GalnetNews3308年4月

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3308年4月30日-Sanderlynインタビュー(パート2)

 Vox GalacticaのジャーナリストJade Sanderlynが最近、3つの超大国の提督たちとの貴重な公開インタビューに招かれました。今回は、連邦のMaxton Price提督との対談を抜粋してお届けします。

 Jade Sanderlyn: Vox GalacticaのJade Sanderlynです。私はMaxton Price提督とSosong星系でFNS Amphionに乗っています。提督、インタビューの前の船内ツアーには大変感銘を受けました。

 Maxton Price: 驚いたとは言えないな、ミスSanderlyn。Farragut級巡洋艦に乗るのは初めてですか?

 JS: はい。インタービューの申請が通って興奮した理由のひとつも、そのためです。Amphionは期待通りの印象的な船です。

 MP: それはご丁寧に。もちろん、Farragut級は美観よりも性能を重視します。帝国の友人たちも、いつか学ぶべきことでしょう。

 JS: ご自身は実用主義者ということでしょうか?

 MP: 軍事において、他にどんな哲学があるというのでしょう?洗練された船は注目を集め投資家を惹きつけますが、危険なものが侵入してきたとき、ほとんどの兵士はきれいな船よりも強力な対応を選ぶでしょう。

 JS: そこで、この星系での現在の紛争の話になるわけです。連邦艦隊はSalvationが対エイリアン超兵器を準備する間、サーゴイドの脅威を抑えるよう要請されています。

 MP: そして、私は我々が成功することを確信しています。連邦軍の軍事力はかつてないほど強力だ。過去7年間にHudson政権から提供された資金により、我々は艦隊の拡張と近代化を行うことができました。提督でいるには楽しい時代だ。

 JS: あなたはSalvationの活動に賛成なのですね。

 MP: 心底そう思います。彼の成果は私のような男にはよくわかる。対エイリアン超兵器は驚異的な射程距離を持ち、サーゴイド船に壊滅的な影響を与え、我々の船には無害である。何が気に入らないのでしょうか?

 JS: Ram Tahというエンジニアが独自に研究したものを除けば、この兵器に関する情報は非常に限られています。また、人体への長期的な影響もわかっていません。一般市民へのリスクはないのでしょうか?

 MP:質問させてください。Sanderlynさん。この仮定に基づいた健康リスクは、人口密集星系を這いずり回るサーゴード艦隊よりも一般市民に大きな危険をもたらすとお考えですか?

 JS: いいえ、でも透明性の欠如はたしかに......。

 MP: いいえ、そんなことはありません。私はサーゴードが何をするか見てきました。印象的で、恐ろしくて、素早く対処しなければかなりの犠牲を出すことになります。Salvationは星系全体に大きな勝利をもたらすことができると証明しました。そうするための未来が確保された後なら、臆病にやきもきすることなど私にはなんでもありません。

 JS: それでは、スポンサーの言葉を聞くために一旦休憩とさせて頂きます。すぐに戻ります。

 このインタビューの続きは、Sosong星系のFNS Amphionに到着したパイロットに公開されています。

Sanderlynインタビュー(パート2後編)

 引き続き、Vox Galacticaのサーゴイドの侵略からSosong星系を守るため指揮を執っているMaxton Price提督への インタビューの続きです。

 Jade Sanderlyn: お付き合いありがとうございます。私は連邦海軍のPrice提督と一緒にいます。Salvationがサーゴイド戦争に貢献したことについて話していたところです。あなたは彼がAegisの本当の後継者だと思いますか?

 Maxton Price: もちろんです。Aegisはしばらくこの紛争に関与していません。私は彼らをよくても補助的な部隊と見てきました。悪く言えば邪魔者です。

 JS: それについて、もう少し詳しくお願いします。

 MP: どこから始めますか?おそらく、ここ数年、具体的な成果が上がっていないことからでしょう。あるいは、自分たちのために戦ってくれる独立系パイロットに公然と依存していること。Alexandriaとガーディアンの貴重な遺物を失ったことでしょうか。

 JS: Alexandriaは外部の人間によって破壊されたことが音声で証明されています...。

 MP: 方法はどうであれ、結果は同じです。Alexandriaを失ったのは、お粗末な決断と悪いリーダーシップによるものです。Aegisの軍事責任者であるAden Tannerを見てください。彼は違法な研究についての乱暴な陰謀論で、強制的にSalvationの同盟者を侵略しようとしました。それが、私たちが話しているリーダーシップなのです。

 JS: Aden Tannerは、元連邦海軍の提督でしたね。

 MP: 彼は好きではなかった。自分の誇大広告にちょっと乗っかりすぎましたね。今は拘留中で、裁判官が服役期間を決定しているところです。連邦海軍はその方がいい。

 JS: 提督、あなたの正直なお気持ちに感謝します。最後に、ここSosongで艦隊の指揮を執ることを希望されたのでしょうか?

 MP: はい、そうです。

 JS: 理由をお聞かせ下さい。

 MP: Sosongの防衛は最優先の課題であり、自ら指揮を執りたいと考えていました。

 JS: サーゴイド関連の作戦に参加されるのは、今回が初めてではないのですね。

 MP: はい、そうではありません。この戦争で、対サーゴイド艦の経験がない士官は部下に失礼にあたります。

 JS: 3302年、サーゴイドのBarnacleが発見された直後にあなたはFarragut級巡洋戦艦をMerope星系に派遣しましたね。この海域を探索中の独立系艦船が砲撃されたと主張されています。

 MP: 不正確な主張だが、そうだ。

 JS: その件に関してJAGが調査を開始すると報道されましたが、詳細は明らかにされませんでした。その調査結果について教えてください。

 MP: 調査結果に価値があるのなら、あなたはそれを聞いているはずです。もし犯罪が行われていたなら、私はAden Tannerと共に刑務所に収監されていることでしょう。だがかわりに私はここにいて、ベストを尽くしている。サーゴイドから我々を守っているんです。質問の答えになりましたか?

 JS: そうですね。Price提督、お時間をいただきありがとうございました。とても勉強になるお話でした。

 MP: そうだと思います、Sanderlynさん。では、誰かにシャトルまで案内させましょう。

 JS: それはご親切に。SosongのFNS AmphionからVox GalacticaのJade Sanderlynです。ご無事でお過ごしください。

 (訳注:SosongのFNS Amphionに行くとメッセージ形式で受け取れる後編部分です。ゲーム内のみでGalnetには掲載されない部分です)

3308年4月29日-Sanderlynインタビュー(パート1)

 Vox GalacticaのジャーナリストJade Sanderlynが最近、3つの超大国の提督たちとの貴重な公開インタビューに招かれました。

 これは帝国のHenry Paul Atherton提督との会話からの抜粋です。

 Jade Sanderlyn: Vox Galacticaで取材しているJade Sanderlynです。帝国海軍のHenry Paul Atherton提督と同席しています。提督、インタビューに応じていただきありがとうございます。

 Henry Paul Atherton: ああ、お願いします。Henryと呼んで下さい。

 JS:喜んで。これはとても素晴らしい船ですね、Henry。

 HPA: Majesticと言う人もいるかもしれませんね。[笑] そう、Successionは素晴らしい船です。

 JS: 何年くらい指揮をとられているのでしょうか?

 HPA: 数年前からです。Successionの模範的な勤務成績に私の名前が載るのは光栄なことです。

 JS: あなたはわずか3年前に提督に昇進されました。そのことで、クルーとの人間関係に変化はありますか?

 HPA: まあ、敬礼が少し早くなったくらいでしょうか。幸いなことに、私は士官と強い絆で結ばれているので、士官たちはその変化を十分に受け止めてくれました。

 JS: Novasの話をしましょう。Salvationの要請で帝国海軍の艦隊が配備されたそうですね。

 HPA: HPA: その通りです。

 JS: 長らく玉座を空けていたArissa皇帝が最近になって職務を再開されました。Salvationの活動についての説明を受けたと思いますが、皇帝陛下はSalvationを支持されているのでしょうか?

 HPA: もし皇帝が反対しているのなら、彼女の海軍はNovasにいないはずです。

 JS: 星系での目的は何でしょうか?

 HPA: 気づかれていないかもしれませんが、ここでは大規模なサーゴイドの侵攻が起こっています。民間人の保護と戦略的資産の喪失を防ぐのが我々の任務です。

 JS: 民間人の命を第一に考えてくださるのは嬉しいですね。Salvationもこの考え方を共有しているのでしょうか?

 HPA: ほぼ間違いないでしょう。人々を守るためでなければ、なぜ彼はこれほどまでに素晴らしい超兵器に力を注ぐのでしょうか?

 JS: Salvationは安全よりも勝利を優先するという意見もあるようですが。

 HPA: Jade、あなた、それは同じことですよ。戦争の代償は人命です。サーゴイドは大きな犠牲を伴います。すべての侵略された星系。炎上するステーション。待ち伏せされた輸送船団。ハイパースペースに消えた船。我々はサーゴイドを何度も 追い返しましたが、やつらは何度も戻ってきました。その犠牲は日に日に増しています。Salvationの超兵器は星系全体から サーゴイドを一掃するのに有効です。それをSalvationは勝利と呼び、私たちは人命救助と呼ぶのなら、私はその視点の違いに満足します。

 JS: 詳しく教えていただきありがとうございました。一旦、休憩しましょう。このメッセージの後に、また戻って来ますね。

 このインタビューの続きは、Novas星系のINV Successionに到着したパイロットに公開されています。

Sanderlynインタビュー(パート1後編)

 引き続きVox Galacticaの Henry Paul Atherton提督にインタビューします。彼はサーゴイドの侵略からNovas星系を守るために現在指揮を執っています。

 Jade Sanderlyn: おかえりなさい。帝国海軍のAtherton提督とご一緒しています。Henry、Aegisについてお聞きしたいのですが、この組織の解散は対サーゴイドの努力に何か影響しましたか?

 Henry Paul Atherton: はい、それが公平な評価と言えるでしょう。

 JS: どのような形で?

 HPA: Aegisのパイロットはサーゴイド艦との交戦に長けていました。その経験は、帝国の領土を守る若いパイロットにとって貴重なものでした。

 JS: Aegisがなくなって、がっかりしていますか?

 HPA: うーん、そう思いますね。Aegisの欠点-確かに欠点はありましたが-にもかかわらず、この構想は何年にもわたって多くのことを成し遂げてきました。また、Alba Tesreauは痛快な人物です。
お会いしたことはありますか?

 JS: いえ、Tesreau教授とはお話したことがありません。でも、近いうちにお話したいですね。

 HPA: 彼女はサーゴイドに対する我々の理解を深めるために、誰よりも熱心に取り組んできました。その献身はAegisの仕事に反映されました。管理は悪かったかもしれませんが、指導が悪かったわけではありません。

 JS: ここ数ヶ月、Alexandriaの残骸発見のニュースを見ていましたか?

 HPA: はい、見ました。

 JS: 何かコメントはありますか?

 HPA: Alexandriaが失われたことは痛ましいことです。残念な結果になってしまった。

 J5: 加害者を特定する試みは?

 HPA: 私の知る限りではありません。しかし、私は情報将校ではありません。

 JS: Alexandriaの記録では、Aegisの努力は他の関係者によって損なわれていたようですが。

 HPA: そうかもしれません。ですが、その出来事がAegisの解散の唯一の理由ではありません。終わったことは終わったことです。私たちはこれからやるべきことに固く集中しています。

 JS: そこでSalvationに戻るのですが。

 HPA: その通りです。帝国艦隊はSalvationに超兵器を 展開するための時間を提供するためにこの星系でサーゴイド軍と交戦します。Novasの人々は、Salvationの手法がいかに効果的であるか、身をもって知ることになるでしょう。この戦争には終わりがあると信じています。

 JS: そう願っています。提督、お忙しいところありがとうございました。NovasのINV Successionから、Jade Sanderlynです。ご安全に。

 (訳注:NovasのINV Successionに行くとメッセージ形式で受け取れる後編部分です。ゲーム内のみでGalnetには掲載されない部分です)

3308年4月28日-Siriusが同盟支援計画を主導

 *パイロット連合より速報*

 Sirius Corporationは、サーゴイド艦の攻撃を受けているDidio星系への人道支援を組織しました。

 同盟防衛艦隊は現在、Rachel Ziegler提督の指揮のもとDidioでサーゴイドの脅威に対抗しています。

 巨大企業と同盟防衛軍の連絡役を務めるNikolas Glass提督は作戦の詳細を説明した。

 「戦略防衛条約がまだ批准されていないため、提督評議会はSirius Navyの艦船を連合艦隊の一部として配備することを認めていません。しかし、Sirius Corporationは同盟を支援する姿勢を示し、包囲されたDidio星系の住民に重要な資源を供給することでそれを実現するつもりです。」

 「大量のBasic Medicines、Evacuation Shelters、Food Cartridgesが緊急に必要とされています。これらはLeesti星系のメガシップChariot of Rheaに受け入れられ、そこから軍の輸送船団でDidioに届けられます。」

 Sirius Corporationは、同じく侵略されたNovas星系とSosong星系に同様の支援を行わなかったことで批判を浴びています。巨大企業の広報担当者は、戦略的防衛協定の試みは同盟だけに適用されるものだと述べました。帝国や連邦と同様の関係を結ぶには別途交渉が必要だが、Li Yong-Ruiは現時点ではそのような交渉に関心がないと強調しました。

 最近のサーゴイドの侵略に対抗するため、現在Didio、Novas、Sosongで大国間の共同作戦が進行中です。これはSalvationの対エイリアン超兵器が建設されるまでの時間稼ぎが目的です。

3308年4月28日-超大国がサーゴイドにパイロットを雇用

 *パイロット連合より速報*

 同盟・帝国・連邦はDidio、Novas、Sosong星系にいるサーゴイド船に懸賞金をかけています。

 Salvationの軍事力を主管するMorag Halloran提督は、公共チャンネルでこのメッセージを放送しました。

 「Salvationはサーゴイドの蔓延を防ぐため、3つの対エイリアン超兵器の建造を開始した。これらの兵器が使用可能になるまで、あと2週間はかかると思われる。それまでは、市民の犠牲を最小限に抑えるためにサーゴイドを抑えることが重要です。」

 同盟防衛軍、連邦海軍、帝国海軍の対エイリアン対策部隊は、超兵器完成までの時間稼ぎのために共同作戦で協力しています。これにはDidio、Novas、Sosong星系を防衛した独立系パイロットに報酬を与えることが含まれています。

 コマンダーは3308年5月12日まで、Ch'anjie星系のメガシップPlymouth Howl、Lesheima星系のSturckow Orbital、Zlota星系のNusslein-Volhard Settlementの3カ所でサーゴイドの殺害に対するCombat Bondを換金することができます。

 また超大国は侵略された星系に主力艦を配備しており、DidioにはメガシップSalote Charm、NovasにはMajestic-class interdictor INV Succession、SosongにはFarragut-class battle cruiser FNS Amphionがいます。

 Vox Galacticaの記者Jade Sanderlynは、各作戦部隊の司令官である提督たちへのインタビューを許可されました。Henry Paul Atherton、Maxton Price、Rachel Zieglerとの会話は、各旗艦から放送されニュースフィードを通じて配信される予定です。

3308年4月27日-Marlinistの難民が同盟から移住

 同盟に保護を求めてきた200万人以上の元帝国市民が、現在Marlinist植民地に帰還しています。

 同盟国外交部長のElijah Beck大使の発表です。

 「帝国によるMarlinismへの弾圧を受け、3306年末から帝国系からの政治亡命者が続々と到着しています。当時、彼らは法的地位も資源もなく、生き残るために現地の派閥の慈善事業に頼っていたのです。」

 「Marlinist領事館との交渉が解決に至りました。同盟宇宙域にいるすべての難民に議会はMarlinist植民地への安全な航路を提供します。身元確認を待って、彼らには完全な市民権が与えられます。」

 この決定を歓迎したのは、Octavia Volkov筆頭大臣です。

 「同盟の寛大さに感謝し、現在彼らの領土内にいるMarlinistは、希望の植民地星系へ無料で移動することができる。そこで我々は国家による支援と労働の機会を提供し、彼らが新しい永住の地を確立できるよう支援します。」

 「帝国から逃亡した100万人以上が 未だに行方不明であり、主要な星系に散らばっています。領事館を通じて我々に連絡し、我々の成長する共和国社会に参加するよう呼びかけます。」

3308年4月26日-Kumo Crew、新協議会メンバーを任命

 Archon Delaineは、海賊のリーダーであるCallan SalamancaをKumo Councilの上層部の新メンバーに任命したことを発表しました。

 政治ジャーナリストのConrad SterlingがVox Galacticaにその概要を述べています。

 「Kumo CouncilはArchon Delaineが犯罪シンジケートの統制を委任するために結成されました。各メンバーは "Corsair"の称号を持ち、自分のテリトリー内の地域や星系を監督します。しかし、Delaineが最も信頼するアドバイザーはArch-Corsairと呼ばれ、戦略的な目標について彼と協力します。」

 「最近加わったのは、Pegasi領域で最も悪名高い統領の一人Gideon "Soulless" Salamancaの息子である。Salamancaの心臓発作による突然の死後、DelaineはCallanを、この若者は衝動的な行動で有名ですが、父親の後任として評議会に昇格させました。」

 「評議会の側近には他に2人残っています。Vidar Traskは長年デラインと親交があり、行政のエキスパートとして知られています。Kay VolantyneはもともとBlue Viper Clubという浚渫船一族の一員で、Kumo Crewとの同盟を交渉する前は、その一族だった。」

 Delaineは 「Kumo国の主権者」を自称し、正統性を保とうと努めています。Kumo Councilはこのアプローチを強化しますが、執政の残忍な行き過ぎを正当化したり否定したりすることをしばしば要求されます。Callan Salamancaはすでに新しい権限を悪用しているという噂があり、この微妙なバランスは維持できないかもしれません。

3308年4月25日-Sirius、同盟防衛を誓う

 Sirius Corporationは、最近のサーゴイドの侵攻は同盟との戦略的防衛協定の必要性を証明するものであると主張しています。

 Didio、Novas、Sosongの3星系は現在、多数のサーゴイド艦艇による組織的な攻撃に耐えています。独立系パイロットが救援に駆けつけ、3つの大国はそれぞれの艦隊の対応を準備しています。

 同盟国防衛軍とシリウス海軍の連絡役であるNikolas Glass提督は記者会見を開きました。

 「この予想外の猛攻は、同盟国にとって軍事的支援の必要性を明確にするものでしかない。サーゴイドはいつでもどこでも攻撃可能であり、Didioのような同盟星系は脆弱です。Sirius Corporationの協力があればこそ、彼らの安全を確保できるのです。」

 ジャーナリストは、提督評議会が対エイリアン対策部隊の指揮官に彼の専門分野であるにもかかわらずGlass提督ではなく、Rachel Ziegler提督を選んだことについて指摘しました。彼はこう答えた。

 「ご存知のように、この協定はまだ試行期間中であり、議会での批准もされていません。だから、この段階でSirius Corporationが関与することには限界がある。私はSalvation艦隊への追加出向など、Didio星系への幅広い支援に注力する一方で、私の同僚が素晴らしい仕事をしてくれると確信しています。」

3308年4月22日-Rackham、Beta Hydriに集約

 Beta Hydri星系は、裕福な企業家Zachary Rackhamの商業および政治的な本拠地となったようです。

 Tau Ceti Journal紙は、Rackham Capital Investmentsが星系の支配派閥であるBeta Hydri Corporationの株式の大部分を所有していると報じました。Rackham はその取締役会のメンバーとして、何ヶ月もの間、星系を統治する役割を担ってきたのです。

 記者会見で、Rackham Capital Investmentsの広報担当者は次のように述べました。

 「Rackham氏は惑星Homelandで生まれたので、かつてのコミュニティへの還元に熱心です。例えば、Rackham’s Spireを建設することでLos Pionerosの建設業を復活させることができました。また、ホテルチェーンのLuxe Somptueux(現在はRackham's Roomsとして再ブランド化)やMacArthur Mining Ltd.など、いくつかの地元企業にも投資しています。」

 いくつかのニュースフィードは、RackhamがBeta Hydriで政治的な地位を得たことで、来年の大統領選挙に独立候補として出馬する道が開けたのかと質問しました。しかし、広報担当者はコメントを避けました。

 Federal Timesの報道には、金融ジャーナリストのBryanna Blancoによる見解が含まれています。

 「私が調べた限りでは、Zachary Rackhamの住民票は公開されたことも、独自に検証されたこともない。私の推測では、Calico Zackは連邦で生まれたのではなく、海賊行為が生活の糧となっている無政府状態の僻地の出身だ。」

3308年4月21日-Marlinist植民地がステーション建設資源を受け取る

 *パイロット連合より速報*

 HIP 22550星系に資材が搬入され、Marlinistの新スターポートの建設が開始されました。

 Aluminium、Computer Components、Power Generators、Titaniumの十分な量がStillman Hubに届き、2つの軌道ステーションの建設を促進します。これらは3308年5月5日までに運用を開始する予定です。

 キャンペーンの締めくくりとして、Octavia Volkov筆頭大臣から声明が発表されました。

 「激動の歴史の中で初めてではありませんが、Marlinist植民地に支援を示してくれたすべてのパイロットからまた恩をうけました。これらの追加のステーションにより、我々は地元の商業を拡大し、より幅広い経済に貢献することができます。」

 「いつか我々の一握りの星系がMarlinist Republicの核となり帝国のいとこたちと平和に共存できることを心から願っています。」

 Free Marlinists of Carinae派閥は現在、HIP 22550星系のStillman Hubでこのイニシアティブに参加したすべてのパイロットに報酬を与えています。

 関連ニュースとして、Kayode Tau総領事は首都星Capitolにマーリニスト領事館事務所を設置するよう招聘されました。これは皇帝の外交的寛容さの表れとして広く受け止められています。

3308年4月21日-超大国の星系がサーゴイドに蹂躙される

 *パイロット連合より速報*

 サーゴイド艦隊がDidio、Novas、Sosong星系に侵攻し、100億人以上の生命が危険にさらされています。

 3つの星域の治安組織から、圧倒的な数の敵対的なサーゴイド船が報告されています。いくつかのステーションが腐食性酵素兵器で直接攻撃され、合計の死者数はすでに数十万人となっています。

 Didio、Novas、Sosongはそれぞれ同盟、帝国、連邦のメンバーです。防衛のために3人の提督が選ばれました。帝国海軍のHenry Paul Atherton、連邦海軍のMaxton Price、同盟防衛軍のRachel Zieglerです。

 しかし、それぞれが十分な戦力を揃えるには数日を要します。そこで、Emperor’s Grace、LTT 4772 Alliance Mandate、Union of Sosong Democratsは、すべての独立系パイロットに緊急援助の要請を送りました。

 Aegisは現在公式に解散し、その艦隊は一時的にFrontline Solutionsによって運用されています。この軍事物流会社はサーゴイド艦隊に侵略された星系で大国を支援する有志のパイロットの部隊に艦隊を利用できるようにしました。Frontline SolutionsのImogen le Ray CEOは、自社の資源を対エイリアン活動に長期的に投入することに抵抗があるようで、より恒久的な解決策を模索しているとのことです。

 同盟・帝国・連邦は現在、Salvationと連絡を取っています。Salvationのユニークな武器は、同規模のサーゴイド侵略に対して有効であることが証明されています。しかしSalvationはまだ公式な声明を出していません。

3308年4月19日-Yong-Rui:「歴史がSiriusを審判する」

 Sirius CorporationのCEOは、同盟国との対エイリアン防衛協定に関する一般の懸念について述べました。

 Li Yong-RuiのコメントはAlliance Tribuneとの詳細なインタビューの中で述べられたものです。

 「未来を予測する最良の方法は、過去を研究することです。未来を予測する最善の方法は、過去を研究することです。これは個人についてと同様に星間組織にも言えることで、私たちの過去の行動が、行いの蓋然性を示すのです。ですから、Sirius Corporationが過去に政治的な舞台で果たした役割を研究することをお勧めします。」

 「Battle of Achenarから始まる2300年代の広範な紛争以来、私たちは中立の立場をとり、何度も帝国と連邦の仲介を行いました。最近では、何百万人もの難民に永住の地を提供するMarlinist 植民地を設立し、勢力間の緊張を和らげました。」

 「また、Sirius星系で開催された銀河サミットでは、人類のリーダーたちに平和的な議論を促したことも見逃せません。さらに、我々が開発したフレームシフトドライブは、探査に革命をもたらし、多くの独立した社会を繁栄させることができました。」

 「同盟との戦略的パートナーシップを 悪く言う人もいますし、彼らの警戒心は十分に理解できます。企業が利己的にしか動けないという恐怖は、千年来の顕著な例から生まれたものです。しかし、Sirius Corporationが文明を守り、維持しようとする努力を歴史が評価するでしょう。私は同盟がその努力の中で重要な役割を果たすことを心から願っています。」

3308年4月18日-超大国と関係を深めるSalvation

 匿名の対エイリアン科学者Salvationは同盟・帝国・連邦からさらなる軍事的援助を受けることになりました。

 同盟国防軍、連邦海軍、帝国海軍から出向するクルーが増加していることが、複数の公式情報源から明らかにされています。以前は出向者は除隊を余儀なくされていましたが、現在はSalvationの商業上のパートナーであるTaurus Mining Venturesが所有する船への一時的な乗船を許可する規則に変更されています。

 最近志願した一人、Andrew Jones大尉の言葉をVox Galacticaが引用しています。

 「私たちのほとんどは、Salvationがサーゴイドに戦いを挑んでいる唯一の存在であるように感じているからここにいるのです。Aegisほとんど消滅した今、 彼はエイリアンが我々を絶滅させる前に食い止めることのできる最大の希望なのです 。」

 海軍要員以外でも超大国からの支援は情報、物流、セキュリティの分野におよんでいます。多くの専門家が、ガーディアンの技術から派生した対エイリアン超兵器について、直接Salvationと協力していると言われています。

 関連したニュースとして、科学研究誌The EmpiricalはSynuefe CE-R C21-6星系で非定型放射線の証拠が検出されなかったと報告しました。これにより、Taurus Mining Venturesが最近行った採掘作業の目的について疑問の声が上がっています。

3308年4月15日-Rackhamを大統領に?

 億万長者のZachary Rackhamが3309年の連邦大統領選に独立候補として立候補することを検討しています。

 この問題は、Beta Hydri星系の惑星HomelandにRackham’s Spireと名付けられた新しい超高層建築がオープンした際に提起されました。対流圏スイートルームでの記者会見で、Rackham氏は提案されているHudson Contraventionについて意見を求められた。

 「自分も立候補してみようかな」と彼は軽いノリで答えました。「Zacharyが2人もいれば、間違って何票か入るのは保証するよ!」

 金融ジャーナリストのBryanna Blancoは、The Federal Timesに意見を書いています。

 「Rackham’s Spireは文字通りLos Pionerosの空に突き刺さり、日中はその影が巨大な日時計のように街を横切るほど高くそびえています。贅沢で、高価で、無視できない、事実上、それを建てた男の祭壇です。」

 「私はキャリアの半分をRackhamの調査に費やしてきて、彼は常に下心を持っていると確信しています。今回の場合は明らかに選挙に出るという提案を笑い飛ばすことで、それが本当になると人々に期待させようというのです。露骨に選挙運動の第一歩を踏み出したと言えるでしょう。」

 「いまだに謎なのはRackhamが自分の過去を忘れさせている事です。ほとんどのニュースフィードは彼の正体が前世紀で最も悪名高い海賊の1人Calico Zackだということを認めません。彼らみなが描いているのは裕福で成功した実業家であり、そして今や、おそらく未来の連邦の大統領になる人物です。」

3308年4月14日-Marlinistの新しいステーションに支援求む

 *パイロット連合より速報*

 Marlinist植民地のためのステーション建設のためにHIP 22550星系での輸送キャンペーンが行われます。

 Octavia Volkov筆頭大臣が公式に声明を出しています。

 「Marlinist植民地は絶望から生まれましたが、今ではすっかり一人前の社会となりました。帝国との文化的、歴史的な結びつきがありながら、民主主義自治領としての地位を皇帝は正式に認めてくださいました。」

 「独立を祝い強固にするため、最大6つの軌道ステーションを建設する計画を開始します。参加希望者にはAluminium、Computer Components、Power Generators、TitaniumをStillman Hubステーションに輸送することを要請します。」

 「また、Universal Cartographics社がMarlinist植民地の元の8つの星系を改名する我々の請願を承認したことをお知らせするのも喜ばしいことです。これらは近い将来、正式に変更される予定です。」

 派閥のFree Marlinists of CarinaeはHIP 22550星系のStillman Hubに必要な資材を届けたパイロットに報酬を提供することを確認しました。

3308年4月13日-Siriusが同盟領域を守る

 *パイロット連合より速報*

 Sirius CorporationのメガシップがまもなくCoalsack星雲とWitch Head星雲に到着し対エイリアン支援を実施します。

 3隻の艦船は戦略的防衛協定が同盟議会で批准される前に、Sirius Corporationの軍事的能力を示すことを目的としています。

 同盟提督会議のSirius Navy代表であるNikolas Glass提督から公式声明が発表されました。

 「Coalsack星雲とWitch Head星雲地域は、サーゴイドの攻撃により同盟の利益が最も危険にさらされている場所です。明日から我がメガシップは対エイリアン作戦の拠点となります。」

 「この地域の全艦は、Coalsack Sector Vu-O B6-6星系のSong of Mecchi、Siniang星系のKandula's Truth、Onoros星系のLi Chyou Windsを利用できます。」

 「同盟を守る献身を示す意思表示として、これらのメガシップにはPre-engineered Heat Sinkが予め用意されています。サーゴイドと戦う勇敢なパイロットに特に役立つと信じています。」

3308年4月12日-Arissa 、Marlinistの独立を承諾

 Marlinist植民地の住民投票を経て、Arissa Lavigny-Duval皇帝は彼らの自治権を正式に認めました。

 Marlinist領事館のKayode Tau総領事が皇帝との最新の会談について述べています。

 「陛下は、植民地の元帝国市民が民主的な方法で自らを統治していることにはっきりと不快感を示されました。しかし陛下は、Marlinistの人々が帝国の保護領になることを辞退し、独立したままであることを潔く認められました」。

 「しかし、Arissa皇帝の決定には但し書きがありました。彼女は、NMLAや同様のテロリスト集団の復活を防ぐため、Marlinist植民地は帝国の情報機関と協力しなければならないと主張したのです。」

 その後、帝国情報部とMarlinist警察隊がNeo-Marlinist過激派の特定に協力することが合意されました。Saskia Landau大佐とMilo Castile少佐は、ともにACTの元共同指導者であり再び協力することに同意しています。

 帝国への復帰を希望した少数派を考慮し、登録済みのMarlinist市民のための専用税関と入国管理局がまもなく設立されます。

3308年4月8日-Marlinistが皇帝の提案を拒絶

 Marlinist植民地で行われた住民投票で、多数が帝国からの完全な独立を維持することに票を投じました。

 Arissa Lavigny-Duval皇帝はMarlinistの帝位への忠誠と引き換えに、植民地星系を帝国の保護領にすることを提案していました。これにより、民間および軍事面での交流を広く維持しつつ、自治政治が可能になるはずでした。

 Octavia Volkov筆頭大臣は、Marlinist議会で国民投票の結果を発表しました。

 「我が国民は、植民地の独立維持という明確な決定を下した。Marlinismの大原則に従い、共和制統治と直接代表制を支持し君主制統治を拒否する。」

 「我々の多くは、何百万人もの無実のマーリニストがテロ行為を支援したと非難され、3306年に難民となったトラウマを引きずっている。私たちが帝国から離れたのは、帝国が不寛容で暴力に陥ったからなのです。このことは、そう簡単に忘れられるものではありません。」

 「それにもかかわらず、私たちは人口の約4分の1が 皇帝の提案を受け入れるために投票したことを認識しています。私たちの祖国との絆は今も強く、帝国と多くの文化や歴史を共有しています。しかし、大衆の意志は明らかです。」

 「この申し出をされた陛下に感謝の意を表します。そして、Marlinist植民地の決定 認め尊重することを求めます。」

3308年4月7日-Taurus Mining Venturesの取り組み終了

 *パイロット連合より速報*

 企業主導によるSynuefe CE-R c21-6星系での鉱石採掘・輸送が成功裏に終了しました。

 Taurus Mining Venturesは、未知の放射線によって天然物質の性質が変化しているとして、同星系で科学的調査を実施していました。

 同社の研究責任者であるRuben Carpenter博士の発表です。

 「Synuefe CE-R c21-6で採掘されたColtan、Lithium Hydroxide、Methanol Monohydrate Crystalsを膨大な量で保有しています。これらの照射済み鉱石は、潜在的な商業的価値を判断するために分析される予定です。他の星系から提供されたサンプルも、我々の比較研究に非常に役立つでしょう。」

 「この試みに協力したすべてのパイロットに、ありがとうございました。皆さんの努力に感謝します。メガシップHeart of Taurusは数週間Synuefe CE-R c21-6に留まりますので、そこで報酬を受け取ってください。」

 Taurus Mining Venturesは、局所放射線の発生源、効果、応用範囲を特定するための研究が継続されていることを認めました。科学雑誌The Empiricalは、これらの「非典型的な放射性信号」は第三者によって検証されていないことを繰り返し表明しています。

3308年4月5日-Marlinistが住民投票を実施

 Marlinist植民地の住民が帝国の保護領になることを受け入れるか否かの投票を行います。

 Arissa Lavigny-Duval皇帝の提案は、3306年に政治亡命したMarlinistの出身国である帝国と、独立した植民地星系との間につながりを築くことを目的としています。

 Marlin Standard紙がこの状況を要約した社説を掲載しました。

 「Marlinist植民地は孤立した共和制社会のままで良いのか、それとも帝国の保護下に入るべきなのか?それは、私たちの多くが予想だにしなかった問いでした。」

 「Arissa皇帝があえて私たちに忠誠を求めたことに、多くの人が激しい怒りをあらわにしました。NMLAを追い詰めるために、彼女はMarlinismを信じる者を迫害し、数千人を逮捕し、数百万人の国民を避難させたのです。今、私たちは彼女が私たちを歓迎してくれると信じていいのでしょうか?」

 「Marlinist植民地が脆弱なままであることを懸念する者もいて、帝国の衛星国になれば軍事的防御と経済的後押しが 得られると主張しています。また、過去に未練がある者にとっては、帝国の友人や家族と再会できる魅力も強いのです。」

 「結果はどうあれ、国民投票に踏み切ったOctavia Volkov筆頭大臣の迅速な判断はMarlinismの見事な例といえるでしょう。すでに投票が行われており、今週末には結果が明らかになります。」

3308年4月1日-Hudson Contraventionの投票延期

 連邦議会は大統領の任期を延長するかどうかの判断を一時的に先送りしました。

 Zachary Hudson大統領は、大統領の任期を最長8年と定めた連邦協定第77条を廃止することを提案していました。承認されれば、Hudsonは3309年6月に再選挙の資格を得ることになります。

 Hudson大統領から声明が発表されました。

 「私は、連邦憲法のこの変更がもたらす潜在的な影響を分析するために、より多くの時間が必要であることに同意した。議会の小委員会が詳細な調査を行い、社会および法的側面を調査する。」

 「さらに私はHudson Contraventionによって引き起こされた国民の動揺を強く意識している。この延期は政治的緊張を和らげ、平穏を維持するための機会を治安当局に提供することになるはずだ。」

 影の大統領Wintersは大統領の決断を歓迎し、小委員会の報告書を読みことを楽しみにしていると話しました。