FF12
ゲルン王がアーシェに言ったセリフ。
オキューリア達の目的を理解する上で重要なセリフとなっている。
全文は以下の通り。
ゲルン王
「破魔石は我らに選ばれし者のみが手にすべき力。
だがヴェーネスは人間に破魔石の秘密を教え、まがいものを作らせている!
偽りの破魔石を掲げる者どもを、許してはならぬ。
我らが授ける真の破魔石をもって、滅亡の罰を!」
「偽りの破魔石」とは人造破魔石のことを指している。
人造破魔石を使ってパワーアップしたのは、ヴェイン、シド、ジャッジ・ベルガの三人。
この三人は全員倒されている。
ヴェーネスはヴェインに融合していたため、ヴェインとともに倒されている。
他にもラーサーが持っていた試作品と、空中要塞バハムートに搭載されていた破魔石があるが、
試作品のほうはラーサーがそれを掲げてヴェインの攻撃からガブラスをかばった際に砕け散った。
バハムートのほうはエンディングで墜落した。
先のゲルン王のセリフを踏まえれば、エンディングの時点で目的は果たされていることになる。
(実際のところゲルン王はこれで納得しているのか、またプレイヤーが納得できるのかという疑問はあるが)
このセリフは、ジャッジ・ベルガが神都を襲撃した時にアーシェに言ったセリフと対の関係になっている。
一方の主張だけを見ると感想が偏りやすいが、両方の主張に目を通すことで初めて見えるものもあるはず。
こうした対立する主張をバランスよく見比べるのが、FF12のストーリーを楽しむコツになっている。
ジャッジ・ベルガ
「人造破魔石は人間の力だ!
神々に挑む大志を抱いた人間が、その知恵でつくりあげた人間の武器!
真の覇王にふさわしい剣だ!
与えられた破魔石に頼りきっていたレイスウォールなど、偽りの覇王にすぎんわ!」