【さみだれぎり】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:05:48

概要

DQ9以降とモンスターズシリーズに登場する特技。
元々はDQ6とDQ7で登場した【さみだれけん】が、モンスターズになって改名されたもの。
あらゆるモンスターが習得できる作品で、「さみだれ『剣』」は相応しくないなどといった配慮の結果だろう。
 
その後、DQ9にて敵専用特技としても登場したが、効果はさみだれけんとはまるで異なるものとなっている。
また、さみだれけんは【岩石系】に属していたが、こちらはいずれの作品でも無属性となっている。
 
派生技(?)として、モンパレではマヌーサの追加効果がある【咲き乱れ斬り】が存在する。

DQ9

通常攻撃の0.5倍の威力の単体攻撃を、敵全体からランダムで対象を選び4回繰り出す。
性能としては【さみだれ突き】【さみだれうち】とほとんど同じで、確実に4回攻撃する。
こちらが使えれば強力な特技だったのだが、敵専用。
 
ザコでは【デビルアーマー】【サタンメイル】【デンガー】【ゴールドマジンガ】が、
ボスでは【ギュメイ将軍】【魔剣神レパルド】が使用する。

DQ10オフライン

表記は「さみだれ斬り」。
【ヒューザ】【クール】スキル(ひみつパネル)で習得し、必要なスキルポイントは25。装備武器に関係なく使用可能。
消費MPは6。
敵単体に通常攻撃の0.75倍の無属性物理ダメージを4連続で繰り出す。合計すると通常攻撃の約3倍になる。
【スキルアップパネル】による補強でダメージが5%・10%・20%・30%と増加する。
Ver.2で【天下無双】を覚えるまではヒューザのメイン火力として活用できる。
 
【キャット・リベリオ】の場合は5連撃である【抜刀さみだれ斬り】だが、合計ダメージは同程度。

DQ10オンライン

NPCの【ヒューザ】が使う場合は【超はやぶさ斬り】に近い。
ギュメイ将軍は前方範囲の敵をランダムで5回攻撃する。
詳しくは【さみだれ斬り】を参照。

DQM1

敵全体に物理攻撃を行う。消費MPは5。
与えるダメージは、向かって左に居る敵から順に通常攻撃の80% → 60% → 40%と低下していく。
 
以下のモンスターが習得することができる。
【スライムボーグ】【ソードドラゴン】【ガンコどり】【ひとくいそう】【さそりアーマー】【スカルライダー】【ずしおうまる】【オーガー】【キラーマシン】【エスターク】
また、【れんぞくこうげき】【しっぷうづき】【思いつく】こともできる。
 
対戦においては、単騎撃破なら【まじんぎり】に、手数の多さなら【ばくれつけん】に譲るものの、属性を持たず汎用性が高いため、平時でなら中々使い勝手の良い特技である。
 
ちなみに、攻撃力が高ければ【はぐれメタル】も容赦なく倒せる為、【メタル狩り】ではぐれメタルが2体出現した時も即座に一掃出来る。(攻撃力が999なら、はぐれメタルがどの順番で出現しても余裕で倒せる)
 
GB実機版当時、さみだれぎりとマダンテの組み合わせは対戦における最もポピュラーな戦術の1つであった。強耐性に対するマダンテの火力の期待値が800程度、後衛に対するさみだれぎりのダメージの期待値が200程度と考えると、乱数負けや【だいぼうぎょ】などの防御手段を考慮しない限りこの2アクションだけで相手3体を持っていける計算。

「物理一強」と言われていた初期のDQMだが、この特技も代表格の一つと言える。他には前述のばくれつけんがある。

DQM2

基本的な仕様は1の時と同じ。
 
1に登場したモンスターの他に、以下のモンスターが習得することができる。
【じゃりゅうせんし】【けもののきし】【ダンビラムーチョ】【クラブマン】
【フィッシュライダー】【だいおうイカ】【アックスシャーク】
また、今作の【グリズリー】はしっぷうづきとれんぞくこうげきを自力で習得するため、単体でこの特技を思いつく。
 
【ふういんのいのり】でばくれつけんが封じられた時のために覚えておくのもいいかもしれない。
ばくれつけん同様、全力での攻撃になると全て会心の一撃となり攻撃力数値前後のダメージとなる。
かわされたり受け流されたりしない限りはほぼ全壊なのでそういう意味でも代替となる。
(1発少ないのでばくれつけんよりは確実性に劣る。)

ジョーカー1

カテゴリは直接打撃で、属性は無属性。消費MPは5。
必ず命中し、与えるダメージは、向かって左に居る敵から順に通常攻撃の100% → 75% → 50%と低下していく。
 
また、直接打撃系の特技だが【カウンター】によって反撃されず、
【アタックカンタ】にも反射されないという性質を持っている。
ダメージを与える順番は変えられないが、少ない消費MPで手軽に全体攻撃できるのはやはり魅力的である。
 
習得可能なスキルは以下の通り。
【アサシン】【フェザーウインド】【エスターク(スキル)】
【キャプテン・クロウ(スキル)】【ジャック】【せんし(スキル)】

ジョーカー2

表記が「さみだれ斬り」になった。
 
カテゴリは【斬撃】で、属性は無属性。消費MPは5。
その他の基本的な仕様はジョーカー1のものに準じ、効果上限は2000。
習得できるスキルもほとんど変わっていないが、「アサシン」のスキルでは習得することができなくなった。

ジョーカー2プロ

効果上限が999に変更となった以外は、基本的な仕様はジョーカー2のものに準じる。
 
これ自体の性能はジョーカーの時からほとんど変わっておらず、使い勝手もそこそこなのだが、
今作から登場した【てんいむほう斬】【しんらばんしょう斬】がほぼ完全にこの特技を食ってしまっている。

テリワン3D

カテゴリは斬撃で、属性は無属性。消費MPは8。
敵全体を順に攻撃し、相手のサイズや並び順に応じたダメージを与える。
その際、Mサイズのモンスターには2回、Gサイズのモンスターには3回攻撃が当たる。
また、武器の効果は「特定系統ダメージ増加」と「ダメージ+1~3」の効果のみ発揮される。
 
今回はダメージ計算がややこしくなっており、通常攻撃を100%としたダメージ倍率は以下の通りである。
(並び順は下画面で上から何体目かを指す。力尽きているモンスターはいないものとして数える)

並び順SサイズMサイズGサイズ
1体目90%60%×2hit48%×3hit
2体目50%33.5%×2hit26%×3hit
3体目25%16.5%×2hit
4体目10%

 
Mサイズのモンスターが使用した場合は表内の倍率がさらに1.15倍に、
Gサイズのモンスターが使用した場合は表内の倍率がさらに1.3倍になる。

イルルカ、DQMJ3

超Gサイズには4回ヒットする。
DQMJ3ではエフェクトがまさに五月雨を思わせるようなものになっている。

ジョーカー3プロ

これの完全上位互換というべき特技【羅刹斬】が新たに登場し、対戦でのこの技の使用価値はほとんどなくなった。

ヒーローズ2

【ラゼル】が最初から覚えている特技。
双剣装備時のみ使用可能で前方の広範囲を切りつける。最後の一撃は特にダメージが高い。
敵では【ボーンファイター】が使用。まともに全段喰らえば即死もありえるので前兆が見えたらとりあえず離れよう。
なおこの技を使った後は隙だらけになるので攻撃のチャンスになる。

DQMSL

【ずしおうまる】【スカルライダー】が習得する。
敵全体にランダムで5回、攻撃力依存の無属性斬撃ダメージを与える。
余談だが、特技レベルが+0~+2の時のダメージ倍率が異常に高くなるという不具合が発生していた時期がある。いつ頃から発生した不具合かは不明だが、2023年3月に発覚し、すぐに修正された。

星ドラ

Bランク剣専用こうげきとくぎとして登場。
最大強化CT : 20秒
最大強化効果 : 敵全体に威力170%の攻撃

タクト

Bランクとくぎとして登場。射程1・消費MP25。
「範囲内の敵にランダムで威力60%の物理ダメージを4回与える。」
最大強化で威力60%から90%まで強化可能。
【ガーゴイル】【メタルライダー】が使用可能な他、とくぎ書でも習得可能。
さらに亜種として
【ダースドラゴン】【まおうのつかい】が使用できるギラ属性さみだれ斬り「閃熱さみだれ斬り」
【ゴッドライダー】が使用できるデイン属性さみだれ斬り「雷光さみだれ斬り」
【サイおとこ】が使用できるイオ属性さみだれ斬り「烈波さみだれ斬り」
【ゴールデンゴーレム】が使用できる「さみだれマヌーサ斬り」
【トンヌラ】【デビルプラント】が使用できる「さみだれマホトム斬り」
などが存在する。

ドラけし!

【ずしおうまる】のスキルとして「さみだれ斬り」名義で登場。
スキル使用可能回数・7回
「さみだれに武器を振りとびとびの広範囲に 物理攻撃でダメージを与える」