チョコボコレクションに入っているボードゲーム作品。
- 当時は単品発売されなかったため、このコレクションを買う事でしか遊べなかった。
- 後にゲームボーイアドバンスで『チョコボランド A Game of Dice』としてリメイクされた。
こちらは新たなマップや魔石も追加されている。 - PS版も、後にゲームアーカイブスでPSP/PS3向けに単品で配信されている。
ストーリーは異世界に送られたチョコボ達の冒険。
ゲーム内容は土地を購入し、友達魔石を配置し、クリスタルポイント(CP、この世界のギルの役割)を溜めていくというもの。
相手が自分の土地に止まった場合はクリスタルポイントを徴収出来る。
4つあるチェッククリスタルを通ると、スタート地点で土地の金額に応じたクリスタルポイントが貰え、次週以降のクリスタル単価が若干上がる。
チェッククリスタルは4つ通る必要はないが、通った数が少ないと貰えるクリスタルポイントが少なくなる上に単価も上がらない。
という、いただきストリートに似たシステムを採用している。
- ただしいたストとは違い株や取引はなく、代わりに魔石をメインとしたルールとなっている。
また破産=即敗北ではないため、誰かの金額がマイナスになっても
所有する土地を強制的に売却した上で勝負はそのまま続行され、
赤字のプレイヤーにはたまに赤字が帳消しになったり魔石が貰えるイベントも起こる。
しかしシステム上大きく差が付くと逆転はかなり厳しい。
下手すると5桁マイナスのまま何もできずに延々と支払いを続けるなんて場面も。 - 土地を召喚者に守らせて獲得というのはカルドセプトにも似た部分がある。
あちらも砦を通ってスタート地点に戻らなければ周回金がもらえないし。
実は攻撃魔石や友達魔石の特殊能力を生かして、いかに相手をカタにハメるかが重要なゲーム。
隠された闘技場は全部で100ステージあり、選択する度にマップが変わる。
選ばれるのは未クリアのマップの中からランダムに十数枚で、一定以上クリアするとカゲが揺らいで新たなマップが出現する。
全てクリアすると隠された闘技場のマップを任意に選択できるようになる。シャッフル選択も可能。
- まあ、プレイ時間を考えると100時間以上かかるので、大抵の人はその前に飽きるのだが……。
- ちなみに100ステージの中の1つが何度クリアしても消えないゾンビのようなマップとなっており
これを一番最後にクリアしないといけないようになっている。どのマップがゾンビになるかはランダムで決まる。 - チョコボランドでは50枚づつの前後半に分かれており、クリアすると隠れ攻撃魔石がいつでも使えるようになり、更にドル・白魔導士・カーバンクル・アトラのコマが使えるようになる。
ダイスDEチョコボとは収録マップが変わっており、全体としてオーバルマップがなく分岐も多く用意されている傾向にある。
だが多くなりすぎて、中には土地より通せんぼマスの方が多いとか4以上出せばクリスタル1つ手に入れてスタート地点に戻れるという変わり種も。
- ちなみに100ステージの中の1つが何度クリアしても消えないゾンビのようなマップとなっており
1マップクリアに2・3時間位は余裕で掛かるので、
まとまった時間が取れる時に気長にやりたいゲームである。
「スクウェア」がGBA用に作ったゲームは、実は「チョコボランド」と「FFTA」だけだったりする。
- その後2003年に会社が合併して「スクウェア・エニックス」になり、『新約 聖剣伝説』以降からのGBAソフトはスクエニ発売となった。
- 実はチョコボランドは元々ワンダースワンカラーで発売予定だったゲームだったりする。
発売前のWSC版の紹介記事がネットに残っているが、画面写真はGBA版のそれとほぼ同じである。
なので、ある意味では「GBA用に作ったゲーム」ではない。- 他にもWSC版FF3やチョコダン2などが予定されていたが、いずれも発売中止になっている。
- WSC版ロマサガ1の購入特典にWSCのソフト収納ケースがあったが、そこに(他の発売したタイトルに混じって)「ダイスDEチョコボ」のタイトルロゴとイラストも描かれている。
開発中画面の完成度といい、かなり開発が進んだ段階で発売中止になったのだろう。
作曲者は後のFFCCシリーズ等でお馴染みの谷岡久美。
また、リメイクのチョコボランドでは関戸剛が作曲&アレンジを担当している。
終盤のマップ「いにしえの遺跡」ではオメガと神竜を同時に相手することになる。
FFプレイヤーならば誰もがゾッとする組み合わせである。