【ドールクラッシャー】

概要

トルネコ2と3に登場する武器。
見た目は曲がりくねった妙な形をした剣で、【デーモンバスター】の色違い。
名前の通り、【人形系】のモンスターの大ダメージを与えられる。 【ミステリドール】や【どろにんぎょう】に有効なのはもちろん、【キラーマシン】など意外なモンスターにも効果がある。
同じく人形系に対する対策装備として、【人形よけの指輪】が存在する。

トルネコ2

【不思議のダンジョン】の店や【もっと不思議のダンジョン】に落ちている。
本作の人形系は【どろにんぎょう】系・【ミステリードール】系・【キラーマシン】系・【うごくせきぞう】系・【ゴーレム】系の5系統。
いずれのモンスターも、厄介な能力や高い攻撃力を持っていることが多い。入手したら早めに合成したい。
次回作と違って印数制限もないので、合成に躊躇する必要はないだろう。
　
GBA版では戦士の技【人形ぎり】習得に必要になる。合成前に覚えてしまおう。
【ゾンビキラー】やデーモンバスターの色違いで、立ち位置も似ているが、他二本ほど有用な技はセットできない。せいぜい【はやあし】くらいか。

トルネコ3

【海竜島の遺跡】や【封印の洞くつ】、【異世界の迷宮】などで拾うことが出来る。
攻撃力6、空き印数4。買値7500G、売値3000G。
人形系特効の「人形」印を持つ。
本作の人形系は、泥人形系・ミステリドール系・キラーマシン系・うごくせきぞう系の4系統のみ。
ゴーレム系が人形系ではなくなり、いかにもそれっぽい外見の【どぐう戦士】系も何故か人形系ではない。明らかに人形らしい形をしているのだが…。
キラーマシンと同じく人型機械である【デスマシーン】も対象外。
もちろん、人形特性の連撃を行う【さそりかまきり】系にも効果なし。
対象モンスターが相対的に減ったので価値が下がった。
　
異世界の迷宮でも、他の武器に比べて合成優先度が低いので換金用に回されがち。
特効対象は【キラーマシン】、【うごくせきぞう】、【どろにんぎょう】、【ミステリドール】、【だいまじん】、【いしにんぎょう】の6種類。
どろにんぎょうは、よほど武器が弱くない限り印に関係なく1撃で倒せる雑魚敵。
うごくせきぞうも強くはない上に出現時は必ず眠っているので、これも重要ではない。例外として【マドハンド】に召喚された場合は起きているが、そもそもマドハンドには隣接しないように立ち回るべきである。
ミステリドールは特効対象が多い【ウィンドスピアー】（浮印）も有効で、浮印1つで1撃で倒せる。
いしにんぎょうも同様だが、浮+人形印の合計が3~4つ無いと1撃で倒すことができず、重要な【デーモンバスター】（悪印）を差し置いてまで1撃で倒せるようにする必要性は薄い。
　
人形印独自の強みはキラーマシン（21～25F）とだいまじん（66～70F）と有利に戦える事くらいで、出現範囲が狭く活用できる場面が短い。
キラーマシンは2回攻撃が脅威だが、【人形よけの指輪】や【水がめ】など他にも対処法がある。
だいまじんはステータスだけ見ればかなりの強敵だが、所詮は強いだけで特殊能力は何もないので、やはりいくらでも対処法はある。
【ブラッドハンド】が召喚してくることもあるが、大抵その場合は大量のブラッドハンドとだいまじんに囲まれた状況、つまりドールクラッシャーで悠長に殴っている場合ではないことが多い。ルーラ草や身代わりの杖を使って対処すべきである。
出現範囲が狭いこいつら2体のためだけにメイン武器に突っ込むほどの価値はなく、【悪ゾーン】と【魔窟】で絶大な効果がある悪印、36F以降で特効対象が全フロアに出現し続ける浮印の方が明らかに重要。
浮印や悪印を差し置いて入れる必要性は薄く、ウィンドスピアーやデーモンバスターが入手できず【合成の壺】が余ったとしても、51F以降特効対象が出現し続ける【ボンバーキラー】（爆印）の方がまだ優先度は高い。
　
ゴーレム・どぐう戦士・デスマシーンの系統は、いずれも【異世界の迷宮】の強敵として出てくるので、仮に彼らに人形属性が付いていたら、この武器の評価は大きく上がっていたと思われるのだが……序盤の強敵ゴーレムと、【魔窟】3強（【ランガー】、【キラープラスター】、【デスマシーン】）のうち2匹に有効な必須武器として名を馳せていただろう。実際にデーモンバスターは魔窟3強のうち2匹に有効である。
どぐう戦士が人形系ではないのは「属性は最大で3つしか設定できず、【剣系】【技系】【魔法系】で埋まっているため」というシステム上の都合と考えることもできるが、キラー「マシン」が対象でデス「マシーン」が対象外な理由、前作で人形系だったゴーレムが除外された理由は不可解である。
全く役に立たないわけではないが、トルネコ3の特効武器はデーモンバスター・ウィンドスピアーとそれ以外で格差が大きいことは否定できない。