概要
DQ2以降に登場する特技。
敵1グループもしくは敵全体に対し、その名の通り甘い匂いの【息】を吐き掛け、【眠り】状態にするというもの。
DQ4から味方サイドにも使い手が登場している。
初登場のDQ2では、使用時のメッセージが
□□□□□□□は あまいにおいの
いきを はいた!
と以降の作品より詳しい記述になっている。
DQ3にて
□□□□□□□は あまいいきを はいた!
と簡略化された。
FC版等のDQ2をやっている人には「甘い匂いの息」であることがわかるであろうが、DQ3以降やリメイク版からDQシリーズを始めた人にとっては、「甘い味がする息」だと思う人もいるのではないだろうか?
言うまでもないが、呪文ではないので【マホトーン】などで封じることはできない。
その為、敵に使われるとかなり鬱陶しい。
特に回復やテンションアップを潰されると、イライラすること間違いなし。
使い手の敵が現れたら、真っ先に倒そう。
DQ2
敵専用。
呪文ではないので、【ラリホー】と違ってマホトーンで防ぐこともできず、ラリホーには耐性がつく【まよけのすず】でも、これを防ぐことはできない。
【マンイーター】【うみうし】【シルバーデビル】などが使用する。【ハーゴン】も使ってくる。
【デビルロード】など強力な敵が補助的に用いるケースもあり厄介。
しかしなんといっても注目すべきは【くさったしたい】。
「思わず眠気が誘われるほどの甘い匂い」を漂わせる腐乱死体って一体どういうことなの……。
なお、リメイク版の【デビルロード】はこれから【どくのいき】に差し替えられたため、弱体化している。
DQ3
使い手は【おばけキノコ】【マタンゴ】など。
本作では敵側の使い手がラリホーよりも使い手が多い。
ラリホーともども、前作よりも命中率が(特に序盤は)高いので非常に脅威。
特に集団でこれと【ねむりこうげき】を繰り出してくるマタンゴは悪夢そのもの。
さらにはあの【ひとくいばこ】も使ってくる。
【モンスター物語】によると、ひとくいばこの中身は腐った死体らしいので、使ってきてもおかしくない……が、DQ3の腐った死体は甘い息を使ってこない。本当に一体どういうことなのか?
なお、FC版の【格闘場】のモンスターはこれを使わないように設定されている他、メダパニで混乱させた敵モンスターも使用しない。
SFC版の格闘場では解禁、使い手が勝つことは少ないが番狂わせや泥仕合を演出する。
DQ4
味方側で初の使用者が現れ、NPCの【ドラン】が使うことがある。
本作のあまいいきは敵全体に効果がある。
敵側は【フェイスボール】、【よるのていおう】などに加え、【デスピサロ】(両腕を吹っ飛ばした状態)が使用する。
なお、本作では効かなかったときの表記が「ねむらなかった!」ではなく「いきを かわした!」になっている。
これ以外の状態異常系の息特技もすべてこれに統一されていたが、次作以降は甘い息だけは「ねむらなかった!」に戻された。
DQ5
【仲間モンスター】の特技として登場。
【ドラゴンキッズ】(Lv5)、【ドラゴンマッド】(Lv6)、【イエティ】(Lv8)、【ビックアイ】(Lv10)、【ミニデーモン】(Lv13)と、割と使いやすい仲間モンスターが習得する。
敵側の最初の使い手は【くびながイタチ】で、出てくるタイミングは過去作より早い。
【ビアンカ】との2人旅のときに出てくるため、ビアンカのレベルが低いうちに出会って主人公が眠らされると一気にピンチになる。
その他、おばけキノコ、【たまてがい】、【エビルスピリッツ】が使用してくる。
この頃になるとさほど脅威でもないが、眠り耐性のない仲間モンスターなどを主力にしているとピンチになることもある。
【ザメハ】や【パーティアタック】の削除により、眠りを能動的に解除する方法がないが、わりと自然に目覚めやすくはなっている。
リメイク版の追加仲間モンスターでは【おばけきのこ】(初期習得済)、【エンプーサ】(Lv10)も習得する。
DQ6
人間キャラも使えるようになり、【魔物使い】(魔物マスター)★2で習得できるほか、SFC版で仲間になる【リップス】がLv10で習得する。
【ラリホー】と違い、MP消費なしで敵の動きを封じることができることから、使い勝手はそこそこ良さげだが、実際には攻撃してしまったほうが速い。
【混乱】系の呪文・特技が使いやすいこと、攻撃すると簡単に眠りが解除されることもあり、使いづらさに拍車をかける。
敵側は【テールイーター】や【じごくのたまねぎ】、【ブチュチュンパ】などが使用してくる。
リメイク版では【おいかぜ】で跳ね返すことが可能。
DQ7
【魔物ハンター】★3、【はなカワセミ】★5、【リップス】★6、【ミミック】★2で習得できる。
敵側は【たつのこナイト】や【パンドラボックス】、【ヘルバオム】などが使用してくる。
リメイク版
覚える職業は同じだが上級職とモンスター職限定のため魔物ハンターで覚えた場合は在職中しか使えない。
しかし前提職である【羊飼い】で敵全体に眠り効果の【ひつじかぞえ歌】を覚えるため問題ない。
これを覚えるためにモンスター職に就くくらいならひつじかぞえ歌を覚えた方がよい。
DQ8
【スカウトモンスター】が用いるのを除くと敵専用に戻ってしまった。
過去作で使用したモンスター(マタンゴ、ブチュチュンパ、よるのていおう、フェイスボールなど)が使うケースが多い。
ちなみに、フェイスボールが使用するものだけ、なぜか一人ずつ命中判定のアクションをとる。
ボスの【深緑の巨竜】も使ってくるが、威圧感抜群の巨体からピンク色の息が吐き出される姿は少し笑える。
とはいえ、眠らされたら笑えないが。
3DS版
スカウトモンスターの必殺技として【超甘い息】が登場した。
キノコ系のモンスター3匹を揃えると発動可能。
DQ9
やはり敵専用特技。
おばけキノコ、ひとくいばこ、【ダークデンデン】などの通常モンスターに加え、【病魔パンデルム】、【デスピサロ】(Lv10~99)といったボスも使用してくる。
DQ10オフライン・オンライン
やはり敵専用特技。
オンライン版についてはDQ10大辞典:【あまいいき】を参照。
DQ11
やはり敵専用技。ボスでは【クラーゴン】に加え、ラスボスの片割れである【邪竜ウルナーガ】までもが使ってくる。
派生技に【あまいガス】なんてのもあるほか、DQ11Sでは【失われし時の災厄】が上位技である【もうれつにあまい息】を使う。
DQM1、2
敵全体を眠らせることができる息系特技。消費MPは3。
【ベロゴン】、【スライムツリー】、【デビルパイン】などがLv10で習得できる。
キャラバンハート
対象が敵1グループに、習得できるレベルが15に上がっている。
それ以外の詳細は前作と同じ。
【ジャイアントバット】、【マーマン】、【オパビー】などが習得できる。
ジョーカー1、2
【ためいき】、【ナイトメア】、【アンデッド】、【ラプソーン(スキル)】、【グランドブレスSP】で習得できる。
ジョーカー2プロ
上スキルに加えプロフェッショナル版追加スキルの【エルギオス(スキル)】でも覚える。
ヒーローズシリーズ
【シルバーデビル】系や【ひとくいばこ】等のトラップモンスターが使用する。
ラリホーもそうだが、本作ではアクセサリーで状態異常への耐性を上げていないと状態異常系攻撃が必中になってしまうため厄介。
特にシルバーデビルやミミックは、氷の息や【ザラキ】など別の状態異常攻撃まで使ってくるため、アクセサリー装備でどちらかの状態異常をおろそかにしている場合が多いため十分に気を付けたい。
トレジャーズ
タクト
【ひとくいばこ】や【ガメゴン】などが覚えられる。秘伝書は【ゴーレム】のバトルロード制覇の報酬で入手可能。
自身の正面3マス先まで届く甘い息を吐いて、範囲内の敵を眠り状態にする。
ラリホーと違い複数の相手を巻き込める可能性があるうえに本作では眠りが強力なので必然的に甘い息もかなり強い。
また高難易度クエストでも、取り巻きのモンスターには眠りが有効な場合が多くこの特技かラリホーで眠らせることがほぼ必須となっている。
ドラけし!
【おばけキノコ】のスキルとして登場。
スキル使用可能回数・3回
「眠気を誘う甘い息で円形の範囲にいる敵の行動を5~6ターン遅らせる」
蒼天のソウラ
表記は「甘い息」。
【ジャング海賊団】クルーの【くさったしたい】の特技。
ミーティア号のクルー達を眠らせようとするも、【うりぽ】の【花ふぶきうりぽSP】で拡散されて敵味方無差別な大混乱を引き起こした。