武器/【忍者刀】

Last-modified: 2023-12-28 (木) 11:40:06

忍者の使用する刀、忍刀とも。
一般的には通常の刀よりやや短い直刀とされ、忍者の多様な任務に合わせて作られているとされる。
シリーズ内では短剣と同じ、または代わりの分類になるなど、位置が定まっていないことが多い。


FFでは刀と短剣の中間の様なカテゴリ。


実際には戦闘にはあまり用いられず(忍者自体が直接的な戦闘を避ける存在であったため)、忍者刀を踏み台代わりにして塀を乗り越えたり、薬などを携行するのに使用するなど、任務の補助に使われることが多かったと推測されている。

  • 「推測される」というのも、目立つのを恐れて忍者刀自体に目立つ装飾は施されておらず、あまり頑丈でなかったようで現存するものが殆ど残っておらず、博物館にあるものも複製であり、忍者の秘匿性もあってどのように使用されていたのかは不明であるため。
  • 一応現存する忍術書には、「折れないように戦いの際には普通の刀を使う」というような意味の記述があり、直刀で切断力も乏しいため、一部の流派を除いて戦闘には用いられなかったと言われている。
  • 踏み台に使うといった用途のためか、踏み場にしやすいよう鍔の部分が四角になっていたり、地面に突き立てやすいよう鐺(鞘の先端)が尖っていたりすることが多い。FFではあまり関係ないが。

関連項目
武器/【短剣】
武器/【刀】


FF1

この頃は忍者のメイン武器はであり、忍者専用の武器は佐助の刀しかなかった。

  • この刀しかないとはいえ、初代でも忍者が装備できる武器の中では全ジョブ装備可能なマサムネを除くと最も攻撃力が高いため、ナイト赤魔等の他ジョブにマサムネを回した場合には忍者の最強武器として重宝されていた。

FF1(GBA版以降)

GBA版では村雨が追加された。

FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)

FC版でも忍者刀なる武器カテゴリは登場しておらず、忍者専用の武器といったら精々消費アイテムの手裏剣のみであったが、3Dリメイク版では一応、忍者専用の刀が登場してる。ただし、分類は無論暗黒剣である。

FF4

エッジの専用武器が「忍刀」だが、内容的には実質「刀」である。
こちらを参照

FF5

忍者の専用装備。くない小太刀佐助の刀の3種類のみ。
基本的にその時点で手に入る短剣よりも攻撃力が高く、さらに装備すると素早さが+1される効果がある。
敵の先手を取って巻物投げをしたい場合など、忍者をメインに使っているなら素早さブースターとしての利用価値は大いにある。

  • GBA版では新たに影縫いが追加された。この武器のみ素早さが+3される。

シーフの素早さは40、忍者は38。つまり忍者刀を二刀流するだけで簡単に最速の素早さを達成できる。
能力値にはキャラごとに差があるため、鈍足キャラのバッツ・ガラフのシーフ(それぞれ素早さ+1と+0)よりもファリスやクルル(素早さ+3と+4)の忍者が先行する、というケースもざら。行動順を調整したい場合にも忍者刀は便利。


ちゃんと魔法剣もかかるという、持って安心・使って満足な設計。
刀よりも短剣寄りの性能である。

  • 短剣と同じく敵回避を1/2にして計算する

くないにはメイジマッシャーマインゴーシュ、小太刀にはダンシングダガーと、攻撃力ならそれ以上の短剣を入手済みのケースが多いため、「たたかう」用の武器としては両手に忍者刀とはあまりならないだろう。
攻撃力面でライバルとなるのは円月輪ツインランサーか。

  • マインゴーシュもダンシングダガーも一点ものの期間が長く、また他のジョブに持たせても邪魔にならないので、そのうえで素早さ補正を重視するなら両手忍者刀はあり。

ダメージ計算時の攻撃力の振れ幅は「+0~3」。
また、「レベル×すばやさ÷128」が奇数の時、攻撃倍率が+1されるという変わった特性がある。
他の武器では短剣弓矢投擲武器 が同じ特性を持つ。


モンスターからドロップや盗みで入手することはできない。
それぞれ一点ものの佐助の刀と影縫いはもちろん、くないも小太刀も店売りで手に入れるしかない。
これは防具やアクセサリも含め、FF5の装備系統では唯一となる特徴。
優秀な装備がドロップや盗みに固まる傾向のある本作では、相対的に影が薄くなっているとも言える。


つくづく「忍者刀装備」のアビリティが存在しないのが惜しまれる。
忍者刀を装備するジョブは実質的に忍者だけ(すっぴんはより強力な騎士剣などの武器を扱えるから)なうえ、強烈な性能なツインランサーに目移りしてしまい、忍者刀が魔法剣可能とか知らないままゲームを終わらせるプレイヤーは多いのではなかろうか。


『忍者刀』一覧はこちら

FF6

シャドウの専用装備。以上の攻撃力がある上に種類が多く増えた。

  • 刀とともに、店売り最強の品が崩壊前限定販売。

『忍者刀』一覧はこちら


意外にもGBAで追加された朧月以外はステータスボーナスは一切ない。朧月以外にもシャドウのイメージで力・素早さ・回避率辺りは補正があっても良さそうだが。


魔封剣は可能。もっともセリス(PS版までならゴゴも)に勲章を装備させないといけないため、ほとんど意味がない。

  • ちなみに必殺剣は不可能なので注意。

種類が増えたものの上記の通りステータスボーナスはGBA版追加武器の朧月以外一切なし。
シャドウしか装備できず、崩壊前はそのシャドウの不在期間が多い。
魔大陸崩落時に彼を見捨てた場合、崩壊後は勲章抜きでは誰も装備できない装備と化す。
以上の事から本作では不遇という意見もある。

FF11

忍者が扱う「片手刀」が存在する。片手剣と同様、攻撃間隔と威力のバランスが良い。
忍者はジョブ特性「二刀流」の恩恵を受け、かなり短い間隔で通常攻撃を行うことが可能。そのため攻撃力はかなりのもの。


『片手刀』一覧はこちら


詳細はこちら→片手刀

FF12

「忍刀」。両手持ちのスピード依存武器。
物理回避率20%。CT24。
連撃値が高い。全種に共通して闇属性が付加されている。


スピード依存武器はダメージの係数が高めで、ねこみみフードを装備することでダメージが伸びる。
さらに黒のローブが闇属性攻撃力1.5倍効果で、これと併用することでもダメージが伸びる。
忍刀は両手武器としては最速のCT、マサムネとトロの剣を除いて最高の連撃発生率と至れり尽くせりの性能を持っている。
味方に闇吸収をつけて殴ることで回復にも使える。
 
最大強化をすると黒のローブで紙装甲になりアクセサリも限定される。
またFF12の敵は闇吸収の敵が結構多いため、編成やガンビットに工夫が必要となる。


逆手で持つのが特徴。どう見ても片手しか使っていないのになぜか両手。
まぁ片手武器だったらバランスが崩れるけど。
ちなみにアルティマニア掲載の小説には柳生の漆黒を二刀流するキャラがいた。

  • 本来は、小刀を二刀流する装備だったのではないかと思わせる、両手ふさぎの装備。
    • パンネロのみ、両手を使うモーションがある。

ヤズマット討伐のお供として活躍。


ポテンシャルは最大級だが、基本威力はかなり低いため強化なしでは微妙。
強化した場合も防御低下をうまくカバーしないと危ないので、結構面倒くさい。


和製の刀剣が全種闇属性を持っているという仕様は、FF3の暗黒剣の踏襲を彷彿とさせる。
もっとも、あちらは忍刀というよりは侍が持つ刀に近いが。


バルフレア・バッシュ・パンネロの得意武器。
元軍人の二人はともかくパンネロまで忍刀を上手く扱えるのは何故だろう?
兄に戦闘訓練を受けていたらしいが、実は彼らは忍刀使いだったのかもしれない。


『両手忍刀』一覧はこちら

FF12IZJS

すべて武器属性が変更されアンデッドなどの闇吸収の敵にも使えるようになったが、黒の仮面による吸収回復などの恩恵を受けることができなくなったのはマイナス点か。

  • まぁ、伊賀忍刀甲賀忍刀みたいな貴重な属性を持ってくれたのもあるから、とんとん。
    闇属性もちもしっかり健在。
  • 早い段階で闇属性攻撃が欲しい時にはマイナス点。ジョブごとの装備制限もモロに関わってくるし。

シカリの専用武器になったが、ライセンスはよりによって全て4つのミストナックの先に振り分けられている。
ミストナックは3つまでしか取れないため、どれかを諦めないといけない。
基本的に最強のおろち柳生装備(柳生の漆黒、おろちN)は確保しておき、忍刀装備3(甲賀)、忍刀装備2(伊賀)、忍刀装備1(残りの忍刀4種)のどれを諦めるかはお好みで。


限界突破追加によって柳生の漆黒はマサムネを上回る対ヤズマット特化武器に。
しかしシカリは源氏の小手を装備出来ない為、もののふとは違い連撃率が安定しないのが残念。
オリジナルで出来た闇属性を強化する黒のローブの装備も不可能になった。

  • TZAではもののふと組み合わせる事によりこれらの組み合わせが出来るようになった。
    さらにブレイブやバーサクを重ねると凄い勢いでヤズマットやアルテマのHPを削ってくれる。
    • 単発ダメージだけ見ればゲルミナスブーツの方が幾分か優秀。
      こちらは高威力&連撃率20%で、中威力&連撃率50%の源氏の小手とどちらを採用するか悩ましいところ。

FF14

双剣に過去作の忍者刀が登場。
殆どはアーティファクト製作武器のため忍者専用。
辞典に記事があるのは佐助の刀不動行光など。

FFT

忍者のみが装備できる片手持ちの武器。
忍び刀くない小太刀忍者ロング呪縛刀までが店売り。
トレジャーとして佐助の刀伊賀甲賀忍刀が手に入る。
PSP版ではHP吸収可能な「おろち」、AT26とダントツの性能の「羅月伝武」が手に入るようになった。
固有ジョブを除けば忍者しか装備できず、ドンアク効果が優秀なアサシン御用達呪縛刀以外は目立たない存在。

  • 固有ジョブの中では剣聖も装備可能。とはいえ剣技が使えなくなるので実質忍者専用といえる。

プロの忍者は極限まで軽装すべきという意見もある。
忍者のイメージ的に防御性能が高そうな気もするが、残念ながら大半の物は回避率5%しかない。
(現実では)防御に定評のある小太刀も5%である。
(もっともはるかに使えるアビリティがあるのであまり関係ないが)
呪縛刀はレベル27~94の忍者がポイポイ投げてくるので、ヤードーなどで何本か入手しておくと役立つ。


店では3章から売られる。それまでは忍者は攻撃力の低いナイフを持って戦うことになる。
そうなるとやはり格闘や手裏剣の存在が大きい。

  • 専用装備だけあって、短剣と比べると攻撃力が2まわりほど高い。
    短剣が弱すぎるだけとも言う。

攻撃力は剣や刀と比べるとやや低めに見えるが(騎士剣とか壊れた性能の代物はともかく)実はダメージ計算式でSpeedが重要な位置を占めるので(基礎攻撃力は「武器の攻撃力 x ((物理AT+Speed)/2)」)いかにも忍者向きである。
ただ、物理ATとスピードをバランス良く上げないと真価を発揮できないと言う意味では単に物理ATを上げれば攻撃力が破滅的な数値になる剣とかの方が扱いやすいと言えば扱いやすいかもしれない。

  • わかりやすく低威力な短剣と比べると、二刀流前提であるにもかかわらず攻撃力は高め。
  • さけぶを使えば問題なく攻撃力を上げられるが、ためるの効果はやや薄い。
  • 物理ATは上げやすくデメリットもないのだが、Speedは上げにくく、また高くしすぎると転がったときクリスタル化が早まるデメリットがある。
    充分強いのだが、それ以上の強化が難しい武器である。といって格闘をつけるとバラブレしてしまうが…。

ある程度レベルが上がってくると、基礎威力の低さがかなり響いてくる。
PS版だと二刀流であるにもかかわらず他の物理キャラに火力してくるので、そうなったら他の武器や素手に切り替えるべきだろう。


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DFF・DDFF

この系統名自体は存在しないが、
過去にこの系統に属していた多くの装備が「小刀」という系統名で防具として登場していたりする。
二刀流を意識しているのだろうか、ATKが若干上昇する。

FFL

すっぴんメモリスト以外では、シーフ忍者が装備できる武器。
すべての忍者刀は人間系の敵に特効がある。

  • 暗殺武器なのか?

忍者編にてようやく登場する武器系統だけあって、フリーシナリオ中では三種類しか登場しない。
また、命中率はいずれも+20%と高めに設定されている。


FFLにはが存在しないため、他作品(また史実でも)では刀として出ている武器が忍者刀と扱われて出演している物が多い。
…正直、忍者刀として使うには大き(長)すぎるだろうと思われるのだが……


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FFEX

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