キャラクター/【アラズラム・J・デュライ】

Last-modified: 2024-04-08 (月) 16:17:16

FFT

FFTの物語の語り部となる人物。
デュライ白書』に記された、語られざる真実の歴史を彼が語るという形でストーリーは進行する。
ブレイブストーリーには彼についての項目もあるが、語り手という立場であるため一切年齢が変化しない。
当然のことながら、あらゆるFFTのキャラクターと面識がない。

  • つまり、FFTで展開されるストーリーのほぼ全てが彼の語りによるものである。
    • これとかこれを語っている場面を想像すると…。
    • 実際の所、物語本編の語り部は殆どラムザが担当しており、OPとED以外でアラズラムらしき人物が語るのはラムザが語りようがない世界情勢の変化のみ(EDのアラズラムの語りから、おそらくこれも著書からの引用)。
      このため、アラズラムがFFTの語り部かと言われると怪しい面もある。
      • そのラムザの語り部分も含めて、アラズラムの著書の中の台詞ということである。
        オープニングとエンディングでのアラズラムの語りは言わば書物の前書きと後書きで、ラムザは本文中における地の文のナレーション担当といったところ。
      • 語り部と言っても本編中に物語の仔細を語るシーンが無いので、仮定や想像の部分が大きいという意味では三国志演義に近いものかもしれない。本編は主人公ラムザ(プレイヤー)目線なので当然細かいやり取りやセリフ含めて分かるが、それを後の本にあそこまで書かれてるとは思えない。開発者的には歴史家が歴史の真実を語るみたいな大河をやりたかったのかもしれないけど、実際は、語り部→本編というより、本編(史実)←語り部が語るパターンのように見えてしまってる(ロマサガ2の詩人的立ち位置)。

オーランが出てくるところまでプレイすればわかるだろうが、オーランはアラズラムの先祖である。

  • 某マップでの戦闘で、単なる端役にも見えるオーランの死亡が敗北条件になっているのは、
    つまりそういうことである。
  • ところがどっこい、ED以外の彼の名前は「アラズラム・J・D」という表記なので
    気にしていない人はまずEDまで気付かない。
  • 名前そのものがネタばれ。

Jは何の略なんだろう。

  • アルファベット1文字のミドルネーム、って普通にあるから、何の略でもないかも。
    • ジュニア?
  • 母方の姓の頭文字なのでは。

極端な事を言うとFFTという物語は彼の創作である可能性もある
(特にラムザルカヴィとの戦いで歴史の裏に回った辺りから)。
先祖であるオーラン、その養父シドの二人がゲームバランスを木っ端微塵にする能力を持っているのは、
作者贔屓だったりして…

  • ルカヴィは日本史で言う鬼蜘蛛や八岐大蛇のようなものじゃないか?て意見ならどっかで見た事ある。
  • ブレイブストーリーを信じるにしても、ラムザの話を聞いたオーランが書いたデュライ白書を元に
    アラズラムがブレイブストーリーを記述したって流れだからね……
    ましてやオーランはルカヴィやその眷属とは直接会ってもいないし。
  • 終盤は都市伝説めいているっていうのがあるかもしれない。
    誰もいないランベリー城に向かう異端者とか、異端者の一族が全員失踪とか。
    • 最終決戦から生還した誰かから聞いたと言う可能性もなくはない。
  • しかし伝説の怪物であるルカヴィが実在して暗躍していた!なんて内容は、
    教会が否定せずともトンデモ学説扱いされそうだ。
    当然その時代の正史とされるものには、そのような存在はないので…
    • ここら辺はオカルト全般が無い現実世界と、魔法が実際に存在する世界とで信憑性が全然違うからな
    • アジョラの伝承に対する切り口とかは正に都市伝説のそれっぽいけど、ゲルモニーク教典なんてのが出てきてるので教会的にも無視できない。これが実在していたならルカヴィ関係についてはともかく聖石とアジョラに関しては問題なく証明できる。まあイヴァリース史実的にはルカヴィは普通に実在を信じられてそうではあるが。
  • 逆に考える必要がある。ルカヴィのことを全く抜きにすれば、ラムザがやったのは教会関係者の暗殺がほとんど。
    教会の権威がとてつもないオーランの時代にこのような書物を出せるはずが無い。
    だからこそルカヴィという化け物を引っ張り出してラムザに殺させた。
    デュライ白書は真実を隠すための一種の寓話と見ることも出来る。
  • 尤も、松野氏の「実は皆がxxxから生還していた」という発言により、
    ラムザとルカヴィの戦いが実際に行われたのは間違いないと思われる。
  • ちょっと違うかもしれないが、例えるならデュライ白書が三国志正史、ブレイブストーリーが三国志演義って感じか?
  • 創作かどうか、異端かどうかも含めて、歴史的事件の現場証人が記した手記は、本来一次史料としての価値は十分あるはず。少なくとも、歴史研究者であれば、一目触れてみたいと思うはず。教会が隠蔽したのも、その記述の迫真性から、史料としての価値を認めざるを得ないが、一方で一般に公開されれば自らの権威に悪影響が生じるという逆説的なジレンマに陥ったためとも言えるかもしれない。だからこそ、隠蔽されたものの、何者かの手により保存もされたのだろう。いずれにせよ、歴史の真実に到達するには、膨大な史料を突き合わせ、個々の史料の信頼性について十字砲火を浴びせることにより、検討をすることが必要である。そのためには、自由な歴史解釈を許容する時代の空気も必要である。デュライ処刑後400年の年月が、歴史検証を許容するには必要だったということだろう。
  • PS版やったことなくて12をプレイしてた自分はエンディングとデュライ白書の存在で普通にラムザが後に何らかの形でオーランに伝えたんだと普通に思ってたな、でなきゃあんな与太話みたいなの書けないだろうなって意味で
  • 実はデュライ白書はグレバドス教会側からも史料価値が高い。何せ当時の教会は恐らく上層部でも実態を全く把握できておらず、枢機卿に始まり虎の子の神殿騎士も討ち死にし、果ては教皇すら暗殺されているため内部事情はかなりガタガタだったはず。生き証人であるラムザの存在からデュライ白書はかなり重要な情報源でもあったと思われる。

ベイグラントストーリーのOPには彼の発言が引用されている。


ゲーム中の肩書きは『歴史学者アラズラム』。
年齢は53歳だが、ラムザたちとは違う時代の人物のためどれだけ作中時間が経過しても歳を取ることはない。
そのためゲームをやり込んでいると気付いたら彼の年齢が一番下だった、なんてことも。
『ブレイブストーリー』はデュライ白書を元にアラズラムが執筆した書物という設定。
他の著書として『獅子戦争の謎』『聖アジョラの実像に迫る』『デュライ白書・400年目の真実』など多数あるらしい。

FF14

詳しくはこちら→ジェノミス・レクセンテール


レイド「リターン・トゥ・イヴァリース」に登場するジェノミス・レクセンテールの本名。
ガレマール帝国の人気劇団マジェスティックの団長であるガレアン族で、J=ジェノミスとなっている。
オーランの遠い子孫として、デュライ白書が史実を記していると証明するため東方を訪れた。
同書への思い入れが強く子供達の名もラムザアルマにするほど。
レイドシナリオ序盤はその意志と妻を蘇らせたい欲望を聖石に増幅され不審な挙動を取っていた。
だが本来は聖石の脅威を理解したり子供達を案じれるなど良識的な人物である。