【ひきあげじゃあ!】

Last-modified: 2024-01-17 (水) 16:29:06

DQ4(FC版)

【ピサロ】が第五章冒頭での【山奥の村】襲撃イベントで言うセリフ。
さらに【エスターク】撃破後にも「とにかく ひきあげじゃあ!」と言う。
まるで戦国武将か何かのような男らしいこのかけ声に魅了された人も多く、印象に残る名セリフとして長らく愛された。
小説版でも採用されているが、作中ではゲーム以上にピサロの耽美的な部分が強調されていることもあり、違和感が大きい。
だが何故かCDシアター版では「引き上げだ!」に変更され、リメイク版でも「引き上げだ!」のまま。
後者はリメイク版以降のピサロの外見に合わせる為とはいえ、なぜじゃあ!

PS版では【エスターク神殿】でひきあげじゃあ!を言わなくなった代わりに「おぬら人間ども」と非常に耳慣れない言い回し(というか誤植)を使うが、DS版では「うぬら」に修正されている。
ちなみに「おぬら」という二人称はDQ8の【トロルの迷宮】【ボストロール】も使用する。まさかの被りである。こちらはリメイク版でも変更されていない。
 
なおこのセリフ、星ドラにてピサロのイラスト付きのスタンプとなっているが、そちらでも「皆のもの 引き上げだ!」とリメイク版の表記になっている。
つくづくなぜじゃあ!
 
余談だが、中国地方の特に広島県・岡山県では現在でも「~じゃ」という語尾は普通に使われる方言なので、当地方の出身者からすれば別に時代がかった言い回しというわけでもない。
近年のドラクエ作品でも老人キャラは「~じゃ」「~じゃろう」という語尾でしゃべり、一方の若者キャラは(田舎者設定のキャラを除いて)概ね標準語で話すため、老人の使う語尾というイメージが強すぎたのだろう。
また、今の時代だと、これらの県出身の有名人が全国区のテレビなどで方言でしゃべっているのを見る機会も増えたが、FC版発売当時の1990年代では、やはり多くのプレイヤーにとってことさら奇異に感じられた(それゆえに注目された)という側面はあるだろう。

DQM3

【暴将ディオロス】【山奥の村】を襲撃した際に発言。
彼もまた「引き上げだ!」と言う。「引き上げじゃあ!」でも違和感ない風貌だが、リメイク版のピサロに合わせたのだろうか。