キャラクター/【夜叉王】

Last-modified: 2024-01-24 (水) 22:51:26

FF15

ルシス王国を治めていた歴代王の一人にして、最初にクリスタルに選ばれた初代国王。本名は「ソムヌス・ルシス・チェラム」。
ルシス王国の礎を築いた正義の王として後世に伝わっている。かつて、神凪と共に世界を覆う闇と戦い、多くの人々に希望の光をもたらした。
カーテスの大皿にある王の墓所には、彼の使っていた武器が納められている。

  • 名前の由来は、Somnusからだろうか?
    • インタビューによると曲名「somnus」が由来。
      ルシス王家絡みで使用されることが決定し、その後初代王の名前を決める際に名前を貰うことになった。
      ソムヌスという名前が決まった後で細かい設定が詰められていった。

誕生日は5月9日。当時30歳。趣味は鷹狩りと昼寝。


英霊としての外見は、グラウカ将軍の鎧に角や羽根の飾りを付けた様な勇ましい騎士を思わせる姿。夜叉王の刀剣を片手で軽々と振り回す。


実はアーデンの実弟。
本来は兄が初代国王になる筈で、ソムヌスは王位候補者に過ぎなかったが、アーデンは寄生虫の影響でシガイ化したことでクリスタルに不浄な存在として拒絶されてしまい、兄の代わりとして王位に就くこととなった。
その後、詳しい経緯は不明だが、化け物となってしまった兄を捕らえ処刑するに至った。だが、アーデンは不老不死となっていた為、結果的に兄の処刑には失敗した。


第14章の最終決戦では、他の歴代王達と共にノクトとアーデンの戦いの決着を見届けた。


エンディングでは死後の世界において、ノクトが光耀の指輪を使ったことで、他の歴代王達と共に召喚される。
シガイとしての本性を晒した兄・アーデンに引導を渡すこととなった。

ロイヤルエディション

インソムニアの追加ボスとして登場。
イフリートに代わって、ラスボス手前のボスを務める。
アーデンの手により、星の病に取り憑かれた状態でノクト達の前に立ち塞がる。


出現場所は、「王の間」の手前の大広間。
夜叉王の刀剣で斬撃を浴びせてくる。
HPが減ると、操作がイグニスに変更され、夜叉王にトドメを刺すQTEが発生する。
HPを0にすると、夜叉王が空間を切り裂いて謎の空間に移動、HPを全回復して2戦目に移行する。
最後はラウンドアサルトによるQTEが発生、ノクト達の総攻撃を受けて敗れる。
戦闘後は星の病から解放され、ノクト達に「兄を アーデンを解放してやってくれ」と頼んで消え去る。

  • 星を守る為とはいえ、兄を裏切り手にかけたことについては、やはり悔いがあったようだ。
  • 1戦目はオルタナが効く(2戦目は効かない)。一気にQTEまで飛ばせるのでやはり有用。

エネミー図鑑によると、ルシス王国に伝わる第一魔法障壁をアーデンが模したもの。
夜叉王の意志が依り代となる石像に降ろされ、星の病により隷属させられている。

  • 小説の説明では、『エピソード・アーデン』で倒された後でレギスによって石像が再建されたものの、それをアーデンがシガイ化させたらしい。

オンライン拡張パック:戦友

DLC「戦友」では主人公に協力する「王の加護」として登場する。
カーテスの大皿の送電に成功すると彼の加護を受けられる。


ストーリークエスト「歴代王に安息を」によると、王の棺がシガイ達に荒らされるのを防ぐために、発見した王をレスタルムのホテルの地下に安置している。
本編で火口に崩れ落ちたのに、よく回収できたものだ。


王の加護
【重力】

  • 攻撃魔法が、周囲の敵を吸い込みダメージを与える「ブラックホール」に変化。

体力と魔力が30%ずつ上昇し、MPが20%減少する。
一点もののボス戦より、ザコ敵が多いミッションに適している。
早い話、マシンナリィのアトラクトウェイブを特技化したもの。


DLC「戦友」のスタンドアローン版『FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER:COMRADES』では、本人も登場し、インゲムから受け付けられる「エクストラ・クエスト」のボスの一体として出てくる。
彼と戦えるクエスト名は「挑戦:初代王 夜叉王」である。


通常モードはLV53、本気モードはLV103
戦いの場は、本編で「夜叉王・第二形態」で現れた渦巻く空とガレキがある亜空間である。
弱点は炎・聖で、耐性は冷気と雷。


剣による連続攻撃が彼の主な攻撃法で、弧を描くような剣技が特徴的。
攻撃の一つ一つにダウン特性があり、一回くらっただけで転ばされる。
そのため、真正面から戦いを挑むと簡単に押し負けるので、これは低レベル版でも同じ。
混乱の状態異常にされる事があるので、対策はしておこう。
剣を銃のように構えて、剣先から闇属性の光弾を連射する技があり、この技はシフトポイントでくっついてる時でもドンピシャで当ててくる。
後半戦では戦術を変えてきて、空中戦にシフトしたり、剣に闇のオーラを付加させて攻撃範囲を広げてくる。
また、自分を中心に「闇の竜巻」を展開してくる技もしてくる。


彼のクエストではレアドロップ品に「夜叉王の刀剣・変異型」というメイス系武器が手に入る。
所謂レプリカで、ファントムソードである本物のような性能は無い。
正確に言うと、これは夜叉王の依代に使われた「夜叉王の石像」が持っていた夜叉王の刀剣で、星の病の影響により、シガイが使う武器として「変異」した。
タイマン勝負に特化したアビリティが最初から取り付けられている。


また、夜叉王を初め、鬼王伏龍王の歴代王3人に勝利すると、
トロフィー「忠義の証」が貰える。

KGFF15

光耀の指輪に宿る歴代王の一人。ニックスが発動した第一魔法障壁として登場し、ダイヤウェポン2体を撃破した。

エピソード・アーデン

前日譚「エピソード:アーデン プロローグ」でDLCに先駆けて登場。英霊となる前のソムヌスの姿は、現在のノクトによく似ている。
実は生前のソムヌスは類まれなる統率力を持っていたが、
シガイ化した者はともかく、同時にシガイになりかけている者、シガイになっていると疑いを掛けられた者を容赦なく殺害する冷酷な野心家でもあった。


自身が王に選ばれることを貪欲なまでに求めており、聖人として慕われていたアーデンとは真逆の醜い本性の持ち主。
とてもではないが、ルシスの初代国王には全く相応しくない極悪人。
アーデンに王位を渡すまいと彼の殺害を企み、わざわざ民衆の見ている前でアーデンを呼出して襲い掛かった。
この際、アーデンの婚約者である当時の神凪エイラの命を奪っている。
このような振舞い等から、上記の「神凪と共に世界を覆う闇と戦い、多くの人々に希望の光をもたらした」というのは、ソムヌスや当時の関係者によって捏造されたものであることがわかる。

  • ただプロローグでのソムヌスはあまりにも悪意を持って描かれており、この物語がアーデン視点だとするとエピソードプロローグそのものがアーデンの妄想の可能性もある。
    • シガイ化の影響か、「闇」の拡散を促すために神が見せた幻影の可能性もある。
    • 後述するDLC内のラスボスがソムヌス本人。それより前に描かれる大部分は「アーデンの心の中のソムヌス」とのこと。
      史実に立脚している部分が多いが、ソムヌスなりの正義といった描写などは敵対者として意図的に省かれている。ただしアーカイブを見るに決して暗君ではなかった模様。
      • なお、アーデンが不死者であることが判明したのは上記襲撃時であるとインタビューで言及があり、少なくともこの時点では「アーデンが闇を広め、真の王に抹殺される」という運命にあることは知らないようだ。
        神が用意した筋書きを能動的に実行した訳ではなく、妬みから王位を奪ったという部分は事実だろう。
      • 英霊として現れた「本当の」ソムヌスが、神より自身の使命と王家の使命を知らされたのは、正式に国王となり指輪を嵌めた時であると語っているため、やはりそれ以前は真相を知らなかった模様。
      • 極悪に描かれる彼だが、ひとつ擁護するならば、神はアーデンには病を治す力を与え、エイラには神凪の役割を与えたにもかかわらず、ソムヌスには彼がどんなに願おうとも何ひとつ力を与えることはなかった。
        彼も領主としてシガイから民を守らねばならなかったはずであり、現実には焼き払うことでしか生きる民を救うことが出来ず、救おうとすればするほど兄と比較され、救ったはずの領民からは恨まれ恐れられてしまう。
        そうした苦しい思いと嫉妬心が積み重なっていったものと思う。
        アーデンの剣「羅刹の剣」の説明にあるように、ソムヌスだけでなく、アーデンも弟の立場と苦しみを気にかけ協力し合えていれば、兄弟の結末は違ったものになっていたかもしれない。
      • 小さいころから、一族や民衆に、出来るアーデンと比較され続けていたのかもしれない。そこに神まで彼を持ち上げる態度(事実は違うのだが)を見せたせいで、妬みや疎外感、劣等感が自分でも引き返せないところまで急激に膨れてあがってしまったのかも…
      • アーデン視点ということもあり、開発が意図的にソムヌスの立場からの視点(彼なりの正義の元やっていた、等)が描かなかったことで、プレイヤーから見れば、徹底した悪い奴のイメージしか残らないのが残念なところ

エピソードアーデンとプロローグではかなり人物像が異なる。
…というかエイラの最期や闇落ちの描写からして違うので、プロローグは「冒頭部分のイメージビデオ」と解釈した方がいいだろう。


エピソード前半では既に故人のため、アーデンの視る幻影として登場。常に兄を嘲笑し、侮辱している。

  • 最もこのソムヌスは本人ではなく幻影。しかしこの幻影がアーデン自身の歪んだ妄想か、それとも内にあるシガイが見せた闇の産物か、はたまたEDのエイラのように剣神が作り出したまやかしかは不明。

ソムヌス本人は最後の最後に登場する。痛めつけられたレギスが装着していた光耀の指輪から召喚された第一魔法障壁であり、ラスボス(とは言え事実上のラスボスはレギスで、ソムヌスはイベントボスに近い)。
登場直後から「オレの判断は正しかった やはり兄上は化け物だ」と敵対したセリフで始まり、
時間が経つにつれ、兄が人々を救える力を与えられたことを羨ましく思っており、世界のためとはいえ酷な行いをしたと悔いていた等
過去の自分の行いや兄に対して後悔しているフリを見せる。当然ながらアーデンからは「全部ただの言い訳だ 罪を償え」と斬り捨てられている。
敗北後の「安らかに眠ってくれ」という(ある意味においては真の思いの)言葉も「独りよがりだ」とアーデンの憎悪を増幅し、剣神との邂逅でより復讐心を募らせることになった。
また、アーデンが生贄になることを神から運命づけられていることをエイラから聞いたようであり、真実を剣神から聞かされたアーデンはエイラと同様にソムヌスも自分を弄んだと誤解され、王家と神凪への憎しみを助長させる結果となった。

  • ここで登場するソムヌス本人は新たに国を興し、民を治めたルシス王としての姿。
    ただ、兄に悪いことをしたという自覚はあまりなく、長年憎しみ(逆恨み)の気持ちを持ち続けていたことから上っ面だけの謝罪と本音と交互に発する
    アーデン視点では約2000年幽閉されていたため卑劣な簒奪者としてのソムヌスしか知らないため、その埋められぬギャップもあり、輪を掛けて身勝手に見えているという状況である。
    • ソムヌス側の視点から描いたシーンも登場させれば、こうした誤解は緩和させられたかもしれない。
      • 開発者インタビューにおいてアーデンに共感してもらうと語っているため、その部分は意図的に書かなかったと思われる。
      • そんな事する必要ある?アーデンが主役の話で。
  • ラスボスソムヌスの巨大さはKGFF15での姿を可能な限り再現しているもの。
    インソムニアでの市街戦に合わせるために若干ダウンスケールしているため、ゲーム内では同じ大きさではない。
  • そりゃあれだけの事をしといて「ごめんなさい」で済まされる訳がないんだよな、いくらアーデンが元々は聖人だったとはいえ。

小説『The Dawn of the Future』

DLC『エピソード・アーデン』の内容をなぞるかたちで登場。アーデンの視点にこだわらない、彼の本来の姿や理念を知ることができる。

  • 幼少時代は、「ふたりが別々にいるのを見れば、にわか雨に降られる」と言われたほど、仲睦まじい兄弟であった。
    統治者として成長していくにつれ、現実主義者である彼と理想論ばかりを語るアーデンとの間に軋轢が生じはじめ、関係は修復不可能なところまで陥った。
  • こちらではアーデンを陥れたことを生涯悔いていたことが語られる。
    これは当人の弁ではなくクリスタルの記憶を通じてノクトが知った事であるため、事実であると思われる。
    上記の『エピソード・アーデン』での様子はやはりプレイヤーにアーデンと共感してもらうための演出でもあったのだろう。 
  • 剣神を倒すべくアーデンに光耀の指輪を使わせる事に歴代王が渋る中、せめてもの謝罪のしるしとしてそれを許す事を他の歴代王達に訴えた。
  • この時のアーデンは表情こそ変えなかったが、かつて同じ謝罪を聞いた時のように激怒したりもしなかった。
    それをノクトは彼ら兄弟の和解だと解釈している。
  • 尚、歴代王達が渋っていたのは剣神に歯向かう事よりも、シガイに侵されたアーデンでは指輪の力に耐えられないのではないかという危惧に対して。
    寧ろ、例え神であってもルシスに害を成すなら歴代王達にとっては倒すべき敵なのである。

DFFAC

インソムニアの背景として、他の歴代王と共に登場。