Exploration

Last-modified: 2019-05-05 (日) 16:39:41

EXPLORATION INTRODUCTION(探査の概要)

人類最古の伝統的な行動のひとつ『探査』は、人類初の星系図を作成するパイオニアとして活動する機会をパイロットへ提供します。多種多様な恒星や惑星、POIをスキャンすることでデータを収集し、そのデータの売却によってクレジットや評判を得ることができます。『First Discovery』のタグで自己主張したり、ブローブで惑星をマッピングしたり、銀河の至る所で美しい宇宙の情景を見つけては写真に収めたりするのも良いでしょう。

 

探査データは、Universal Cartographicsが提供するステーションサービスから売却することができます。ただし、そこから20光年以内で集められたデータは売ることができません。

 

スキャンは銀河系に存在するあらゆる星系で行う事ができ、星系ごとの探査データ価格は星系内の天体数と種類によって異なります。

 

船のスキャニングユーティリティを使用するには、Analysis Modeをオンにする必要があります。次に、Discovery Scannerを使用してエネルギーパルスを放つと、星系のざっくりとしたスキャンを行うことができます。これにより、現在居る星系にどれだけの天体が存在するのかを瞬時に知ることができます。

INTRGRATED EQUIPMENT(統合機器)

すべての船には以下の機器が取り付けられています。

DISCOVERY SCANNER

現在居る星系にいくつの天体が存在するかを算出するためにシグナルパルスを発します。

FULL SPECTRUM SYSTEM SCANNER

シグナルフィールドを識別することによって星系をマッピングします。 フィールドは、さまざまな天体、紛争地帯、信号源などが存在する事を意味します。

DATA LINK SCANNER

デバイス装置群とやりとりを行い、それらが発するデータとオーディオログへのアクセスを実現します。 メガシップや施設(Installations)をスキャンすると、それらのモジュールをハイライトします。

SHORT RANGE COMPOSITION SCANNER

銀河の至る所に存在する有機物や無機物を分析し、その記録をCODEXへアップロードします。

OPTIONAL EQUIPMENT(オプション機器)

OptionalEquipment.jpg

DETAILED SURFACE SCANNER - Optional Internal (Class 1)

惑星表面をスキャンするためのセンサープローブを起動します。 操作の詳細については、DETAILED SURFACE SCANNERの章を参照してください。

用語『プローブ』
(英)probe / (日)プローブ
主に調査対象へ接近・着陸して科学データを得る無人宇宙探査機、或いはその子機などの宇宙探査装置を指す。DSSのプローブに近い例として、土星探査機カッシーニに搭載され、衛星タイタンへ送られたホイヘンス・プローブなどが挙げられる。
ゲーム内の採掘用装備『Prospector Limpet』も、岩石に直接打ち込み成分分析を行うことから一種のプローブである。

PLANETARY VEHICLE HANGAR - Optional Internal

対象となる惑星や衛星地表の走行に使用するSurface Recon Vehicles(SRV)を搭載できます。 注:この機能にはHorizons(DLC)が必要です。

MAINTENANCE EQUIPMENT(メンテナンス機器)

MaintenanceEquipment.jpg

FUEL SCOOP - Optional Internal

恒星のコロナから水素を収集し、使用可能な燃料へと変換します。

AUTO FIELD-MAINTENANCE UNITS - Optional Internal

あなたの船に取り付けられている他のモジュールを修理します。 深宇宙で予期せぬ損傷を受けた際の保険として役立ちます。

使用上のTIPS
  • 修理対象のモジュールは自動的に電源がオフになる。(修理後は自分でオンにする)
  • あくまでモジュールの修理であり、船体そのものは修理できない。
  • 船体を修理したい場合は、別途Cargo RackとRepair Limpet Controllerが必要。
  • Power Plantもモジュールではあるものの、電力供給の大元であるため修理できない。
  • 自身を修理することはできないが、予め電源をオフにした別の同モジュールであれば修理可能。

HEATSINK LAUNCHER - Utility Slot

ヒートシンクを切り離すことで、船の熱レベルを急速冷却します。恒星へ接近し過ぎた状況からある程度身を守れます。

FULL SPECTRUM SYSTEM SCANNER

Full Spectrum System Scanner (FSS)は、星系を詳細に調査するために使用します。 FSSを使用するには、船がスーパールーズ状態かつスロットルがゼロに絞られている必要があります。 FSSを起動すると、スキャナを操作するための独自のインタフェースが表示されます。

 

Discovery Scannerが未使用な場合はこのモードで使用することもできます。放たれたエネルギーパルスの反射シグナルからフィルタ解析データ(filtered signal analysis - FSA)が生成されるほか、星系の軌道面が判明します。

 

Filtered Spectral Analysisには、Discovery Scannerによって検出されたすべてのシグナルが表示されます。これらは次のように判別できます。

微弱なシグナル
比較的小さな信号源より生成され、スペクトル表の左側に表されます。これらは、Emission関係やDistress callなどの一時的な信号源 を含む傾向があります。
高密度な電波源
紛争地帯、ステーションおよびメガシップ、またはビーコンによって生成されます。
中強度のシグナル
スペクトルの中心付近に表されます。左側の小惑星帯や大気の無い天体から、右側の大気を持つ惑星まで様々なものが含まれます。
強力なシグナル
大きな信号源から生成され、スペクトルの右側に表されます。これらは、星系内に存在するWaterまたはGas Gaiantです。
 

これらのシグナルは、反応が大きいほど、そのタイプの信号が複数存在する可能性が高くなります。

 

スキャナを動かしてみると、青く点滅するシグナルフィールドが見えるはずです。これは、その場所に信号があることを示しています。信号は軌道面に沿って見られるのが最も一般的です。

 

FSA上の目盛り位置をチューニングすると、スキャナのフォーカスがその信号のタイプに合わせて絞られ、シグナルフィールド内に含まれる定点を分離できるようになります。スキャナは、確認された信号に向きを合わせることで、信号内容の詳細を得る為にズームインすることが可能となり、探査データを取得できます。

 

一部のシグナルはさらなる信号の集まりを表している場合もありますが、その部分にズームすることで調査を進めることができます。続いて、この新しいシグナルレイヤー内でもスキャナの向き合わせをする必要があります。スキャナをシグナルに合わせていてもターゲットサークルが実線ではなく点線で表示されている場合は、スキャナのチューニングが正確ではありません。

 

シグナルが観測されると、未検証の信号波形の代わりにFSAにマークされます。これらの手法を用いて初めてスキャンされた天体は、その探査データが無事に報告されることでFirst Discovered Byタグを付与されます。

用語『FSA』
FSA (Filtered Signal Analysis / Filtered Spectral Analysis)
Filtered Signal Analysisは、スペクトルの中からターゲットを絞り込んで抽出するシステム(主にプレイヤーがFSSモード画面で操作を行う部分)、対するFiltered Spectral Analysisは、観測した電磁波からスペクトルを取得し、波形データを提供してくれるシステムと考えられる。(FSSモードの画面下部にあるギザギザの波形が表示される領域そのもの)
また、非常に紛らわしいが、FSAという略称はFiltered Signal Analysisと、Filtered Spectral Analysisの双方、あるいは両方をまとめた総称として使われているものと思われる。
用語『スペクトル』
(英)spectrum / (日)スペクトル
光や音、電波などの『波』(電磁波)を、成分や強さなどで分類したもの。あるいはそれを視覚的にわかりやすく図式化したもの。一般的には、プリズムに太陽光を当てて分光する(=虹の原理)、分光スペクトルが良く知られている。これを基に調べたい対象を分類することをスペクトル分類と呼ぶ。(詳細:天文学辞典-スペクトル
Elite Dangerousでは、恒星のスペクトル分類であれば未探査の状態でもGalaxy Mapなどから確認する事が出来る。一方、FSSは恒星以外の天体をターゲットに観測・分析する機器であることから、アルベドなどを基にした小惑星のスペクトル分類のようなフィルタが用いられていると思われる。

DETAILED SURFACE SCANNER

Detailed Surface Scannerは、天体のマッピングに使用されます。DSSを使用するには、船がスーパークルーズの状態である必要があります。DSSを使用すると、スキャナーを操作するための固有インターフェースが表示されます。

 

DSSは範囲内の天体やそれらが持つリングにプローブを送り込むことができます。DSSレティクル上のマーカーは、プローブがいつ天体の地平面に落着するのかを示しています。レティクルは自在に動かす事ができ、プローブの的確な配置を可能とします。また、発射されたプローブが目標を見失う可能性がある位置を狙っている場合は、表示でそれを知らせてくれます。

 

プローブが天体表面に到達すると、その地点を中心とした一定範囲がマッピングされ、複数のプローブを使用することで天体表面全体をマッピングできます。スキャンを終えた範囲はハイライト表示され、プローブによるスキャンが成功するたびに更新されます。

 

プローブは天体が有する重力の影響を受けるため、上手く狙えば自分から見て天体の裏側ある範囲のマッピングも可能です。こうしたプローブの照準を定める際にはスキャナのインターフェースが役立つでしょう。スキャン済みのハイライト表示された天体表面の割合が90%を超えると、船のコンピュータによりその天体のマッピングが完了したと判断されます。

 

着陸可能な惑星がマッピングされた場合は、地表にある興味深い地点がハイライトされ、選択するとそこへ向かう事ができます。(注:惑星に着陸するには、DLC『The Horizons』の導入が必要です。)

 

天体にリングがあった場合は、マッピングすることで鉱物のホットスポットが見つかる事があります。これは収益性の高い鉱物を探し求める採掘屋にとって特に重要です。

 

全ての天体は、マッピング効率目標を持っています。その目標と同じか少ない個数のプローブで地表マッピングを完了できると、得られる探索データの価値にボーナスが付きます。天体を完全に外したプローブについては、この効率目標にはカウントされません。

 

スーパークルーズアシストを使用すると、船をターゲットした天体の周回軌道に乗せることができます。