キャラクター/【レイスウォール】

Last-modified: 2023-07-17 (月) 01:10:40

FF12

古代ガルテア時代~ガルテア連邦時代の人物。
様々な都市国家が乱立し争いが絶えなかった末期の古代ガルテア時代において、
イヴァリース全土を一代で平定し、400年続くガルテア連邦を樹立した。


元はバレンディア大陸にある小国の貴族だったが、
魔人ベリアスを倒して神々に認められ、ギルヴェガンにて契約の剣を授かる。
リドルアナ大灯台の試練を乗り越えたレイスウォールは、天陽の繭から三つの破魔石を切り出し、
神授の剣と魔石を手にバレンディア大陸統一への大規模な侵略行為を開始する。
バレンディアを統一したレイスウォールは、そのままオーダリア、ケルオンの二大陸を征服し、
イヴァリース全土の力による統一を果たす。


つまり、レイスウォールによってイヴァリースは400年もの間、「神」の支配から抜け出せなくなった
レイスウォールに消し去られた諸国の文化が蘇ることは二度となかったが、400年の後、人々は徐々にではあるが再び己の意思による生活を取り戻し始め、レイスウォール王の力に頼らない国さえも生まれだした。しかし、それを神やレイスウォール王の末裔が見逃す訳もなく...

  • そこまで徹底してたならガルテア連邦がそもそも崩壊しないと思うんだが
  • ついでに言えば覇王の末裔であるダルマスカ王家やナブラディア王家がそのこと知らないんだが(断絶したガルテア王家も知っていたかどうか)

レイスウォールが手にしていた三つの破魔石は、一つはのちのナブラディア王家にわたり、
もう一つはダルマスカを建国したレイスウォールの第2王子が譲り受ける。
最後の一つはガルテア王家が所持していたが、
王家が断絶し連邦が解体するとレイスウォール王墓に安置された。
さらに三つの破魔石を切り出した剣は、当時のキルティア教会の大僧正に委ねられた。


一代で力をもって広大な領域を平定、というと現実の歴史では完全に崩壊フラグが立っている。
しかし現実とは異なるファンタジー世界なので、神から与えられた力で安定した平和を築く事ができた。
という事は、軍事だけでなく政治的才能が抜群だったのかもしれない。
破魔石が伝説になったのも、逆に言えば破魔石(≒力)に頼らない統治を行ったからか。
もっとも、破魔石の使用者としては力への欲望が高いほど適しているらしいが……。

  • 互いを少しでも尊重しようとするから延々揉めるのであって、抵抗勢力を完全に滅ぼしてしまえば、長期間平和になるのは当たり前では?
    もし政治的才能があったなら、オキューリア族に選ばれるどころか、彼らの支配の邪魔になるとして殺されていただろう。
  • ガルテア連邦が安定していたのは、レイスウォールがイヴァリース統一を成し遂げてから44年も生存していたらしいので、単純に内政や後継者の育成に費やせる時間が有り余ってたからではなかろうか。
    他国や内部の勢力の脅威がほぼないに等しいほど軍事的に圧倒してるわけだし。
  • 絶対的な暴力で支配しているのに、政治的才能が抜群だったとか言われても笑ってしまう。支配されている側からすれば笑い事ではないが。超兵器があるからといって、常に使う必要はなかっただけだろう。自分でつくったものでもないからコントロールできなかっただろうし。
    • 絶対的暴力で治まるほど人の世が単純ならば、そもそもオキューリアが「人は言うことを聞かない」と嘆いて地上の統治を投げ捨てなかったと思われるので、レイスウォールの政治力抜群だったでFAだと思われる。

各地で争いが絶えなかったイヴァリースを、神から授かった力で平定し、
400年の長きに渡る平和の礎を築いたレイスウォールの名声は、レイスウォールとその子孫や彼らが保護した宗教によって、後世まで語り継がれる。
しかしシドヴェインは「神に飼いならされた偽りの覇王」と評した。

  • たった数年で神の力を人の技術として利用できるようになって、十分に対抗できてたけど...。シドもヴェインもオキューリアの支配をよしとする人間(身内)を滅ぼしてまで戦う気がなかったのは中途半端ではある。
  • 大崩壊による犠牲はシド達による犠牲とは比べ物にならない(文明すら崩壊している)ので犠牲の数から否定できるものじゃないのでは?
    仮にヴェインが倒されなければその後オキューリアに戦いを挑んだ可能性もある
    どちらにしても大崩壊の真相も不明なので簡単に答えは出ないが…
  • 大灯台の書置きからして、彼も過去に囚われた者しか見れない幻が見えたようなので、神々に選ばれた頃のレイスウォールが政治的手腕に優れていたのか微妙なところである。
    アーシェ自身『連邦樹立後』の覇王は無用の戦を憎み、民をこよなく愛したと語ったが、『連邦樹立前』はどうだったのか気になるところである。
  • アルケイディア帝国しかりロザリア帝国しかり、周辺諸国を併呑して安定した秩序を敷く大国の所業とはそういうものである。暴れるだけ暴れて勢力内部の平和を維持できないのでは蛮族とさして変わらんからな。広大な領域を治めるには力だけではなく並外れた政治力がいるのだ。
  • そもそもレイスウォールに力を授けたイヴァリースの神々からして、強大な力で地上を支配したは良いが、その後の統治がうまくいかずに散々なことにというエピソードが大量にあるので、諸国を征服したことについてはともかく、四百年にわたる平和が続く統治体制を築いたのはレイスウォール側の政治的手腕による賜物と考えたほうが自然である。敵を全滅させるだけで人類を繁栄させることができるなら苦労はしないのだ。

墓にはデモンズウォールが仕掛けてある。


レイスウォールが従えた異形者ベリアスのみ。
レイスウォールに敗れたベリアスは、レイスウォールとの契約により王墓の墓守をしていた。

  • オキューリアもどうせ自分では使わないのだから気前良く全部貸してやれば良いのに。
    それともレイスウォールの方から断ったんだろうか。
    ベリアスが使いづらすぎて。
    • レイスウォール自身が屈服させたベリアスはしもべになったけど、もともと闇の異形者たちは
      オキューリアに反逆して封印されている連中なので、使うとか貸すとか以前の話かと。
      • オキューリアが「獣印で召喚した相手のしもべになる」って仕様の封印をかけたんだが。
        どんな形だろうと使う気がないならそんな封印かけん。
      • ハントカタログゲルモニーク聖典によれば、数十年後に聖天使アルテマが復活する。
        オキューリアがそこまでコントロールできているかどうかは疑問がある。
  • 主人公たちが獣印で召喚して異形者従えてるけど。
    • FFTでは召喚者が体を乗っ取られている。
      このようにルカヴィ(闇の異形者)関連はまだまだ謎が多いので、今の時点では確かなことが分からないのが現状。
      こうしたことが続編で明かされることが期待されているのだが…。

レイスウォールの前に、ガリフ族がオキューリアから剣を魔石を授かっている。
しかし力を欲しないガリフ族は破魔石を扱えず、オキューリアに取り上げられる。
その後オキューリアは、ベリアスを倒したレイスウォールを見込んで、剣と魔石を授けた。
もしもガリフ族が破魔石を扱えていたら、レイスウォールはただの人だったかもしれない。

  • ベリアスと戦ったのがオキューリアとの接触を見込んだものでなかったならば、どの道世界規模の戦乱を引き起こしていただろうと思う。

大灯台の入口に書か残した文面からすると、彼も幻が見えたらしい。
そして『力なき者は力を望むなかれ されど力のみに頼るなかれ おのが目に惑わされるなかれ 幻を断ち真の道へ至れ』と書き残している。
歴史を見れば彼がオキューリアの幻影を惑わされた側の人間の筈なので、後年に自分が力に溺れたことを悔やんでいたのかもしれない。

  • レイスウォールの末裔たちが王家の証が破魔石であることを知らず、その伝承すらろくにされてない一方で、外様であるキルティア教に破魔石の知識の詳細とそれを砕く力を託しているあたりから色々と考察できるものはある。

FFTA

琥珀の谷に古代イヴァリース王の離宮がある。
FF12で明かされた歴史背景から、この時代にイヴァリース王と言えばレイスウォース以外にいないため、
(少なくとも現時点では)古代イヴァリース王=レイスウォールということになる。
FF12アルティマニアΩの設定考察でも、この離宮がレイスウォール王墓によく似ているとしている。