【炎の山】

Last-modified: 2022-04-02 (土) 19:51:23

DQ7

【エンゴウ】の北にある【活火山】で、その名の通り【溶岩】が溢れる炎のダンジョン。
過去・現代を通じて【エンゴウ地方】に存在する。
シナリオ本編では最低でも合計3回、ここを訪れることになる。

過去

炎の神がいる場所とされ、【ほむら祭り】のとき以外は立ち入り禁止になっているが、
ほむら祭りの火送りの儀の際には、参加者全員が一人ずつ順に火口から炎を投げ入れる。
その際、主人公たちは占い師【パミラ】の頼みを聞いて火山内部に潜入し、予言された火山の噴火を防がなくてはならない。
攻略中はパミラに話しかければ回復セーブができる。
 
異変の原因は火口の中にあるのだが、山頂から直接火口に飛び降りられる場所は村人が退いてくれず使用できない。
よって、別ルートで【階段】を降り、また昇った後に改めて中央の大きな火口に飛び降りて行かなくてはならない。
出現するモンスターは結構強いが、火口に飛び降りて行くところまで来れば、飛び降りて行く途中に【回復ポイント】があるので何とかなるだろう。
なおそこかしこに溶岩が見え隠れするダンジョンだが、DQ5の【死の火山】と違って【ダメージ床】は無い。
溶岩はあるが、今作では全て侵入不可能な地形扱いになっている。まぁ普通に考えれば溶岩なんて踏んだら人体は一瞬で蒸発するわけで、こちらのほうが合理的だろう。
 
最深部にはボス【炎の巨人】が棲んでおり、
祭で投げ入れられた火を闇の炎に吸収してエンゴウを滅ぼそうと企てている。
この企みを阻止するのが過去のエンゴウでの冒険の目的となる。
 
ここではパミラに「時間が無い」と警告される通り「制限時間」の様なシステムがある。
主人公達がダンジョン内の階段を3回昇降する度に炎を火口に投げ入れる列が進んでいき、
最後の村人が炎を投げ入れてしまうと、火山が噴火するムービーが流れる。
そして麓のエンゴウの村は炎に包まれ焼滅!と思いきや、実は夢でしたというオチ。
結局、ほむら祭りの開始直後からやり直すことになる。
だが、稼いだ【経験値】【ゴールド】は無くならないので安心を。
イベントを最初からやり直す面倒を承知でゴールドや経験値を稼ぐのもアリだろう。その際におぞましい火山の噴火のムービーを見ることにはなるが。

列にいるのは12人で、ダンジョンに入る前に最初の1人が、またボスとの会話中にも必ず1人が火を投げ入れるので、
遅くとも11人目が投げ入れる前にボスの所に着かなくてはならない。
したがって昇降回数は29回以内に納めないといけない。
PS版では穴に飛び降りた場合はカウントされなかったが、3DS版ではしっかりとカウントされるようになった。

逆に、炎の巨人を倒した後に最深部から戻る際に通る通路の部分では、どれだけ昇降を繰り返しても(炎の巨人を倒す前でも)カウントが進まない。
なお、火口に火を投げ入れた後に村に戻っても同じ火山の噴火のムービーが流れ、強制的に時間が巻き戻されるので注意。
装備品等はほむら祭りの前にあらかじめ整えておくのが望ましい。
 
ボスとの会話中の投げ入れによって12人になると専用のイベントが発生して時間が巻き戻る。
その際には「いつわりの炎の神の怒り」という黒幕の存在を仄めかす発言があるが、このイベントに遭遇したプレイヤーは少数派だろう。
 
炎の巨人を倒すと【フォロッド地方】用の【ふしぎな石版青】が手に入る。
 
炎の巨人を倒して一件落着かと思いきや、直後そいつよりも危険な雰囲気を醸し出している黒い炎が動き出す。
その禍々しい黒い炎も、【すごい聖水】というすごいアイテムによって綺麗に浄化されるのだが……。
「本当にこれで終わりなのか?」とついつい疑ってしまう自分がそこにはいるのではないだろうか。
そんな気持ちとも知らずに一人の女性が、あろうことか手に持っていた松明を投げ入れ去って行く。
「もしやあの女性が投げ入れた松明が!」なんてことも無いのだが、何かともやもや感の残る過去編である。

現代

構造は過去から変わっていないが、【謎の神殿】と旅の扉で繋がっている。
現在のエンゴウでは火山と火の精霊に対する信仰はほぼなくなってしまっているようで、
ほむら祭りも長年行われておらず、門番もいないので普通に中に入ることができる。
火山そのものも、昔はほむら祭りのとき以外立ち入り禁止の神聖な地とされていたのが、
今では火山を「村の新たな観光スポットにできないか」と言う者まで現れる始末。
 
過去に訪れたときと同様にモンスターも出現するがボスはおらず、
出現するモンスター自体は過去と変わっていないので、特に問題無く探索することが可能。
最下層では【オルフィー地方】用の【ふしぎな石版緑】が手に入る。
 
なお、ここの火口には固定移民も登場する。
最初は修行のために徘徊している戦士だが、一定時期になると移民希望者となる。
期間限定(【コスタール王の親書】を貰ってから【四精霊】復活まで)なので忘れずに。

異変後

終盤に入ると再びエンゴウ地方が闇に落とされ、パミラと共に炎の精霊を探しに、この炎の山に入ることになる。
入口付近では期間限定で【旅の商人】が武具を売っている。
 
かつて訪れた最深部からさらに奥へと続く通路が開かれており、目的地はその先にある。
溶岩に囲まれた暑苦しい感じの洞窟になっており、途中には火が吹き出すダメージトラップもある。
もちろん出現モンスターは強力になっているが、今回も途中に回復ポイントがあるので利用しよう。
【ゴールデンスライム】がよく出るので、金稼ぎポイントでもある。
 
なお、パミラと一緒に山の奥に進むには、山頂にいる戦士に話しかけて進路を開けてもらうことになるが、さらにもう一度話すと、火口のすぐそばにいる男が火口に落ちてしまう。
おかげさまで山頂から火口に飛び降りることが可能になり、大きくショートカットできる。
二度話す必要があるので気づきにくいが、これに気づくとグッと楽になる。
 
この山の真の最深部に辿り着くと、パミラの助手の【イルマ】【しゃくねつのカギ】【もえる水】を持って現れ、
これらを使用することで【ほのおのせいれい】が力を取り戻す。
そして主人公たちの力を示すために彼と戦闘になり、勝てば【炎のアミュレット】が手に入る。
 
ちなみに元ボスの部屋を過ぎたところに男性が一人でいたり、イルマの付き添いの戦士が果敢にも彼女と2人だけで最深部までやってきたりする。
DQ7に限った話ではないが、主人公たちが苦戦する魔物のうろつくダンジョン奥深くに何故、このような一般人が平気で来られるのだろうか?
少なくともイルマを護衛してきた戦士に関しては基本的には魔物の出現しない時代にもかかわらず、「一流」に分類してよい腕前の持ち主に違いあるまい。
【NPC】戦闘員として一緒に戦ってくれたらさぞ頼りになっただろう。