への再挑戦で最速撃破を目指すなどのやり込みぐらいしか無い。クリア前に入手可能の場合ゲームバランスの崩壊に直結するため当然と言えば当然だが。
幸い、連武討魔行の裏の試練では他キャラとの兼ね合い上2戦目の1人枠にマルティナを置くのが最適解となるため、HPを気にせずに攻撃に専念でき、かつおいろけスキルによる全体攻撃の威力強化に繋がるこの装備は大いに活躍するだろう。
 
状態異常耐性はまったく無いのでこの点のみ注意が必要。状態異常対策に関してはこの防具に限った話ではないのだが、不死身とは言え麻痺や睡眠で動きを止められて一方的に叩かれて死んで起きてまた動きを止められて…という面倒くさい半ハマり状態になる可能性もある。
どうせこの防具1つでHPは気にしなくて良くなるので、残りの装備枠で行動不能系状態異常耐性をしっかり整えれば完璧だろう。
とりあえず定番の【神竜のかみどめ】【スーパーリング】だけでも耐性は十分整う。この場合は呪文封印はマルティナには無関係、即死も怖くないため穴と言えるのは特技封印、呪い、魅了の3種。どれも鬱陶しくはあるが致命的なのは魅了のみで元々完全に対策はできないため割り切ってしまっていいだろう。また、死亡時には通常と同じく状態変化がすべて解除されるため、生存者がマルティナ一人で延々魅了され続けるでもない限り上記のようなハマり状態になることは無い。そもそもこの装備を入手できている時点で他のメンバーを含めて十分強くなっているはずなので狙わない限りそんな状況に陥ることもないだろう。
 
なおこの裏ボスは、この時間軸では世界征服の野望を断たれた【魔王ウルノーガ】の怨念ともとれる存在であり、このスーツも同じくこの時間軸では本来存在し得ないはずだったアイテムである。
上述のようにシナリオに絡む装備品であるためか、裏ボス撃破後にモード切替で3Dと2Dを入れ替えると消滅してしまう点は要注意。見た目装備の「妖魔のバニースタイル」の方は無くならない。
再度撃破することで再入手は可能。【失われし時の砂時計】は手元に残るので再戦自体は容易。
 
おしゃれ装備であるためこれも称号の対象となっており、3Dモードでは「おしゃれなマルティナ」獲得のハードルが非常に高くなってしまっている。