DQM3
本作のオリジナルキャラクターで【ランディオル大帝】の長男、【ピサロ】の異母兄。三兄弟の中で唯一母親が不明だが、弟たちと違い両親が魔族らしい。
声優は三宅健太(DQ11Sで【ネルセン】を担当)。
名前の由来は太宰治の小説『走れメロス』の暴君ディオニスからだろう。
見た目は非常に筋肉質で屈強な戦士の印象、紫色の身体に軽い防具を纏い、異様に大きな剣を振り回す。髪の毛はモヒカンのような形の銀髪。
純血の魔族なだけあってか戦闘能力は(本作の)ピサロやリュノを上回る三兄弟最強で、純粋な力のみなら父王すら凌ぐと噂されている。
直属の配下には【守護四帝】?こと【暴魔公ツインエッジ】、【幻魔公キルローズ】、【獣魔公ギガファング】、【竜魔公ドラゴニカ】がいる。
性格は横暴で自信家、弱き者を見下し餌食にするところは父親譲り。一人称は意外にも「私」。
しかし、父と違い統治の才能はなく、魔族の中には彼が次期魔王になってしまうことに危機感を持つ者も少なくない。彼の剣の師匠だった【三界魔王ザガンギエル】もその一人。
こちらのストーリーでは勇者の村を襲ったのは彼であり、勇者とピサロを対立させるために弟名義で出動。ここで本人がストーリー初登場となる。
倒した勇者が偽物だったことを知っていた上で、それによりピサロと勇者が潰し合うことを狙った。
その後は【進化の秘法】による暴走でランディオルとの同士討ちを図った【エビルプリースト】を粛清し、父王より完成した究極進化の秘法を勧められるも「既に我が力は究極の域に達しているので不要」としてこれを固辞。
ピサロとの決戦では大軍を率いて数の暴力による圧殺を図るが、真実を知って駆け付けた導かれし者たちが軍勢の相手を引き受けたため、直接ピサロ率いるモンスター達と戦うことに。
一度は敗れるが、更なる力を開放して自軍もろとも仲間モンスター達を吹き飛ばし、魔物を攻撃できないピサロを追い込むものの勇者に斬られてトドメを刺され、導かれし者たちの力を見誤ったことに驚愕しつつ散った。
導かれし者たちの介入がなければピサロは最初の大軍相手と仲間モンスターの無力化の二度に渡って詰んでおり、一体彼の何を恐れて勇者との潰し合いを狙うようなまどろっこしい手段に走ったのかはよく分からない。
どうにも暴将と言うよりは変に策をこねくり回してそれに溺れた感が否めない。
あるいは父、またはエビルプリーストの入れ知恵でそうしたのか。ランディオルはピサロには「獅子はわが子を千尋の谷に突き落とす」的な態度を取っていたようなので、ピサロを追い詰めようとした父の指示だった可能性は高い。
戦闘
HPは約3000で、2回行動。何故か戦闘中は「暴将」が付かずディオロス名義(キャラクターライブラリではきちんと「暴将」が付いてる)。
【暗黒斬】、【やみの息】、【シルバースパーク】、【蒼天魔斬】、【いてつくはどう】、【つるぎのまい】を繰り出してくる。
ここまで辿りついたパーティなら単体相手ではさほど苦戦はしないが、お供に【サタンメイル】を2体連れており、そちらはバフをかけてくるので、放置すると危険。
ただ、本作の仕様上コツとブレイクが揃えば全体攻撃でもかなりのダメージを出しやすく、(一応ストーリー的には倒しきれていないとはいえ)前評判の割にはあっさり沈みがちかも知れない。
戦闘BGMは、本作では珍しい【立ちはだかる難敵】。