GalnetNews3305年7月

Last-modified: 2019-08-17 (土) 15:21:48

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3305年7月31日- Witch Head星雲が人類の新しい領土に

 Witch Head星雲からの最新の報告によれば、この地域におけるサーゴイド軍は敗北したもようです。開戦時にAegis Researchが発した支援要請は多くの独立系パイロットを動かし、この新しい人類領域へのサーゴイドの襲撃を押し戻すことが可能にしました。

 Aegisの軍事責任者であるAden Tanner提督が語っています。

 「人類はWitch Head星雲において決定的勝利を得ました。尋常でないかずのサーゴイド船がこの衝突によって破壊され、多くの独立系パイロットも同様に失われました。しかしその勇敢な犠牲は無駄にならず、敵は撤退を余儀なくされたのです。」

 「サーゴイド船の襲撃が散発的に続くなかで、我々の植民のための施設はこの地域にしっかりと建設されました。」

 Aegis ResearchのAlba Tesreau教授が将来の展望を述べています。

 「同盟、帝国、連邦はWitch Head星雲が人類の正式な飛び地領土となり、相互協力によりそれが可能になったことからこの地域を平等に保有することを宣言しました。」

 「しかし、この地域のフジツボを収穫するためには我々の新しいスターポートの損傷を修復する必要があります。独立系パイロットにはすでに多くを与えていただき、感謝とともに恐縮しています。それでもなお、我々はもう一度お願いをせざるを得ません。このスターポートの修復にご協力ください。」

3305年7月30日- Palin教授の引越し先

 Ishmael Palin教授が活動を行うための恒久的な基地がArgue星系にできました。

 Aegis ResearchがAlba Tesreau教授の声明でこのニュースを伝えています。

 「Maia星系から避難して、Palin教授と彼のスタッフはArque 4 EのAbel Laboratory地上基地に設備を移しました。」

 「Palin教授が提供する改造サービスの全てがこの新拠点で可能になっています。彼のメタアロイその他のサーゴイド関連の物質に関する研究も再開されました。」

 「Palin Research Centreからの緊急避難に使用されたメガシップのCarson’s Springは別の任務のためにArque星系を離れています。」

3305年7月28日- Week in Review

Here are this week’s main stories.

Thargoid forces have entered the Witch Head Nebula in response to human colonisation efforts in the area. Professor Alba Tesreau of Aegis Research has urged independent pilots to engage Thargoid vessels in the nebula and ensure that the superpowers can establish bases close to nearby meta-alloy sites.

In related news, Professor Palin has successfully relocated with his team to the Arque system. Palin’s megaship, Carson’s Spring, was able to fend off a number of Thargoid assaults and complete its scheduled journey. Palin’s team is currently working to establish a permanent base of operations in the system.

Jan Sandoval, co-founder of the Red Family cartel, has been found dead in a Federal Intelligence Agency safe house. Autopsy reports confirm that a highly specialised neurotoxin was the cause of death. No suspects have been detained, but it is believed that the remaining Red Family leadership arranged the assassination.

And finally, the Alliance Festival of Culture has been inaugurated by Prime Minister Edmund Mahon. The festival will tour a number of Allied systems over the next seven weeks, highlighting a range of artistic and cultural achievements.

And those are the main stories this week.

3305年7月27日- 同盟文化祭はじまる

 Edmund Mahon首相が同盟文化祭の開始を宣言しました。7星系において一連のイベントが開催されます。

 Alliance Tribuneの文化部特派員のCorinne Macintyreが祭典の概要を伝えています。

 「同盟領域における7週間にわたるツアーはLaveのFine Art Emporiumから始まります。広い分野での芸術作品や娯楽作品、そして歴史が脚光を浴びるとされています。」

 「当然のことながら、Tribuneではこの祭典の道のり全てにわたって詳細にお伝えしていく予定です。」

 首相はこの同盟文化祭を見るからに嬉しそうに紹介し、「この困難な時期に市民精神を高揚させる祭典」と表現しました。最近のGibson Kincaidが絡んだ政治的スキャンダルから前に進もうというMahon氏の希望が込められていると思われます。

 開会式の中心は33世紀後期のもっとも重要な視覚芸術家の一人と考えられているMegan Madigan氏に捧げられたものでした。‘Penance Street’という彼女のもっとも有名な作品は60年前の輸送中に悲劇的にも失われてしまいました。何十人ものLaveの最高の芸術家がこの非常に愛された絵画を現代的に再解釈した作品で、その栄誉を讃えています。」

3305年7月26日- カルテルのリーダーが暗殺される

 Red Family共同設立者の一人であるJan Sandovalがが連邦捜査局での拘留中に死亡しました。

 上級捜査員のViola Trask氏が以下の声明を発表しました。

 「Jan Sandoval氏が拘禁されていた避難所で死亡したことを報告しなければならないのは痛恨です。検死によれば非常に巧妙な神経毒の痕跡があり、我々のセキュリティでは探知することができなかったと見られます。」

 「我々はこの神経毒がどのように投与されたか、またどうやって避難所に近づくことができたかについて、まだ把握できていません。内部調査が進行中ですが、暗殺者はすでにSol星系から逃走したのではないかと考えています。」

 これは、連邦捜査局に協力したSandovalに対するRed Familyの生き残りが計画した二度目のそして成功した暗殺だと見られています。カルテルに対するFIAの作戦は続きますが、第一の情報源を失ったことは大きな妨げになると見るべきでしょう。

3305年7月25日- サーゴイドがメタアロイ産地防衛戦を開始

 人類が進出しようとし始めた数時間後にサーゴイドがWitch Head星雲に現れました。同地域での複数の攻撃は、サーゴイドが現地のフジツボの群生地を守ろうと攻撃的になっていることを示しています。

 Aegis ResearchのAlba Tesreau教授がこの一件について述べています。

 「同盟・連邦・帝国を代表するファクションがWitch Head星雲で植民化を始めました。多くのメガシップとOcellus型スターポートが予定通り現地に到着しましたが、その直後に敵対的なThargoid船の集団と出会っただけになってしまいました。」

 この展開は、プレアデス星雲でのサーゴイドの活動が増加していることと対になっており、フジツボのある領域から人類を追い出そうとする意思がサーゴイドにあることを示しています。Tesreau氏はメタアロイの供給源へのアクセスを確保することの人類にとっての重要性を繰り返しました。

 「三大勢力はWitch Head星雲からのサーゴイド軍の掃討を助けてくれるよう緊急に求めています。」Tesreauが語ります。「銀河系コミュニティの助けがなければ、これら開拓ファクションは撤退を余儀なくされ、重要なメタアロイの供給は失われることになるでしょう。」

3305年7月22日- Carson’s SpringがArque星系に到着

 Maia星系からIshmael Palin教授を運ぶメガシップのCarson’s Springが、サーゴイドからの複数の攻撃を耐えて、目的地に到着しました。

 Aden Tanner提督がAegis Researchを代表してこの進展を伝えています。

 「多くの独立系戦闘パイロットの支援を受け、Carson’s Springに対するサーゴイドの攻撃の撃退に成功しました。」

 「メガシップはPalin教授とスタッフと共にArque星系に到着しています。」

 Palin氏は現在のところCarson’s Springに乗船したままです。Arque 4 E上のAbel Laboratoryを新しい恒久的なホームにするための努力が水面下で進行しており、そこで中断されているPalin氏が以前行なっていた改造サービスが再開される予定です。」

3305年7月21日- Week in Review

Here are this week’s main stories.

The Thargoids have returned to the Pleiades Nebula in significant numbers, leading to speculation that they are looking to reassert themselves in their original nexus. The threat to the Palin Research Centre has led to the evacuation of Professor Palin and his staff. Palin’s megaship, Carson’s Spring, was attacked in the Maia system soon after.

The Red Family cartel has been crippled following a series of coordinated strikes, which resulted in thousands of arrests and the closure of narcotic-production facilities. The success of the operation was attributed to information provided by Red Family co-founder Jan Sandoval, although cartel kingpin Oberon Church remains at large.

In other news, anti-slavery charity Unchain has officially purchased the 4,000 Imperial slaves emancipated against their will on Eotienses A 3. Charity patron Princess Aisling Duval stressed that the slaves would be well cared for, stating the transaction was simply a practical solution to an Imperial-made problem.

And those are the main stories this week.

3305年7月20日- Unchainが帝国奴隷を購入

 反奴隷慈善団体のUnchainがEotienses A 3で強制的に解放された4,000人の帝国奴隷を公式に購入しました。

 団体の後援者であるAisling Duval姫は報道陣に向けて以下の声明を発表しました。

 「自身の意思に反して解放された全員をUnchainで受け入れます。彼らはPort IsabelleでのUnchain本部の建設に期間中、適切な扱いを受けるでしょう。これにより、彼らは負債を返済し、再び自由な市民に戻れることになります。」

 報道陣の質問にAisling姫は苦笑いしながら説明しました。

 「反奴隷団体が帝国奴隷を雇うのが皮肉なことであるのはよく分かっています。私たちは、Port Isabelleでの虐待を食い止めることと、Autonomyによってもたらされた被害を回復するためだけにこれを行うのです。」

 「契約による奉仕のシステムは名誉があるように見えるかもしれませんが、この最近の出来事が証明しているように、人々を酷使と放置に対して脆弱にするものです。Unchainは奴隷制という野蛮な習慣をより文明的な福祉と雇用計画に置き換える行動を続けます。」

3305年7月19日- Red Familyカルテルの掃討作戦成功

 麻薬カルテルのRed Familyが連邦捜査局からの一連の攻撃により大きな打撃を被っています。

 Ethan Takahashi特派員がThe Federal Timesでの記事をまとめています。

 「複数の星系をまたいだ統合作戦で、FIAの隊員たちはRed Familyの秘密のアジトと麻薬製造工場を急襲しました。何十人ものカルテルのメンバーが戦闘により死亡し、数千人以上が逮捕され、大量の非合法な物質が押収されました。」

 麻薬王のOberon Churchは彼の帝国を築くために何十年とかけてきましたが、この壊滅的損害によって事実上解体されました。連邦議会のメンバーはFIAに対して「連邦社会から疫病を取り除いた」として賞賛しています。

 上級捜査員のViola Trask氏は「この成功はRed Family創設者の一人であるJan Sandovalから自発的に提供された詳細な情報無しには不可能でした」と述べています。Churchの逮捕も間近と見られ、カルテルの根絶につながると目されています。

3305年7月18日- プレアデス星雲にサーゴイドが再来

 大量のサーゴイドがプレアデス星雲に戻ってきました。この数時間に複数の衝突が報告されています。

 Aegis Researchを代表してAlba Tesreau教授からの最新情報です。

 「最近人類圏中心部から撤退したThargoid軍は短い不在期間のあとプレアデス星雲に再び現れました。最初の彼らの動向分析によれば、彼らの戦術にわずかな変化が見られます。彼らはもともとの彼らの縄張りを再び主張しようとしているのだと私は考えています。」

 「かなりの数のサーゴイド船がMaia星系に集結しました。Palin Research Centreが攻撃を受ける危険が高まったため、いくつもの貴重な研究プロジェクトを守るためにPalin教授によって避難の決定がなされました。Palin Research Centreで行われていた全ての業務は中断されています。」

 「残念なことに、しかしながらPalin氏のメガシップ、Carson's Springからの通信によれば、出発の直後にサーゴイド船からの攻撃を受けたもようです。星系の防衛部隊はすでに圧迫されており、独立系パイロットにはMaiaへ赴きCarson’s Springの保護にあたることを強く求めます。」

3305年7月14日- Week in Review

Here are this week’s main stories.

Aegis Research has announced that the Witch Head Nebula is a viable alternative source of meta-alloys. Professor Alba Tesreau confirmed that the survey data provided by the galactic community allowed her team to identify this area as a prime source of Thargoid barnacle sites. The Alliance, Empire and Federation have all initiated plans to establish a presence in the area.

The Thargoids have withdrawn from human-occupied space. Multiple sources have corroborated reports that Thargoid craft have disappeared from almost all systems, with only Maia and Merope as exceptions. Speculation continues as to the reason for this development.

In other news, Jan Sandoval has provided proof that the Red Family cartel she co-founded intends to begin circulation of a new, highly addictive narcotic. The substance poses such a danger to Federal space that Sandoval felt compelled to seek the assistance of the Federal Intelligence Agency to prevent its distribution.

And finally, the Imperial Internal Security Service has stepped in to detain the forcibly emancipated slaves running riot in Port Isabelle. Members of the anti-slavery group Autonomy have also been arrested for initiating the turmoil, including ringleader Garrett Kline.

And those are the main stories this week.

3305年7月13日- IISSが元帝国奴隷達を拘束

 帝国国家保安局(IISS)にEotienses A 3で強制的に解放された帝国奴隷を拘束するために動きました。

 Madoc Evander警部の発表です。

 「4,000人の帝国奴隷が経済的援助も自覚もなく解放されたことによる社会不安を解決するためにIISSの特捜隊をPort Isabelleに派遣しました。部隊は解放された一人一人の居場所を全て掌握し、一時的な勾留施設に拘束しました。」

 「また、この状況を招いたとして急進的グループAutonomyのメンバーを逮捕しました。船で脱出する際に元奴隷が起こした暴動により数名が圧死したことについて、彼らの広報担当であるGarrett Klineを過失致死の容疑で起訴しました。」

 「街が被った被害の修理が始まったことと、止まっていた公共サービスが再開されたことを喜んで報告します。この奴隷解放の処遇についてはまだ決まっていませんが、Port Isabelle当局者との間での話し合いが進んでいます。」

3305年7月11日- 新たなフジツボ群生地、発見される

 Aegis Researchの主催した計画によって、Witch Head Nebula(魔女の頭星雲)が新たなメタアロイの大規模な資源の宝庫である事がわかりました。

 Aegis ResearchのAlba Tesreau教授は以下の声明を発表しています。

 「ありがたいことに銀河中から大量に提供された探査データを分析した結果、Witch Head Nebulaにメタアロイ需要を充分に満たすだけの"フジツボ"が存在していることが確認されました。これらの"群生地"が枯渇してしまったPleiades星雲の"フジツボ"の代替となることは確かです」

 同盟、帝国、連邦は既に先発隊を派遣しており、三大国は銀河コミュニティにメガシップとOcellus型スターポートを建設するそれぞれの計画の支援を要請しています。

 Pleiades星雲のメタアロイ供給源はほぼ完全に枯渇しているため、この重要な物資が人類に利用可能であり続けるためには独立系トレーダーの働きが重要となります。

 3つの計画のいずれかに参加を希望するパイロットは最寄りのミッションボードで詳細を確認できます。

3305年7月11日- サーゴイド、コアシステムから撤退

 レポートによると、サーゴイドが大半の人類居住域から突如撤退を始めているとの事です。

 Aegisの首席連絡将校であるAden Tanner提督から本件について発表が行われました。

 「複数の信頼できる情報筋から、サーゴイド船舶の大規模移動が報告されております。数十箇所、しかも数時間以内とほぼ同時に姿を消したようで、サーゴイドの活動が未だに報告されているのはMaiaとMerope星系のみとなりました。」

 「我々の防衛計画が連中の数を激減させたために撤退を開始したとAegisは見ております。繰り返しになりますが、敵は単に戦略を再考しているだけかもしれません。いずれにしてもAegisは状況の注視を続行する予定です。」

 この件について、Palin Research CentreのIshmael Palin教授も警鐘を鳴らしています。

 「どのような形であれサーゴイドに対する勝利を祝うには時期尚早でしょう。サーゴイドの撤退は人類の活動の結果であるという証拠はどこにも無いのです。加えて彼らが強い縄張り意識を持つことを踏まえると今回の挙動は不自然だ。とはいえ不可解な点は残るとしても、今回の件は非常に…大きな前進である事は間違いありませんな。」

3305年7月11日- 麻薬カルテルリーダー、新型麻薬の脅威を語る

 麻薬カルテル"Red Family"創設者の一人 Jan SandovalはFIAに対し、自首に至った理由を明らかにしました。

 Viola Trask上級捜査官の発表によると、Red Familyが新型麻薬を開発している証拠が提出されたとの事です。この新型麻薬は遺伝子操作技術を用いる事で、現在闇取引されているあらゆる物質を凌駕する中毒性を示すとされています。

 「このような麻薬が出回れば連邦全体で何十億もの命が失われることになるのは明らかです。」Trask捜査官はこう続けています。「Sandovalは自らの性分をあくまでビジネスマンと考えており大量殺人犯になるつもりはない、したがってこのようなやり方は彼女の方針と相容れなかったという事のようです。」

 「新商品開発に勤しむカルテルのキングピン Oberon Churchを阻止しようとしたものの失敗、法的機関であるFIA当局の支援を請うほか無くなったとSandovalは供述しています。経緯を踏まえても、私は彼女を称賛したい。」

 「供述の詳細を踏まえ、FIAの現場エージェントらも既にRed Familyの計画妨害に取り組んでいます。我々FIAはこの悪名高い犯罪帝国を今こそ打倒できると確信しております。」

3305年7月7日- Week in Review

Here are this week’s main stories.

Aegis Research has announced a new initiative to locate a new primary source of meta-alloys. The news came alongside the confirmation that the Pleiades Nebula barnacle sites have been exhausted, possibly due to over-exploitation by humanity. The galactic community has been asked to provide exploration data as part of the search.

In other news, The Federal Intelligence Agency has prevented an assassination attempt on Jan Sandoval within their own headquarters in Olympus Village. Sandoval, founder of the Red Family drug cartel, is currently in protective custody at the building after unexpectedly handing herself in to Federal agents.

Unrest at Port Isabelle has continued to grow, following the forced emancipation of Imperial slaves by activist group Autonomy. Many of the freed individuals have besieged government buildings, demanding to be returned to slavery so they can fulfil their former contracts.

And finally, a research megaship and relay station constructed by the Distant Worlds II exploratory fleet have become operational. The DSSV Distant Worlds is scheduled to follow a circular six-system route in the Galactic Centre region, while relay station Event Horizon will gather scientific data on Sagittarius A*.

And those are the main stories this week.

3305年7月6日- Port Isabelleの混乱続く

 強制的に解放された何千もの奴隷によるEotienses A 3の首都における混乱はまだ続いています。

 Vox Galactica紙がフリー記者のGwendolyn Nashによる現地レポートを伝えています。

 「急進派のAutonomyによって解放されてから3週間、解放奴隷たちは絶望的状況のなかで互いに結束しました。今や多くの者が街でかき集めた間に合わせの武器を振り回しています。」

 「大きなグループがPort Isabelleの宇宙港を襲撃し、運航に大きな混乱をもたらしました。Autonomyが彼らを運ぶのにまさに使われた船をハイジャックしようとした際には衝突の場面も見られました。」

 「別の集団は政府のビルを封鎖して、公式に再奴隷化することで彼らの契約期間を満了できるよう要求しました。市民による慈善の寄付もいくつかあるのですが、多くの解放奴隷たちは今も路上で物乞いをしています。」

 「福祉関連のリソースは移住者たちに圧倒されており、より極端な解決策が試みられるのは時間の問題としか思えません。」

3305年7月5日- 暗殺部隊が麻薬カルテルの元リーダーを襲撃

 Olympus VillageにあるFederal Intelligence Agency本部に傭兵部隊が侵入し、Red Familyカルテルの創設者の一人であるJan Sandovalの殺害を企てました。

 上級捜査官の Viola Traskが報道発表を行いました。

 「これはFIAのもっとも厳重に守られている場所への尋常ならざる侵入でした。傭兵たちは高度に訓練されており、偽造された身分証明を使って最初のチェックをすりぬけました。」

 「彼らがFIA本部に保護拘置されているSandovalを狙っているのは明白でした。幸いなことに私たちのセキュリティシステムは侵入者が彼女に到達する前に彼らを感知し、脅威は速やかに排除されました。」

 「暗殺の試みは、Sandovalが提供する情報が本物であるだけでなく、Red Familyの存続に対する有効な脅威になっているという我々の見方を補強するものです。Sandovalへの尋問を続け、彼女の証言を詳細まで確認することになるでしょう。」

3305年7月4日- フジツボ群生地の捜索

 Pleiades星雲でのメタアロイ産出量が急激に減少していることに対する懸念が広がる中、Aegis Researchが声明を発表しました。複数の情報筋がサルゴイドの"フジツボ"が資源の生産を中止していると伝えています。

 現在の状況についてAegis ResearchのAlba Tesreau教授が以下のように発表しました。

 「依然としてサルゴイドの構造体については謎が多いため、なぜPleiades星雲のほとんどの"フジツボ"が"不作"に陥ってしまったのか推測することしかできません。現在主流の仮設は単純に我々人類がこれらの"フジツボ"から乱獲しすぎたことによって資源が使い果たされてしまったというものです」

 「しかしメタアロイは高価な交易品であり、対エイリアン技術においても重要な要素であるということも確かです。そしてこの資源の供給を維持することは我々の最優先事項です」

 「よって、Aegis Researchは代替となる調達先を模索中であり、銀河コミュニティ全体に探査データを提供を依頼します。これが新たな"フジツボ"発見に結びつくことを願っています」

 この活動に参加を希望する独立系パイロットは7月4日から10日の間にDelphi星系のThe Oracleでデータを提出することで参加できます。

3305年7月3日- Distant Worldsのメガシップとステーションが稼働開始

 Distant Worlds II遠征艦隊によって建設された研究用メガシップと中継ステーションが稼働を開始しました。

 計画のリーダーであるErimus Kamzel氏が遠征参加者を代表して声明を出しています。

 「DSSV Distant Worldsメガシップの就航を発表できることを誇りに思い、この建設に参加したDW2艦隊に捧げます。この処女航海が銀河系最中心部の科学的研究の旅のよき門出になることを楽しみにしています。」

 「DSSV Distant WorldsはGalactic Centre領域の6つの星系を2週間に一度のジャンプで巡回します。現在はExplorer’s Anchorageに停泊中です。」

 また中継ステーションのEvent HorizonもStuemeae FG-Y d7561星系で稼働を開始しました。この施設は超大質量ブラックホールSagittarius A*の科学的データの収集を行い、科学者たちへの銀河の中心における研究設備と住居を提供します。