【ひとくいそう】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 03:58:39

概要

DQ4に初登場した植物系モンスター。花の部分に口が付いており、強引に表現するならスズランとスーパーマリオシリーズのパックンフラワーを足して割ったようなビジュアル。花は3つ。
DQ2の【マンイーター】【じんめんじゅ】のように根っこを足代わりに移動する。
ついでに言うとマンイーターをそのまま和訳したような名前である。
上位種に【デビルプラント】【マンドレイク】がいるが、比較的マイナーと言われる彼らに比べると知名度が高いようだ。モンスターズに出演したおかげだろうか。
PS版DQM1・2やWANTED!の図鑑によると、牙に見える部分はトゲらしい。
GB版DQ1・2の【パッケージイラスト】の面子に選ばれており、左端に描かれている。
 
DQ10からは、ひとくいそうが【ふゆうじゅ】に寄生した【きせいじゅ】が登場。

DQ4

第二章では【フレノール】周辺、第三章では【女神像の洞窟】周辺、第五章では【ボンモール】周辺に出てくる。
通常攻撃以外にときどき【ホイミスライム】を呼ぶ。
 
単体のパラメータはさほど高くはないが、初登場の第二章では最大で5匹同時に出現する場合もある。
経験値はともかく得られるゴールドは18と中々のものなので、この時点ではかなり稼げる敵である。同時期の【あばれうしどり】【おばけキノコ】に比べるとだいぶおいしい。
ただし【ヒャド系】に弱耐性を持っており、たよりのヒャドがときどき外れるので、【フレノール】周辺に到達したばかりのパーティーだと、かなりしぶとい相手となる。
リメイク版ではブライが【ラリホー】を習得できるが、眠り耐性を持っているためやはり打撃しか頼れない。
 
防具が揃わないうちは苦戦を強いられるので、集団で現れた場合はクリフトの【スカラ】【マヌーサ】で防御面を整えてから戦った方が良いかもしれない。
 
草ということもあってか、落とすアイテムは【やくそう】
リメイク版の仲間呼び時のアニメーションでは口笛を吹くのだが、その際なぜか画面が地震のように震動する。
よほど大きな音なのだろうか。

DQ10オンライン

Ver.4のクエストでは、薬湯の材料として「人食い草の葉」が登場(きせいじゅを倒して入手)。

DQM

【植物系】でも結構上位のモンスターになっており、
マンイーター×2、もしくは【エビルシード】×【コハクそう】で配合可能。
野生の個体は【はかいのとびら】の下層に出現する。
 
ステータスに目立ったポイントはない。あえて言うならHP、素早さ、賢さが平均以上ということくらいか。
覚える特技は【マホトーン】【なかまをよぶ】【さみだれぎり】

DQM2

クリア後に行ける【エルフの世界】に広く出現する。
この鍵が入手できないイル編では、植物系のモンスターが出る異世界に行けば出会えるかもしれない。
 
サイズがLLというのにはビックリさせられる。これは【ボストロール】に匹敵するデカさ。
だから口笛を吹くとテレビ画面が揺れるのだろう。人喰い草という名前も納得である。

キャラバンハート

自然系Bランクとして登場。【ペルポイ】あたりに出てくる。野生個体は攻撃力はあまり高くないものの、HPが高い上にマホトーンを使ってくる。
HP、MP、守備力が序盤から伸びていくが、途中で息切れする。そのかわり中盤から素早さが素晴らしく成長する。
覚える特技はマホトーン、【ちからをためる】【ねむりこうげき】

テリワン3D

Mサイズとなって再登場。自然系のBランク。
きぼうの扉に生息しているため、【光あふれる地】に通いつめているときはよく見かけるかもしれない。
【マッドプラント】の四体配合で作ることも可能。そしてこいつ2匹でマンイーターになる。
 
特性は【メガボディ】【れんぞく】(3回)、【ギャンブルカウンター】【AI1~2回行動】
+値を上げることで【いきなり黒い霧】【ときどきテンション】を習得。
 
特技使用時のモーションでは毒々しい色の液体を吐く(3つの花がそれぞれ異なる色の液体を吐き、左から黄土色、紫、深緑)。呪文使用時のモーションでも同じ色のブレスを吐く。

イルルカ

配合方法がマッドプラント×2だけでよくなった。
また、錬金カギの世界にうろついていることもある。
 
【新生配合】【ねむりブレイク】、ギガボディ化で【ねむり攻撃】を得る。
スキルは【コールドスリープ】
 
ライブラリの説明によると、ボストロールさえも食べてしまうという。想像すると恐ろしい。

ジョーカー3

上位種を引き連れ続投。自然系のEランク。【崩落都市】に出現する。
敵として出てきたときは【イオ】【あまい息】を使ってくる。
配合解禁前の段階では場違いに強い上に状態異常も効きにくく(配合解禁前後の雑魚戦で猛威を振るうマヒは無効)、おまけにギャンブルカウンター持ちなので、うかつに触れば全滅も免れない。その代わり、運良くスカウトできれば配合解禁まで楽になる。
移動せず同じ場所でジッとしているが、【ピッキー】が近くを通ると追いかけて捕食する。一方、本来の主食であるはずの人(主人公)を襲うことはない。
ピッキーが背後にいても気付く上、送電施設へ向かう途中に「狭い車道の真ん中にこいつがいて、その周囲の歩道にピッキーが何体か配置されている」という箇所があり、ピッキーを発見する頻度こそ低めだが突然走り出すことがあるので注意。そこから少し進んだ所にある空き地のような場所には予めピッキーと隣接した状態で配置されている個体がいる。
今作でもマップ上でモンスターが別のモンスターを捕食する光景が見られるが、こいつがピッキーを捕食するのを最初に目撃したプレイヤーが多いだろう。
このときのモーションは「向かって左の顔だけで攻撃した後、倒れたピッキーにただ一心不乱に貪りつくだけ」という、前作の【かりゅうそう】の捕食モーション並みに地味なものだが、
本シリーズの捕食モーションは倒したモンスターに触れない距離で食べる真似をするものが多い中こいつは真ん中の顔がピッキーにおもいきり口を突っ込んでいたり、ピッキーのグラフィックが丁度こいつの口の中と同じ位のサイズに作られていてちゃんとピッキーが口内で咀嚼されているように見えるようになっていたり、食べられているときのピッキーが絶望しているような表情を浮かべていたりと、かりゅうそうの捕食モーションと比較するとかなり怖いものになっている。
こいつに限らず、本作のモンスターの捕食モーションは全体的にリアルになっており、妙に地味だったり生々しかったりするものが多い。
よく見ると左の顔が攻撃する前にピッキーが勝手に転んでいるのだが、転んで宙に浮いたピッキーが落ちてくるタイミングと左の顔が攻撃するタイミングが合っている。攻撃の前にその場で一瞬足踏みをするので、根っこで転ばせている設定なのかもしれない。
また、食べられたピッキーが死亡する際の青いエフェクトが何故かひとくいそう側にも付けられている。このような仕様になっているのはこいつと【ワニバーン】系列だけだが、ワニバーン系列はモーションの都合でそうなっているのに対し、こいつはなぜこんな仕様になっているのか謎である。
 
宝箱を守るように配置されている個体もいるが、ライブラリを開閉すれば戦わずに済む。ライド攻撃を使ってこの個体にピッキーを近付けると、ピッキーを追いかけようとして勝手に足場から落下する。
夜に眠っているピッキーを近付けた状態である程度離れた場所から観察すると、勝手に足場から落ちる→すぐにシンボルが初期位置に再出現する→足場から落ちるを延々と繰り返す。
 
空中ライドを使わないと行けない高台にも何体か生息しているが、こちらは地上のものよりレベルが高くなっている上、イオが【イオナズン】に変更されている。こちらの個体を下に落としてピッキーに近付けても絶対に襲うことはなく、突然変異のカラーも異なっている。
 
スキルは【爆発の使い手】
特性はイルルカと同じ。超ギガボディ化で【亡者の執念】を得る。
最初から【れんぞく】を習得している珍しいモンスターで、野生に限ればこのモンスターしかれんぞくを持っていない。
 
先述したボストロールの天敵はこいつに設定されている。

ジョーカー3プロ

無印版同様崩落都市に出現するが、前述の道の真ん中にいたシンボルが削除されている。高台の個体の数も減らされている。
レベル20の個体が2体だけになったのだが、片方は足場の狭い所にいるのでライド攻撃で狙いにくい。もう片方は平坦な場所にいるのだが、よりによってすぐ隣にピッキーが配置されており、ライド攻撃で突然変異させるときに非常に邪魔になる。
合体特技は【地獄落とし】、合体特性は【絶望のオーラ】

DQM3

自然系のDランク。野生では【覇王城の魔界】中級に出現。
ドロップアイテムは【やくそう】、レアドロップは【銀のかみかざり】
自然系とゾンビ系の系統配合、【ひとくいばこ】【じんめんじゅ】の特殊配合で生み出される。
 
特性は【ねむり攻撃】【きょうせんし】(Lv20)、【ねむりブレイク大】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】【くじけぬ心】【スモールキラー】(Lv60)。
所持スキルは【おじゃま虫】
 
【ぐんたいガニ】との配合で【じごくのハサミ】が生み出せる。

タクト

自然系のEランク、ぼうがいタイプで登場。
使用とくぎは【ねむりこうげき】/【かまいたち(特技)】

蒼天のソウラ

7巻で【魔境庭師アビー】がひとくいそうを品種改良した「寄生草」というオリジナルモンスターが登場。
肉のある生き物に寄生して植物へと変えてしまうという、万物を獣欲から解放して植物にすることが夢であるアビーの理想を体現したようなモンスター。
宿主と一体化している時は寄生草への攻撃が宿主にもダメージを与えるという人質を取るかのようなたちの悪い性質を持つ。
寄生草はぷらっぺ一座のモンスター達に寄生して【ソウラ】達を襲ったが、ソウラがエクステンション・ラインで生成した【寄生樹】に逆に寄生されて寄生を解いた。