世界設定

Last-modified: 2015-12-03 (木) 06:18:33

歴史

イヴァリースの歴史には「正史」と「パラレル」があると公式に定められている。
「パラレル」は空想の世界なので、現実のイヴァリースの世界観ではない。
ちなみにFF12の内容はすべて「正史」である。

シナリオアルティマニアの46~51ページ、アルティマニアΩの138~150ページに解説・考察ページがある。

正史

「正史」と公式に発表された内容、または「正史」と公表されたわけではないが「パラレル」とは公表されていない内容について時系列順に表記。

イヴァリース創世

FF12から数万年前。
ハントカタログNo.373『神話のパズル』に創世神話の内容が記載されている。

『神話のパズル』は神話学者シェカバの「神話や昔話の大部分は創作」という警告から始まるので、この創世神話も大部分は真実ではないと考える必要がある。
以下のように、一つ一つの事柄の信憑性について慎重に見ていく必要がある。

  • 神が「イヴァリースという大地」と「人」を創った?
    この手の話は現実の宗教でもよくあるように、創作の可能性がある。
    つまりイヴァリースの創世自体が作り話の可能性があるが、アルティマニアΩの73ページには「創世」の記述があり、これを信用するならイヴァリース創世は現実の出来事という解釈になる。
  • 多くの神々がいる?
    神話学者シェカバは、こうした神話に創作が含まれる理由の一つに「宗教上の理由」を挙げている。
    イヴァリースではFF12から2000年ほど前に「キルティア教」が興りイヴァリース全土へ浸透してFF12に至るが、このキルティア教は「多神教」である。
    つまり勢力の強いキルティア教の影響を受けて、実在しない多くの神々が創りだされた可能性がある。

神の時代

FF12から数千年前。
ハントカタログNo.184『神の時代』に記載されている。
オキューリアがイヴァリースに君臨し、表立って支配していた時代。

ハントカタログにはこの時代について記した内容と思われる記述がたくさんあるが、神話学者シェカバの言うような鵜呑みにできないような伝承も多い。
確かなことは「かつてオキューリアが表立ってイヴァリースを支配していた」ことと「ある日を境にギルヴェガンに隠居する」こと。

ハントカタログNo.202『研究ノート』によれば、世界最古の文献に記されているヒヒイロカネという金属について、「神々の庇護のもとで人が暮らしていた時代に、神より授かりし金属」と説明されている。

千年神争

FF12から数千年前。
『千年神戦争』と表記されることもある。
オキューリアと闇の異形者たちの間で勃発した戦争で、ハントカタログNo.69に千年神争の概要が、ハントカタログNo.272に戦争勃発のきっかけが記載させている。
アルティマニアΩの138ページによれば、千年神争も神の時代に含まれる。

千年神争はオキューリアが勝利し、闇の異形者たちの魂と肉体を「獣印」に封印する。
闇の異形者たちは「獣印」によって魂が召喚されたとき召喚者のしもべとして生きることになり、これがFF12の召喚獣の事情になっている。

古代ガルテア時代

FF12からおよそ2000年前。

ガルテア連邦時代

FF12から706年前~314年前の392年間。
バレンディア大陸の貴族レイスウォールが乱世のイヴァリースを統一してガルテア連邦を樹立した年が前パレンディア歴元年。

バハムート戦役

FF12の時代。年代は前バレンディア歴706年。

FF12RWの時代

FF12の後の時代。
公式にはFF12の何年後という時期の限定はしていないとされているが、ヴァン18歳という年齢設定よりFF12から1年後と推測される。

FFTA2での過去のイヴァリース

FF12、FF12RWの後の時代。

フォートレスの時代?

続編の情報があるフォートレスの時代が「FF12の後の時代」ということでこのあたり。

聖女アジョラの時代

FF12から数十年後。

伝説の大崩壊

詳細な年代は不明。

獅子戦争

FF12から12世紀後。

アラズラム・J・デュライの時代

FF12から16世紀後。

大洪水

詳細な年代は不明。

グレイランド事件

詳細な年代は不明。

田舎町St.イヴァリース

詳細な年代は不明。

パラレル

「パラレル」と公表された内容や「独自設定」という旨の説明がなされた内容について。

グラン・グリモアが作り出したイヴァリース

FFTAには二つの世界があり、St.イヴァリースは現実世界だが、魔導書「グラン・グリモア」が作り出したイヴァリースは空想世界。

FF12RWについて

FF12RWについては「FF12の続編というのは正確な表現ではない」「クレバドスの秘宝の設定はRWオリジナル」などの説明があり、FF12RWのすべてを正史と捉えていいのかどうか難しい部分がある。
またヴァンの年齢設定からFF12の一年後を舞台としているはずだが、公式では「何年後という時期の限定はしていない」との説明がある。
しかしFF12RWの後の時代とされるFFTA2は「正史」と公表されており、そこからFF12RWも「正史」という帰結になる。
それでは続編であることを微妙な言い回しながら否定しているのは何なのか、という話に戻ってくるので、とりあえず正史に近い扱いの「"準"正史」とするのが無難かと思われる。

地理

イヴァリースの中だけでなく外も含めた、ゲーム内に記述されている内容についてまとめたもの。

イヴァリースの地理

イヴァリース外の地域

西の果てにある国

ハントカタログNo.27に記述がある。

東方の海に囲まれた国

ハントカタログNo.35に記述がある。

西方の島国

ハントカタログNo.39に記述がある。

戦乱の世を見越したある国家

ハントカタログNo.46に記述がある。

北の方にある国

ハントカタログNo.101に記述がある。

南にある軍事国家

ハントカタログNo.105に記述がある。

遠い西の国

ハントカタログNo.129に記述がある。

琉国

ハントカタログNo.164に記述がある。

遠方の王国

ハントカタログNo.181に記述がある。
この王国は軍事国家で、世界最強と謳われる飛空艇師団を率いている。
この国では色で階級を表し、この飛空艇師団は国王同様の赤色に塗りつぶされた飛竜の翼をシンボルとしている。

アルティマニアΩの145ページでは、この王国をFFTのブレイブストーリー『試練の城』に記述されていた「無敵師団といわれたバロン王国の戦略飛空艇師団『赤い翼』」の内容と照らし合わせている。
これに従えば、FF12と同じ時代、イヴァリースから遠くはなれた地にバロン王国という軍事国家が存在しているということになる。

FF12から過去の時代

地底に栄えた王国

ハントカタログNo.170『歴史書』に記述がある。
かつて地底に栄えた王国があり、その王国はマグマにも溶けない金属であるミスリルを編み出した。
これに炎の魔人が脅威を感じ、魔人はミスリルに関わるものすべてを消し去るため地底の王国を襲ったという。
長い戦いの末魔人は倒れたが王国も滅び、ミスリルは人々から完全に忘れ去られる。
しかし冒険者によって滅びた地底の王国が発見されて、ミスリルが流通するようになった。

文化・文明

人物

狂王ドルネゥス

ハントカタログNo.204『歴史書』に記述がある。
この狂王ドルネゥスはゾンビで構成された軍隊を従えていたと歴史に記されているという。
しかし戦争に至る前に、一夜にして王、軍隊、民のすべてが忽然と姿を消し、国はゾンビパウダーの舞う廃墟と化したという。